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Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、レディー・ガガの全アルバム・ランキングをしましたので、
今回は、2000年代以降に登場してきたアーティスト第5弾として、カナダ出身のソング・ライター Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)の全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。
アヴリル・ラヴィーンは、1998年に、地元ラジオ局が主催したオーディションを勝ち抜き、シャナイア・トゥエインのコンサートツアーに参加しことから、音楽キャリアがスタートします。
2000年には、アリスタ・レコードの社長LA・リードに見出され、アリスタ・レコードと契約し、1stアルバム「Let Go」を発売します。
この「Let Go」が大ヒットし、アヴリル・ラヴィーンは、一躍スターに躍り出ました。
アヴリル・ラヴィーンの音楽は、荒削りなギターをバックに歌うスタイルから、ポップ・パンクと呼ばれています。
このポップ・パンクのスタイルは、反抗的なイメージとともに、若い世代に、多くの共感を呼んでいます。
そんなアヴリル・ラヴィーンの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
アヴリル・ラヴィーンのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
アヴリル・ラヴィーンのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
アヴリル・ラヴィーン アルバムランキング
Avril Lavigne
評価: 3.2
2013年発売の5作目のアルバムで、メロウなアコースティックだった前作「Goodbye Lullaby」とは正反対に、明るくポップな曲が増えたアルバムです。
この音楽性の変化は、本作のプロデュースにも関わっているチャド・クルーガーとの婚約が大きかったのかと思えます。
チャド・クルーガーは、プロデュースだけでなく、「Let Me Go」で、アヴリル・ラヴィーンとデュエットしています。
また、「Bad Girl」では、マリリン・マンソンともデュエットしており、今までにはなかったインダストリアルにも挑戦しています。
「Hello Kitty」では、アヴリル・ラヴィーンが好きなキティーちゃんを歌った曲で、日本語も登場してきます。
前半は、ロック・ポップスの明るく元気になれる曲、後半は、しっとりとしたバラード曲で構成されており、静と動の曲がはっきりしています。
残念なのは、アヴリル・ラヴィーンのどぎついメイクを施したジャケットが、パンダのようで、アヴリル・ラヴィーンの可愛らしさがなくなってしまったことです。
Head Above Water
評価: 3.3
2019年発売の6作目のアルバムで、前作「Avril Lavigne」から、約5年ぶりに発売されたアルバムです。
これだけのブランクが空いてしまったのは、アヴリル・ラヴィーンがライム病を患って5か月にわたり寝たきり状態になっていたことがあります。
この病気のせいか、本作は、今までのアルバムとは全く異なった熟練した音楽に変化しています。
昔のようなポップな曲はほとんどなく、唯一、ポップな曲は、ニッキー・ミナージュをフィーチャーした「Dumb Blonde」ぐらいしかありません。
その他の曲は、ピアノやシンセサイザーを中心としたシンプルな演奏で、アヴリル・ラヴィーンの歌声が強調されており、
「アヴリル・ラヴィーンって、こんなに歌が上手かったのか」と、驚かされます。
そのため、本作は、アヴリル・ラヴィーンの歌を味わう作品であり、昔のポップ・パンクの曲を期待して聞くと、肩透かしを食らい、退屈に感じてしまうかもしれません。
Goodbye Lullaby
評価: 3.5
2011年発売の4作目のアルバムで、元夫デリック・ウィブリーとの失恋をテーマにしているアルバムです。
そのため、今までのようなポップ・パンクのような曲は少なく、全体的にアコースティックの落ち着いた曲が占めています。
それは、ピアノで始まるオープニング・ナンバーの「Black Star」から、本作が、今までのアヴリル・ラヴィーンのアルバムとは異なることが分かります。
「What the Hell」や「Smile」のような明るいポップな曲がありますが、それは、アヴリル・ラヴィーン自身「シリアスなアルバムであるため、アップビートの楽しい曲をいくつか入れる必要があった」と語っていることから、意図的に明るい曲を入れたのだと思われます。
