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松任谷由実(ユーミン)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、竹内まりやさんの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、ユーミンこと松任谷由実さんの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
松任谷由実さんは、17歳の時に作曲家としてデビューし、当時は歌手としての活動はなく、他アーティストへの曲提供を行っていました。
それから時が経ち、1975年に、「あの日にかえりたい」がオリコンチャート1位になり、ようやく歌手としての松任谷由実(当時は、荒井由実)さんが、世間で認識されました。
1975年後半から1976年にかけて荒井由実ブーム(第一次ブーム)が起こり、その後も、何度も、ユーミン ブームを巻き起こしてきました。
これまでに、アルバム年間TOP10獲得作品数歴代1位、10年代1位獲得数歴代1位、アルバム1位連続獲得年数歴代1位などを記録し、
日本を代表するシンガー・ソングライターとして、誰しもが知るミュージシャンになりました。
そんな松任谷由実さんの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
松任谷由実さんのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
松任谷由実さんのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
松任谷由実 アルバムランキング
acacia
評価: 2.2
2001年発売の30作目のアルバムで、ユーミンのアルバムの中では、内省的で、ジャケットのようにシンプルなアルバムです。
アコースティックの弾き語りのようにバック演奏は控えめで、耳に残るような印象的な曲は少なく、ユーミン流アンビエント・ミュージックという言葉が似合うアルバムです。
本作では、m-floのボーカル LISAとの共演曲「リアリティ」ぐらいが話題曲で、その他は、有名曲はなく、ユーミンのマニア向けの作品です。
BGMとして聞くのに最適な優しいアルバムです。
DAWN PURPLE
評価: 2.25
1991年発売の22作目のアルバムで、夜明けの色である「DAWN PURPLE」を生命の誕生に重ねたコンセプト・アルバムです。
音楽よりも、シンクロエナジャイナーを装着したユーミンのいけていないジャケットが目につきます。
このジャケットのせいで、音楽を聞く前から、悪い印象を与えており、更に音楽も迫力がなくなり、印象的な曲がほとんどなくなってしまいました。
キリンラガービールのCMで使用された「情熱に届かない」と「DAWN PURPLE」、ラストナンバーの「9月の蝉しぐれ」ぐらいが、耳に残る曲です。
それでも、本作は、オリコン史上初の初動ミリオンを達成しているところは、流石と言えます。
TEARS AND REASONS
評価: 2.3
1992年発売の23作目のアルバムで、バーチャルオーディオシステムの立体音響を採用して、制作されたアルバムです。
そのためか、音質は良くなっていますが、重厚感がなくなり、薄っぺらい音に変わっています。
本作には、ドラマで使用された曲、他アーティストに提供した曲、CMで使用された曲が多く収録されていますが、ユーミンの代表曲はなく、地味なアルバムに感じます。
その中でも、シティポップ感のある「私らしく」と、フジテレビ系ドラマ「その時、ハートは盗まれた」のエンディングテーマ「冬の終り」は、良曲で聞きどころのある曲です。
ALARM à la mode
評価: 2.35
1986年発売の17作目のアルバムで、ジャケットやアルバム名のように都会的でおしゃれなアルバムです。
当初、アルバム名は、オードリー・ヘプバーン主演の映画「シャレード」も候補にあったとのことで、そのことからもおしゃれを意識して作られたことを感じさせます。
本作には、ユーミンの定番曲は収録されておらず、唯一、フジテレビ系「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマに使用された「土曜日は大キライ」ぐらいが、有名曲です。
全体的に、1980年代初頭の派手な演奏から、だいぶ落ち着き、AORを感じさせます。
本作の後に、純愛3部作が作られ、ユーミンが大爆発していきますので、その前の一息つくようなアルバムです。
天国のドア
評価: 2.4
1990年発売の21作目のアルバムで、スピリチュアルな世界観や社会問題などをテーマに取り上げたアルバムです。
そのため、前作までの純愛3部作とは微妙にサウンドが異なり、底抜けの明るさや派手な打ち込みは控えめになっています。
それでもユーミンらしいポップスは健在で、1990年代に突入しても、勢いは衰えず、日本のアルバムとしては初めて200万枚を突破しました。
ただ、売上とは裏腹に、シングル曲が1曲も収録されていないことや、ベスト・アルバムに収録されるようなユーミンの定番曲もないため、地味に感じるアルバムです。
1990年代のユーミンのアルバムは、売上は抜群に良いのですが、地味なアルバムが増えていきます。
Frozen Roses
評価: 2.45
1999年発売の29作目のアルバムで、ユーミンのアルバムは、1年に1枚以上のペースでアルバムを発表し続けていましたが、本作は、前作「スユアの波」から約2年ぶりに発売されました。
本作の収録曲は、有名曲がなく、ユーミンのアルバムの中では、ほとんど知られていないアルバムです。
しかし、本作は、大人のラブ・ソングや社会問題、生死観が混在しており、熟練した大人の音楽を聞かせてくれます。
無名な曲が多い中でも、「Spinning Wheel」は、当時の「めざましテレビ」で使用されていたことがあるために、本作の中では、比較的、知れ渡った曲です。
混沌とした中にも、心地よく聞けるアルバムです。
深海の街
評価: 2.5
2020年発売の38作目のアルバムで、前作「宇宙図書館」から、ユーミン過去最長のインターバルとなる約4年ぶりに発売されたアルバムです。
本作は、前作「宇宙図書館」の延長線上のアルバムで、シンプルで内政的な作品に仕上がっています。
テレビドラマ、映画、CM、ゲームなどの曲が大半を占め、現代のカルチャーを取り込んでいますが、重く暗い曲が多いことが特徴です。
ユーミンの歌声のキーが低くなってしまったことも、本作を、重くしています。
50年近くシンガーソング・ライターとして活躍してきたユーミンの深みのあるアルバムです。
スユアの波
評価: 2.55
1998年発売の28作目のアルバムで、ファンタスティックで穏やかな曲が多いことが特徴のアルバムです。
アルバム名の「スユア」とは、古代マヤ人の言葉でありますが、スプリチュアルな内容はなく、
ジャケットのサーフボード(あまりサーフボードには見えませんが・・・)からも分かるように「サーフィン」をコンセプトとしています。
ビーチ・ボーイズ風の「パーティーへ行こう」や、レゲエのアレンジがされた「きみなき世界」など、今までのユーミンの曲にはあまりない作風の曲も収録されています。
残念ながら、17年間続いたアルバムチャート連続1位記録は、本作で途絶えてしまいました。
次は、30位 → 21位 です。