Bob Dylan(ボブ・ディラン)全アルバム ランキング|名盤とおすすめアルバム

第10位
Tempest

哀愁漂う曲が増え、ボブ・ディランの歌声とともに、渋さのあるアルバムね。
kat
ボブ・ディランの歌声が、ルイ・アームストロングや、トム・ウェイツに似てきて、一段と渋さが増してきたね。

評価: 3.35

2012年発売の35作目のアルバムで、前作「Together Through Life」の延長線上のアルバムですが、前作よりも時代が遡り、1940年代や1950年代の雰囲気のあるアルバムです。

ボブ・ディランの歌声が、ジャズ・ボーカリスト ルイ・アームストロングに似ていることもあり、ジャズの要素も感じられます。

アルバム名にもなっている「Tempest」は、タイタニックの悲劇を歌った14分にも及ぶ大作です。

また、ラスト・ナンバー「Roll on John」は、ジョン・レノンに捧げられた哀愁漂うバラード曲です。

2000年に入ってからのボブ・ディランのアルバムは、どれも良いアルバムばかりで、本作も、御多分に洩れず、素晴らしいアルバムになりました。

第9位
Time Out of Mind

1960年代を感じさせる渋いブルース・アルバムね。
kat
1990年代の後半に、こんな傑作のアルバムを作るなんて、ボブ・ディランの偉大さを感じるね。

評価: 3.4

1997年発売の30作目のアルバムで、「Oh Mercy」以来のダニエル・ラノワが、プロデュースしたアルバムです。

「Oh Mercy」も名作でしたが、本作も傑作なアルバムに仕上がっています。

ダニエル・ラノワのプロデュース能力の凄さを感じるとともに、ボブ・ディランの曲との相性の良さを感じます。

全体的に、激しい曲はなく、渋いブルース曲が多くを占めており、16分に及ぶ「Highlands」などは、アンビエントの要素も感じさせます。

ボブ・ディランの1990年代のアルバムの中では、最も素晴らしいアルバムとなりました。

本作は、1998年のグラミー賞で最優秀アルバム賞とベスト・コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門を受賞しています。

第8位
The Times They Are a-Changin 時代は変る

このアルバムの中では、「時代は変る」が有名曲ね。この曲は、プロテスト・ソングの名曲ね。
kat
前作「フリーホイーリン」も、プロテスト・ソングが収録されていたけど、このアルバムは、更に、反体制的な主張がされているね。

評価: 3.5

1964年発売の3作目のアルバムで、全曲ボブ・ディランのオリジナル曲が収録されており、ボブ・ディランのアルバムの中で、最も政治色が強い作品になっています。

ジャケットのボブ・ディランの難しい顔が、このアルバムを象徴しています。

プロテスト・ソング以外にも、恋人スーズ・ロトロとの別れを歌った「いつもの朝に」や「スペイン革のブーツ」が、本作を、更に冷たくさせています。

前作「フリーホイーリン」のプロテスト・ソングには、カラッとした明るさがありましたが、本作は、明るさはなく、深刻さが増しています。

全米チャート20位、全英チャート4位を記録しました。

第7位
Oh Mercy

1980年代のアルバムは、ボブ・ディランの方向性が分からなかったけど、このアルバムは、軸がしっかりしているわね。
kat
ロック調の曲にしても、渋い静かな曲にしても、キレのある曲が揃ったアルバムだね。

評価: 3.6

1989年発売の26作目のアルバムで、U2やピーター・ガブリエルのプロデューサーで有名なダニエル・ラノワが、プロデュースしたアルバムです。

それが功を成し、久々の傑作なアルバムに仕上がりました。

ノリの良いロック調のオープニング・ナンバー「Political World」から、本作が良作であることが分かり、このオープニング・ナンバーのキレの良さが、そのままラストまで続いていきます。

