Miles Davis(マイルス・デイヴィス)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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Miles Davis(マイルス・デイヴィス)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

別記事で、Miles Davis(マイルス・デイヴィス)の全スタジオ アルバムを、全曲、評価点を付けて、ランキング付けしましたので、ここで、1つのランキングにまとめたいと思います。


ジャズをこれから聴いてみたい方には、まずマイルス・デイヴィスのアルバムから聴き始めることをおすすめします。

マイルスのアルバムを聴くと、有名なジャズミュージシャンたちに芋づる式に出会えるからです。

ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、ウェイン・ショーター、ビル・エヴァンス、ハービー・ハンコック、セロニアス・モンクなど、多くの名だたるジャズミュージシャンを自然と知ることができます。

そこから自分の好みのミュージシャンを見つけて、その作品を聴いていくことで、ジャズの世界を広げていけます。

マイルスのアルバムは大きく分けて、アコースティックジャズと電子楽器を使用したフュージョンに分類されます。

この記事では、アコースティックジャズとフュージョンの両方を含むマイルス・デイヴィスの全スタジオ・アルバムをランキングし、名盤や、おすすめのアルバムを紹介しています。


評価点は、個人的な独断と偏見で採点していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点はご了承ください。

マイルス・デイヴィスのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

マイルス・デイヴィスのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価アルバム

以下が、今回の評価アルバムです。

発売年アルバム名
1950年Birth of the Cool クールの誕生
1951年Dig
1952年Young Man With a Horn
1953年Miles Davis Vol.2
1954年Miles Davis Vol.3
1954年Walkin’
1954年Bags Groove
1954年Miles Davis and the Modern Jazz Giants
1955年The Musings of Miles
1955年Miles
1956年Cookin’
1956年Relaxin’
1956年Steamin’
1956年Workin’
1956年Round About Midnight
1957年Miles Ahead
1958年Milestones
1958年Ascenseur Pour L’Echafaud
1958年1958Miles
1958年Porgy And Bess
1959年Kind of Blue
1959年Sketches of Spain
1961年Someday My Prince Will Come
1963年Quiet Nights
1963年Seven Steps to Heaven
1965年E.S.P.
1966年Miles Smiles
1967年Sorcerer
1967年Nefertiti
1968年Miles in the Sky
1968年Filles De Kilimanjaro
1969年In a Silent Way
1969年Bitches Brew
1970年A Tribute to Jack Johnson
1972年On the Corner
1970年-1974年Get Up With It
1981年The Man With the Horn
1983年Star People
1984年Decoy
1985年You’re Under Arrest
1985年Aura
1986年TUTU
1987年Music From Siesta
1988年-1989年Amandra
1990年Dingo
1991年Doo-Bop

アルバム ランキング

順位アルバム名発売年評価点
1位Kind of Blue1959年評価: 4.7

【コメント】

「ジャズは、このアルバムを作るために生まれた」ということが書かれていた本がありました。

少し言い過ぎかもしれませんが、ジャズの歴史における金字塔的な名盤であることは間違いありません。

本作では、マイルスのトランペットとジョン・コルトレーンのサックスの演奏がもちろん素晴らしいですが、それ以上にビル・エヴァンスのピアノが際立っています。

ジャズでは管楽器(トランペットやサックス)が重要視され、ピアノは地味な存在とされがちですが、本作のビル・エヴァンスのピアノは異常な緊張感に包まれ、マイルスやコルトレーンをも凌駕しています。

順位アルバム名発売年評価点
2位Bitches Brew1969年評価: 4.085

【コメント】

マイルスが目指していたフュージョンの形が、本作で極まりました。

ドラムとパーカッションを4人編成にしてリズムを強調したファンキーな作品で、楽器の使い方にも独自性があります。

従来のジャズとは全く異なるため、これまでのジャズに慣れている人には一聴しただけでは難解に感じられるかもしれません。

しかし、何度も聴くうちにその良さが分かり、聴くたびに新たな発見がある魅力的な作品です。

ジャズ史上最も革命的な作品の一つであり、「カインド・オブ・ブルー」に次ぐマイルスの名盤です。

順位アルバム名発売年評価点
3位Cookin’1956年評価: 4.0

【コメント】

1956年、マイルスは当時契約していた「プレスティッジ」との契約を早く終わらせるため、5月11日と10月26日の2日間で4枚のアルバムを制作しました。

この一連の録音は「マラソンセッション」と呼ばれています。

本作はマラソンセッションのうちの1枚で、全曲が1956年10月の演奏で構成されています。

特に名バラード曲「My Funny Valentine」が際立っており、マイルスのミュート・トランペットによる緊張感あふれる美しい演奏は、言葉では言い尽くせないほど感動的です。

