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”J-wave Tokio Hot 100” 年間ランキングを振り返る。30 YEAR ULTIMATE COUNTDOWNも紹介
前回の1998年〜2007年のTokio Hot 100 年間ランキングに引き続き、今回は、2008年〜2018年のTokio Hot 100 年間ランキングを振り返って行きます。
2008年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
---|---|---|
Coldplay | Viva La Vida | 9位 |
【コメント】
2008年は、ベテランの域に入ってきたコールドプレイの「Viva La Vida」が1位になりました。
コールドプレイは、1997年に結成されたイギリス出身の世界的に有名なロック・バンドで、最近では、韓国のアイドル・グループBTSとコラボレーションして、話題となりました。
2位には、アメリカのシンガーソングライター ジャスティン・ティンバーレイクをフィーチャーしたマドンナの「4 Minutes」が、ランクインしました。
4位のヤエル・ナイムの「New Soul」は、Appleの CMに採用されて人気になりました。
5位には、久々のマライア・キャリーの「Touch My Body」が、6位には、こちらも久々のオアシスの「The Shock Of The Lightning」がランクインしました。
マライア・キャリーも、オアシスも、いい意味で自分達のスタイルを貫いています。
日本勢では、キマグレンとサザンオールスターズの2曲がトップ10内にランクインしました。
サザンオールスターズは、「I Am Your Singer」発売後、無期限休止に入りましたが、2013年に活動を再開し、現在に至っています。
【記録】
1位のコールドプレイ「Viva La Vida」は、9週連続1位のあと、サザンオールスターズ「I Am Your Singer」に2週1位を奪われましたが、1位に返り咲き、10週間1位を記録しました。
また、この曲は、長期間、100位以内にランクインしていたことで、30年間ランキングでは、9位に入りました。
2009年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Madonna | Celebration | ランク外 |
【コメント】
2009年は、マドンナの「Celebration」が、1位になりました。
これで、マドンナは、1990年、2000年と、年間No.1を3回獲得したことになります。
2位には、越智志帆ボーカルのユニットSuoerflyの「恋する瞳は美しい」がランクインしました。
邦楽では、2005年に年間ランキング1位を記録したDef Tech以来の高順位となりました。
その他の日本勢では、ユニコーン、木村カエラの2曲が、トップ10内にランクインしました。
ユニコーンは、1989年のアルバム「服部」が有名ですが、4位にランクインした「Wao!」は久々のヒットになりました。
【記録】
2009年に、レギュラーチャートで長期間1位を記録した曲は、マドンナの「Celebration」の7週間1位(3週連続1位 + 4週連続1位)が最高でした。
順位の変動が激しかったこの年は、30年間ランキングに入ったアーティストはいませんでした。
2010年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Maroon 5 | Misery | ランク外 |
【コメント】
2010年は、ディスコ調のカッコ良い曲マルーン5の「Misery」が、1位になりました。
マルーン5は、2007年の「Makes Mw Winder」が、年間ランキング3位で最高位でしたが、遂に、1位を獲得しました。
2位には、アメリカの女性シンガー ケイティ・ペリー に、Hip-Hopのスヌープ・ドッグをフィーチャーした「California Gurls」がランクインしました。
この曲もディスコ調のカッコ良い曲です。
3位にも、ディスコ調でポップなケシャの「Tik Tok」がランクインしています。
8位には、久々の妖怪ジャミロクワイの「White Knuckle Ride」がランクインしました。
日本勢では、JUJU、秦基博、木村カエラの3曲がトップ10内にランクインしています。
【記録】
2010年も、昨年と同様、長期連続1位になるアーティストがいなく、30年間ランキングには、ブルーノ・マーズの「Just The Way You Are」だけが71位にランクインしました。
2011年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Maia Hirasawa | Boom! | 70位 |
【コメント】
2011年は、日系スウェーデン人のシンガー マイア・ヒラサワの「Boom!」が、1位になりました。
この年は、東日本大震災があった年で、「Boom!」は、日本を明るく元気にしてくれました。
2位には、アヴリル・ラヴィーンのキラキラしたポップロック「What The Hell」が、
3位、5位、10位には、レディー・ガガのダンス系の「The Edge Of Glory」「Born This Way」「Judas」の3曲がランクインしました。
