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David Bowie(デヴィッド・ボウイ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、The Who(ザ・フー)の全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、ロック界のレジェンド第8弾として、David Bowie(デヴィッド・ボウイ)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
デヴィッド・ボウイは、変化の激しかったアーティストで、音楽においては、グラムロック、ハードロック、ソウル、アンビエント、ポップス、インダストリアル、ジャズなど、あらゆるジャンルの音楽を取り込み、変化し続けました。
また、ミュージシャンだけではなく、俳優業をやったり、ビジネスマンの顔を持ったりと、色々なことにチャレンジしていました。
俳優業では、坂本龍一や、たけしと共に、映画「戦場のメリークリスマス」に出演したことで、日本のお茶の間にも知れ渡る存在となりました。
残念ながら、2016年に、肺癌のため、69歳でお亡くなりになってしまいましたが、27枚のスタジオ・アルバムを残し、多くのアーティストに、多大な影響を及ぼしました。
そんなデヴィッド・ボウイの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
デヴィッド・ボウイのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
デヴィッド・ボウイのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
デヴィッド・ボウイ アルバムランキング
Never Let Me Down
評価: 2.0
1987年発売の17作目のアルバムで、1980年代のデヴィッド・ボウイの低迷ぶりが分かるアルバムです。
1980年代のポップ路線の音作りを行なっているため、1980年代にありがちな薄っぺらいサウンドとなってしまいました。
ピーター・フランプトンやミッキー・ロークが参加しいることで話題になりましたが、全英チャート17位、全米チャート21位と、売上は落ちこんでしまいました。
この時代のデヴィッド・ボウイは、俳優業に専念していたため、音楽活動が低迷してしまったことは、致し方なかったのかもしれません。
Tonight
評価: 2.1
1984年発売の16作目のアルバムで、前作「Let’s Dance」と同様、商業ロックのアルバムです。
全英チャート1位、全米チャート11位とヒットしましたが、ナイル・ロジャースがプロデューサーから外れてしまったことや、デヴィッド・ボウイの新曲が少ないこと、アレンジの悪さなどが重なり、散漫な作品となりました。
ビーチ・ボーイズの名曲「ゴッド・オンリー・ノウズ」を取り上げるも、これも、アレンジがいまいちで、魅力がありません。
本作から、デヴィッド・ボウイの音楽は不遇な時代に突入して行きます。
David Bowie
評価: 2.2
1967年発売の記念すべきデヴィッド・ボウイのデビュー・アルバムです。
全体的にフォーク・ロックの曲が多いことが特徴で、中には、オーボエを使用した曲やサイケデリックのような曲も収録されています。
全曲デヴィッド・ボウイが作詞・作曲をしていますが、まだ、デヴィッド・ボウイの個性が出ておらず、フォークシンガーのイメージで売り出されたことが分かります。
本作は、全く売れませんでしたが、デヴィッド・ボウイの才能がちらほら見られるため、磨きがかかる前のダイヤモンド原石のような作品です。
Tin Machine
評価: 2.3
1989年発売のティン・マシーンのファースト・アルバムです。
デヴィッド・ボウイは、1980年代の低迷ぶりを本人も認識しており、起死回生を狙うために、新たなバンド ティン・マシーンを結成しました。
ベースとドラムには、イギー・ポップのツアー・メンバーでもあったセイルズ兄弟が、ギターには、リーヴス・ガブレルスが参加しました。
原点回帰を狙ったストレートなハード・ロックを展開しており、メンバーとの共作曲が多くなっています。
デヴィッド・ボウイのアルバムの中では、魅力的なアルバムではありませんが、デヴィッド・ボウイの音楽熱を呼び戻すための過程だったと考えると、一応、成功だったとみなすことができます。
Tin Machine II
評価: 2.35
1991年発売のティン・マシーンの2枚目のアルバムです。
バンド・メンバーを強調した作品で、その証拠に、デヴィッド・ボウイが単独で作曲した曲は、「ア・ビッグ・ハート」のみであったり、
デヴィッド・ボウイがボーカルを担当していない曲が2曲(「ステイトサイド」「ソーリー」)あったりします。
ロキシー・ミュージックの「イフ・ゼア・イズ・サムシング」をカヴァーしていますが、原曲の持つ退廃的な雰囲気を壊してしまったアレンジがされています。
前作「Tin Machine」と同様、ハードロック色の強いアルバムで、前作よりもメロディアスな曲が増えていますが、売上は、惨敗で、全英チャート23位、全米チャートでは、100位にすらランクインしませんでした。
そのためか、ティン・マシーンは、このアルバムで解散してしまいました。
Space Oddity
評価: 2.4
1969年発売の2作目のアルバムで、全英チャート5位を記録した「Space Oddity」が収録されているアルバムです。
元々のアルバム名は、「David Bowie」(アメリカ版は、「Man of Words, Man of Music」)でしたが、「Space Oddity」が、BBCのアポロ月面着陸特集番組で使用されヒットしたことで、アルバム名を変更して再発されました。
この「Space Oddity」は、メロトロンを使用したプログレッシブ・ロックを感じさせる曲で、デヴィッド・ボウイの代表曲の1曲となりました。
「Space Oddity」以外は、前作「David Bowie」と同様、フォーク・ロックの曲で占められています。
デヴィッド・ボウイの原点を感じさせるアルバムです。
Lodger
評価: 2.5
1979年発売の13作目のアルバムで、ブライアン・イーノと共演した「ベルリン3部作」のラストにあたるアルバムです。
しかし、インストゥルメンタルの曲が減ってしまったことや、退廃的な雰囲気がなくなったこと、明るい曲が増えたことなどで、前2作とは、かなり趣が異なっています。
全体的にリラックスしており、ブライアン・イーノのボーカル入りのソロ・アルバムのように、不思議な曲が多く収録されています。
ギターに、エイドリアン・ブリューが参加していることから、トーキング・ヘッズの「リメイン・イン・ライト」の雰囲気を感じるところもあります。
実験色が強いため、デヴィッド・ボウイのアルバムの中では、評価が分かれるアルバムです。
次は、20位 → 11位 です。