順位アルバム名発売年評価点
4位Milestones1958年評価: 4.0

【コメント】

同時期に発売されたギル・エヴァンスとの共演アルバムとは異なり、本作は激しい演奏が楽しめる作品です。

マイルスのトランペットも素晴らしいですが、特にジョン・コルトレーンのサックスが圧巻です。

ジョン・コルトレーンはマラソンセッションからわずか2年で飛躍的に成長した演奏を披露しています。

他に珍しい点として、1曲目の「Dr. Jekyll」でマイルスがピアノを演奏していることが挙げられます。

順位アルバム名発売年評価点
5位Relaxin’1956年評価: 3.83

【コメント】

マラソンセッション4部作の1枚で、唯一ジョン・コルトレーンが全曲に参加しているアルバムです。

オープニングナンバー「If I Were a Bell」は、ピアノで演奏されたチャイムの旋律で始まることからも分かる通り、非常にリラックスした雰囲気に包まれています

曲の合間にマイルスの声が入っていることでも知られており、ラストにはジョン・コルトレーンの「栓抜きどこ?」という声も収録されています。

個人的には、マラソンセッション4部作の中で一番好きなアルバムです。

順位アルバム名発売年評価点
6位Round About Midnight1956年評価: 3.75

【コメント】

コロムビア・レコードに移籍後の初アルバムで、各メンバーの演奏が素晴らしく、音質も非常に良いため、マイルスの作品の中でも上位に位置付けられる作品です。

注目曲はアルバムタイトルにもなっている「Round About Midnight」で、

この曲はセロニアス・モンクが作曲し、ジャズのスタンダードナンバーとなっています。

本作では、マイルスの繊細なトランペット演奏が楽しめます。

このアルバムを聴くと、もっとジャズを聴きたくなる、そんな作品です。

順位アルバム名発売年評価点
7位Steamin’1956年評価: 3.665

【コメント】

マラソンセッション4部作の1枚で、「Workin’」と同様に5月の演奏が多いため、

当時まだ演奏技術が十分でなかったジョン・コルトレーンは、「Something I Dreamed Last Night」や「When I Fall in Love」といったバラード曲には参加させてもらえていません。

そのため、ジョン・コルトレーンにとっては少し不遇なアルバムとも言えます。

しかし、マイルスのトランペットやレッド・ガーランドのピアノ演奏が素晴らしく、ジョン・コルトレーンが不参加の曲があっても、このアルバムの魅力は損なわれていません。

順位アルバム名発売年評価点
8位Someday My Prince Will Come1961年評価: 3.585

【コメント】

バラード曲が多く収録されているため、マイルスのアルバムの中でも聴きやすい作品です。

本作にはサックス奏者のハンク・モブレーが参加しており、ハンク・モブレーが参加した唯一のマイルスのアルバムとなっています。

また、サックスにはハンク・モブレーのほかにジョン・コルトレーンも参加しており、「Someday My Prince Will Come」と「Teo」の2曲で演奏しています。

ジョン・コルトレーンがマイルスのアルバムに参加するのは、本作が最後となりました。

順位アルバム名発売年評価点
9位E.S.P.1965年評価: 3.5

【コメント】

ウェイン・ショーターが初めて参加したスタジオアルバムです。

本作からマイルスの第2期クインテットが本格的にスタートします。

第2期クインテットのスタジオアルバムは、その後「Miles Smiles」「Sorcerer」「Nefertiti」と続きますが、本作はそれらと比べて分かりやすく聴きやすい作品です。

