The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

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The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)全アルバム ランキング

前回は、The Beatles(ビートルズ)全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、ビートルズの対抗馬であったThe Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


ローリング・ストーンズは、1962年に結成されてから、既に、60年以上が経過していますが、一度も解散することなく、現役で活躍しています。

ローリング・ストーンズのオリジナル・メンバは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズしか残っていませんが、2人とも80歳を超えています。

その中でも現役で活躍しており、生きる伝説となっています。

1960年代は、ビートルズとともに活躍し、ビートルズが優等生、ローリング・ストーンズが不良のイメージで売り出されていました。

ローリング・ストーンズの音楽は、ブルースを基調としており、初期のアルバムは、大半がブルースのカヴァー曲で構成されています。

その後、ジャガー/リチャーズのコンビの曲が増えていきますが、オリジナル曲であっても、根底には、ブルースがあります。

スタジオ・アルバムは、現在までに、26枚発売しています。

そんなローリング・ストーンズの全スタジオ・アルバムを、ランキングしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

ローリング・ストーンズのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

ローリング・ストーンズのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

ローリング・ストーンズ アルバムランキング

第26位
Between the Buttons

実験色が強く、散漫な印象を受けるアルバムね。サイケデリックな曲は、1960年代を感じさせるわね。
kat
このアルバムの中では、「Let’s Spend the Night Together」と「Ruby Tuesday」が有名曲だけど、英国版には収録されていないから、ローリング・ストーンズのアルバムの中では、地味なアルバムだね。

評価: 2.3

1967年発売の7作目のアルバムで、前作「Aftermath」と同様、全曲ジャガー/リチャーズのオリジナル曲で占められいてるアルバムです。

バラエティ豊かな曲が揃っていますが、全体的に統一感がなく、混沌とした印象を受けます。

本作の中では、「Let’s Spend the Night Together」と「Ruby Tuesday」が有名曲で、「Ruby Tuesday」は、1990年に初来日した時のライブで、演奏されました。

「Let’s Spend the Night Together」と「Ruby Tuesday」の2曲は、華がありますが、この2曲は、UK版には収録されていません。

そのため、UK版のアルバムはかなり地味な印象を受けます。

購入時には、US版かUK版か確認して購入する必要があります。

第25位
Emotional Rescue

前作「女たち」と同様、ダンス系のノリの良い曲が多いわね。
kat
ダンス系の曲だけでなく、R&R、ブルース、レゲエ、カントリーと多彩なアルバムだね。

評価: 2.4

1980年発売の17作目のアルバムで、本作のために制作された曲が75曲あると言われており、その中から10曲が選曲され、本作に収められています。

レゲエの曲が入っているためか、のんびりとした夏を感じさせるアルバムです。

ローリング・ストーンズの代表曲が収録されていないことや、魅力的な曲が少ないことから、ローリング・ストーンズのアルバムの中では、マイナーな存在になっています。

その中でも、ロン・ウッドが初めて、作曲者にクレジットされたノリの良い「Dance」と、キース・リチャーズがリード・ボーカルのバラード曲「Emotional Rescue」ぐらいが聴きどころの曲です。

低迷期のアルバムですが、それでも、全米、全英ともに1位を獲得しました。

第24位
Undercover

このアルバムは、オープニング・ナンバー「Undercover of the Night」のためにあるようなアルバムね。
kat
「Undercover of the Night」が素晴らしすぎて、他の曲があまり印象に残らないね。

評価: 2.45

1983年発売の19作目のアルバムで、ローリング・ストーンズ流の新しい要素を取り入れた革新的なアルバムです。

それが最もよく表現されているのが、オープニング・ナンバーの「Undercover of the Night」であり、この曲は、ニューヨークのヒップ・ホップ・サウンドを大胆に取り入れています。

本作は、「Undercover of the Night」が目立ちすぎて、その他の曲が地味な印象を受けますが、

それでも、キース・リチャーズがリード・ボーカルのラブ・ソング「Wanna Hold You」や、血生臭さが漂う「Too Much Blood」が印象に残る曲です。

