Deep Purple(ディープ・パープル)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

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Deep Purple(ディープ・パープル)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

前回は、Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)の全アルバムランキングをしましたので、

今回は、Deep Purple(ディープ・パープル)の全アルバムランキングをしていきたいと思います。


ディープ・パープルは、ギターのリッチー・ブラックモアと、キーボードのジョン・ロードを中心に、1968年に結成されました。

結成当時のディープ・パープルの音楽は、ハード・ロックではなく、サイケデリックの要素が強いアート・ロックでした。

その後、ハード・ロックに転換していきますが、メンバーの変動が激しく、ボーカルとベースは、常にメンバー交代を繰り返してきました。

オリジナルメンバでは、唯一、ドラムのイアン・ペイスだけが、現在も、バンドに在籍しています。

この辺りが、メンバ不変のレッド・ツェッペリンとは、異なるところです。

レッド・ツェッペリは、ドラムのジョン・ボーナムが死去した後、解散してしまいましたが、ディープ・パープルは、主要メンバーがいなくなった現在でも活動しています。

そんなディープ・パープルの全スタジオ・アルバムを、ランキングしていきます。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

ディープ・パープルのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

ディープ・パープルのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

ディープ・パープル アルバムランキング

第21位
The Battle Rages On 紫の聖戦

ken
ディープ・パープルのアルバムの中で、最も評判の悪いアルバムだな
kat
リッチー・ブラックモアと犬猿の仲のイアン・ギランが復帰したために、リッチー・ブラックモアがやる気をなくしたアルバムだね。

評価: 2.0

1993年発売の14作目のアルバムで、イアン・ギランが復帰し、再々度、第2期ディープ・パープルのメンバで制作されたアルバムです。

前作「Slaves and Masters」に参加したジョー・リン・ターナーは、その仕事ぶりに、バンド・メンバの不満が募り、解雇されてしまいます。

ジョー・リン・ターナーに代わるボーカリストの候補として、第2期ディープ・パープルのイアン・ギランが挙がってくるのは当然で、

バンド・メンバとレコード会社は、リッチー・ブラックモアの反対を押し切って、イアン・ギランを復活させました。

そのため、本作は、リッチー・ブラックモアのやる気のなさと、バンドの確執を感じる駄作となってしまいました。

それでも、「The Battle Rages On」「Anya」「A Twist in the Tale」の3曲は、佳曲であるため、一聴の価値はあります。

第20位
The Book of Taliesyn 詩人タリエシンの世界

ken
ファースト・アルバムと同様、アート・ロックの作品だけど、ハード・ロックの要素も加わってきたな。
kat
ファースト・アルバムよりもリッチー・ブラックモアのギターが活躍しているから、ハード・ロックさが出てきたね。

評価: 2.1

1968年発売のディープ・パープルのセカンド・アルバムで、前作ファースト・アルバムのアート・ロックを継承しながらも、ハード・ロック色を打ち出してきたアルバムです。

短期間の制作であったために、3曲がカヴァー曲になっており、その中の1曲は、ビートルズの曲(「We Can Work It Out」)です。

クラシックの曲をパロディ化するような試みもされており、「River Deep, Mountain High」では、「ツァラトゥストラはかく語りき」を、

「Anthem」では、バッハをモチーフにしている曲です。

前作よりも売り上げは落ち、全米チャートでは、54位止まりでした。

第19位
Who Do We Think We Are 紫の肖像

ken
リッチー・ブラックモアのギターが目立っていないため、地味なアルバムに感じるな。
kat
リッチー・ブラックモアより、ジョン・ロードのキーボードの方が目立っているね。前作「Machine Head」が名作だっただけに、余計に地味に感じるアルバムだね。

評価: 2.2

1973年発売の7作目のアルバムです。本作は、度重なるツアーでメンバーが疲弊していたことと、イアン・ギランとリッチー・ブラックモアの関係が険悪になった状況で制作されたため、

リッチー・ブラックモアのやる気が感じられず、前作「Machine Head」のようなパワーはなくなり、地味なアルバムになりました。

本作の中では、ポップでノリの良い「Woman From Tokyo」ぐらいが、おすすめ曲で、その他の曲は、あまり印象に残りません。

結局、本作発売後、イアン・ギランとロジャー・グローヴァーが脱退し、黄金期の第2期ディープ・パープルが終了してしまいました。

このような状況の中でも、本作は、全英チャート4位、全米チャート15位と健闘しました。

第18位
Infinite

ken
ハード・ロックしているのだが、メリハリがなく、どの曲も同じに聞こえてしまうな。
kat
前作「Now What?!」のような新たな試みがなく、飽きがきてしまうアルバムかな。