都会の夜を感じさせる、渋い大人のジャズアルバムとなっています。

順位アルバム名発売年評価点
10位On the Corner1972年評価: 3.5

【コメント】

当時のマイルスはスライ&ザ・ファミリー・ストーンを意識していたと言われており、本作はジャズとは全く異なる、ファンキーなストリート・ミュージックです。

トランペットのソロはなく、マイルスは必要以上にトランペットを吹いていません。

とにかくリズムで押しまくっており、クラブミュージックがまだ発展していなかった時代に、こうした音楽を作り出していたことに驚かされます。

保守的なジャズファンにはおすすめできませんが、ヒップホップやファンキーな黒人音楽が好きな人にはぜひ聴いてほしいアルバムです。

順位アルバム名発売年評価点
11位TUTU1986年評価: 3.5

【コメント】

本作は、ロックシンガーのプリンスが共同プロデュースを行う予定でしたが、最終的にベーシストのマーカス・ミラーがプロデュースを担当した作品です。

収録曲のほとんどはマーカス・ミラーの作曲で、マーカス・ミラーのカラーが色濃く反映されています。

それでもマイルスのトランペットが加わると、一気にマイルス色に染まるところに、マイルスの偉大さを感じます。

順位アルバム名発売年評価点
12位1958 Miles1958年評価: 3.4

【コメント】

レッド・ガーランドとマイルスが険悪になったことで、当時まだ無名だったビル・エヴァンスが初めてマイルス・バンドに参加したアルバムです。

「Little Melonae」のみ1955年の録音で、レッド・ガーランドがピアノを演奏しています。

このメンバーで名盤「Kind of Blue」の制作に入っていくため、本作は「Kind of Blue」の前哨戦とも言える作品です。

ただし、「Kind of Blue」のような緊張感はなく、リラックスした雰囲気が漂っています。

順位アルバム名発売年評価点
13位Amandla1988年 – 1989年評価: 3.375

【コメント】

ラスト・アルバム「Doo-Bop」は制作途中でマイルスが亡くなったため、本作がマイルスの最後のフル・スタジオアルバムとなりました。

収録曲にはマイルス自身の作曲はありませんが、1980年代のマイルスの集大成的な作品に仕上がっています。

息の合ったマーカス・ミラーとの共演により、最高の演奏を聴くことができます。

晩年のマイルスは音楽以外に絵画にも熱中しており、本作のジャケットはマイルスが描いた自画像です。

マイルスの音楽性にも通じる、マイルスらしい絵画となっています。

順位アルバム名発売年評価点
14位Nefertiti1967年 – 1989年評価: 3.35

【コメント】

前作「Sorcerer」と同様、本作も各メンバーが作曲した曲で構成されています。

ウェイン・ショーターが3曲、ハービー・ハンコックが2曲、トニー・ウィリアムスが1曲を作曲しており、マイルス自身の曲は収録されていません。

アルバムタイトルにもなっている「Nefertiti」は、マイルスとウェイン・ショーターが同じメロディを繰り返す曲で、アドリブ・ソロが一切入っておらず、新しいジャズのスタイルを感じさせます。

次作以降、マイルスは電子楽器を使用し始めますので、アコースティック楽器のみで演奏された最後のアルバムとなります。

順位アルバム名発売年評価点
15位Seven Steps to Heaven1963年評価: 3.35

【コメント】

第2期クインテットのメンバーであるハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスが初めて参加した作品です。

ハービー・ハンコックとトニー・ウィリアムスは全曲演奏しておらず、ミドルテンポの3曲のみ演奏しています。

それ以外の3曲はバラードで、旧メンバーのヴィクター・ヘルドマンがピアノを担当しています。

旧メンバーの演奏は目立たないバラード曲に限定されており、それだけマイルスが第2期クインテットのメンバーの演奏を気に入っていたことがうかがえます。

順位アルバム名発売年評価点
16位Miles Smiles1966年評価: 3.335

【コメント】

前作「E.S.P.」が都会的で美しく、ソロイストの個性が際立っていたのに対し、本作はグループの一体感が強く感じられるアルバムです。

普段あまり笑わないマイルスが、ジャケットで笑顔を見せているのは珍しく、それだけ本作を気に入っていたことがうかがえます。

収録曲は、主題のメロディがはっきりしており、テーマ演奏の後に各楽器がソロに入っていくという、ジャズの基本的な構成をとっていますが、従来のジャズとは異なる新鮮さが感じられます。

特に、サックスのウェイン・ショーターの存在感が大きく際立った作品です。

順位アルバム名発売年評価点
17位Miles Davis and the Modern Jazz Giants1954年評価: 3.335

【コメント】

本作には、1954年12月24日に行われた、モダン・ジャズ・カルテットのメンバーとのセッションが収録されていますが、ピアノはジョン・ルイスではなく、セロニアス・モンクが担当しています。

このセッションは「マイルスとセロニアス・モンクの喧嘩セッション」とも呼ばれていますが、実際には荒れた演奏はなく、一体感のある演奏が繰り広げられています。

また、このセッションでは「Bags’ Groove」も演奏されましたが、同曲はアルバム「Bags Groove」に収録されています。

順位アルバム名発売年評価点
18位Bags Groove1954年評価: 3.335

【コメント】

ソニー・ロリンズ、ミルト・ジャクソン、セロニアス・モンクなど、豪華メンバーと共演しているアルバムです。

「Bags Groove」のみ、1954年12月24日に録音されたもので、この時に録音された他の楽曲は、アルバム「Miles Davis and the Modern Jazz Giants」に収録されています。

この「Bags Groove」のセロニアス・モンクとのセッションには、マイルスとモンクが喧嘩をしたという、いわゆる「喧嘩セッション」の有名な逸話がありますが、実際には喧嘩はしておらず、話が面白おかしく脚色されたもののようです。

順位アルバム名発売年評価点
19位You’re Under Arrest1985年評価: 3.335

【コメント】

本作は、初めてポップスのカバー曲を収録したアルバムで、マイケル・ジャクソンの「ヒューマン・ネイチャー」と、シンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」をインストゥルメンタルでカバーしています。

全体的に、ジョン・スコフィールドとジョン・マクラフリンのギター、ダリル・ジョーンズのエレクトリック・ベースが目立っており、ファンキーなアレンジが施された作品となっています。