ボブ・ディランの声は、以前に増して、しゃがれ声になっているように感じます。

1980年代のアルバムは、不毛な作品が続いてきましたが、本作で、完全に不毛時代を脱出することができました。

1980年代ラストに相応しい素晴らしいアルバムです。

第6位
Modern Times

おしゃれなアメリカン・ミュージックの曲が多く、おしゃれなバーに似合そうなアルバムね。
kat
お酒の似合うアルバムだね。マイルドでモダンなサウンドだから、BGMとしても聞けるね。

評価: 3.7

2006年発売の32作目のアルバムで、「欲望」以来30年ぶりの全米チャート1位を記録し、ボブ・ディラン初の初登場1位となったアルバムです。

ボブ・ディランのひねくれた毒がなくなり、マイルドな曲が多く収録されているため、一般受けするアルバムです。

ジャケットのように夜のニューヨークに似合い、普通にバーでかかっていても聞き流せる心地よさがこのアルバムにはあります。

1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、それぞれの時代に、1枚は名作のアルバムを制作してきたボブ・ディランですが、2000年代においては、本作を名作として位置づけることができます。

ボブ・ディランが65歳のときに発売されたアルバムですが、全く衰えを感じさせません。

第5位
Desire 欲望

バイオリンが目立っていて、ボブ・ディランには珍しく、激しい曲が多いわね。
kat
バイオリンは、当時、無名だったスカーレット・リヴェラが演奏しているね。

評価: 3.8

1976年発売の17作目のアルバムで、ボブ・ディランのアルバムの中では、最も尖っており、傑作アルバムとの呼び名の高いアルバムです。

有名・無名問わず、多くのミュージシャンをスタジオに呼んで制作が開始されましたが、有名なアーティストは離脱し、

結果、エミルー・ハリス以外、無名のアーティストで制作されました。

特に、本作では、スカーレット・リヴェラのバイオリンが、光っており、今までのボブ・ディランのアルバムにはない雰囲気を作り出しています。

投獄された黒人ボクサー ルービン・カーターを歌った「ハリケーン」や、マフィアのジョイ・ガーロをテーマにした「ジョーイ」など、話題性のある曲を収録しており、

5週連続全米1位を記録するなど、ベストセラーとなりました。

第4位
The Freewheelin’ Bob Dylan

ボブ・ディランの有名曲「風に吹かれて」が収録されているアルバムね。ファースト・アルバムから一気に進化したわね。
kat
「風に吹かれて」以外にも、名曲が多く収録されているね。ボブ・ディランの名盤の1枚だね。

評価: 4.0

1963年発売のセカンド・アルバムで、ボブ・ディランのオリジナル曲が大半を占めている作品です。

反体制的な主張や抗議を取り入れたプロテスト・ソングが多いですが、「くよくよするなよ」や「北国の少女」などのラブ・ソングも収録されています。

本作から、ボブ・ディランは、一気にスターダムにのし上がっていきます。

ジャケットに写っている女性は、当時のボブ・ディランの恋人スーズ・ロトロで、ボブ・ディランと仲睦まじく見えますが、実際は、別れる、別れないのゴタゴタのなか撮影されています。

全米チャート22位、全英チャート1位を記録しました。


Blonde on Blonde

前作「追憶のハイウェイ61」と同じく、ボブ・ディランのアルバムの中で、名盤のアルバムね。
kat
この時期のボブ・ディランのアルバムは、名作ばかりだね。

評価: 4.2

1966年発売の7作目のアルバムで、ボブ・ディランのこれまでのアルバムの集大成的な作品です。

「追憶のハイウェイ61」の延長線上のアルバムで、当時では珍しい2枚組のアルバムで発売したり、レコード1面(D面)に、1曲だけ収録するといったチャレンジングな試みがされています。

