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Bryan Ferry(ブライアン・フェリー) 全アルバムランキング
前回は、ロキシー・ミュージックの全アルバムランキングを行いましたので、
今回は、ロキシー・ミュージックの中心人物 ブライアン・フェリーの全アルバムランキングをしていたいと思います。
ブライアン・フェリーのソロ作品は、多数ありますが、大きく、カヴァー曲のアルバムと、オリジナル曲のアルバムとで分けることができます。
ロキシー・ミュージックの活動と並行して発表していた初期のソロ作品は、ロキシー・ミュージックの活動と明確に分けるために、カヴァー曲中心のアルバムを制作していました。
ロキシー・ミュージック解散後は、オリジナル曲中心のアルバムを制作し始めますが、たまに、カヴァー曲中心のアルバムも発表しています。
そんなブライアン・フェリーの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ブライアン・フェリーのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ブライアン・フェリーのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価アルバム
以下が、今回の評価アルバムです。
No | 発売年 | アルバム |
---|---|---|
1 | 1973年 | These Foolish Things |
2 | 1974年 | Another Time, Another Place |
3 | 1977年 | In Your Mind |
4 | 1978年 | The Bride Stripped Bare |
5 | 1985年 | Boys And Girls |
6 | 1987年 | Bête Noire |
7 | 1993年 | Taxi |
8 | 1994年 | Mamouna |
9 | 1999年 | As Time Goes By |
10 | 2002年 | Frantic |
11 | 2007年 | Dylanesque |
12 | 2010年 | Olympia |
13 | 2014年 | Avonmore |
*ブライアン・フェリーのセルフカヴァー・アルバムは除外しています。
ブライアン・フェリー アルバムランキング
Taxi
評価: 2.3
ブライアン・フェリーの3枚目のカヴァー・アルバムで、
キャロル・キングの「WillYou Love Me Tomorrow」や、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「All Tomorrow’s Parties」などの有名曲をカヴァーしています。
1970年代の退廃的なブライアン・フェリーのカヴァーアルバムとは異なり、活気がなくなってしまい、悪い方向に向かってしまったと感じるアルバムです。
それでも、上品で洗練された作品であることから、全英チャート2位を記録するヒットになりました。
Mamouna
評価: 2.4
「Boys And Girls」「Bête Noire」「Taxi」と続いてきたロキシー・ミュージックの「アヴァロン」路線の作品ですが、本作は、その「アヴァロン」路線の最後となるアルバムです。
アヴァロン路線のアルバムは、マンネリ化し始めており、この時代のアルバムは、アヴァロン症候群のアルバムと呼ばれています。
本作発売前には、内省的な「ホロスコープ」というアルバムを5年近く制作していましたが頓挫してしまい、本作が出来上がりました。
本作のハイライト曲は、ブライアン・イーノとの共作「WildCat Days」で、ダンス系でありながら、妖艶さを感じる良曲です。
Dylanesque
評価: 2.5
ボブ・ディランのカヴァー曲10曲と、ボブ・ディランが1stアルバムでカヴァーしたトラディショナルの曲1曲を収録したアルバムです。
「Taxi」のような「アヴァロン」路線の曲調ではなく、初期のカヴァーアルバム「Another Time, Another Place」に近いサウンドに戻っています。
妥当な選曲であり、オリジナル曲にも忠実であるため、ボブ・ディランのファンも楽しめる内容に仕上がっています。
Another Time, Another Place
評価: 2.6
前作「These Foolish Things」と本作は、ロキシー・ミュージックの活動と並行して、制作されたアルバムです。
ロキシー・ミュージックが、ブライアン・フェリーのオリジナル曲中心であったため、息抜きとして、カヴァー・アルバムを制作したのではないかと感じます。
ラムゼイ・ルイス、プラターズ、ボブ・ディランなどの曲をカヴァーしていますが、ラスト・ナンバー「Another Time, Another Place」のみ、ブライアン・フェリーのオリジナル曲になります。
Frantic
評価: 2.8
本作は、70年代のロキシー・ミュージックやブライアン・フェリーの初期のソロ・アルバムに近いロック色の強いアルバムです。
ブライアン・フェリーのオリジナル曲が中心ですが、ボブ・ディランの「It’s All Over Now,Baby Blue」と「Don’t Think Twice,It’s All Right」のカヴァー曲も収録されています。
カントリー・ロック調の曲が多いことが特徴です。
「Mamouna」と同様、本作でも、ブライアン・イーノと共作しています。
Bête Noire
評価: 3.0
アルバム名の「Bête Noire」とは、「嫌なやつ」といった意味のフランス語で、フランス的な大人のダンス・ミュージックの雰囲気を持ったアルバムです。
前作の「Boys And Girls」が、「アヴァロン」を豪華にしたようなアルバムでしたが、本作は、「アヴァロン」を少し地味にしたような作品です。
本作の中では、シングル曲にもなった「Kiss And Tell」がおすすめ曲です。
As Time Goes By
評価: 3.1
1920年代、1930年代の映画やミュージカルの曲を中心にカヴァーしたアルバムです。
サウンドも、1920年代のジャズ風になっています。
有名な曲は、「As Times Goes By」と「Lover Come Back To Me」で、「As Times Goes By」は、映画「カサブランカ」の挿入歌、「Lover Come Back To Me」は、ミュージカル映画「The New Moon」の主題歌です。
懐かしさを感じるサウンドで、ブライアン・フェリーの歌声にマッチしています。
次は、6位 → 1位 です。
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