ビル・エヴァンスのその他のアルバム
- Know What I Mean?
- サックス奏者キャノンボール・アドレイ名義によるアルバムで、ビル・エヴァンスがピアニストとして参加した共演作です。冒頭の「Waltz for Debby」やラストのタイトル曲「Know What I Mean?」(ビル・エヴァンス作曲)など、ビル・エヴァンスゆかりの楽曲が含まれている点も特徴です。
- ジャケットには抽象的な彫刻作品(黒い脚のように見えるオブジェ)が使用されており、印象的でミステリアスなビジュアルになっています。その下部には小さくビル・エヴァンスの写真も配置されています。
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- The Solo Sessions Vol.1,Vol2
- 1963年に録音されたビル・エヴァンスのソロ・ピアノ・セッションで、長らく未発表のまま保管されていた音源が、1980年代になってから編集され『The Solo Sessions Vol.1 / Vol.2』としてリリースされました。
- ビル・エヴァンス本人が生前にこの音源の公開に消極的だったとされる点は伝えられていますが、録音内容自体は音楽的に興味深いものが多く、ビル・エヴァンスのソロ・ピアノの魅力を十分に味わうことができます。
- 収録曲の中では、「My Favorite Things」(メドレーの一部として収録)や、「Santa Claus Is Coming to Town」、「I Love You Porgy」などのスタンダード曲に対する独自の解釈が聴きどころとして挙げられます。
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- The Gary McFarland Orchestra
- 当時新進気鋭の作編曲家ゲイリー・マクファーランドによるプロジェクト作品で、ビル・エヴァンスがピアニストとしてゲスト参加しています。
- アルバム名に「オーケストラ」とありますが、一般的なビッグバンド的編成というよりは、小編成のジャズ・コンボにストリングスなどが加わった、室内楽的なサウンドが特徴です。ヴィブラフォン、ピアノ、サックス、ドラムを中心に、楽曲によって弦楽アレンジが織り込まれています。
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- Waltz for Debby
- スウェーデンの歌手・女優として知られるモニカ・ゼタールンドと、ビル・エヴァンス・トリオによる共演を収めたアルバムです。ジャズ・トリオの演奏と、モニカ・ゼタールンドの落ち着いたスウェーデン語(および英語)による歌唱が融合しており、「Waltz for Debby」をはじめとする楽曲で独特の親密な雰囲気が生み出されています。
- なお、ボーナス・トラックにはビル・エヴァンス自身のボーカルによる「サンタが街にやってくる」が収録されています。ビル・エヴァンスのボーカルをどう評価すれば良いのかは、なかなか難しいところです。
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- Piano Player
- Columbiaレーベルに残されたビル・エヴァンスの録音から、未発表テイクや別テイクを中心に編集されたコンピレーション・アルバムです。主に1960年代後半から70年代にかけてのセッション音源が収録されています。
- 特に5曲目以降に収録されたエディ・ゴメスとのデュエット音源が、本作の目玉曲になります。なお、エディ・ゴメスがエレクトリック・ベースを弾いている曲も収録されています。
- コレクション的な性格が強いため、通常のリーダー・アルバムとは異なり、時期や編成の異なる録音を俯瞰できる内容になっています。
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ビル・エヴァンスのおすすめライブ・アルバム
- Montreux Jazz Festival
- 1968年にスイスで開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルにおけるライブ録音を収めたアルバムです。冒頭ではフランス語による司会アナウンスが入り、当時のヨーロッパ・ジャズ・フェスティバルならではの雰囲気を感じさせます。
- ドラムにはジャック・ディジョネットが参加しており、ビル・エヴァンス・トリオにおける貴重な共演のひとつとなっています。ディジョネットは当時まだ若手ながら、後にマイルス・デイヴィス・グループなどで活躍する重要なドラマーです。
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- Montreux II
- 「Montreux Jazz Festival I」から約2年後、スイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルで録音されたライブ・アルバムです。
- 前作ではジャック・ディジョネットがドラムを担当していましたが、本作ではビル・エヴァンス・トリオのレギュラーであるマーティ・モレルが参加しており、より安定したトリオとしての一体感と、落ち着いたインタープレイが聴ける内容になっています。
- 前作とは収録曲も異なり、「Alfie」「How My Heart Sings」「Israel」など、エヴァンス・トリオのレパートリーを中心とした演奏が収められています。
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- The Tokyo Concert