本作は、当初、2009年11月に発売される予定でしたが、レコード会社RCAとの間で対立があり発売が遅れ、紆余屈折しながらも、ようやく、前作から4年後に発売することができました。
今までの一般受けするポップな曲が減ってしまったために、本作は、今までのようなモンスター級の売上にはなりませんでしたが、それでも、全米チャート4位、全英チャート9位と健闘しました。
Under My Skin
評価: 4.0
2004年発売のセカンド・アルバムで、前作「Let Go」よりも、ダークでヘビーになったアルバムです。
前作は、17歳の少女のはじけたボーカルが特徴的でしたが、本作は、より大人っぽくなり、落ち着いた曲が多くなりました。
と言っても、本作発売時のアヴリル・ラヴィーンは、まだ19歳であり、19歳らしいはじけた曲も、もちろん収録されています。
前作「Let Go」が売れすぎてしまったため、本作はどうなるのか、プレッシャーに押し潰されないか心配でしたが、
そんなことは、どこ吹く風で、前作以上にパワフルなアルバムを制作してくれました。
本作の中では、シングルカットされた「My Happy Ending」が、注目曲で、この曲は、キャッチーなサビが印象的なパワーバラードの曲です。
また、最初にシングルカットされたハードでメロディアスな「Don’t Tell Me」は、日本でも大ヒットしました。
当時、アヴリル・ラヴィーンは、エヴァネッセンスのエイミー・リーと比較されることが多かったようですが、確かに、パワフルな歌声は、エイミー・リーに似ているような気がします。
本作も、大ヒットし、全米チャート、全英チャートともに1位を記録しました。
Love Sux
評価: 4.1
2022年発売の7作目のアルバムで、久々のポップ・パンク全開のアルバムです。
最近のアヴリル・ラヴィーンは、熟練した落ち着いたアルバムと、ポップなアルバムを交互に発表しており、
前作「Head Above Water」が落ち着いたアルバムだったため、本作は御多分に洩れず、明るいポップなアルバムになりました。
近年のアルバムは、アコースティックな演奏が多かったですが、本作は、エレキギターをふんだんに取り入れ、パンキッシュな曲が多く収録されています。
特に、シングル・カットされ、他アーティストをフィーチャーしている「Bite Me」と「Love It When You Hate Me」は、まさに、初期のアヴリル・ラヴィーンを彷彿させるポップ・パンクの良曲です。
落ち着いた熟練したアヴリル・ラヴィーンも良いですが、やはり、アヴリル・ラヴィーンは、パンキッシュな曲が、似合っていることが本作でよく分かります。
Let Go
評価: 4.2
2002年発売のアヴリル・ラヴィーンの記念すべきデビュー・アルバムです。
本作発売時のアヴリル・ラヴィーンは、若干17歳であり、アヴリル・ラヴィーンのボーカルはその若さではじけています。
本作は、ポップ・パンクの音楽シーンを変革し、世界中で大ヒットしました。
ハードなギターに、アヴリル・ラヴィーンの畳みかけるボーカルは、パンクっぽいのですが、
純粋なパンクと違って、キャッチーでメロディアスな可愛らしい歌声は、アヴリル・ラヴィーンの独自性が出ています。
シングルカットされた3曲(「Complicated」「Sk8er Boi」「I’m With You」)が収録された前半だけで、本作が名作であることが分かります。
特に、「Complicated」は、キャッチーなメロディーと、可愛らしいアヴリル・ラヴィーンのミュージック・ビデオと相まって、全米チャート2位、全英チャート3位と大ヒットしました、
アルバム自体も、全米チャート2位、全英チャート1位を記録し、世界中で1600万枚以上を売り上げ、21世紀のベストセラーアルバムとなりました。
The Best Damn Thing
評価: 4.3
2007年発売の3作目のアルバムで、そこはかとなく明るくパンキッシュなアルバムです。
前作「Under My Skin」が、大人びたヘビーなアルバムであったのに対して、本作は、1stアルバム「Let Go」のようにはじけたポップな作品に仕上がっています。
アヴリル・ラヴィーンも、本作を、「速くて、楽しくて、若くて、生意気で、攻撃的で、自信に満ちて、遊び心のある生意気さがあって…いいものばかり」と語っています。
オープニング・ナンバーの「Girlfriend」から、キャッチーでパンキッシュな曲が続いていきます。
この「Girlfriend」は、アメリカ、オーストラリア、カナダ、日本を含む世界12か国で1位を記録しました。
一方で、「When You’re Gone」や「Innocence」は、綺麗なメロディーが印象的なパワーバラード曲で、
アルバム全体として、メリハリがついており、ダレルことなく一気に最後まで聞けてしまいます。