10位以内に3曲ランクインしたのは、1998年のジャネット・ジャクソン以来で、この年のレディー・ガガの勢いが凄かったことが分かります。
日本勢では、Superflyと、Rakeの2曲がトップ10内にランクインしました。
2012年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Norah Jones | Happy Pills | ランク外 |
【コメント】
2012年は、ジャズ・シンガー ノラ・ジョーンズの「Happy Pills」が、1位になりました。
この曲は、今までのノラ・ジョーンズのジャジーさがなく、ポップスな曲に変化したため、一般受けし、大ヒットしました。
2位には、ウィズ・カリファをフィーチャーしたマルーン5の「Payphone」がランクインしました。
3位と4位には、カーリー・レイ・ジェプセンの「Call Me Maybe」と「Good Time」がランクインし、
特に、「Call Me Maybe」は、世界的にヒットし、日本でも、「ザ!世界仰天ニュース」のエンディング・テーマで使用され、有名になりました。
7位には、現在の歌姫テイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」が、ランクインし、日本でも、テイラー・スウィフトの人気が高まりました。
日本勢では、星野 源、桑田 佳祐、Superflyの3曲がトップ10内にランクインしました。
【記録】
年間ランキング1位のノラ・ジョーンズの「Happy Pills」は、久しぶりに長期間1位になりました。
3週連続1位の後、1ケ月間1位から陥落したものの再度1位に復帰して6週連続1位になり、合計9週間1位を記録しました。
2013年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Daft Punk Feat. Pharrell Williams | Get Lucky | 6位 |
【コメント】
2013年は、ダフト・パンク Feat. ファレル・ウィリアムスの「Get LuckyU」が1位になりました。
この曲は、ファンキーなギター・リフがカッコ良いディスコ調の曲です。
ダフト・パンクはフランスの電子音楽デュオで、1990年代から活躍しており、J-Waveでもお馴染みのグループとなりました。
2位は、サカナクションの「ミュージック」で、この曲は、通算8週間1位となり、邦楽の最長1位の記録を樹立しました。
ベテラン勢では、3位に、ポール・マッカートニーの「New」が、5位に、サザンオールスターズの「ピースとハイライト」がランクインました。
ポール・マッカートニーもサザンオールスターズも、現在も、衰えることなく活躍していることに、驚きを感じてしまいます。
【記録】
年間ランキング1位の「Get Lucky」は、2013年4月28日に初登場し、通算9週1位を獲得した後、2014年3月16日まで100位内を維持する長期ランクインしました。
そのため、30年間ランキングでは、6位と高順位を記録しました
2014年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Pharrell Williams | Happy | 2位 |
【コメント】
2014年は、ファレル・ウィリアムスの「Happy」が1位になりました。
この曲は、長期間100位内にランクインし続けたため、30年間ランキングでは2位を記録しました。
2位には、マイケル・ジャクソンの「Love Never Felt So Good」がランクインしました。
この曲は、もともと1983年に制作され、アメリカのポピュラー歌手ジョニー・マティスに提供された曲でした。
マイケル・ジャクソンは、2009年に他界してから5年経過していますが、この年に、年間ランキング2位を記録するとは、マイケル・ジャクソンの影響力がまだまだ大きいことが分かります。
日本勢では、秦 基博と星野 源の2曲がトップ10内にランクインしました。
【記録】
年間ランキング1位の「Happy」は、2013年12月29日に初登場し、通算4週1位になり、2015年3月15日まで100位内を維持したことから、30年間ランキングでは2位となりました。
その他にも、30年間ランキングには、テイラー・スウィフトの「Shake It Off」が、4位に、秦 基博の「ひまわりの約束」が、66位にランクインしました。
2015年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Carly Rae Jepsen | I Really Like You | 62位 |
【コメント】
2015年は、カーリー・レイ・ジェプセンの「I Really Like You」が1位になりました。
この曲は、レギュラー・チャートで、通算2週しか1位を獲得していませんが、2位を通算7週も記録しました。
Tokio Hot 100の歴史の中で、最も2位を獲得した回数が多い曲なのではないでしょうか。
年間ランキング2位には、70年代ディスコ調のマーク・ロンソン Feat. ブルーノ・マーズの「Uptown Funk」が、
4位には、ジャスティン・ビーバーの「What Do You Mean?」が、6位には、久々のケミカル・ブラザーズの「Go」が、ランクインしました。
日本勢では、星野 源、サカナクション、サザンオールスターズの3曲が、トップ10内にランクインしました。
【記録】