順位アルバム名発売年評価点
20位Sorcerer1967年評価: 3.285

【コメント】

本作は、ウェイン・ショーターが4曲、ハービー・ハンコックが1曲、トニー・ウィリアムスが1曲を作曲しており、各メンバーが作った曲で構成されています。

マイルス自身の作曲は1曲もありませんが、それでも随所にマイルスらしさが感じられるアルバムです。

ラスト・ナンバーの「Nothing Like You」のみ、1962年に録音されたもので、唯一ボーカルが入っており、アルバム全体の雰囲気からは大きく浮いてしまっています。

なぜこの曲を収録したのかは不明ですが、この1曲がアルバム全体の評価を下げてしまったのは否めません。

順位アルバム名発売年評価点
21位In a Silent Way1969年評価: 3.25

【コメント】

本作から、マイルスの本格的なフュージョン路線がスタートします。

キーボードにはジョー・ザヴィヌルが加わり、ハービー・ハンコック、チック・コリアと合わせて3名体制となり、さまざまなキーボードの音色がバックで渦巻くように展開されます。

次作「Bitches Brew」の前哨戦とも言えるアルバムですが、「Bitches Brew」ほどの過激さはなく、比較的わかりやすく聴きやすい作品です。

そのため、「Bitches Brew」を聴く前に本作で肩慣らしをしておくのがおすすめです。

順位アルバム名発売年評価点
22位A Tribute to Jack Johnson1970年評価: 3.25

【コメント】

本作は、「死刑台のエレベータ」以来のサウンドトラック作品ですが、映画のために新たに制作されたアルバムではなく、すでに録音されていた楽曲をプロデューサーのテオ・マセロが編集して構成した作品です。

前作「Bitches Brew」のフュージョンとは異なり、ロック色が強く、より分かりやすい仕上がりになっています。

収録されているのは、いずれも25分を超える2曲のみですが、特に1曲目の「Right Off」は、ジョン・マクラフリンのロック調ギターが光る、完成度の高い1曲です。

順位アルバム名発売年評価点
23位The Man With the Horn1981年評価: 3.25

【コメント】

本作は、マイルスが6年間の引退生活から復帰して発表した最初の作品です。

引退前の「On the Corner」や「Get Up With It」が、リズムを前面に押し出した尖った作品であったのに対し、本作は、都会的でハードボイルドな雰囲気を持つアルバムとなっています。

また、当時はまだ無名だったビル・エヴァンス(サックス奏者。※ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスとは同姓同名の別人)、マーカス・ミラー(ベース)、マイク・スターン(ギター)が、マイルスの新たなパートナーとして参加しています。

順位アルバム名発売年評価点
24位Get Up With It1970年 – 1974年評価: 3.19

【コメント】

本作は、マイルスのアルバムの中でも最も攻撃的で鋭さのある作品であり、「Bitches Brew」のような刺激を求めている人には最適なアルバムです。

一度ハマると抜け出せなくなるような中毒性がありますが、保守的なジャズを好む人には理解しがたい内容で、世間的にも一般受けせず、商業的には失敗に終わりました。

その影響もあってか、本作の発売以降、マイルスはスタジオ録音を控え、ライブ活動を中心としたスタイルへと移行していきます。

しかし、ライブ活動中に体調を崩し、やがて6年間の引退生活に入ることとなりました。

順位アルバム名発売年評価点
25位Miles Davis Vol.31954年評価: 3.165

【コメント】

本作は、他のBlue Noteのアルバム「Young Man With a Horn」や「Miles Davis Vol.2」とは異なり、マイルスのトランペットによるワンホーン編成で演奏されているため、マイルスの調子の良さがより際立っています。

なお、Blue Noteから発売されたこれら3枚のアルバムは、後に「マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol.1」「Vol.2」の2枚にまとめられ、本作に収録されていた楽曲は、「Vol.2」に収録されています。

順位アルバム名発売年評価点
26位Workin’1956年評価: 3.125

【コメント】

本作は、マラソンセッション4部作の1枚で、5月の演奏曲が多く(5月録音が7曲、10月録音が1曲)、そのためジョン・コルトレーンのサックス演奏はまだ技術的に未熟な部分があります。

ジョン・コルトレーンにとっては満足のいくアルバムではないかもしれませんが、10月録音の「Half Nelson」を聴くと、わずか5ヶ月の間にコルトレーンの演奏技術が急成長していることがよくわかります。

また、アルバムタイトルが「Workin’」であることにちなみ、ジャケットの背景は道路工事の様子が描かれており、あまりカッコ良いとは言えないため、ジャケットで損をしている印象もあります。

順位アルバム名発売年評価点
27位Miles in the Sky1968年評価: 3.125

【コメント】

本作は、マイルス初のエレクトリックピアノとエレクトリックギターが使用されたアルバムで、ここから「エレクトリック・マイルス」の時代がスタートしますが、まだジャズの要素が強く残った作品です。

