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The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、The Beatles(ビートルズ)全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、ビートルズの対抗馬であったThe Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
ローリング・ストーンズは、1962年に結成されてから、既に、60年以上が経過していますが、一度も解散することなく、現役で活躍しており、生きる伝説となっています。
ローリング・ストーンズのオリジナル・メンバーは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズしか残っていませんが、2人とも80歳を超えています。
1960年代は、ビートルズとともに活躍し、ビートルズが優等生、ローリング・ストーンズが不良のイメージで売り出されていました。
ローリング・ストーンズの音楽は、ブルースを基調としており、初期のアルバムは、大半がブルースのカヴァー曲で構成されています。
その後、ジャガー/リチャーズのコンビの曲が増えていきますが、オリジナル曲であっても、根底には、ブルースがあります。
そんなローリング・ストーンズの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ローリング・ストーンズのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ローリング・ストーンズのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
ローリング・ストーンズ アルバムランキング
Between the Buttons
評価: 2.3
1967年発売の7作目のアルバムで、前作「Aftermath」と同様、全曲ジャガー/リチャーズのオリジナル曲で占められているアルバムです。
バラエティ豊かな曲が揃っていますが、全体的に統一感がなく、混沌とした印象を受けます。
本作の中では、「夜をぶっとばせ」と「ルビー・チューズデイ」が有名曲で、「Ruby Tuesday」は、1990年に初来日した時のライブでも、演奏されました。
この「夜をぶっとばせ」と「ルビー・チューズデイ」の2曲は、華がありますが、この2曲は、UK版には収録されていません。
そのため、UK版のアルバムはかなり地味な印象を受けます。
購入時には、US版かUK版か確認して購入する必要があります。
Emotional Rescue
評価: 2.4
1980年発売の17作目のアルバムで、本作のために制作された曲が75曲あると言われており、その中から10曲が選曲され、本作に収められています。
レゲエの曲が入っているためか、のんびりとした夏を感じさせるアルバムです。
ローリング・ストーンズの代表曲が収録されていないことや、魅力的な曲が少ないことから、ローリング・ストーンズのアルバムの中では、マイナーな存在になっています。
その中でも、ロン・ウッドが初めて、作曲者にクレジットされたノリの良い「Dance」と、キース・リチャーズがリード・ボーカルのバラード曲「Emotional Rescue」ぐらいが聴きどころの曲です。
ローリング・ストーンズの低迷期のアルバムですが、それでも、全米、全英ともに1位を獲得しました。
Undercover
評価: 2.45
1983年発売の19作目のアルバムで、ローリング・ストーンズ流の新しい要素を取り入れた革新的なアルバムです。
それが最もよく表現されているのが、オープニング・ナンバーの「Undercover of the Night」であり、この曲は、ニューヨークのヒップ・ホップ・サウンドを大胆に取り入れています。
本作は、「Undercover of the Night」が目立ちすぎて、その他の曲が地味な印象を受けますが、
それでも、キース・リチャーズがリード・ボーカルのラブ・ソング「Wanna Hold You」や、血生臭さが漂う「Too Much Blood」が印象に残る曲です。
特に、「Too Much Blood」は、ミック・ジャガーがラップに挑戦しています。
今までのローリング・ストーンズのサウンドとはかけ離れてしまったため、戸惑いを感じてしまう作品です。
Dirty Work
評価: 2.5
1986年発売の20作目のアルバムで、この時期、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが不仲状態であったことと、ミック・ジャガーのソロ・アルバムの発表が重なったことから、キース・リチャーズを中心に制作されたアルバムです。
そのため、本作で初めて、キース・リチャーズのリード・ボーカルの曲が、2曲収録されています。
プロデューサーは、U2やピーター・ガブリエルの仕事で知られるスティーブ・リリィホワイトが担当しています。
無難な曲が多く、その中では、シングル・カットされた「One Hit」と、R&Bデュオ ボブ&アールのカヴァー曲「Harlem Shuffle」が秀逸な曲です。
低迷期から抜け出す気配が感じられるアルバムです。