昨年の年間チャート3位のテイラー・スウィフトの「Shake It Off」が、2015年の年間チャートにも11位にランクインしており、
レギュラーチャートで長期間ランクインしたことから、30年間ランキングでは、4位と高順位を記録しました。
2016年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Radwinps | 前前前世 | 40位 |
【コメント】
2016年は、Radwinpsの「前前前世」が、2005年のDef Techに次ぐ、邦楽2度目の年間1位になりました。
2位には、ジャスティン・ティンバーレイクのキャッチーな曲「Can’t Stop The Feeling!」が、
9位には、ジャズ系のサウンドに戻ったノラ・ジョーンズの「Carry On」がランクインしました。
日本勢では、宇多田 ヒカル、星野 源、Perfume、Suchmosと、邦楽が、トップ10内に6曲もランクインしました。
これにより、J-waveは、洋楽有利という定説が崩れました。
Suchmosの曲が、トップ10内に2曲もランクインし、Suchmosの勢いが凄かった年でした。
【記録】
2016年は、邦楽が強かったことが影響してか、1位の入れ替わりが激しく、Radwinps「前前前世」、ジャスティン・ティンバーレイク「Can’t Stop The Feeling!」、ブルーノ・マーズ「24K Magic」の6週間1位が最高でした。
2017年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Ed Sheeran | Shape Of You | 7位 |
【コメント】
2017年は、エド・シーランの「Shape Of You」が1位になりました。
この曲は、合計3つのギネス世界記録を獲得し、世界的にも大ヒットしました。
2位は、ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」の「Another Day Of Sun」でした。
「ラ・ラ・ランド」の映画が大ヒットしたことで、この曲もヒットしましたが、このようなミュージカル曲が、Tokio Hot 100にランクインしたのは、珍しいことでした。
日本勢では、Suchmos、星野 源、平井 堅の3曲が、トップ10内にランクインしました。
【記録】
1位のエド・シーランの「Shape Of You」は、3月16日に1週しか1位になりませんでしたが、2018年3月4日まで、約1年2ケ月、100位以内にランクインしていました。
そのため、30年間ランキングでは、7位と高順位になりました。
2018年
No.1 アーティスト | No.1 Song | 30年間ランキング |
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Ariana Grande | No Tears Left To Cry | ランク外 |
【コメント】
2018年は、アリアナ・グランデの「No Tears Left To Cry」が、年間ランキング1位になりました。
この曲は、アルバム「Sweetener」の先行シングルカット曲で、アルバム「Sweetener」は、過去のアリアナ・グランデのアルバムと比較すると売り上げは落ちましたが、「No Tears Left To Cry」は、世界的に大ヒットしました。
2位は、キアラ・セトル & ザ・グレイテスト・ショーマン・アンサンブルの「This Is Me」が、ランクインしました。
この曲は、ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の主題曲になります。
昨年は、「ラ・ラ・ランド」の曲が、年間チャート2位でしたので、2年連続ミュージカル映画の主題歌が、2位になったことになります。
3位は、宇多田 ヒカルの「初恋」でした。
宇多田 ヒカルは、1998年のデビュー以来、20年が経ち、日本を代表するアーティストとしての貫禄がでてきました。
6位と8位には、あいみょんの曲(「マリーゴールド」と「今夜このまま」)が、ランクインしました。
【記録】
年間ランキング2位の「グレイテスト・ショーマン」の主題曲は、30年間ランキングでは、67位でした。
昨年の年間ランキング2位の「ラ・ラ・ランド」の主題曲は、30年間ランキングには入っていなかったため、
J-Waveでは、「グレイテスト・ショーマン」の方が、人気があったことが分かります。
まとめ
2019年1月1日に放送された「TOKIO HOT 100 30 YEAR ULTIMATE COUNTDOWN」がオンエアされたことに合わせて、
3回に渡り、J-wave Tokio Hot 100 の30年間の年間ランキングを紹介しました。
30年間の思い出が甦ってきて、大変懐かしさがありました。
Tokio Hot 100は、J-Waveの看板番組であり、まだまだ続いていくと思いますので、Tokio Hot 100の40周年を迎えた際は、「TOKIO HOT 100 40 YEAR ULTIMATE COUNTDOWN」が放送されることを期待して待っていたいと思います。
最後に、締めくくりとして、次回は、1988年〜2018年の30年間ランキングのまとめをしていきたいと思います。
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