The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

第15位
The Rolling Stones, Now!

ローリング・ストーンズの黒人音楽への傾倒が感じられるアルバムね。
kat
1st、2ndアルバム以上に、黒っぽくなっているね。今後のローリング・ストーンズの骨格が出来上がってきているね。

評価: 2.9

1965年発売の3作目のアルバムで、R&Bのカヴァー曲とオリジナル曲4曲で構成されています。

サウンドは、かなり黒人音楽寄りになり、ローリング・ストーンズの目指している音楽性がはっきり表れています。

ローリング・ストーンズのアルバムの中では、マイナーなアルバムですが、ウィリー・ディクスン作のブルース・カヴァー曲「Little Red Rooster」は、英国で1位を獲得し、ローリング・ストーンズのライブで、頻繁に演奏される有名曲となりました。

ブルースやR&Rをローリング・ストーンズなりに消化しており、初期のローリング・ストーンズの音楽性を知るには、適したアルバムです。

第14位
Out Of Our Heads

ローリング・ストーンズの最も有名な「サティスファクション」が収録されているアルバムね。
kat
ローリング・ストーンズは、「サティスファクション」で、一躍有名になったね。

評価: 2.95

1965年発売の4作目のアルバムで、カヴァー曲が半分、オリジナル曲が半分の構成で、オリジナル曲の比重が大きくなったアルバムです。

オリジナル曲では、「サティスファクション」が最も有名ですが、それ以外にも、ベスト・アルバムに収録されることの多い「The Last Time」「Play With Fire」が収録されています。

カヴァー曲では、オーティス・レディングの「That’s How Strong My Love Is」や、バート・ラッセルの「Cry To Me」が秀逸曲です。

ローリング・ストーンズ初の全米チャート1位を記録し、ローリング・ストーンズの地位を確立した初期の傑作アルバムです。

第13位
Tattoo You 刺青の男

キャッチーな曲が増えて、聞きやすいアルバムね。1980年代を感じさせるアルバムね。
kat
1980年代は、ローリング・ストーンズの低迷期の時代だけど、このアルバムは、1980年代のアルバムの中では、傑作なアルバムだね。

評価: 3.0

1981年発売の18作目のアルバムで、短期間で新作を発表しなければならない事情から、未発表曲をリミックスするなどして、仕上げられたアルバムです。

そのため、1970年代に作られた曲が多く含まれています。

珍しいところでは、ジャズ界で有名なサックス奏者ソニー・ロリンズが参加しています。

本作の中では、1990年初の日本公演のオープニング曲でもあった「Start Me Up」が、有名曲で、1981年のアメリカ・ツアーから一貫して演奏され続けている名曲です。

米国で9週連続1位となり、1980年代を代表するアルバムです。

第12位
Blue & Lonesome

ブルースの曲ばかりカヴァーしたアルバムね。コテコテのブルースだから、私には難しいアルバムだったわ。
kat
最初期のローリング・ストーンズに原点回帰したアルバムだね。1960年代よりも音が格段によくなり、迫力のあるブルース・アルバムになったね。

評価: 3.1

2016年発売の25作目のアルバムで、ローリング・ストーンズ初のカヴァー・アルバムです。

カヴァー曲は、全てブルース・ナンバーで、ローリング・ストーンズの1960年代のアルバムに原点回帰したアルバムだと言えます。

スタジオ・ライブ感覚で、わずか3日間で制作されており、キース・リチャーズがリード・ボーカルの曲は、1曲も収録されていません。

このようなスタイルからも、ローリング・ストーンズの初期のアルバムに原点回帰していることが分かります。

レッド・ツェッペリンもカヴァーした「I Can’t Quit You Baby」が収録されており、レッド・ツェッペリンとは全く異なるアレンジがされています。

「Voodoo Lounge」以来の全英チャート1位を記録しました。

第11位
It’s Only Rock’n Roll

ロック色の強いアルバムね。R&Bバンドから、いつの間にか、ロック・バンドに変わってしまったわね。
kat
前作「山羊の頭のスープ」あたりから、ローリング・ストーンズの音楽性が変わってきているね。

評価: 3.15

1974年発売の14作目のアルバムで、アルバム名通り、ロックンロールしているサウンドで、ローリング・ストーンズがロック・バンドになることを宣言しているような作品です。

久々のモータウンのカヴァー曲であるテンプテーションズの「Ain’t Too Proud to Beg」や、初のレゲエ要素を取り入れた「Luxury」など、ロックンロールではない曲も収録されています。

本作の中では、「It’s Only Rock’n Roll」ぐらいしか、有名曲はありませんが、個人的には、哀愁を感じさせる「Time Waits for No One」が、おすすめ曲です。

本作発売後、ミック・テイラーは、バンドを脱退します。

第10位
Hackney Diamonds

前作「Blue & Lonesome」が、最後のアルバムかと思っていたけど、まさか、この歳で新作を出すとは、思わなかったわ。
kat
しかも、衰えを感じないロックンロールをやっているところが、凄いね。

