Pink Floyd(ピンク・フロイド)全アルバムランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介


Atom Heart Mother 原子心母

これまでのサイケデリックのアルバムから一転、オーケストラを使用した大作アルバムね。
kat
ピンク・フロイドがプログレッシブ・ロックバンドになった歴史的な1枚だね。

評価: 4.5

1970年に発売された5作目のアルバムで、それまでのサイケデリックで難解な作品から、実験的ながらも分かりやすい曲で構成されている作品です。

1曲目のタイトル曲でもある「Atom Heart Mother」は、オーケストラを全面に取り入れた23分の大作です。

後半は4曲の短めの楽曲で構成されており、クラシック、ジャズ、サイケデリック、ロック、フォークなど多彩なサウンドが詰まったバラエティ豊かな革新的なアルバムとなっています。

なお、「Atom Heart Mother」というタイトルは、「人工心臓を装着した女性が無事に子供を出産した」という記事に触発されて付けられたと言われています。


The Wall

ロック・オペラの超大作のアルバムね。ピンク・フロイドのコンセプト・アルバムが、この作品で極まったわね。
kat
「狂気」以上のアルバムは作れないと言われていた中、別の切り口で「壁」をテーマにした超大作を作り上げたね。

評価: 4.6

1979年に発売された11作目のアルバムで、2枚組コンセプト・アルバムであり、ロック・オペラ的な大作です。

本作はロジャー・ウォーターズを中心に制作され、ロジャー・ウォーターズの半自伝的な内容が描かれています。

1982年には、「ピンク・フロイド ザ・ウォール」というタイトルでアニメ映画も制作されました。

「The Wall」のライブでは、演奏中に実際の壁を作り上げ、最後にその壁を崩壊させるという大規模な演出が行われ、非常にコストのかかったライブとしても知られています。

私は、ベルリンの壁崩壊後にドイツで開催されたロジャー・ウォーターズの再現ライブをビデオで観たのですが、壁が築かれていく過程や、映像が映し出される演出など、そのスケールと迫力に圧倒されました。

本作は、2枚組のコンセプト・アルバムでありながら、全米チャートで15週連続1位を記録し、世界で最も売れた2枚組アルバムの一つとされています。


The Dark Side Of The Moon 狂気

プログレッシブ・ロックのジャンルだけでなく、ロック史に残る名盤ね。
kat
「狂気」は、ピンク・フロイドのアルバムの中で最も優れていて無駄のないアルバムだね。

評価: 4.8

1973年に発売された8作目のアルバムで、ピンク・フロイドの最高傑作にして、プログレッシブ・ロックの金字塔とされる名盤です。

本作は、Billboard 200チャートに15年間(通算741週)連続ランクインという驚異的な記録を打ち立て、ギネスにも認定されました。

アルバム全体が1つの組曲のように構成されており、曲間にほとんど切れ目がなく、冒頭からラストまで一気に流れていきます。
(正確には、当時はレコード盤のため、A面とB面の間には物理的な区切りがあります。)

キング・クリムゾンやイエスのように、一聴して心に刺さるような鋭さはありませんが、繰り返し聴くうちにじわじわと心に染み入る作品です。

また、各楽曲に込められたメッセージ色の強い意味深な歌詞にも注目してもらいたいアルバムです。

「The Dark Side Of The Moon」を「狂気」という邦題にしてしまうのも意味深に感じます。


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    Delicate Sound Of Thunder 光〜PERFECT LIVE!

