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桑田佳祐 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、サザンオールスターズの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、桑田佳祐さんの全ソロ・アルバム ランキングをしていきたいと思います。
桑田佳祐さんは、1985年まで、サザンオールスターズ1本で活動を行なっていましたが、原由子さんが産休に入ることで、KUWATA BANDを結成し、ソロ活動も行うようになりました。
KUWATA BANDでは、サザンオールスターズと明確に切り分けるために、ロック色の強い洋楽志向の音楽を行なっていました。
しかし、KUWATA BAND解散後は、サザンオールスターズと並行して、ソロ活動を行なっており、あまり、サザンオールスターズの音楽との違いが、分からなくなってきています。
桑田佳祐さんも、ソロとサザンの違いについては「やってる途中でよくわからなくなってきた」と述べています。
そんな桑田佳祐さんのソロ・アルバムを、KUWATA BANDのアルバムも含め、ランキングしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
桑田佳祐さんのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
桑田佳祐さんのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
桑田佳祐 アルバムランキング
NIPPON NO ROCK BAND
評価: 1.8
1986年発売のKUWATA BAND名義で発売された唯一のアルバムです。
KUWATA BANDは、原由子の産休によるサザン休止中に結成されたバンドで、サザンオールスターズからは、松田弘が参加しています。
サザンの音楽と明確に分けるために、全曲、英語による歌詞で、骨太なロックを展開した洋楽志向の強いアルバムです。
一方で、シングルのみで発売された「BAN BAN BAN」「MERRY X’MAS IN SUMMER」「スキップ・ビート」「ONE DAY」は、日本語歌詞のサザンを彷彿させる曲であったため、KUWATA BANDは、中途半端な印象が残りました。
残念ながら、本作は、魅力的な曲がなく、桑田佳祐自身も本作を嫌っており、失敗作であったことを認めています。
Keisuke Kuwata
評価: 3.0
1988年発売のファースト・ソロ・アルバムで、サザン再活動直後に発売されたアルバムです。
本作は、サザンのアルバムと密接な関係があり、サザンのアルバム「KAMAKURA」で取り入れたデジタル・サウンドを継承しつつ、アコースティックも取り入れたサウンドで、後期サザンの音楽性を提示しています。
そのため、KUWATA BANDのように、サザンと明確に区別するような洋楽指向の音楽ではなく、サザンの音楽に近いポップスのアルバムです。
先行シングルとしてヒットした「悲しい気持ち」と「いつか何処かで」も収録されており、本作は、オリコン週間ランキングで1位を記録しました。
「悲しい気持ち」と「いつか何処かで」以外では、フジフイルムのCMで使用されたピアノの美しさ溢れるノスタルジックな「遠い街角」が、おすすめ曲です。
がらくた
評価: 3.2
2017年発売のソロデビュー30周年を迎えて発売された5作目のソロ・アルバムです。
桑田佳祐のソロ・アルバムには珍しく、2013年と2016年に先行シングルで発売されていた曲や、カップリング曲など既出曲が多くを占めています。
そのため、統一感は薄く、寄せ集め的な印象を持ちますが、全体的に、昭和を感じさせる歌謡ポップの匂いが漂うアルバムです。
先行シングル曲「ヨシ子さん」は、誰のことを指しているのかと思っていましたが、「林家三平の持ちネタの引用と、スタッフの名前」から取られているとのことです。
本作は、特に目新しいことはなく、今までの桑田佳祐節が満載の安心して聞けるアルバムです。
MUSICMAN
評価: 3.5
2011年発売の4作目のソロ・アルバムで、サザン無期限休止中に発売されたアルバムです。
そのためか、桑田佳祐のソロ・アルバムで見られたロック色の強い曲や、サザン風の曲など、今までの桑田佳祐の集大成的なアルバムとなっています。
本作制作中に、桑田佳祐は、初期の食道がんが見つかり、制作が中止されるというアクシデントに見舞われました。
食道がんの手術によって、声質が変わったり、声が出なくなるリスクがあると言われていましたが、手術の影響は全く感じさせず、今までと変わらない桑田佳祐のボーカルを聞くことができます。
先行シングルで発売された「本当は怖い愛とロマンス」「君にサヨナラを」や、バイオリンをフィーチャーしたノリの良い「銀河の星屑」、「東京」を彷彿させる哀愁のある「グッバイ・ワルツ」など、良曲が多く収録されています。
孤独の太陽
評価: 3.6
1994年発売の2作目のソロ・アルバムで、ボブ・ディランの影響を感じさせるアコースティックなアルバムです。
ファースト・ソロ・アルバム「Keisuke Kuwata」は、サザンのような曲が多く、サザンとソロの区分けが難しいアルバムでしたが、本作は、サザンとは別の桑田佳祐を聞くことができます。
全体的に、メッセージ性が強いアコースティック・ロックの曲が多く、明らかにボブ・ディランの歌声を真似ていると分かる曲が、一部、収録されています。
本作収録曲の「すべての歌に懺悔しな!!」は、長渕剛との確執を生み、話題となりました。
本作には、先行シングルとしてヒットした「真夜中のダンディー」と「月」が収録されています。
ROCK AND ROLL HERO
評価: 3.8
2002年発売の3作目のソロ・アルバムで、1960年代から1970年代のアメリカのロックを感じさせるアルバムです。