特に、「Too Much Blood」は、ミック・ジャガーがラップに挑戦しています。

今までのローリング・ストーンズのサウンドとはかけ離れてしまったため、戸惑いを感じてしまう作品です。

第23位
Dirty Work

前作「Undercover of the Night」のような革新的な曲がなくなり、オーソドックなアルバムに戻ったわね。
kat
ミック・ジャガーとキース・リチャーズの仲が最悪な状態の中で制作されたアルバムだけど、その割には、良くできているアルバムだね。

評価: 2.5

1986年発売の20作目のアルバムで、この時期、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが不仲状態であったことと、ミック・ジャガーのソロ・アルバムの発表が重なったことから、キース・リチャーズを中心に制作されたアルバムです。

そのため、本作で初めて、キース・リチャーズのリード・ボーカルの曲が、2曲収録されています。

プロデューサーは、U2やピーター・ガブリエルの仕事で知られるスティーブ・リリィホワイトが担当しています。

無難な曲が多く、その中では、シングル・カットされた「One Hit」と、R&Bデュオ ボブ&アールのカヴァー曲「Harlem Shuffle」が秀逸な曲です。

低迷期から抜け出す気配が感じられるアルバムです。

第22位
The Rolling Stones

ローリング・ストーンズのデビュー・アルバムは、R&Bのカヴァー曲を中心としたアルバムね。
kat
そうだね。ローリング・ストーンズのメンバーが敬愛していたR&Bの先輩達のカヴァー曲が大半を占めているね。

評価: 2.55

1964年発売のローリング・ストーンズの記念すべきデビュー・アルバムです。

ウィリー・ディクソン、ジミー・リード、ボー・ディドリーなどのブルースの曲や、チャックベリーのR&Rの曲など、大半がカヴァー曲で構成されています。

一部、ナンカー・フェルジ(ローリング・ストーンズのメンバ全員が曲を作る時のペンネーム)や、ジャガー/リチャーズのコンビの曲も、一部収録されています。

まだ、演奏に緻密さがなく、粗野で荒々しい演奏を行なっており、若々しさを感じます。

本作は、R&Bのカヴァー曲が聴きどころになりますが、初のジャガー/リチャーズの共作バラード曲「Tell Me」は、稚拙ながらも今後のローリング・ストーンズを感じさせる曲で、本作の注目曲になります。

第21位
12×5

1stアルバムと同様、半分以上の曲が、R&Bのカヴァー曲ね。それでも、1stアルバムよりもパワーアップしているわね。
kat
1stアルバムよりも、ハーモニカやオルガンの音が増えて、ローリング・ストーンズの進化が感じられるね。

評価: 2.6

1964年発売のセカンド・アルバムで、半分以上が、R&Bのカヴァー曲ですが、オリジナル曲も増えています。

本作の中では、「Time Is On My Side」が、全米でヒットし、ローリング・ストーンズの有名曲の1つとなりました。

日本でも、CMで使われていたことから、馴染みのある曲となりました。

この曲は、カイ・ウィンディングのカヴァー曲ですが、ローリング・ストーンズの方が有名になったために、ローリング・ストーンズのオリジナル曲だと思っている人も多いかと思います。

その他に、黒人グループ ドリフターズのカヴァー曲「なぎさのボードウォーク」のようなローリング・ストーンズには似つかわしくない可愛らしい曲も収録されています。

本作は、全米チャートで3位を記録しました。

第20位
Their Satanic Majesties Request

今までのアルバムとは全く異なるサイケデリックなアルバムね。
kat
ジャケットから、ビートルズの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」の影響を感じるね。

評価: 2.65

1967年発売の8作目のアルバムで、初のセルフ・プロデュース作品ですが、ローリング・ストーンズのアルバムの中では、最も異色なアルバムです。

ビートルズの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」を模倣した作品であることは、サイケデリックなサウンドや、ジャケットから明らかで、ビートルズの二番煎じだと酷評されました。