  • 「鬱」発売後のライブ音源で、前半は新生ピンク・フロイド期の楽曲、後半はプログレッシブ・ロック時代の代表曲を中心とした構成になっています。
  • 特に後半では、ピンク・フロイドの名曲が次々と披露されており、ピンク・フロイドのベスト盤として聴くのにも最適なアルバムです。
    Pulse

  • 「対」発売後のライブ音源で、後半の「狂気」全曲演奏が、聴きどころのアルバムです。
  • ピンク・フロイド後期のライブでは珍しく、サイケデリック時代の曲「天の支配」が演奏されており、オリジナルよりもカッコ良いアレンジが施されています。
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  • 本作は、ピンク・フロイドではなく、ロジャー・ウォーターズのライブ音源です。ベルリンの壁の崩壊時に、ベルリンで「The Wall」のライブが再現されました。
  • このライブには、スコーピオンズ、シンディー・ローパー、ブルー・ミッチェル、ブライアン・アダムズなどの豪華ゲストが参加しています。


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ピンク・フロイドのメンバー

次に、ピンク・フロイドのメンバーを紹介していきます。

  • デヴィッド・ギルモア(ボーカル、ギター担当)

    ピンク・フロイドのオリジナルメンバーではありませんが、シド・バレットの後任として、2ndアルバム「神秘」からピンク・フロイドに正式加入しました。

    ロジャー・ウォーターズ脱退後は、ピンク・フロイドの中心人物となり、「鬱」「対」「永遠」といったアルバムを制作しました。

    ギタープレイは、一聴してデヴィッド・ギルモアと分かるほど個性的で、唯一無二の音色を持っています。

    曲によっては、ギターを横に寝かせて、お琴のように座って演奏するスタイルを取ることもあります。


  • ニック・メイスン(ドラムス担当)

    ピンク・フロイドのオリジナルメンバーですが、ドラム担当ということもあり、ピンク・フロイドの中では一番地味な存在です。

    穏やかな性格なのか、デヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズの対立時は、中立的な立場をとっていました。


  • リチャード・ライト(キーボード担当)

    ピンク・フロイドのオリジナルメンバーの一人です。

    他のプログレッシブ・ロック・バンドに見られるような派手なキーボード・プレイは行わず、ギターやボーカルを引き立てるような、控えめな演奏に徹していました。

    「The Wall」「The Final Cut」の制作時には、ロジャー・ウォーターズとの対立が激化し、一時はピンク・フロイドを解雇されるという事態にも発展しましたが、その後「鬱」から復帰を果たします。

    しかし残念ながら、2008年にがんのため亡くなりました。


  • ロジャー・ウォーターズ(ボーカル、ベース担当)

    ピンク・フロイドのオリジナルメンバーであり、アルバム「神秘」から「The Final Cut」までの作品において、中心的な役割を担ってきました。

    ピンク・フロイドの多くの楽曲は、ロジャー・ウォーターズによる作詞・作曲であり、その音楽性やメッセージ性は大きな影響を与えました。

    しかし、ワンマン的な性格なのか、「The Wall」「The Final Cut」の制作時には、ピンク・フロイドをワンマン・バンド化してしまい、デヴィッド・ギルモアやリチャード・ライトとの対立を招きました。

    その結果、最終的にピンク・フロイドを脱退することになります。

    それでも、ロジャー・ウォーターズの音楽的才能は非常に高く、「狂気」や「The Wall」といった歴史的名盤が生まれたのは、ロジャー・ウォーターズの能力があったからこそだと思っています。


  • シド・バレット(ボーカル、ギター担当)

    ピンク・フロイドのオリジナルメンバーであり、ファースト・アルバム「夜明けの口笛吹き」の中心的存在でした。

    しかし、ドラッグの過剰摂取とそれに伴う精神障害により、バンド活動の継続が困難となり、ピンク・フロイドを脱退することになります。

    その後も、ピンク・フロイドのメンバーたちは、たびたびシド・バレットの才能について語っており、ピンク・フロイドの曲の中には、シド・バレットをテーマにした作品も存在します。

    それだけ特別な才能を持っていたことは間違いありませんが、もしそのままピンク・フロイドに残っていたら、プログレッシブ・ロック路線に進んでいたかどうかは、疑問の残るところです。