前作「孤独の太陽」が、アコースティックのロック・アルバムでしたが、本作は、エレキのロック・アルバムです。
本作発売前に、サザンのサウンドに近い「波乗りジョニー」や「白い恋人達」がシングルとして発売されていたため、次作は、サザン色の強いアルバムを発売するのではないかと予想していましたが、その予想は外れました。
「波乗りジョニー」や「白い恋人達」は、本作に収録されず、同時期に発売されたベスト・アルバム「TOP OF THE POPS」の方に収録されました。
本作の中では、アメリカ文化と日本の文化の良いどころ取りをしたような「ROCK AND ROLL HERO」と、東京の夜の哀愁を感じさせる「東京」が、おすすめ曲です。
ライブ・アルバム
- ROCK CONCERT
- 1986年10月8,9日に行われた渋谷公会堂のKUWATA BANDライブを収録したアルバムです。
- KUWATA BANDのアルバム「NIPPON NO ROCK BAND」とKUWATA BANDのシングル曲を中心に演奏がされていますが、ディープ・パープル、ボブ・ディラン、ビートルズなどのカヴァー曲も収録されています。
- 桑田さんのお仕事 07/08 〜魅惑のAVマリアージュ〜
- Disc1(CD)には、2007年に発売されたシングル3曲「明日晴れるかな」「風の詩を聴かせて」「ダーリン」と、そのカップリング曲が収録されています。シングル曲以外には、新曲が1曲、原由子のソロ曲「大好き!ハッピーエンド」も収録されています
- Disc2(DVD)には、2007年のツアー「呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW」の12月31日の横浜アリーナ公演が収録されています。桑田佳祐のソロ作品以外に、KUWATA BANDや、サザンの曲も選曲されており、桑田佳祐のヒット・ソングが目白押しとなっています。
ベスト・アルバム
- フロム イエスタデイ
- 1992年発売の桑田佳祐初のベスト・アルバムです。最初期のベスト・アルバムであるため、1stアルバム「Keisuke Kuwata」とKUWATA BANDからの選曲が中心となっています。
- スタジオ・アルバムには収録されていないKUWATA BANDのシングル4曲「BAN BAN BAN」「スキップ・ビート」「MERRY X`MAS IN SUMMER」「ONE DAY」を聞くことができます。
- ラストの2曲「北京のお嬢さん」と「クリといつまでも」は、桑田佳祐が一時的に結成したバンド「SUPER CHIMPANZEE」の作品になります。
- TOP OF THE POPS
- 2002年発売の桑田佳祐2枚目のベスト・アルバムです。桑田佳祐のソロ作品以外に、KUWATA BANDやSUPER CHIMPANZEEなどの曲が収録されています。
- 本作のために書き下ろした「素敵な未来を見て欲しい」、桑田佳祐&Mr.Childrenのチャリティーシングル「奇跡の地球」、奥田民生とのコラボレーション「光の世界」、美輪明宏のカヴァー曲「ヨイトマケの唄」は、本作でしか聞くことができません。
- I LOVE YOU -now & forever-
- 2012年発売の桑田佳祐3枚目のベスト・アルバムです。2012年までに発売されたシングル曲が、全曲収録されているため、桑田佳祐のヒット曲満載のベスト・アルバムです。
- 日本テレビの音楽番組「Merry X’mas Show」のテーマソングとして使用された幻の曲「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)」が収録されており、この曲は、松任谷由美が作詞を行なっています。
- 新曲が5曲(「幸せのラストダンス」「CAFÉ BLEU」「100万年の幸せ!!」「MASARU」「愛しい人へ捧ぐ歌」)収録されているため、桑田佳祐ファンには、必聴のベスト・アルバムです。
- 「声に出して歌いたい日本文学
」は、「君にサヨナラを」のカップリング曲で、18分にも及ぶプログレッシブ・ロックを感じさせる曲です。
- いつも何処かで
- 2022年発売の桑田佳祐4枚目のベスト・アルバムです。2022年までに発売されたシングル曲を中心に選曲されています。
- 2021年に、ダウンロード配信・ストリーミングで発売された3曲「SMILE~晴れ渡る空のように~」「炎の聖歌隊 [Choir]」「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」が、CDでも聞くことができるのは、嬉しい限りです。
- シングル、スタジオ・アルバムでは聞くことができないCMソング「平和の街」「なぎさホテル」も収録されています。
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まとめ
最後に、桑田佳祐のランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | ROCK AND ROLL HERO | 3.8 |
2位 | 孤独の太陽 | 3.6 |
3位 | MUSICMAN | 3.5 |
4位 | がらくた | 3.2 |
5位 | Keisuke Kuwata | 3.0 |
6位 | NIPPON NO ROCK BAND | 1.8 |
サザンとは異なるロック色の強いアルバムを、1位と2位にランキングしてみました。
この辺りは、人の好みによるところが大きく、桑田佳祐さんのアルバムはどれも良作であるため、どのアルバムが1位になっても、おかしくないかと思っています。
サザンのアルバムも、桑田佳祐さんのソロ・アルバムも優れたアルバムばかりで、改めて、桑田佳祐さんが、日本を代表するミュージシャンであることが認識できました。
次回は、原由子さんのソロ・アルバムをランキングしてきたいと思います。
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