本作は、全米、全英をはじめとして、全世界で1位を記録しました。
おすすめのベスト・アルバム
- 2024年発売の初のアヴリル・ラヴィーンのベスト・アルバムです。1stアルバム「Let Go」から、7thアルバム「Love Sux」までのオールタイムの選曲がされています。
- アヴリル・ラヴィーンのポップ・パンクの曲から、バラード曲まで、アヴリル・ラヴィーンのヒット曲が網羅されており、このアルバムを聞けば、アヴリル・ラヴィーンの基本をおさえることができます。
- アヴリル・ラヴィーンの音楽がどのような音楽なのかを、まず知りたい人に、おすすめのアルバムです。
Greatest Hits
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アヴリル・ラヴィーンの人物像
アヴリル・ラヴィーンの人物像について、簡単に触れたいと思います。
アヴリル・ラヴィーンは、1984年に、カナダ、オンタリオ州ベルビルに生まれ、
2歳の時から母親と一緒に教会で歌い始めました。
この頃から、声が上手く、12歳の頃に独学でギターを始め、音楽の道を目指すようになります。
その後、16歳の時にアリスタ・レコードと契約して発表されたデビュー・アルバム「Let Go」が大ヒットし、ポップ・パンクを代表するアーティストの一人となりました。
音楽活動以外では、映画やテレビ・ドラマなどの女優活動や、ファッションブランド「Abbey Dawn」を立ち上げ、独自のデザインを発表したりしています。
また、「The Avril Lavigne Foundation」を通じて、病気や障害を持つ子供たちを支援する活動を行っています。
私生活では、Sum41のリードヴォーカル デリック・ウィブリーと2006年に結婚しますが、2009年に離婚、
その後、カナダのロック・バンド ニッケルバックのチャド・クルーガーと、2012年に結婚するも、2015年に離婚、
それ以外にも、タレントのブロディ・ジェンナーや、ラッパーのモッド・サンとの婚約、破棄を繰り返し、恋多き女性として知られています。
このように、アヴリル・ラヴィーンは音楽業界だけでなく、若者文化にも大きな影響を与え続けているカリスマ的な存在で、今後も活躍していくことが期待されています。
アヴリル・ラヴィーンの音楽
アヴリル・ラヴィーンの音楽は、大きく「元気一杯のポップ・パンク」と「熟練したアコースティック」に分けることができます。
近年では、「ポップ・パンク」のアルバムと「アコースティック」のアルバムを交互に発売しているため、
アヴリル・ラヴィーンのどちらの音楽を聞きたいかによって、選択するアルバムが変わってきます。
アヴリル・ラヴィーンの初心者の方は、まずは、「元気一杯のポップ・パンク」のアルバムから聞き始めれば、間違いはありません。
各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【ポップ・パンクのアルバム】
- Let Go(2002年):初心者向け
- Under My Skin(2004年):中級者向け
- The Best Damn Thing(2007年):初心者向け
- Avril Lavigne(2013年):上級者向け
- Love Sux(2022年):初心者向け
【アコースティックのアルバム】
- Goodbye Lullaby(2011年):中級者向け
- Head Above Water(2019年):上級者向け
まとめ
最後に、アヴリル・ラヴィーンのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | The Best Damn Thing | 4.3 |
2位 | Let Go | 4.2 |
3位 | Love Sux | 4.1 |
4位 | Under My Skin | 4.0 |
5位 | Goodbye Lullaby | 3.5 |
6位 | Head Above Water | 3.3 |
7位 | Avril Lavigne | 3.2 |
アヴリル・ラヴィーンのポップ・パンクのアルバムを、上位にランキングしました。
アヴリル・ラヴィーンは、明るく元気になれるハードなポップスをイメージしている人も多いかと思いますが、
ポップ・パンクのアルバムばかりではなく、大人の熟練したアコースティックのアルバムも発表しています。
このアコースティックのアルバムも、良作のため、アヴリル・ラヴィーンのポップ・パンクの曲しか知らない人には、この機会に、多くのアルバムを聞いてもらえたらと思っています。
次回は、アヴリル・ラヴィーンとも比較されるエヴァネッセンスの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。