特に注目すべきは17分を超える大作「Stuff」で、この曲から「In a Silent Way」や「Bitches Brew」へとつながっていきます。

エレクトリックピアノの斬新な音色に、アナログなトランペットとサックスが絡み合い、その対比がとても興味深く、聴きごたえがあります。

順位アルバム名発売年評価点
28位Filles De Kilimanjaro キリマンジャロの娘1968年評価: 3.125

【コメント】

本作はエレクトリック化の過渡期にあたる作品で、まだジャズ寄りの色合いが強いものの、アコースティック楽器と電子楽器がちょうど良いバランスでミックスされています。

収録曲はすべてマイルスのオリジナルで構成されており、アルバム全体に統一感があります。

また、チック・コリア(ピアノ)とデイヴ・ホランド(ベース)が2曲に参加しており、マイルスが新たな音楽の可能性に積極的に挑戦している姿勢が感じられます。

順位アルバム名発売年評価点
29位Ascenseur Pour L’Echafaud1958年評価: 3.1

【コメント】

映画「死刑台のエレベータ」のサウンドトラックで、マイルスは「映像を見ながら即興で映画音楽を作った」と語っています。

レコードには10曲が収録されていますが、サウンドトラックによくある手法として、同じ曲を演奏を変えて使い回しているため、実質的には4曲程度のバリエーションしかありません。

それでも、テーマ曲は都会の夜にぴったりの大人の雰囲気を持つ渋い曲で、本作の中で何度も繰り返し使われているにもかかわらず、聴き飽きることがありません。

順位アルバム名発売年評価点
30位Young Man With a Horn1952年評価: 3.085

【コメント】

本作は1952年に10インチLP「Young Man With a Horn」として発売されました。

その後、Blue Noteの2枚目のアルバム「Miles Davis Vol.2」の曲もまとめて、「マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol.1」に収録されました。

録音当時のマイルスはドラッグ中毒で最悪の状態でしたが、そのことをまったく感じさせない、力強く魅力的な演奏を披露しています。

順位アルバム名発売年評価点
31位Walkin’1954年評価: 3.0

【コメント】

アルバム名に「〜in’」が付いているため、マラソンセッション4部作と混同されがちですが、本作はそれらよりも前に発売されています。

本作は、ビバップからハードバップへの移行期に位置し、ブルースの影響が色濃く表れたハードバップ・スタイルが特徴です。

ホレス・シルヴァーのブルージーなピアノと、J.J.ジョンソンのトロンボーンが本作の良い味付けとなっています。

マイルスにとっては、ドラッグ中毒からの復活を示す、起死回生のアルバムとなりました。

順位アルバム名発売年評価点
32位Dig1951年評価: 3.0

【コメント】

本作は、マイルスがドラッグ中毒から回復し、創造性を取り戻しつつあった時期に制作されました。

若き日のソニー・ロリンズとジャッキー・マクリーンが参加しており、それぞれのサックス演奏が輝きを放っています。

当時まだ無名だったロリンズとマクリーンをメンバーに選んだマイルスの先見の明がうかがえます。

さらに、アート・ブレイキーがドラムで参加し、その激しいドラミングがアルバムに躍動感をもたらしています。

順位アルバム名発売年評価点
33位Decoy1984年評価: 3.0

【コメント】

本作には、キーボード奏者ロバート・アーヴィング3世とギターのジョン・スコフィールドの作曲または共作曲が多く収録されています。

一部の曲では、ブランフォード・マルサリスがソプラノ・サックスを演奏しています。

前作「Star People」の続編のようなアルバムで、前作よりもさらにファンキーさが増しています。

オープニングからチョッパーベース、ワウギター、アフリカン・リズムが炸裂し、ファンキーさが全開しています。

マイルスの体調が良くなっていることが感じられる作品です。

順位アルバム名発売年評価点
34位Sketches of Spain1959年評価: 3.0

【コメント】

ギル・エヴァンス・オーケストラとの共演作の3枚目にあたるアルバムで、ギル・エヴァンスとの共演作の中でも最も高い評価を受けています。

スペインの民族音楽やクラシック音楽を融合した作品として知られており、特に「アランフェス協奏曲」の第2楽章を基にした「Concierto de Aranjuez」が有名です。

「Miles Ahead」や「Porgy And Bess」といった、ギル・エヴァンス・オーケストラとの他の共演作のムード音楽とは異なる、独特の雰囲気が感じられます。

順位アルバム名発売年評価点
35位Quiet Nights1963年評価: 2.93

【コメント】

ギル・エヴァンス・オーケストラとの共演作第4弾のアルバムです。

世間一般では、マイルスがボサノバを演奏していることで有名ですが、実際にはボサノバの要素は少なく、純粋なボサノバ曲は「Aos Pés da Cruz」と「Corcovado」くらいしかありません。

ギル・エヴァンスとマイルスは本作の出来に不満を持ち、再録音を考えていたようですが、レコード会社が勝手に発売してしまいました。

それでも個人的には、ギル・エヴァンスとの共演作の中で最も好きなアルバムの一つです。

順位アルバム名発売年評価点
36位Porgy And Bess1958年評価: 2.925

【コメント】

「ポーギーとベス」は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンによる3幕からなるオペラで、ミュージカルの先駆けとも言われる作品です。

