ASIA(エイジア) 全アルバムランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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ASIA(エイジア) 全アルバムランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

今回は、前回紹介しましたロキシー・ミュージックに参加していたジョン・ウェットンの代表バンドASIA(エイジア)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


ジョン・ウェットンは、ロキシー・ミュージック以外にも、キング・クリムゾン、U.K.、ユーライア・ヒープ、ウィッシュボーン・アッシュなど、様々なバンドを渡り歩いた人物です。

1970年代後半、パンクの登場により、プログレッシブ・ロックが衰退していく中、エイジアは、プログレッシブ・ロックの持つ「大作・長尺主義」、「技巧的で複雑に構成された曲」構成を排除して、時代にあったアルバムを制作しました。

そのため、昔からのプログレッシブ・ロックファンには、受け入れ難いサウンドに変化してしまいましたが、1980年代の売れ路線にマッチし、大成功を納めました。

エイジアのアルバムの中では、1980年代初頭に商業的に成功した「詠時感〜時へのロマン」「アルファ」「アストラ」ぐらいしか知らない人が多いかもしれませんが、現在までに、12枚のスタジオ・アルバムを残しています。

そんなエイジアの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

エイジアのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

エイジアのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

エイジア アルバムランキング

第12位
Aqua

前作「アストラ」までの迫力のあるサウンドから、落ち着いた大人のアルバムに変わってしまったわね。
kat
ジョン・ウェットンが脱退し、ジョン・ペインが初めて参加したアルバムのため、音楽性が変わってしまったね。

評価: 2.0

1992年年発売の4枚目のアルバムです。

本作には、オリジナル・メンバーであるスティーブ・ハウとカール・パーマは参加しているものの(スティーヴ・ハウは、正式メンバーではなくゲストとして数曲に参加)、

ジョン・ウェットンが抜けてしまったために、1st〜3rdアルバムのエイジアとは別のサウンドになってしまいました。

「Crime Of The Heart」「A Far Cry」のような、ロマンチックな構成の曲もありますが、曲の出来・不出来がはっきりしてしまっています。

新たなエイジアの音楽を切り開いたアルバムとしては、肯定的に捉えることができますが、あまりにも変化が激しかったために、商業的にも失敗してしまいました。

第11位
Silent Nation

プログレッシブなポップ要素がなくなり、シンプルなロック・アルバムになってしまったわね。
kat
エイジアらしさがなくなり、あまり魅力的な曲がないアルバムだね。

評価: 2.2

2004年に発売された8枚目のアルバムで、ジョン・ペイン主体のエイジアでは、5枚目のアルバムになります。

前作までのアルバムは、Aで始まりAで終わるアルバム名でしたが、ネタ切れになってしまったのか、普通のアルバム名になっています。

今までのジョン・ペイン主体のエイジアのサウンドとは異なり、ロック色の強いアルバムになり、プログレッシブ・ロックの要素は、全く無くなってしまいました。

ジャケットも、今までの幻想的なイラストデザインとは異なり、あまり面白みのないセピア色の写真が使用されています。

エイジアとは別バンドだと思って聞けば、それほど悪くはないアルバムとも感じます。

第10位
Aria 天空のアリア

前作「アクア」と比較すると、メロディアスで豪華なサウンドになったわね。
kat
前作「アクア」が物足りない仕上がりだったけど、このアルバムは、聞きやすくセンスの良さを感じるね。

評価: 2.5

1994年発売の5枚目のアルバムで、ジョン・ペインのボーカルがエイジアに馴染んできたことを感じさせるアルバムです。

前作「アクア」では、オリジナル・メンバーであるスティーブ・ハウ、カール・パーマーが参加していましたが、本作では、2人とも参加していません。

そのため、オリジナル・メンバーは、キーボードのジェフリー・ダウンズのみになりました。

前作「アクア」を豪華にしてプログレッシブ・ロックを少し加えたようなサウンドとなっています。

第9位
Gravitas〜荘厳なる刻

オリジナル・メンバー復帰後のエイジアの中では、一番落ち着いているアルバムね。
kat
2017年に、ジョン・ウェットンが他界してしまったため、このアルバムが、エイジアのラスト・アルバムになってしまったね。

評価: 2.6

2014年に発売された12枚目のアルバムで、オリジナル・メンバーで再結成されたエイジアの4枚目のアルバムになります。

ただ、本作には、スティーブ・ハウは参加していません。

代わりに当時無名だったサム・クールソンがギタリストとして参加しています。

サウンドは、オリジナル・メンバー復帰後のエイジア1枚目〜3枚目より更に落ち着き、暗めの曲が多いのが特徴です。

残念ながら、本作が、ジョン・ウェットンのラスト・アルバムになってしまいました。

第8位
Arena

オープニングから、ボサノバ調の曲で始まり、落ち着いたイージーリスニングのようなアルバムね。
kat
オリエンタルの要素が入り、BGMとして聞くには良いアルバムだね。

評価: 2.7

1996年発売の6枚目のアルバムで、ジョン・ペイン主体のエイジアでは、3枚目のアルバムになります。

本作は、ラテン音楽やワールドミュージックを取り入れるなど、これまでのエイジアの音楽性に新しい要素が加わっています。

エイジアのアルバムの中では、尖った要素はほとんどなく、一番心地よく聞けるアルバムです。

布袋寅泰がゲスト参加しており、オープニング・ナンバーのギターは、布袋寅泰が演奏しています。

エイジアのアルバムの中では、異色作に位置付けられ評価の分かれる作品ですが、個人的には、肯定的に捉えています。

第7位
Omega

前作「Phoenix」と比較すると、派手さがなくなり、落ちつた大人のアルバムになったわね。
kat
オリジナル・メンバーの復帰後2枚目のアルバムだけど、派手な演奏は控えめで、ミドルテンポの曲が多いね。

評価: 2.8

2008年に発売された10枚目のアルバムで、オリジナル・メンバーで再結成されたエイジアの2枚目のアルバムになります。

1枚目〜3枚目の初期エイジアのアルバムのような勢いはありませんが、ジョン・ウェットンの良さが表れている落ちついたAORのアルバムです。

欲を言えば、スティーブ・ハウも復帰しているため、スティーブ・ハウの派手なギターが聞きたかったなという思いはあります。


次は、6位 → 1位 です。

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