メロディアスでキャッチーな曲が多く、特に、「I Want You」「Just Like a Woman」は、ボブ・ディランを知らない人にも馴染みやすい名曲です。

本作発売後、ボブ・ディランはバイク事故を起こし、しばらく、隠遁生活を送ることになります。


Highway 61 Revisited 追憶のハイウェイ61

名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」が収録されているアルバムね。前作以上に、ロック色が強くなったわね。
kat
ボブ・ディランのアルバムの中で、名盤扱いされることが多いアルバムだね。

評価: 4.4

1965年発売の6作目のアルバムで、前作「Bringing It All Back Home」以上に、ロック色が押し出されたフォーク・ロックの名盤アルバムです。

エレクトリック化が進み、本作では、キーボードの比重が高まっています。

マイク・ブルームフィールドやアル・クーパーがゲスト参加しており、アル・クーパーは、オルガンとピアノを演奏しています。

本作の中では、「ライク・ア・ローリング・ストーン」が最も有名な曲で、ボブ・ディランのシングルで、初めてヒットし、全米2位を記録しました。

「ライク・ア・ローリング・ストーン」以外では、廃れた都会を感じさせる渋いブルース曲「Ballad of a Thin Man」や、11分にも及ぶバラード曲「廃墟の街」が、おすすめ曲です。

捨て曲はなく、名盤の名に相応しい歴史的なアルバムです。


Blood on the Tracks 血の轍

暗い曲が多いけど、名曲揃いのアルバムね。1970年代のボブ・ディランの代表作ね。
kat
多数あるボブ・ディランのアルバムの中で、最高傑作のアルバムだね。ロック界においても、名盤に値する作品だね。

評価: 4.5

1975年発売の15作目のアルバムで、ボブ・ディランのアルバムの中で、傑出した最高傑作アルバムです。

妻サラとの破局時に発表されたアルバムであるため、哀愁漂うラブ・ソングが多くを占めています。

前作「Planet Waves」は、バンド形式の作品でしたが、本作は、アコースティック・ギターの弾き語りに戻っています。

ボブ・ディランの本気度を感じさせる作品ですが、ボブ・ディラン自身は、「なぜ、こんな暗いアルバムが売れるのか分からない」と、意にも介さないような発言をしています。

しかし、本作の収録曲は、どの曲も素晴らしく、ボブ・ディランのアルバムの中で、最もメロディアスで魅力的なアルバムです。

前作に引き続き、全米チャート1位を記録しました。

ボブ・ディランのライブ・アルバム

    Before the Flood 偉大なる復活

  • 1974年にザ・バンドと一緒に回ったツアーの模様を収録した2枚組ライブ・アルバムです。このツアーは、当時のロック史上最大のもので、総動員数延べ65万人と大規模なツアーでした。
  • ボブ・ディランには珍しく、ファンの望む代表曲をふんだんに演奏しており、ボブ・ディランのベスト・アルバムとして聞くのにも最適なアルバムです。ザ・バンドの演奏も迫力満点です。
    Hard Rain 激しい雨

  • 1976年のローリング・サンダー・レヴュー(1975年-76年にボブ・ディランを中心としたアーティストらによって行われたライブツアー)の模様を収録したライブ・アルバムです。
  • 1976年は、パンクが勃発してきた時代で、ボブ・ディランもパンクを意識したのか、このライブでは荒削りな演奏がされています。
  • 「はげしい雨が降る」を、雨の中で演奏したことが、このアルバム名の由来となっていますが、なぜか、「はげしい雨が降る」は、このアルバムから外されてしまっています。
    Bob Dylan at Budokan 武道館

  • 1978年に日本武道館で行われたコンサートの模様を収録した2枚組のライブ・アルバムです。
  • ボブ・ディランの代表曲が詰まっており、ベストな選曲がされていますが、サックスやフルート、女性コーラスが入ったりと、スタジオ・アルバムとは異なるアレンジがされています。観客も、このアレンジに戸惑ったのか歓声がまばらに感じます。

