Deep Purple(ディープ・パープル)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

第13位
Deep Purple ディープ・パープル III

ken
第1期ディープ・パープルの最後のアルバムだな。前作よりも更にハード・ロック色が強くなったな。
kat
クラシカルな要素も取り入れているため、プログレッシブ・ロックのようにも感じるアルバムだね。

評価: 2.8

1969年発売の3作目のアルバムです。

ファースト・アルバム、セカンド・アルバム同様、アート・ロックを引き継いでいるアルバムですが、更に、ハード・ロック色が強くなっています。

また、「Blind」では、ハープシコードを使用したり、「April」では、オーケストラを導入するなど、クラシックの要素も取り入れています。

次作のアルバムから、ハード・ロック路線に舵を切るため、本作は、アート・ロックの最後の作品で、アート・ロックの完成形と言えるアルバムです。

ただ、商業的には惨敗で、全米チャートでは162位、英国チャートは、チャートインすらしなかった残念なアルバムです。

第12位
Stormbringer 嵐の使者

ken
ハード・ロック色が薄れ、ファンキーなアルバムになったな。世間一般では、評判が悪いようだが、それほど悪いアルバムではないな。
kat
リッチー・ブラックモアは、やる気がなかったのか、このアルバムでは、ギターがあまり目立っていないね。

評価: 2.9

1974年発売の9作目のアルバムで、デイヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズの音楽性が色濃く出ているアルバムです。

第3期ディープ・パープルは、デイヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズのツイン・ボーカルが、魅力的であることが分かる作品です。

カヴァーデイルとヒューズが、ディープ・パープルの中で活躍していくのが面白くなかったのか、

本作発売後、リッチー・ブラックモアは、バンドを脱退し、レインボーを結成します。

リッチー・ブラックモアは、本作を、「最低のアルバムだ」と評しているようですが、インパクトは弱いものの、それなりに力作だと感じます。

全英チャート6位、全米チャート20位を獲得しました。

第11位
The House of Blue Light

ken
音がモダン化され、ポップな曲が増えて、ヘビーさがなくなってしまったな。
kat
確かに音は軽くなってしまったけど、ポップな曲や疾走曲があり、バラエティー豊かなアルバムだね。

評価: 3.0

1987年発売の12作目のアルバムで、前作「Perfect Strangers」と同様、第2期ディープ・パープル復活後の第2弾のアルバムです。

前作「Perfect Strangers」の延長線上のアルバムですが、ポップな曲が増えています。

ポップな曲以外では、疾走曲の「Mad Dog」「Dead or Alive」や、ブルージーな「Strangeways」などが収録されており、バラエティー豊かな作品です。

またもや、イアン・ギランとリッチー・ブラックモアの仲が険悪になったことが影響してか、前作「Perfect Strangers」よりも勢いが衰えたように感じますが、

まだまだ、黄金メンバの第2期ディープ・パープルの凄さを感じるアルバムです。

商業的にも、全英チャート10位、全米チャート34位と、健闘しました。

第10位
Abandon

ken
前作「Purpendicular」よりもハードな曲が増えたな。オープニングの「Any Fule Kno That」のヒップホップ調のボーカルは、エアロスミスのようだな。
kat
昔のディープ・パープルらしさは、なくなってしまったけど、大人のハード・ロックを感じるアルバムだね。

評価: 3.1

1998年発売の16作目のアルバムで、前作「Purpendicular」からディープ・パープルのメンバとなったスティーヴ・モーズ参加の第二弾のアルバムになります。

前作よりもハードな曲が増え、熟練した大人のハード・ロックを聴くことができます。

特に、「’69」は、久々に、疾走感のある攻撃的な曲で、後期ディープ・パープルの中でも、ベストな曲です。

ラスト・ナンバーは、名作「in Rock」に収録されていた「Bludsucker」のニューバージョンで、

「俺たちは、まだまだハード・ロックをやっていくぜ」という意気込みを感じます。

ディープ・パープルの創始者ジョン・ロードが参加した最後のアルバムです。

第9位
Now What?!

ken
このアルバムは、ディープ・パープルらしさが薄れ、プログレッシブ・ロックを感じさせるアルバムだな。
kat
前作「Rapture of the Deep」が、昔のディープ・パープルに固執していたように感じたけど、このアルバムは、新しいディープ・パープルを感じるね。