評価: 3.2

2023年発売の26作目のアルバムで、ポップなロックンロールの曲が詰まっているアルバムです。

ローリング・ストーンズのアルバムの中でも、非常に聞きやすいアルバムですが、その中でも、昔のローリング・ストーンズを感じさせるブルースやアメリカ南部の泥臭さを持った曲もあり、往年のローリング・ストーンズ ファンにも楽しめる作品です。

それにしても、本作発売時のミック・ジャガーは80歳、キース・リチャーズは79歳、ロン・ウッドは76歳と、アラエイティーのお爺ちゃんバンドとは思えない迫力のある演奏を行っています。

特に、ミック・ジャガーのボーカルは全く衰えておらず、このまま90歳になっても活躍していそうな期待を持たせてくれます。

音質も良く、期待以上の上質なアルバムです。

第9位
Aftermath

色々な楽器が使用され、楽曲の幅が広がっているわね。ローリング・ストーンズの新境地を感じるアルバムね。
kat
このアルバムは、初の全曲ジャガー/リチャーズのオリジナル曲でまとめられ、作曲能力が向上していることが分かるね。

評価: 3.25

1966年発売の6作目のアルバムで、今までのアルバムに必ず含まれていたカヴァー曲が1曲も収録されておらず、全曲ジャガー/リチャーズのオリジナル曲で占められいてるアルバムです。

また、今までのギターやハーモニカだけではなく、マリンバ、ダルシマーなどの楽器が初めて使用され、音楽的にも幅が広がっていることが分かります。

米国版と英国版で若干、収録曲が変わっていますが、本作の中では、「Mother’s Little Helper」や「Under My Thumb」が、有名曲です(米国版では、「Mother’s Little Helper」ではなく、「Paint It, Black」が収録されています)。

また、注目曲として、11分にも及ぶ大作「Goin’ Home」が収録されています。

全英チャート1位、全米チャート2位を記録しました。

第8位
Goats Head Soup 山羊の頭のスープ

このアルバムの中では、名バラード曲「悲しみのアンジー」が秀逸ね。
kat
「悲しみのアンジー」は、日本の中で、最も人気の高い曲だね。他にも「Winter」は、隠れた名曲だね。

評価: 3.3

1973年発売の13作目のアルバムで、ローリング・ストーンズが初めてジャマイカで録音したアルバムです。

ジャケットから分かるように、黒魔術的な要素があり、今までのローリング・ストーンズのアルバムとは異なった雰囲気を持っています。

本作の中では、「悲しみのアンジー」が最も有名な曲で、本作が発売された1973年は、ローリング・ストーンズ初の日本公演が中止となってしまったことと重なり、悲嘆した日本人の心を癒してくれました。

「悲しみのアンジー」以外にも、「Coming Down Again」や「Winter」などバラード曲が多く収録されています。

本作も、全米、全英ともに1位を記録しました。

第7位
Some Girls 女たち

このアルバムの中では、なんといっても「Miss You」がいいわね。ローリング・ストーンズがディスコ調の曲をやるのが意外だわ。
kat
「Miss You」が目立ちすぎているため、その他の曲が地味に聞こえてしまうね。全曲、ディスコ調の曲でもよかったかもしれないね。

評価: 3.35

1978年発売の16作目のアルバムで、ディスコ・サウンドを取り入れたオープニング・ナンバー「Miss You」が賛否両論を呼んだ話題作です。

1970年代の時流に乗ったディスコ・サウンドは、意外にも、ローリング・ストーンズのサウンドにマッチしています。

この「Miss You」の話題性が大きかったため、他の曲の印象が薄いですが、テンプテーションズのカヴァー曲「Just My Imagination (Running Away with Me」や、キース・リチャーズの逮捕劇からの復帰作「Before they make me run」、ソウル系のバラード曲「Beast of Burden」など良作が揃っています。

1970年代最後のアルバムに相応しい作品です。

本作以降、1980年代のローリング・ストーンズは、勢いが失速していくことになります。

第6位
Steel Wheels

ローリング・ストーンズが、初めて日本公演を行った時のアルバムだから、日本で馴染み深いアルバムね。
kat
このアルバムは、パワフルで、1980年代のローリング・ストーンズの低迷期から、脱出できたアルバムだね。

評価: 3.5

1989年発売の21作目のアルバムで、今までのローリング・ストーンズのラフな音作りがなくなり、緻密に音作りがされたアルバムです。

本作のツアーで、初めて日本公演が行われたため、当時は、本作の収録曲「Rock and a Hard Place」が、日本のCMで、頻繁に流れていました。

そのため、本作は、日本で馴染み深いアルバムとなり、日本では、ローリング・ストーンズのアルバムの中で最も売れたアルバムになりました。

1980年代の低迷期が嘘のように、パワフルなローリング・ストーンズのサウンドを聞くことができます。

ハードな曲が多く、ローリング・ストーンズのアルバムの中では、最もハード・ロックしています。


次は、5位 → 1位 です。

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