本作は、その「ポーギーとベス」をギル・エヴァンス・オーケストラと共演して演奏しています。

ギル・エヴァンスとの共演作は、「Miles Ahead」に次ぐ2枚目になります。

個人的には、「Miles Ahead」と同様に、最初は斬新で興味深く聴けるのですが、同じ曲調が続くため後半はやや退屈に感じてしまいます。

全体的にはムード音楽に近いアルバムです。

順位アルバム名発売年評価点
37位Star People1983年評価: 2.915

【コメント】

マイルスの復帰作の第二弾にあたるアルバムで、マーカス・ミラーのベースが際立っている作品です。

1980年代の新しいマイルスのスタイルとして、ロック色の強い曲もあれば、アルバムタイトルにもなっている「Star People」のようなジャズ・ブルースの曲も収録されており、ジャズとロックが入り混じったような作品です。

発売当時のマイルスは絵画にも没頭しており、ジャケットの絵はマイルス自身が描いたもので、何を描いているのか分からない不思議なデザインです。

順位アルバム名発売年評価点
38位Miles Davis Vol.21953年評価: 2.915

【コメント】

ブルーノートの社長アルフレッド・ライオンとの「1年に1回の録音を行う」という約束のもと制作された2枚目のアルバムです。

当時は10インチLPでの発売だったため収録曲数が少なかったのですが、CD時代になってからは、ブルーノートで発売された3枚のアルバムが「マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol.1」と「Vol.2」の2枚にまとめられました。

