King Crimson(キング クリムゾン) 全アルバム ランキング|5大プログレバンドのアルバムランキング第一弾

King Crimson(キング クリムゾン) 全アルバム ランキング|おすすめアルバム

今回は、前回紹介しましたエイジアのジョン・ウェットンも参加していたことがある「5大プログレッシブ・ロックの一角 King Crimson(キング クリムゾン)」の全アルバムのランキングをしていきたいと思います。

5大プログレッシブ・ロックとは、70年代に活躍した「King Crimson(キング クリムゾン)」「Pink Floyd(ピンク フロイド)」「Yes(イエス)」「EL&P(エマーソン レイク&パーマー)」「Genesis(ジェネシス)」のことを指します。

1970年代後半にパンクが登場してから、プログレッシブ・ロックは衰退していき、70年代に活躍した多数のプログレッシブ・ロック バンドは、消えていくか、時代に合わせてサウンドを変化させて生き残るかのどちらかでした。

しかし、キング クリムゾンはそんなことは気にせず、信念を曲げずに、自分たちのやりたい音楽をやり続けており、今でも活躍しているバンドです。

プログレッシブ・ロックの頑固親父といったところです。 

キング クリムゾンのアルバムの中では、1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」が最も有名で、このアルバムは、洋楽の名盤として、必ず挙げられるアルバムです。

キング クリムゾンは、このアルバムがあったからこそ、自分たちの好きな音楽をずっとやり続けることができたのかもしれません。

1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」以外にも、多くの素晴らしいアルバムがありますが、「クリムゾン・キングの宮殿」があまりにも強烈であったため、その他のアルバムはあまり知られていないかもしれません。

そこで、キング クリムゾンの全アルバム ランキングを通して、その他のアルバムの素晴らしさを紹介していきますので、「クリムゾン・キングの宮殿」以外のアルバムを聞いたことがない方は、ぜひとも、この機会に、その他のアルバムも聞いてもらえればと思います。

ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

キング クリムゾンのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、キング クリムゾンのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

キング クリムゾン アルバムランキング

第13位
Three of a Perfect Pair

ken
「太陽と戦慄パートⅢ」が収録されているから期待したけど、パートⅠ、パートⅡに比べると、迫力がなく、期待はずれだったな。
kat
80年代キング クリムゾンの3枚目のアルバムだけど、マンネリ化してしまったことと、あまり魅力的な曲がないことから、この順位になってしまったね。

評価: 2.0
1984年発売の10枚目のアルバムで、80年代キング クリムゾンでは、3枚目のアルバムです。メンバチェンジが多いキング クリムゾンですが、このアルバムのメンバは、「Discipline」「Beat」と同じメンバで制作されています。前作の「Beat」もそうですが、キング クリムゾンらしくないサウンドで、ニュー・ウェーブのような曲も収録されています。1曲目「Three of a Perfect Pair」ぐらいが、聴きどころのある曲です。

第12位
Beat

ken
何を血迷ってしまったか、キング クリムゾンには似合わないかなりポップなアルバムになってしまったな。
kat
確かにポップな曲が多くて、キング クリムゾンらしくないアルバムだね。ボーカルのエイドリアン・ブリューの影響だろうね。

評価: 2.2
1982年発売の9枚目のアルバムで、80年代キング クリムゾンでは、2枚目のアルバムです。前作「Discipline」のサウンドを維持しつつも、アルバム名通りビートの聞いたポップス寄りのサウンドになっています。80年代キング クリムゾンが、あまり評判が良くないのは、このアルバムと次作「Three of a Perfect Pair」が、70年代のキング クリムゾンのサウンドからかけ離れてしまったからだと感じます。キング クリムゾンのアルバムだと思わなければ、評判ほど悪くはないアルバムです。

第11位
Starless and Bible Black 暗黒の世界

ken
前半はメロディアスなメタルサウンドで聞き応えがあるが、後半のインストゥルメンタルの曲は、理解するのが難しいな。
kat
後半のインストゥルメンタルの曲は現代音楽のようで難解だけど、その中の「Fracture」は、キング クリムゾンのライブで定番になっている曲だね。

