Bob Dylan(ボブ・ディラン)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

第20位
Rough and Rowdy Ways

久々のボブ・ディランのオリジナル曲のアルバムは、渋い静かな曲が多いわね。
kat
ジャズのカバー・アルバムが3作続いたけど、その雰囲気をこのアルバムにも取り入れているね。

評価: 2.9

2020年に発売された39作目のアルバムで、2012年の「Tempest」以来となる、ボブ・ディランのオリジナル曲で構成された作品です。

前3作のようなジャズ・アルバムではありませんが、それらの雰囲気をうまく取り入れた、静かなブルース調のアルバムとなっています。

ボブ・ディランが79歳のときに制作されたとは思えないほど、歌声には衰えがなく、昔と変わらない力強さと存在感を保っています。

達観した境地にあるボブ・ディランの音楽をじっくりと味わえる、深みのある作品です。

第19位
New Morning 新しい夜明け

「Nashville Skyline」のような美しい歌声はやめて、昔のボブ・ディランの歌声に戻ったわね。
kat
ピアノの弾き語りが多くなり、1960年代とは違う新しいボブ・ディランが感じられるね。

評価: 3.0

1970年に発売された11作目のアルバムで、前作「Self Portrait」からわずか4か月後にリリースされました。

「Nashville Skyline」や「Self Portrait」でチャレンジしすぎたことを反省してか、本作では往年のボブ・ディランらしさが戻り、全曲しゃがれ声で歌っています。

本作の中で特に有名なのが、オープニング・ナンバーの「If Not for You」です。

この曲は、ジョージ・ハリスンの名作「All Things Must Pass」にも収録され、さらにオリビア・ニュートン=ジョンのデビュー曲にもなっています。

ピアノによる弾き語りや女性コーラスも多く取り入れられており、アルバムタイトルのとおり、1970年代におけるボブ・ディランの音楽的方向性を示唆するような作品です。

第18位
Slow Train Coming

ゴスペル調の曲が増え、本来のボブ・ディランの音楽とは異なるアルバムね。
kat
ボブ・ディランがキリスト教に改宗した影響でゴスペル色が強くなったね。このアルバムからゴスペル3部作が始まったね。

評価: 3.1

1979年に発売された19作目のアルバムで、ゴスペルやR&B色が強まった作品です。

ボブ・ディランは1978年、サンディエゴでのコンサート中に「客席から投げ入れられた十字架から神の啓示を受けた」という体験を経てキリスト教に改宗し、それをきっかけにゴスペル色の強いアルバムを制作しました。

本作はその第一弾であり、以降、ゴスペル色の強いアルバムを本作を含めて3枚発表することになります。

アルバム自体は良作ですが、ボブ・ディランがゴスペル曲を歌うことには違和感を感じます。

本作発表後のツアーでは過去の曲を演奏せず、ゴスペル曲ばかりを披露したため、往年のボブ・ディラン・ファンからは不評を買いました。

第17位
Saved

前作「Slow Train Coming」以上に、ゴスペル要素を強めたアルバムね。
kat
ゴスペル3部作の第二弾のアルバムだね。ゴスペル3部作の中では、一番ゴスペル色が強いね。

評価: 3.2

1980年に発売された20作目のアルバムで、前作「Slow Train Coming」の流れを受けつつ、さらにゴスペル色が強まった作品です。

この時代、世の中ではパンクやニューウェーブといった新しい音楽が台頭していましたが、ボブ・ディランはそんなことを気に掛ける様子もなく、オールド・ミュージックであるゴスペルの道を進み続けました。

シンプルながらも、ボブ・ディランの独自の音楽性とゴスペルが融合しており、味わい深いアルバムに仕上がっています。

第16位
Another Side of Bob Dylan

前作「時代は変る」とは正反対に、明るくメロディアスな曲が多いわね。
kat
ボブ・ディランの最後のフォークソング・アルバムだけど、ロック色が強くなっているね。

評価: 3.3

1964年に発売された4作目のアルバムで、前作「時代は変る」とは異なり、プロテスト色が薄れ、ラブ・ソングを中心に構成された作品です。

そのため、メロディアスでキャッチーな明るい曲が増え、フォーク・ソングの枠を超えてポップやロックの要素も感じられます。

アルバムタイトルが示す通り、これまでとは違ったボブ・ディランの新しい一面が垣間見えます。

オープニング・ナンバー「All I Really Want to Do」では笑いながら歌うなど、ユーモアも感じられ、「Black Crow Blues」では初めてピアノ演奏を披露するなど、従来のイメージとは異なるチャレンジングな姿勢が随所に見られます。