    ピンク・フロイド脱退後は、2枚のソロアルバムを発表しました。

    残念ながら、2006年に逝去されました。

ピンク・フロイドの音楽の楽しみ方

ピンク・フロイドの音楽は、大きく分けて「サイケデリック時代」と「プログレッシブ・ロック時代」に分類されます。

サイケデリック・ロックに馴染みのない方には、まずはプログレッシブ・ロック時代の作品から聴き始めることをおすすめします。

というのも、サイケデリック時代の音楽はとっつきにくく、独特なサウンドに慣れていないと、その魅力をすぐに理解するのは難しいからです。

また、プログレッシブ・ロック自体にまだ馴染みがないという方は、「The Wall」以降のアルバムから入ると、比較的スムーズにピンク・フロイドの良さが分かるかと思います。

実際、私自身もプログレッシブ・ロックに不慣れな状態で「狂気」から聴き始めたため、その良さを理解するまでに少し時間がかかってしまいました。

各年代のサウンドは、以下の通りです。

 1967年 – 1969年 :サイケデリック

 1970年 – 1972年 :初期プログレッシブ・ロック
(「原子心母」以外は、まだ、プログレッシブ・ロックの要素はありません。)

 1973年 – 1983年 :中期プログレッシブ・ロック
(最もプログレッシブ・ロックしている時代です。)

 1987年 – 2014年 :後期プログレッシブ・ロック
(デヴィッド・ギルモア中心の新生ピンク・フロイド時代で、プログレッシブ・ロックというよりも普通のロックに近いサウンドです。)

各時代の初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【サイケデリックの時代】

  • The Piper At The Gates Of Dawn 夜明けの口笛吹き(1967年):中級者向け
  • A Saucerful Of Secrets 神秘(1968年):上級者向け
  • More(1969年):中級者向け
  • Ummagumma(1969年):上級者向け

【初期プログレッシブ・ロックの時代】

  • Atom Heart Mother 原子心母(1970年):初心者向け
  • Meddle おせっかい(1971年):中級者向け
  • Obscured By Clouds 雲の影(1972年):上級者向け

【中期プログレッシブ・ロックの時代】

  • The Dark Side Of The Moon 狂気(1973年):初心者向け
  • Wish You Were Here 炎〜あなたがここにいてほしい(1975年):初心者向け
  • Animals(1977年):中級者向け
  • The Wall(1979年):初心者向け
  • The Final Cut(1983年):上級者向け

【後期プログレッシブ・ロックの時代】

  • A Momentary Lapse Of Reason 鬱(1987年):初心者向け
  • The Division Bell 対(1994年):中級者向け
  • The Endless River 永遠(2014年):上級者向け

まとめ

最後に、ピンク・フロイドのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位The Dark Side Of The Moon 狂気 4.8
2位The Wall 4.6
3位Atom Heart Mother 原子心母 4.5
4位Wish You Were Here 炎〜あなたがここにいてほしい 4.2
5位Meddle おせっかい 4.0
6位The Piper At The Gates Of Dawn 夜明けの口笛吹き 3.8
7位Animals 3.6
8位A Saucerful Of Secrets 神秘 3.5
9位The Final Cut 3.4
10位The Division Bell 対 3.2
11位A Momentary Lapse Of Reason 鬱 3.0
12位Obscured By Clouds 雲の影 2.9
13位More 2.8
14位Ummagumma 2.5
15位The Endless River 永遠 2.4

世間一般的にも評価の高い名盤「狂気」を、1位にランキングしました。

ピンク・フロイドの音楽は、他のプログレ・バンドと比べても非常に奥深く、一度聴いただけではその魅力をすべて理解するのは難しいかもしれません。

しかし、何度も繰り返し聴いていくうちに、その深みにはまっていきます。

もし、過去にピンク・フロイドのアルバムを聴いて途中で挫折してしまった方がいたら、もう一度聴き直すことによって、新しい発見に出会えるかもしれません。

次回は、5大プログレッシブ・ロックバンド イエスの全アルバムランキングをしていきたいと思います。

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