The Bride Stripped Bare
評価: 3.4
1978年に発売された4作目のアルバムで、本作は半分がブライアン・フェリーのオリジナル曲、残り半分がブルースを中心としたカバー曲で構成されています。
本作は、当時ブライアン・フェリーの恋人であったジェリー・ホールをミック・ジャガーに奪われた際に制作されたもので、ブライアン・フェリーの心境が色濃く反映されています。
暗い曲が多いものの、ブライアン・フェリーのオリジナル曲はいずれも素晴らしく、特に「This Island Earth」はYMOの高橋幸宏もカバーした名曲です。
ブルースの選曲も秀逸で、ブライアン・フェリーのアルバムの中でも隠れた名盤と言える良作です。
These Foolish Things
評価: 3.6
ロキシー・ミュージックの活動と並行して制作された、1973年発売のブライアン・フェリーのファースト・ソロ・アルバムです。
オープニングナンバーであるボブ・ディランのカバー曲「激しい雨が降る」は、オリジナル曲を大幅にアレンジしており、そのセンスの良さが際立ち、オリジナルとは異なる魅力を持っています。
ボブ・ディラン以外の楽曲も選曲とアレンジが素晴らしく、アルバム全体に統一感があります。
ラストナンバーのジャズ・スタンダード曲「These Foolish Things」の選曲にもセンスの良さが感じられます。
Olympia
評価: 3.8
2010年に発売された12作目のアルバムで、ブライアン・フェリーが65歳の時に制作した作品です。
この年齢でこれほどの良作を制作できたことに驚きを感じます。
ロキシー・ミュージックのメンバーだったフィル・マンザネラ、アンディ・マッケイ、ブライアン・イーノが参加しているため、実質的にロキシー・ミュージックのアルバムと言っても良い作品です。
ブライアン・フェリーはソロ・アルバムでさまざまな試みをしてきましたが、本作では熟練の極みに達した印象を受けます。
「アヴァロン」には及びませんが、ブライアン・フェリーのソロ・アルバムとして十分満足できる内容です。

In Your Mind
評価: 4.0
1977年に発売された3作目のアルバムで、ロキシー・ミュージックが一時的に解散していた合間に制作された作品です。
全曲がブライアン・フェリーのオリジナル曲で構成されており、ロキシー・ミュージックのメンバーであったフィル・マンザネラ、ポール・トンプソン、ジョン・ウェットンも参加しています。
そのため、ロキシー・ミュージックのサウンドに非常に近い作品となっています。
日本で有名になった「Tokyo Joe」以外にも、「This Is Tomorrow」「Love Me Madly Again」「In Your Mind」など、多くの優れた楽曲が収録されています。

Avonmore
評価: 4.2
2014年に発売された13作目のアルバムで、ブライアン・フェリーのボーカルが入った最後のスタジオ・アルバムです。
本作は、ロキシー・ミュージックのアルバム「フレッシュ・アンド・ブラッド」と「アヴァロン」を手掛けたレット・デイヴィスがプロデュースに参加して制作されました。
そのためか、「フレッシュ・アンド・ブラッド」と「アヴァロン」と同様に良作に仕上がっており、ブライアン・フェリーのアルバムの中でも上位に位置づけられる素晴らしい作品です。
「Olympia」の発売時には「これ以上のアルバムはもう作れない」と思っていましたが、本作は「Olympia」を上回る出来となりました。
このアルバムを聴くと、この路線でさらにアルバムを制作してほしかったと感じてしまいます。

Boys And Girls
評価: 4.4
1985年に発売された5作目のアルバムで、ロキシー・ミュージック解散後に初めてリリースされたソロ・アルバムです。
サウンドは「アヴァロン」に近いものの、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアなど豪華なミュージシャンが参加したことで、「アヴァロン」よりも演奏や音質が向上しています。
ロキシー・ミュージックはアメリカではあまり人気がありませんでしたが、本作はアメリカでも成功を収めました。
ポップセンスに優れ、捨て曲がなく、ブライアン・フェリーの最高傑作であり、1980年代の名盤に値する作品です。
その他のおすすめアルバム
- ロキシー・ミュージックのリメイク曲とカバー曲で構成されたアルバムです。
- 本作はブライアン・フェリーの3枚目のソロ・アルバム名義となっていますが、ロキシー・ミュージックの曲も多く収録されているため、ランキングには含めませんでした。
Let’s Stick Together
- Jazz Age
- ロキシー・ミュージックやブライアン・フェリーの過去の曲を、1920年代の酒場で流れているようなジャズ風にアレンジしたアルバムです。
- ボーカルは入っておらず、インストゥルメンタルのため、一聴しただけでは何のオリジナル曲か分からないものもあります。
- ブライアン・フェリーのソロ・アルバムとしての位置付けが難しい作品です。
- BITTER-SWEET
- 1920年代のジャズ風にアレンジした「The Jazz Age」の続編となるアルバムです。
- 本作もロキシー・ミュージックやブライアン・フェリーの過去の曲を1920年代のジャズ風にアレンジしていますが、今回はブライアン・フェリーのボーカルも収録されています。
- 1stアルバム「These Foolish Things」と2ndアルバム「Another Time, Another Place」発売後のライブ・アルバムです。
- 全曲が「These Foolish Things」と「Another Time, Another Place」から選曲されています。
- このようなライブを行っていたことは耳にしていましたが、2000年代になって音源が発掘され、アルバムとして発売されるのは、ブライアン・フェリー・ファンにとって非常にありがたいことです。
- Mamouna/Horoscope
- 本作は、1994年発売の「Mamouna」のデラックス盤に加え、制作途中で頓挫してしまった幻のアルバム「Horoscope」の曲が追加された3枚組のアルバムです。
- Disc1には「Mamouna」のリマスター盤、Disc2には「Horoscope」の曲、Disc3には「Mamouna」のインストゥルメンタル曲などが収録されています。
- ブライアン・フェリー・ファンにとっては、「Horoscope」の曲が聴けるだけで涙もののアルバムです。「Horoscope」の曲も「Mamouna」と同様のアレンジが施されているため、一緒に聴いても違和感なく楽しめます。
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まとめ
最後に、ブライアン・フェリーののランキング結果をまとめます。
| 順位 | アルバム名 | 評価 |
|---|---|---|
| 1位 | Boys And Girls | 4.4 |
| 2位 | Avonmore | 4.2 |
| 3位 | In Your Mind | 4.0 |
| 4位 | Olympia | 3.8 |
| 5位 | These Foolish Things | 3.6 |
| 6位 | The Bride Stripped Bare | 3.4 |
| 7位 | As Time Goes By | 3.2 |
| 8位 | Bête Noire | 3.0 |
| 9位 | Frantic | 2.8 |
| 10位 | Another Time, Another Place | 2.7 |
| 11位 | Dylanesque | 2.6 |
| 12位 | Mamouna | 2.5 |
| 13位 | Taxi | 2.4 |
| 14位 | Loose Talk | 2.2 |
改めてロキシー・ミュージックとブライアン・フェリーの全アルバムを聴き直してみましたが、やはりブライアン・フェリーの才能のすごさを再認識できました。
ブライアン・フェリーは高齢になったため、新作の発表は難しいかと思っていましたが、2025年に久しぶりの新作を発表してくれました。
これからも元気に音楽活動を続けていってほしいと願っています。
次回は、ロキシー・ミュージックやブライアン・フェリーのアルバムに参加していたこともあるジョン・ウェットンのバンド、エイジアの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。
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