原由子 全アルバム ランキング|おすすめ アルバムの紹介

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原由子 全アルバム ランキング|おすすめ アルバムの紹介

前回は、桑田佳祐さんの全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、桑田佳祐さんの奥さんであり、サザンオールスターズのキーボード、ボーカルを担当している原由子さんの全ソロ・アルバム ランキングをしていきたいと思います。


原由子さんは、サザンオールスターズの活動と並行して、ソロ活動も行なっており、浮遊感いっぱいのキュートな歌声が魅力的です。

原由子さんのソロ活動の曲は、桑田佳祐さんが作曲した曲、原由子さんが作曲した曲、桑田さんと原さんが共作曲した曲、交流のあるミュージシャンが作曲した曲で構成されています。

原由子さんの作る曲は、丹念にじっくりと時間をかけて作られており、桑田佳祐さんとは違った曲作りがされています。

そんな原由子さんのソロ・アルバムを、カヴァー・アルバムも含め、ランキングしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

原由子さんのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

原由子さんのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

原由子 アルバムランキング

第5位
東京タムレ

昭和歌謡曲全開のアルバムね。若い人には、古臭さを感じるかもしれないわね。
kat
1960年代の歌謡曲のカヴァー曲で構成されているアルバムだから、昔の歌謡曲が好きな人向けのアルバムだね。

評価: 2.4

2002年発売の全曲昭和の古き良き時代のカヴァー曲で構成されているアルバムです。

プロデューサーは、サザンオールスターズのサポート・メンバーでもある斎藤誠と片山敦夫が担当しています。

桑田佳祐が、日本の歌謡曲が大好きであることから、本作は、桑田佳祐の発案で制作されました。

オリジナル曲は、全て女性歌手が歌っている曲ですが、桑田佳祐とのデュエット曲「いつでも夢を」では、男女のパートを入れ替える面白い試みがされています。

興味深いところでは、「夏の日の思い出」では、元Blankey Jet Cityの中村達也がドラムを叩いていたり、「いつでも夢を」のギターを渡辺香津美が担当していたりと、原由子の交流の幅広さが分かります。

全体的に昭和臭さがあり、演歌のような曲もあるため、人を選ぶアルバムです。

第4位
はらゆうこが語るひととき

原由子さんの1stソロ・アルバムは、ボーカルが可愛らしく昔のアイドルを感じさせるアルバムね。
kat
昭和を感じさせるアルバムだね。「I Love Youはひとりごと」は、原宿ゲリラ・ライブを行うきっかけとなった曲だね。

評価: 2.5

1981年発売の原由子の初のソロ・アルバムで、桑田佳祐が、プロデュースを行なっています。

バックの演奏陣は、HARABOSEと呼ばれ、斉藤誠や、サザンの桑田佳祐、松田弘などが参加しています。

意外にも、サザンのメンバーの中で、ソロ・アルバムを一番最初に発売したのは、原由子でした。

本作は、原由子が初めてリード・ボーカルを担当したサザンの「私はピアノ」の流れを組むアルバムで、昭和のアイドルを彷彿させています。

桑田佳祐が提供した曲が多くを占めていますが、宇崎竜童が提供した曲や、原由子が作曲した曲も収録されています。

本作と同時シングル発売された「I Love Youはひとりごと」は、一部歌詞の内容が卑猥であったことから、放送禁止となり、その抗議として、原宿でゲリラ・ライブが行われました。

そのゲリラ・ライブに警官が押しかけ、当時、大騒ぎとなりました。

ちなみに、ジャケットのイラストは、サザンのメンバー関口和之が描いています。


Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd

原由子さんのボーカルが向上し、大人を感じるアルバムね。
kat
本作から、「恋は、ご多忙申し上げます」がヒットし、原由子のソロ活動が認知されてきたアルバムだね。

評価: 2.8

1983年発売の2作目のソロ・アルバムで、前作に引き続き、桑田佳祐が、プロデュースを行なっているアルバムです。

バック・ミュージシャンのメンバーを一新し、村上秀一や中西康晴などが参加して制作されました。

前作の1stアルバムは、原由子のボーカルが、遠慮がちに聞こえましたが、本作では、原由子のボーカルが板につき、自信に満ちてきていることが分かります。

本作も、桑田佳祐が提供した曲が多くを占めていますが、原由子の作曲した曲も、4曲収録されており、原由子の作曲能力の向上が見られます。

本作から、シングル・カットされた「恋は、ご多忙申し上げます」は、化粧品のキャンペーン・ソングとなり、オリコンチャート5位を記録する原由子初のヒット・ソングとなりました。