  • 2023年には、4枚組のコンプリート盤が発売されました。
    Real Live

  • 1984年ヨーロッパ公演から、7月のニューキャッスル、ロンドン、ダブリンの公演を収録したライブ・アルバムです。ボブ・ディランの初期の名曲を多く取り上げています。
  • ミック・テイラーやサンタナが参加していることから、ロック色の強い演奏となっています。ミック・テイラーのギターは、ローリング・ストーンズを彷彿させています。
    Dylan & the Dead

  • 1987年のグレイトフル・デッドとの共演ツアー「Alone & Together」の模様を収録したライブ・アルバムです。ゴスペル時代の曲と、1960年代の古い曲が選曲されており、比較的、スタジオ・アルバムに忠実に演奏を行っています。
  • グレイトフル・デッドの影響を受けてか、ボブ・ディランは、1988年から、「ネヴァー・エンディング・ツアー」を開始していきます。
    MTV Unplugged

  • 1994年ニューヨークのソニー・ミュージック・スタジオで録音されたスタジオ・ライブ・アルバムです。
  • 元々、ボブ・ディランの音楽は、アコースティックから始まっているため、アンプラグドをやっても、何も目新しさは感じませんが、1960年代の古い曲を中心に演奏しているため、ボブ・ディランの真骨頂が発揮されています。

ボブ・ディランのその他のアルバム

    Shadow Kingdom

  • 2021年7月に有料配信されたモノクロのパフォーマンス映像の音源を収録したアルバムです。ボブ・ディランの既出曲ばかりですが、ドラムレスの渋いアレンジがされています。
  • ボブ・ディランの有名曲は収録されておらず、コアな選曲がされています。1970年代、1980年代の曲が数曲、選曲されていますが、1960年代の曲が大部分を占めています。


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まとめ

最後に、ボブ・ディランのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Blood on the Tracks 血の轍 4.5
2位Highway 61 Revisited 追憶のハイウェイ61 4.4
3位Blonde on Blonde 4.2
4位The Freewheelin’ Bob Dylan 4.0
5位Desire 欲望 3.8
6位Modern Times 3.7
7位Oh Mercy 3.6
8位The Times They Are a-Changin 時代は変る 3.5
9位Time Out of Mind 3.4
10位Tempest 3.35
11位Together Through Life 3.3
12位Planet Waves 3.25
13位Bringing It All Back Home 3.2
14位Infidels 3.15
15位Love and Theft 3.1
16位Another Side of Bob Dylan 3.05
17位Saved 3.0
18位Slow Train Coming 2.95
19位New Morning 新しい夜明け 2.9
20位Rough and Rowdy Ways 2.85
21位World Gone Wrong 奇妙な世界に 2.8
22位Good as I Been to You 2.75
23位Street Legal 2.7
24位Nashville Skyline 2.65
25位Under the Red Sky 2.6
26位John Wesley Harding 2.55
27位Triplicate 2.5
28位Fallen Angels 2.45
29位Shadows in the Night 2.4
30位Self Portrait 2.35
31位The Basement Tapes 地下室 2.3
32位Christmas in the Heart 2.25
33位Down in the Groove 2.2
34位Shot of Love 2.15
35位Dylan 2.1
36位Bob Dylan 2.0
37位Empire Burlesque 1.95
38位Knocked Out Loaded 1.9
39位Pat Garrett & Billy the Kid 1.8

TOP10内に、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代のアルバムが、それぞれランクインする結果となりました。

60年に渡る音楽活動を行っている中で、どの時代にも、優れたアルバムがあるということに、ボブ・ディランの偉大さを感じます。

現在80歳を超えているにも関わらず、いまだに、アルバムを発表したり、ライブをやったりと、音楽制作意欲に、感服してしまいます。

今後も、元気に、音楽活動を続けていってもらいたいと願っています。

次回は、3大ギタリストの1人であったジェフ・ベックの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。

ボブ・ディランのグッズ紹介

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