評価: 2.3

2017年発売の20作目のアルバムで、前作「Now What?!」と同様、ボブ・エズリンをプロデューサーに迎え入れて制作されたアルバムです。

前作「Now What?!」は、プログレッシブ・ロックの要素を取り入れ、新鮮味を感じさせましたが、

本作は、昔のディープ・パープルとプログレッシブ・ロックを足し合わせたようなサウンドで、中途半端に感じてしまいます。

ドアーズの「Roadhouse Blues」をカヴァーしていますが、これも、時代遅れな印象を受けます。

全体的に、悪いアルバムではありませんが、キラー・チューンがないため、淡々と終了してしまう印象を受けます。

それでも、全英チャート6位を記録しており、ディープ・パープルの底力を感じます。

第17位
Whoosh!

ken
このアルバムは、ハード・ロックではなく、普通のロック アルバムになってしまったな。
kat
ディープ・パープル結成から50年以上が経過し、ハード・ロックとは違った円熟味のあるアルバムだね。

評価: 2.4

2020年発売の21作目のアルバムで、プロデューサーは、3作連続で、ボブ・エズリンが担当しています。

現時点で、本作が、オリジナル曲を収録したディープ・パープルのラスト・アルバムになります。

しかし、50年以上バンドを継続してきた重みはなく、爽やかさを感じる円熟味のあるロック・アルバムに仕上がっています。

本作がラスト・アルバムになることを意識したのか、1968年のファースト・アルバム「Shades of Deep Purple ハッシュ」に収録されている「And the Address」が再演されています。

第16位
Shades of Deep Purple ハッシュ

ken
ディープ・パープルのデビュー・アルバムは、ハード・ロックではなく、オルガンを中心としたサイケデリックなアルバムだったのだな。
kat
リッチー・ブラックモアのギターは、まだ、それほど目立っていないけど、ジョン・ロードのオルガンとのバトル演奏は聞きどころだね。

評価: 2.5

1968年発売のディープ・パープルの記念すべきデビュー・アルバムです。

ヴァニラ・ファッジのアプローチを参考にしていると言われており、ヴァニラ・ファッジのサウンドにかなり近いものがあります。

半分の曲がカヴァー曲であるため、オリジナリティはまだありませんが、演奏技術は高いことが分かります。

特に、「Mandrake Root」は、オルガンとギターのバトル演奏が凄く、ライブでのハイライト曲になっていました。

「Hush」は、米国でシングル・カットされ、ビルボード・チャート4位となる快挙を成し遂げています。

第1期ディープ・パープルで制作されたこのデビュー・アルバムは、ハード・ロックではなく、アート・ロックの作品です。

第15位
Fireball

ken
前作「in Rock」に比べると、インパクトがなくなり、疲れが見えるアルバムだな。
kat
世間一般的に評価の低いアルバムだね。それでも、「Fireball」や「Strange Kind of Woman」の名曲が収録されているから、駄作には感じないね。

評価: 2.6

1971年発売の5作目のアルバムで、ツアーの合間の短期間に制作されたアルバムであるため、雑な作りの印象を受けます。

ディープ・パープルのアルバムの中では、地味な存在で、「Deep Purple in Rock」と「Machine Head」の名作の間に挟まれていることも、更に地味な印象を与えています。

本作の中では、1曲目の「Fireball」が、疾走感のあるディープ・パープルらしい、ハード・ロックしている曲ですが、緊張感が薄い感じがします。

アルバムは地味ではありますが、全英チャート1位、全米チャート32位と商業的には成功しました。

第14位
Rapture of the Deep

ken
悪いアルバムではないのだが、パンチが足りないように感じるな。それでも、無難な出来のアルバムだな。
kat
新鮮味はないけれど、ディープ・パープルらしさが出ているアルバムだね。

評価: 2.7

2005年発売の18作目のアルバムで、ギターのスティーヴ・モーズと、キーボードのドン・エイリーが板についてきたアルバムです。

ドン・エイリーのハモンド・オルガンが、ディープ・パープルらしさを出しており、過去のディープ・パープルの伝統を失わせないような努力が見えてきます。

特に、アルバム名と同名の「Rapture of the Deep」は、中世風の様式美のある曲で、

リッチー・ブラックモアやジョン・ロードがいた時代のディープ・パープルを思い出させてくれます。

新鮮味はありませんが、ディープ・パープルらしさが表れているアルバムです。

本作発売後のワールド・ツアーは、50ケ国以上で行い、約6年近くに及びました。


次は、13位 → 6位 です。

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