評価: 2.5
1974年発売の6枚目のアルバムです。前作「太陽と戦慄」と同様、ギター中心のメタルサウンドですが、前半は、ボーカルが入った分かりやすい曲、後半は、かなり内的で暗く難解なインストゥルメンタルの曲で構成されています。前半は、メタルの曲もあれば、バイオリン主体の美しい曲もあります。後半のインストゥルメンタルの曲では、「Starless And Bible Black」が即興演奏の難解な曲ですが、「Fracture」は、きちんと作曲されており、高度のギター技術が必要とされる曲です。

第10位
Discipline

ken
80年代キング クリムゾンの始まりのアルバムだが、ギター中心の曲で、なかなか面白いアルバムだな。「待ってください」は何で日本語で歌っているのか不可思議だな。
kat
80年代キング クリムゾンの復活は、当時、かなり驚かれたのではないかな。70年代のキング クリムゾンとは全然違うサウンドだね。

評価: 2.6
1981年発売の8枚目のアルバムで、1974年に、キング クリムゾンが解散してから、突如、復活したアルバムです。70年代のキング クリムゾンとは、サウンドがガラッと変わり、ギター中心の曲にディスコを少し加えたようなサウンドになっています。1980年にロバートフィリップが「ゴッド・セイブ・ザ・キング」というソロ・アルバムを出しており、このアルバムに面影があります。このソロ・アルバムを聞いていたら、このアルバムはあまり驚きはなかったかも知れませんが、70年代のキング クリムゾンしか知らない人には、かなりの驚きだったと想像できます。

第9位
The ConstruKction of Light

ken
前作「Thrak」よりも更にハードロックになっているな。「太陽と戦慄パートⅣ」も迫力があって、パートⅢよりも格段に良くなったな。
kat
2000年キング クリムゾンのアルバムで、ギターは、80年代キング クリムゾンに戻った感じがするね。「FraKctured」と「太陽と戦慄パートⅣ」が、オリジナル曲よりも凶暴化しているね。

評価: 2.8
2000年に発売された12枚目のアルバムで、「Discipline」から前作「Thrak」まで参加していたビル・ブラッドフォードとトニー・レヴィンは、このアルバムには参加していません。「Fractured」は、「暗黒の世界」に収録されていた「Fracture」の続編の曲で、演奏するには、高度なギター技術が必要な難曲です。このアルバムの中で、一番の聴きどころは、「太陽と戦慄パートⅣ」で、パートⅠ、パートⅡに引けを取らない迫力があります。

第8位
Larks’ Tongues in Aspic 太陽と戦慄

ken
4枚目までのアルバムは、プログレッシブ・ロックだったが、このアルバムから、凶暴なギター中心のサウンドに変化したな。
kat
このアルバムから、キング クリムゾンのアルバムはギター中心のアルバムになっていったね。静と動がはっきりしていて、「太陽と戦慄」パート1とパート2は、凶暴なギターが炸裂している曲だね。

評価: 3.0
1973年に発売された4枚目のアルバムで、ギター中心のメタル寄りのアルバムです。前作「Islands」が静かなアルバムだったため、突然の変化でした。イエスのビル・ブラッドフォードや、エイジアのジョン・ウェットンが参加してきたアルバムです。4枚目のアルバムまでは、プログレッシブ・ロック アルバムでしたが、このアルバム以降は、プログレッシブ・ロックではなく、メタルと呼んだ方がしっくりきます。「Book of Saturday」や「Exiles」のバイオリンの美しい曲もあれば、「太陽と戦慄」の凶暴なギターの曲もあり、静と動がはっきりしているアルバムです。

第7位
Thrak

ken
このアルバムは、80年代キング クリムゾンとは異なり、70年代の「Red」のサウンドに戻った感じがするな。
kat
確かに、ギターの音が、70年代の「太陽と戦慄」〜「Red」の音に近くなったね。暗く叙情的な曲も収録されていて、聞き応えのあるアルバムだね。

評価: 3.1
1995年発売の11枚目のアルバムで、前作「Three of a Perfect Pair」以来、11年ぶりのアルバムです。80年代キング クリムゾンのメンバが全員参加していますが、80年代キング クリムゾンのサウンドとは異なり、70年代キング クリムゾンの後期のサウンドに戻っています。ダブル・トリオ編成の演奏であることやクリアな音質であることから、迫力のあるアルバムです。このアルバム以降のサウンドは、ヌーヴォメタルと呼ばれています。

次は、6位 → 1位 です。

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