評価: 3.2

2013年発売の19作目のアルバムです。

前作「Rapture of the Deep」から、約8年ぶりに発売されたアルバムで、ジョン・ロードに捧げられた作品でもあります。

ピンク・フロイドや、アリス・クーバーを手がけたことのあるボブ・エズリンをプロデューサーに迎え入れて制作されたために、

プログレッシブ・ロックのような大作主義の曲が増えています。

ちなみに、「Uncommon Man」は、EL&Pの「庶民のファンファーレ」をオマージュしている曲です。

往年のディープ・パープル・ファンは、リッチー・ブラックモアやジョン・ロードがいた時代のディープ・パープルのサウンドを求めるかと思いますが、

メンバが一掃され、新しい独自性のあるサウンドに変化していくのは、喜ばしいことだと感じます。

英国チャートでは19位と、久々に、20位以内にランク・インしました。

第8位
Bananas

ken
アルバム名やジャケットは、やる気を感じないが、音楽は、ロックンロールしていて、充実しているな。
kat
アメリカナイズされたロックなアルバムだね。それにしても、なぜ、こんなアルバム名にしたのだろうね。

評価: 3.3

2003年発売の17作目のアルバムで、ジョン・ロードがバンドを脱退し、代わりにドン・エイリーがキーボードを担当したアルバムです。

ジョン・ロード、リッチー・ブラックモアの2人の主要メンバがいなくなってしまい、しかも「Bananas」というアルバム名から、誰も期待しなかったであろうアルバムですが、

予想に反し、これが、なかなかの良作のアルバムです。

ドン・エイリーは、ジョン・ロードのサウンドをきちんと引き継いでいるし、スティーヴ・モーズは、バンドに溶けこんでいるし、

イアン・ギランとリッチー・ブラックモアが対立していた時のアルバムよりも、味わい深いアルバムに仕上がっています。

第7位
Purpendicular 紫の証

ken
「Come Taste the Band」と同様、リッチー・ブラックモアが抜けて、ハード・ロック色が薄れたアルバムだな。
kat
過小評価され過ぎているアルバムだけど、ディープ・パープルらしさを求めなければ、力作だと思うね。

評価: 3.4

1996年発売の15作目のアルバムで、リッチー・ブラックモアとバンド メンバの確執によって、リッチー・ブラックモアが脱退し、

代わりに、スティーヴ・モーズが参加して制作されたアルバムです。

当時、スティーヴ・モーズは、一時的な助っ人参加だと思われていましたが、本作以降、ギターは、スティーヴ・モーズに固定されます。

本作のギターを聞けば、素晴らしいギタリストだと分かるかと思います。

スティーヴ・モーズの参加は、ディープ・パープルに新風をもたらせ、熟練味のあるサウンドになりました。

「リッチー・ブラックモアのいないディープ・パープルは、ディープ・パープルではない」と思って、このアルバムを聞かないのは、もったいないように感じます。

第6位
Slaves and Masters

ken
元レインボーのジョー・リン・ターナーがボーカルになったために、レインボーを彷彿させるアルバムだな。
kat
確かに、レインボーを感じるね。ジョン・ロードのキーボードぐらいが、ディープ・パープルらしさがあるね。

評価: 3.5

1990年発売の13作目のアルバムです。

ボーカルがイアン・ギランから、元レインボーのジョー・リン・ターナーに変わって制作されたアルバムで、ジョー・リン・ターナーがボーカルの唯一のアルバムです。

イアン・ギランが脱退し、ボーカル選びに苦戦したようですが、まさかの元レインボーのボーカリストを選択したのには驚きを感じます。

サウンドもレインボーに似ていますので、ディープ・パープルではなく、レインボーを復活させれば良かったのではないかと感じます。

アルバム自体は悪くないのですが、同じような意見を持った人が多かったのか、全英チャート45位、全米チャート87位と、商業的にも苦戦しました。

それでも、「King of Drams」「The Cut Runs Deep」「Love Conquers All」などの佳曲が収録されています。


次は、5位 → 1位 です。

>music 博物館

music 博物館

CTR IMG