このアルバムは、ボブ・ディランのキャリアにおいて、1つの転換点となった作品です。

第15位
Love and Theft

このアルバムは、古き良き時代のアメリカの音楽が詰まっているわね。
kat
ブルース、ロック、フォーク、ジャズなど、さまざまなジャンルの音楽が入っているけど、どの曲もアメリカを感じるね。

評価: 3.4

2001年に発売された31作目のアルバムで、前作「Time Out of Mind」とは異なり、明るくバンド形式の曲が多く収録されています。

1950年代のアメリカの雰囲気を感じさせる楽曲が中心で、古き良きアメリカをテーマにしたコンセプト・アルバムと言えます。

シンプルなバンド演奏によるブルース・ロックが主体で、ボブ・ディランもリラックスして歌っています。

「Time Out of Mind」と「Modern Times」という評価の高い作品に挟まれているため、地味な印象を受けることもありますが、ボブ・ディランのアルバムの中でも良質なアルバムの一つです。

この作品から、2000年代のボブ・ディランの快進撃がスタートしました。

第14位
Infidels

ゴスペル・アルバムが続いてきたけど、このアルバムはゴスペルから抜け出して昔のボブ・ディランに戻ったわね。
kat
ギターに、ミック・テイラーやマーク・ノップラーが参加しているから、ロック色が強いアルバムになったね。

評価: 3.5

1983年に発売された22作目のアルバムで、マーク・ノップラーとの共同作業で制作された作品です。

前作までのゴスペル3部作から一転して、ゴスペル色が薄れ、ボブ・ディランらしい独自の世界観が戻ってきています。

オープニング曲「Jokerman」はレゲエ調のリズムを取り入れており、アルバム全体ではR&B、ロック、レゲエ、アコースティックなど、多彩なジャンルが織り交ぜられているのが特徴です。

世間的にも高く評価され、1980年代のボブ・ディランの代表作に挙げられる作品です。

第13位
Bringing It All Back Home

このアルバムから、バンド形式の本格的なロックのアルバムになったわね。
kat
ボブ・ディランがフォークからロックに移行した転換期のアルバムだね。

評価: 3.6

1965年に発売された5作目のアルバムで、前半がエレクトリックなロックサウンド、後半がフォーク・ソングという二部構成になっている作品です。

前半のエレクトリックな曲の衝撃度が大きかったため、後半のフォーク・ソングは印象が薄く感じられます。

後にバーズがカバーして全米1位を記録した「Mr. Tambourine Man」や、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで涙ながらに歌った「It’s All Over Now, Baby Blue」など、名曲が揃っています。

次作「Highway 61 Revisited」と次々作「Blonde on Blonde」が名盤としてよく取り上げられるため、本作は影に隠れてしまっていますが、

最初にフォーク・ロックを開始したという意味で、音楽の歴史上、重要なアルバムとして位置づけられる作品です。

第12位
Planet Waves

バンド形式になり、1970年代を感じさせるリラックスしたアルバムね。
kat
ザ・バンドとの共演作で、このアルバムから1970年代のボブ・ディランの全盛期が始まっていったね。

評価: 3.7

1974年に発売された14作目のアルバムで、アサイラム移籍第1弾の作品です。

ザ・バンドとの共演作であるため、これまでのボブ・ディラン単独のギターやピアノによる弾き語りの曲はなく、ザ・バンドの演奏が色濃く出ています。

ボブ・ディランとザ・バンドは相性が良く、ボブ・ディランの歌声や独自性をザ・バンドがうまく引き立てています。

本作の中では、「Forever Young」がボブ・ディランの代表作であり、2バージョン収録されています。

前作・前々作がサントラや未発表曲の寄せ集め作品であったため、1970年代では本作からボブ・ディランが本気モードに入り、全米チャートで初の1位を記録しました。

第11位
Together Through Life

アコーディオンやマンドリンが使用されていて、渋みが増したアルバムね。
kat
ボブ・ディランの歌声が、さらにしゃがれ声になり、このアルバムの雰囲気にあっているね。

評価: 3.8

2009年に発売された33作目のアルバムで、全米チャート、全英チャートともに1位を記録した作品です。

全英チャートで1位になるのは「新しい夜明け」以来であり、実に40年ぶりとなります。

アコーディオンやマンドリンなど新しい楽器を取り入れたことで、アメリカ南部を感じさせる泥臭さが出ています。

ボブ・ディランのしゃがれ声にさらに磨きがかかり、各楽曲に深みを与えています。

このようなアメリカン・ルーツ・ミュージックが現在でも売れてしまうところに、ボブ・ディランの偉大さを感じます。

若い世代の人たちにも、ぜひ聴いてもらいたいアルバムです。


次は、10位 → 1位 です。

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