それでも、「2000 Light Years From Home」や「She’s a Rainbow」など、光る曲も収録されています。

駄作のアルバムというよりも、新しい試みに挑戦したアルバムと捉えたい作品です。

第19位
December’s Children

ロックンロールの曲が多いアルバムね。「As Tears Go By」は、ローリング・ストーンズの初期の名バラード曲ね。
kat
ロック色の強いアルバムだね。オリジナル曲で占められている後半が聞きどころだね。

評価: 2.7

1965年発売の5作目のアルバムで、前半が、カヴァー曲、後半がジャガー/リチャーズによるオリジナル曲で構成されています。

カヴァー曲は、チャック・ベリーなどのロックンロールしている曲が多く、ロック色の強いアルバムになっています。

オリジナル曲では、全米・全英ともにNo.1となった「Get Off of My Cloud」と、マリアンヌ・フェイスフルのために作った「As Tears Go By」が有名曲です。

「As Tears Go By」は、ビートルズの「イエスタデイ」に触発されて制作されたものと言われており、ローリング・ストーンズのバラード曲の中でも、上位に位置付けられる名バラード曲です。

本作は、全米チャートで、4位を記録しました。

第18位
Bridges to Babylon

オープニング・ナンバー「Flip the Switch」は、ローリング・ストーンズらしいロックンロールしている曲だけど、あとは、しんみりとした曲が多いわね。
kat
ローリング・ストーンズのノリの良さが無くなり、大人のサウンドに変わってしまったね。

評価: 2.75

1997年発売の23作目のアルバムで、ドン・ウォズ、ダスト・ブラザーズ、ダニー・セイバーなどの複数プロデュサーによって制作されたアルバムです。

複数のプロデュサーで制作するというアイデアは、ミック・ジャガーによるものです。

ロックンロール、ブルース、バラード、レゲエなどバラエティ豊かな曲が収録されていますが、曲によって質のばらつきがあり、あまり統一感がありません。

キース・リチャーズのリード・ボーカル曲が、初めて、3曲収録されたことも特徴的です。

全体的に落ち着いた曲が多く、大人のローリング・ストーンズを味わえるアルバムです。

第17位
A Bigger Bang

前作「Bridges to Babylon」と同様、落ち着いた大人のローリング・ストーンズが聞けるアルバムね。
kat
40年以上ローリング・ストーンズ流のロックをやり続けていることが凄いね。

評価: 2.8
2005年発売の24作目のアルバムで、メンバの平均年齢が60歳を超え、「流石に、昔の勢いはなくなっているであろう」と前評判はあまり良くありませんでしたが、実際にアルバムを聴いてみると、昔のローリング・ストーンズに劣らない素晴らしいアルバムでした。

世間一般的にも評価の高いアルバムです。

キラーチューンはありませんが、オープニング・ナンバー「Rough Justice」のノリの良い曲からスタートし、年齢に相応しい大人のローリング・ストーンズの曲が、展開されています。

全英チャート2位、全米チャート3位を記録し、まだまだローリング・ストーンズは衰えていないことを証明しました。

第16位
Voodoo Lounge

1960年代のローリング・ストーンズの懐かしさを感じるアルバムね。
kat
1960年代のローリング・ストーンズのサウンドを今風にして、パワーアップさせたようなアルバムだね。

評価: 2.85

1994年発売の22作目のアルバムで、ビル・ワイマンが脱退し、ダリル・ジョーンズを迎え入れて制作された5年ぶりのアルバムです。

平均以上の小粒な曲が揃っていますが、本作からアメリカでシングルヒットした曲はありませんでした。

アルバム自体は、全米2位、全英1位を獲得しており、コンセプト・アルバムのようにアルバム全体として聴くのに適しています。

本作の中では、ピアノと、ミック・ジャガーのボーカルが美しい「Out of Tears」が、1990年代のローリング・ストーンズを代表する名バラード曲で、おすすめ曲です。


次は、15位 → 6位 です。

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