そのうち、「I Waited for You」以外の曲は「Vol.1」に収録され、「I Waited for You」は「Vol.2」に収録されています。

順位アルバム名発売年評価点
39位The Musings of Miles1955年評価: 2.915

【コメント】

本作は、ソニー・ロリンズが隠遁生活に入ってしまい、適任のサックス奏者が見つからなかったため、マイルスの1ホーン編成で制作されたアルバムです。

サックスが入っていなくても、1ホーンながら十分に聴き応えのある作品に仕上がっています。

また、レッド・ガーランドが初参加しており、レッド・ガーランドの軽快なピアノ演奏がアルバムの魅力を大いに引き立てています。

順位アルバム名発売年評価点
40位Dingo1990年評価: 2.875

【コメント】

本作は、マイルスが出演した映画「ディンゴ」のサウンドトラックで、ミシェル・ルグランと共同制作されました。

映画の中でマイルスは、伝説のジャズ・ミュージシャンであるビリー・クロス役を演じ、その役に徹したトランペット演奏を披露しています。

良質な曲が多く収録されていますが、マイルスの本来のトランペットスタイルとは異なり、16曲中9曲にしかマイルスのトランペット演奏が入っていません。

そのため、本作を聴く際は、マイルスの通常の演奏とは違うものだと理解した上で聴いてほしいアルバムです。

順位アルバム名発売年評価点
41位Miles Ahead1957年評価: 2.85

【コメント】

本作は、ジャズとクラシックの融合を目指して、ギル・エヴァンス・オーケストラと共演した最初のアルバムです。

マイルスは全曲でミュート・トランペットを使っており、美しいサウンドが特徴ですが、個人的には少し退屈に感じました。

もしこのアルバムが単発の企画作だったなら理解できますが、同じようなスタイルのアルバムがその後3枚も続けてリリースされました。

順位アルバム名発売年評価点
42位Doo-Bop1991年評価: 2.835

【コメント】

本作は、制作途中でマイルス・デイヴィスが急逝したため、マイルスにとっては未完成のアルバムとなりました。

完成していたのは6曲のみで、マイルスの死後、プロデューサーのイージー・モー・ビーが未発表のトランペット演奏を用いて、アルバムを完成させました。

本作では、マイルスが初めてヒップホップを取り入れており、新たな音楽スタイルへの挑戦が感じられます。

しかし、未完成作品であったことや構成の不自然さもあり、音楽評論家からの評価は決して高くありませんでした。

順位アルバム名発売年評価点
43位Miles1955年評価: 2.835

【コメント】

本作は、アルバムのサブタイトル「ザ・ニュー・マイルス・デイヴィス・クインテット」に示されている通り、第1期黄金クインテットによる最初のアルバムです。

サックスには、ソニー・ロリンズに代わり、当時まだ無名だったジョン・コルトレーンが初参加しました。

しかし、世間では「初期のコルトレーンは“いも”だ」と揶揄されることがあるように、本作におけるジョン・コルトレーンの演奏もまだ荒削りな印象が否めません。

それでも、このクインテットはここから進化を遂げ、ジャズ史に残る伝説的なグループへと成長していきます。

順位アルバム名発売年評価点
44位Birth of the Cool クールの誕生1950年評価: 2.635

【コメント】

革新を追い求めるマイルス・デイヴィスが、保守的とも言えるクール・ジャズを作り出したというのは、意外性があります。

しかし、マイルスはこのスタイルに固執することはなく、すぐにハード・バップへと進んでいきました。

全体的にアドリブ要素が少なく、どの曲も似た雰囲気のため、平坦に感じられる作品です。

可もなく不可もない内容で、強い印象を残すような曲はありません。

順位アルバム名発売年評価点
45位Music From Siesta1987年評価: 2.635

【コメント】

本作は、アメリカのサスペンス映画「シエスタ」のサウンドトラックで、マイルス・デイヴィスとマーカス・ミラーの共同リーダー作になります。

マーカス・ミラーがほとんどの作曲・演奏を担当しており、実質的にはマーカス・ミラー色の強い作品となっています。

全体的に暗くスパニッシュな雰囲気が漂っています。

マイルスは10曲中7曲に参加していますが、トランペットの演奏は控えめで、映画のムードを引き立てるような役割に徹しています。

順位アルバム名発売年評価点
46位Aura1985年評価: 2.5

【コメント】

本作は、デンマークの作曲家でトランペット奏者のパッレ・ミッケルボーグがプロデュースし、すべての作曲と編曲はミッケルボーグが行なっています。

そのため、マイルス名義のアルバムではありますが、通常のマイルスのアルバムとは一線を画しています。

異様な雰囲気に包まれており、決して悪いアルバムではありませんが、マイルスのアルバムとして評価する場合は、評価を低くせざるを得ません。

むしろ、パッレ・ミッケルボーグ名義で、マイルスがゲスト参加している体裁で発表されていたら、もっと評価が高くなっていたのではないかと感じます。

また、写っているマイルスの写真は、「デコイ」のジャケット写真の別テイクが使用されており、ジャケットからも本作を重要視していない様子がうかがえます。


次は、ランキング対象に入れていなかった「マイルス・デイヴィスのライブ・アルバム」を紹介します。

マイルス・デイヴィスのおすすめライブ・アルバム

    Miles Davis at Newport

  • アルバム「Kind of Blue」発売前の、1958年ニューポート・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音です。キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、ポール・チェンバース、ジミー・コブといった豪華メンバーが参加しています。
  • ピアノの音が後方に引っ込み、聴こえにくいのが惜しいところです。せっかくビル・エヴァンスが参加しているのに、その魅力が十分に活かされていません。それでも、キャノンボール・アダレイとジョン・コルトレーンのサックス、そしてマイルス・デイヴィスのトランペットだけでも、非常に貴重なライブ音源と言えます。このメンバーで、名作「Kind of Blue」の制作へと突入していきました。
    At the Blackhawk

  • アルバム「Someday My Prince Will Come」発売直後の、1961年4月のライブ録音です。このアルバムはスタンダード・ナンバーが目白押しで、ジャズらしさが際立っており、マイルスのライブアルバムの中でも聴きやすい作品です。
  • マイルス以外のメンバーは、サックスにハンク・モブレー、ピアノにウィントン・ケリー、ベースにポール・チェンバース、ドラムにジミー・コブが参加しており、マイルスのお気に入りのメンバーなのか、マイルスが楽しんで演奏している様子が伝わってきます。
    Miles Davis at Carnegie Hall

  • 上記の「At the Blackhawk」と同じメンバーに加え、ギル・エヴァンス・オーケストラが参加したアルバムです。全曲でギル・エヴァンス・オーケストラが演奏しているわけではなく、半分はクインテットによる演奏となっています。
  • そのため、ギル・エヴァンスとの共演によくあるムード音楽的な雰囲気はなく、白熱した演奏が楽しめます。特にオープニングの「So What」は、ギル・エヴァンス・オーケストラが加わった聴きどころの一曲です。
    Miles Davis in Europe

  • 1963年7月のフランスでのライブ録音です。冒頭にフランス語のアナウンスが入り、その後「枯葉」へと続きます。ここでの「枯葉」は、マイルスのミュート・トランペット演奏に加え、サックスとピアノの高速ソロが聴きどころです。
  • サックスはジョージ・コールマンが担当し、それ以外のメンバーは第2期クインテットのハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスが参加しています。意外にもジョージ・コールマンのサックスは音数が多く高速な演奏で、良い盛り上げ役となっています。
    My Funny Valentine

  • 1964年2月12日、ニューヨークでのライブ録音で、バラードを中心に構成されたアルバムです。同日のライブでは「Four & More」もありますが、こちらはアップテンポを中心とした曲で構成されています。
  • バラード曲が中心のため、都会的で渋い雰囲気が感じられ、特にマイルスのトランペットとハービー・ハンコックのピアノの味わい深さを楽しめます。
    Four & More

  • 1964年2月12日のニューヨークでのライブ録音で、アップテンポの曲を中心に構成されています。バラードが好きな人には、先に紹介した「My Funny Valentine」をおすすめしますが、本作も演奏の迫力が抜群で、ぜひ聴いてもらいたい作品です。
  • 1曲目の「So What」から勢いよく飛ばし、最後まで息つく暇もなくまくし立てる演奏が続きます。興奮したいときにぴったりのライブ・アルバムです。
    Miles in Tokyo