The Rolling Stones
評価: 2.55
1964年発売のローリング・ストーンズの記念すべきデビュー・アルバムです。
ウィリー・ディクソン、ジミー・リード、ボー・ディドリーなどのブルースの曲や、チャックベリーのR&Rの曲など、大半がカヴァー曲で構成されています。
一部、ナンカー・フェルジ(ローリング・ストーンズのメンバー全員が曲を作る時のペンネーム)や、ジャガー/リチャーズのコンビの曲も、一部収録されています。
まだ、演奏に緻密さがなく、粗野で荒々しい演奏を行なっており、若々しさを感じます。
本作は、R&Bのカヴァー曲が聴きどころになりますが、初のジャガー/リチャーズの共作バラード曲「Tell Me」は、稚拙ながらも今後のローリング・ストーンズを感じさせる曲で、本作の注目曲になります。
12×5
評価: 2.6
1964年発売のセカンド・アルバムで、半分以上が、R&Bのカヴァー曲ですが、オリジナル曲も増えています。
本作の中では、「Time Is On My Side」が、全米でヒットし、ローリング・ストーンズの有名曲の1つとなりました。
日本でも、CMで使われていたことから、馴染みのある曲となりました。
この曲は、カイ・ウィンディングのカヴァー曲ですが、ローリング・ストーンズの方が有名になったために、ローリング・ストーンズのオリジナル曲だと思っている人も多いかと思います。
その他に、黒人グループ ドリフターズのカヴァー曲「なぎさのボードウォーク」のようなローリング・ストーンズには似つかわしくない可愛らしい曲も収録されています。
本作は、全米チャートで3位を記録しました。
Their Satanic Majesties Request
評価: 2.65
1967年発売の8作目のアルバムで、初のセルフ・プロデュース作品ですが、ローリング・ストーンズのアルバムの中では、最も異色なアルバムです。
ビートルズの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」を模倣した作品であることは、サイケデリックなサウンドや、ジャケットから明らかで、ビートルズの二番煎じだと酷評されました。
それでも、「2000 Light Years From Home」や「She’s a Rainbow」など、光る曲も収録されています。
駄作のアルバムというよりも、新しい試みに挑戦したアルバムと捉えたい作品です。
December’s Children
評価: 2.7
1965年発売の5作目のアルバムで、前半が、カヴァー曲、後半がジャガー/リチャーズによるオリジナル曲で構成されています。
カヴァー曲は、チャック・ベリーなどのロックンロールしている曲が多く、ロック色の強いアルバムになっています。
オリジナル曲では、全米・全英ともにNo.1となった「Get Off of My Cloud」と、マリアンヌ・フェイスフルのために作った「As Tears Go By」が有名曲です。
「As Tears Go By」は、ビートルズの「イエスタデイ」に触発されて制作された曲と言われており、ローリング・ストーンズのバラード曲の中でも、上位に位置付けられる名バラード曲です。
本作は、全米チャートで、4位を記録しました。
Bridges to Babylon
評価: 2.75
1997年発売の23作目のアルバムで、ドン・ウォズ、ダスト・ブラザーズ、ダニー・セイバーなどの複数プロデュサーによって制作されたアルバムです。
複数のプロデュサーで制作するというアイデアは、ミック・ジャガーによるものです。
ロックンロール、ブルース、バラード、レゲエなどバラエティ豊かな曲が収録されていますが、曲によって質のばらつきがあり、あまり統一感がありません。
キース・リチャーズのリード・ボーカル曲が、初めて、3曲収録されたことも特徴的です。
全体的に落ち着いた曲が多く、大人のローリング・ストーンズを味わえるアルバムです。
A Bigger Bang
評価: 2.8
2005年発売の24作目のアルバムで、メンバーの平均年齢が60歳を超え、「流石に、昔の勢いはなくなっているであろう」と前評判はあまり良くありませんでしたが、実際にアルバムを聴いてみると、昔のローリング・ストーンズに劣らない素晴らしいアルバムでした。
世間一般的にも評価の高いアルバムです。
キラーチューンはありませんが、オープニング・ナンバー「Rough Justice」のノリの良い曲からスタートし、年齢に相応しい大人のローリング・ストーンズの曲が、展開されています。
全英チャート2位、全米チャート3位を記録し、まだまだローリング・ストーンズは衰えていないことを証明しました。
Voodoo Lounge
評価: 2.85
1994年発売の22作目のアルバムで、ビル・ワイマンが脱退し、ダリル・ジョーンズを迎え入れて制作された5年ぶりのアルバムです。
平均以上の小粒な曲が揃っていますが、本作からアメリカでシングルヒットした曲はありませんでした。
アルバム自体は、全米2位、全英1位を記録しており、コンセプト・アルバムのようにアルバム全体として聴くのに適しています。
本作の中では、ピアノと、ミック・ジャガーのボーカルが美しい「Out of Tears」が、1990年代のローリング・ストーンズを代表する名バラード曲で、おすすめ曲です。
次は、15位 → 6位 です。