全体的にムーディーな曲が増え、大人を感じさせるアルバムです。


婦人の肖像(Portrait of a Lady)

原由子さんの年齢に相応しい、熟練したアルバムね。
kat
アコースティック・ギターで歌われている「ヤバいね愛てえ奴は」は、熟練した原由子の魅力が出ているね。

評価: 3.0

2022年発売のオリジナル・アルバムとしては、前作「MOTHER」から実に31年ぶりに発売された4作目のアルバムです。

外部ライターによる曲はなく、原由子単独で作曲した曲が6曲、桑田圭佑単独で作曲した曲が2曲、桑田佳祐との共作曲が2曲と、桑田ファミリーを中心とした曲で構成されています。

原由子は、2012年頃から曲を書き溜めており、サザンオールスターズや前作「MOTHER」とは違った大人の熟練したポップスが特徴的なアルバムです。

有名曲は収録されていませんが、聴けば聴くほど味の出てくるスルメ的なアルバムです。


MOTHER

バラエティー豊かな曲が多く、原由子さんの魅力が発揮されたアルバムね。
kat
原由子のポップス全開のアルバムだね。サザンオールスターズとは違った魅力のあるアルバムだね。

評価: 3.2

1991年発売の3作目のソロ・アルバムで、原由子のポップスが詰まっている2枚組のアルバムです。

1st、2ndアルバムは、桑田佳祐が単独でプロデュースを行なっていましたが、本作は、桑田佳祐と小林武史による共同プロデュースがされています。

原由子の作詞・作曲の曲が、グッと増え、10曲収録されています。

それ以外の曲は、桑田佳祐の提供曲はもちろん、小林武史や都倉俊一などの曲も収録されています。

本作に収録されている曲は、昭和を感じさせる曲、ブギウギ、ヒュージョン、テクノなど、バラエティー豊かで、その中でも、1987年にシングル発売された「あじさいのうた」は、映画の主題歌や、テレビのオープニングテーマ、CMソングとなり、原由子が作った曲の中では、最も有名な曲です。

1st、2ndアルバムと比較して、音質も向上し、非常に聞きやすいアルバムです。

おすすめのベスト・アルバム

    ハラッド

  • 2010年発売の原由子2枚目のベスト・アルバムです。本作には、原由子のソロ作品でだけでなく、サザンオールスターズのリード・ボーカル曲も収録されているため、かなりお得感があります。
  • 新曲や、風味堂とのユニット名義の「ハラフウミ」の曲、エビスビールのCMで使用された「第三の男」のカヴァー曲など、本作でしか聞けない曲も収録されているため、原由子のコアなファンにも喜ばれるベスト・アルバムです。

まとめ

最後に、原由子のランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位MOTHER 3.2
2位婦人の肖像(Portrait of a Lady) 3.0
3位Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd 2.8
4位はらゆうこが語るひととき 2.5
5位東京タムレ 2.4

ランキングにあたり、原由子さんのアルバムを聞き直してみましたが、初期のアルバムは、サザンに通じるポップなアルバムで、後期のアルバムは、原由子さんの独自性の表れたアルバムでした。

「東京タムレ」は、最下位にランキングしましたが、昭和の音楽が好きな人には、もっと高順位になるかと思っており、どのアルバムも質の高いアルバムでした。

原由子さんのソロ・アルバムを聞いたことがない方は、本記事のランキングを参考に、色々なアルバムを聞いてもらえればと思っています。

次回は、桑田佳祐さんと原由子さんの家族ぐるみの付き合いのある竹内まりやさんのアルバム ランキングをしていきたいと思います。

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