  • 1964年7月にマイルスが初来日した際の東京ライブの音源です。第2期クインテットのメンバーであるハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスに加え、サックスにはあまり知られていないサム・リバースが参加しています。
  • サム・リバースはフリー・ジャズで有名な人のようですが、この時期のマイルス・バンドのサックス奏者であったジョージ・コールマンや、後に加入するウェイン・ショーターとは異なり、浮いている印象を受けます。
    Miles in Berlin

  • 1964年9月のベルリンでのライブ録音で、ウェイン・ショーターが正式にレギュラーメンバーとして参加してからの初の公式ライブ音源です。
  • ウェイン・ショーターの個性がすでに色濃く出ており、オープニングの「Milestones」からこれまでとは異なる雰囲気を醸し出しています。2曲目の「枯葉」もまた独特のムードで、マイルスの演奏スタイルにも変化が感じられます。
    Live at the Plugged Nickel

  • 1965年12月のシカゴでのライブ音源で、第2期クインテットによる演奏です。コンプリート版は8枚組のCDで発売されており、すべて聴き通すには約7時間半ほどかかります。
  • そのため、マイルスのマニア向けのアルバムですが、このライブでのマイルスの鬼気迫る白熱した演奏は素晴らしく、マニアでなくてもぜひ聴いてほしい作品です。
    Miles Davis at Fillmore

  • 「ビッチェズ・ブリュー」発売後、1970年6月17日から20日まで、ニューヨークのフィルモア・イーストで録音されたライブ・アルバムです。各面の曲には「曜日+マイルス」といったタイトルが付けられています。
  • 「イン・ア・サイレント・ウェイ」や「ビッチェズ・ブリュー」といったエレクトリック期の楽曲だけでなく、ジャズ・スタンダードの「I Fall in Love Too Easily」も収録されています。
  • マイルスのトランペットが圧倒的にカッコいいのはもちろん、チック・コリアとキース・ジャレットによるキーボード・バトルも聴きどころで、キーボードが好きな人にもおすすめの一枚です。
    Live-Evil

  • 本作は、ライブ音源4曲とスタジオ録音4曲で構成されたアルバムです。ライブ音源は、1970年12月にワシントンD.C.のクラブ「セラー・ドアー」で収録されたものです。
  • 収録されている楽曲は、スタジオ録音・ライブともにすべてファンキーなナンバーで、特にライブ音源は全体の約85%を占めており、キース・ジャレットのキーボード、ジョン・マクラフリンのギター、マイケル・ヘンダーソンのベースによるファンキーでホットな演奏が展開されています。
  • スタジオ録音には、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、チック・コリア、ジョー・ザヴィヌル、キース・ジャレット、ロン・カーターといった一流ジャズ・ミュージシャンが参加しており、豪華な内容となっています。
    Agharta

  • 「ゲット・アップ・ウィズ・イット」発売後の1975年2月1日、大阪フェスティバルホールでの昼の部を収録した2枚組のアルバムです。夜の部は「パンゲア」に収録されています。
  • 本作は、即興演奏や「ゲット・アップ・ウィズ・イット」、「ジャック・ジョンソン」の楽曲で構成されており、いずれも電化マイルス期のもので、ジャズらしさは感じられません。
  • 電化マイルスらしく、ワウ・ギターやワウ・トランペットが渦巻き、あちらこちらからワウサウンドが響いてきます。1970年代にマイルスが目指していた音楽の頂点が、この「アガルタ」と「パンゲア」です
    Pangaea

  • 1975年2月1日、大阪フェスティバルホールでの夜の部を収録した2枚組のアルバムです。昼の部は、上で紹介した「アガルタ」に収録されています。
  • 基本的には「アガルタ」と同様に、ワウ・ギターやワウ・トランペットが中心ですが、本作のほうがギターはよりハードな演奏になっています。
  • Disc1に1曲、Disc2に1曲、合計2曲しか収録されていませんが、いずれもマイルスのレパートリーをメドレー形式で演奏しており、それぞれ1曲として扱われています。マイルスは体調不良の状態で演奏していますが、それを感じさせないほど迫力のある演奏が繰り広げられています。


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まとめ

マイルス・デイヴィスの全スタジオ・アルバムをランキングしました。

Top5までは、世間一般的な評価と大きく違わないと思っていますが、それ以降の順位については、私的な好みが反映されてしまったと感じています。

特に、「クールの誕生」やギル・エヴァンスとの共演アルバム4枚を低く評価してしまったことに関しては、「そんなに低い順位のはずがないだろう」と思われた方も多いのではないかと感じています。

あくまで私的な好みによる順位づけですので、その点はどうかご容赦ください。


各楽曲の評価は、以下の関連記事に記載しています。

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