- 1973年1月、東京・郵便貯金ホールで行われたビル・エヴァンス・トリオの来日公演を収録したライブ・アルバムです。ビル・エヴァンスにとって初の日本公演として知られており、熱気ある観客の反応も含めて記録された貴重な音源となっています。
- セットリストには「My Romance」「Gloria’s Step」「On Green Dolphin Street」などの代表的レパートリーに加え、比較的珍しい選曲も含まれており、ライブならではの構成が楽しめます。特にエディ・ゴメス(ベース)、マーティ・モレル(ドラム)とのトリオによる緊密なインタープレイが聴きどころです。
- 音質も比較的良好で、会場の臨場感とともにエヴァンス・トリオの完成度の高い演奏を堪能できるライブ録音です。
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- Half Moon Bay
- 1973年前後にカリフォルニア州ハーフ・ムーン・ベイで行われたビル・エヴァンス・トリオのライブ音源を収めたアルバムです。「ハーフ・ムーン・ベイ」という地名は、その湾が半月状の形をしていることに由来しています。
- 収録曲は公演セットの一部を編集したもので、「Waltz for Debby」をはじめとするエヴァンスの代表的レパートリーが含まれています。ハーフ・ムーン・ベイの美しいロケーションで、これほど素敵な曲ばかりが演奏されたことから、とてもお洒落でロマンチックなライブだったことが想像できます。
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- Since We Met
- 1974年1月11日から12日にかけて、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードで録音されたビル・エヴァンス・トリオのライブ音源です。ベースはエディ・ゴメス、ドラムはマーティ・モレルという当時のレギュラー・メンバーによる演奏で、円熟期のトリオによる緊密なインタープレイが聴ける内容となっています。
- アルバム・タイトルにもなっている「Since We Met」はビル・エヴァンスのオリジナル曲で、しっとりとした美しいバラードとして演奏されています。全体として録音状態も良好で、ヴィレッジ・ヴァンガード特有の親密な空気感とともに、トリオの完成度の高い演奏を楽しむことができます。
- ジャケットに写るエディ・ゴメスとマーティ・モレルの表情が、とても味わい深く感じます。
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- Blue in Green
- 1974年前後にカナダで行われたビル・エヴァンス・トリオのライブ音源を収めたアルバムです。カナダ放送協会(CBC)による収録とされることから、比較的良好な音質で知られています。
- 収録曲には、マイルス・デイヴィスのアルバム『Kind of Blue』で知られる「So What」や「Blue in Green」などが含まれており、エヴァンス・トリオによる解釈として聴きどころとなっています。
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- Montreux III
- 1975年にスイスで開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルにおけるビル・エヴァンス・トリオの演奏を収めたライブ・アルバムです。「Montreux II」「Montreux I」に続くモントルー録音の一つとして後年リリースされました。
- 本作はエディ・ゴメスとのデュオを中心とした構成で、マーティ・モレルは参加しておらず、ベースとピアノによるインタープレイが前面に出ています。
- ビル・エヴァンスはアコースティック・ピアノに加え、エレクトリック・ピアノも使用しており、晩年のサウンドの変化を感じられる内容となっています。
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- 1979年11月、ルイジアナ州サウスイースタン・ルイジアナ大学で行われたビル・エヴァンス・トリオのライブ音源を収めたアルバムです。
- 体育館での録音のため音質は必ずしも良好とはいえませんが、その反響や空間の広がりが結果的に独特の臨場感を生み出しています。ビル・エヴァンスはこの翌年に死去しますが、病の影響を感じさせない集中力と力強い演奏を聴くことができます。
Homecoming
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まとめ
ビル・エヴァンスの全スタジオ・アルバムをランキング形式で紹介しました。
一般的には、スコット・ラファロとのトリオ・アルバムがよく知られていますが、それ以外のアルバムは知らない方も多いのではないでしょうか。
しかし、このランキングを通じて、スコット・ラファロとのトリオ作品以外にも、素晴らしいアルバムがたくさんあることがお分かりいただけたかと思います。
まだビル・エヴァンスの音楽に触れたことがない方や、トリオ作品しか聴いたことがない方も、ぜひ今回のランキングを参考に、さまざまなアルバムを楽しんでいただければ幸いです。
各曲の評価点は以下の記事に記載していますので、ぜひこちらもご参照ください。
note(ノート)
はじめに モダン・ジャズを代表するピアニスト、Bill Evans(ビル・エヴァンス)の全アルバムに収録されている楽曲…
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