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Lady Gaga(レディー・ガガ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、アデルの全アルバム・ランキングをしましたので、
今回は、2000年代以降に登場してきたアーティスト第4弾として、アメリカのシンガーソング・ライターで、女優や実業家でも知られる Lady Gaga(レディー・ガガ)の全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。
レディー・ガガの本名は、ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ と言い、イタリア系アメリカ人として、裕福な家庭で生まれました。
裕福な家庭だったこともあり、小さい頃から音楽に親しみ、お嬢様学校や、ニューヨーク大学の芸術学部に入学するものの、
変わった性格が災いし、いじめに遭い、退学してしまいます。
その後、芸能活動に専念し、ダンサーとしてクラブに出入りしていたこともありましたが、
2008年に、デビュー・アルバム「ザ・フェイム」が大ヒットし、レディー・ガガは、世界的に有名なアーティストになりました。
ちなみに、レディー・ガガの芸名は、クイーンの楽曲「RADIO GA GA」を、もじったものです。
レディー・ガガの音楽は、マドンナの影響が色濃く出ており、ダンス・ポップを主体としたノリの良い音楽が主体となっています。
近年では、ジャズ・シンガーであるトニー・ベネットと共演したりするなど、ジャズやカントリーにも傾倒していっています。
そんなレディー・ガガの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
レディー・ガガのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
レディー・ガガのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
レディー・ガガ アルバムランキング
Joanne
評価: 3.2
2014年発売の5作目のアルバムで、今までのダンス系のアルバムとは異なり、アコースティックなソフトロックとカントリーの要素を取り入れたアルバムです。
この大きな変化の背景として、前作「アートポップ」に対して、否定的な報道がされたことによって、イメージチェンジを図ったことがあげられます。
そこで、レディー・ガガは、ジャズ・シンガー トニー・ベネットとのデュエット・アルバム「チーク・トゥ・チーク」を発表したり、
テレビドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル」に出演したりと、イメージチェンジを図り、本作の制作に至りました。
本作は、カントリーやレゲエ、ファンク、ソフト・ロックなど、今までのダンスやディスコの一辺倒の作品とは一線を画すアルバムとなりました。
更にシンプルなアレンジによって、レディー・ガガのボーカルが際立つようになり、レディー・ガガのボーカルの才能を見出すことができます。
今までのレディー・ガガのダンスやディスコの曲を期待して聞くと、肩透かしを食らいますので、注意が必要です。
The Fame
評価: 3.4
2008年発売の記念すべきレディー・ガガのデビュー・アルバムです。
本作発売前から、レディー・ガガは、ニューヨークのアンダーグラウンド・クラブ・シーンで活躍しており、既にアーティストとしての地位を確立していました。
そのため、新人と言えど、知名度があったために、本作は、発売と同時に、大ヒットを記録しました。
本作は、1980年代のエレクトロ・ポップや、シンセ・ポップ、ディスコを再現しており、マドンナやノー・ダウトを彷彿させていることから、
1980年代の懐かしさがあり、1980年代のダンス・ミュージックが好きな人には、最適なアルバムです。
愛、性、金、ドラッグなどレディー・ガガらしい過激な歌詞を扱っていることも特徴的です。
シングル・カットされた「Just Dance」と「Poker Face」も、世界中で大ヒットし、この2曲は、本作を象徴するようなノリの良い明るいダンス系の曲で、元気になれます。
The Fame Monster ザ・モンスター
評価: 3.5
2009年発売の2作目のアルバムで、当初は、前作「ザ・フェイム」のデラックス版(Disk1に8曲の新曲、 Disc2に「The Fame」を収録)として、再発売されましたが、
レディー・ガガが再発盤は高価すぎることと、アルバムの概念が異なると考え、後に、別出しとして発売されました。
このような背景から、本作は、「ザ・フェイム」の延長線上のアルバムですが、「ザ・フェイム」よりも暗い曲が多く、「ザ・フェイム」が陽で、本作は、陰と表現されています。
レディー・ガガは、「ホラー映画への愛」と「有名人の衰退と名声が社会の中でモンスターになる様子」を本作のインスピレーションにしていると語っています。
「ザ・フェイム」と同様、1980年代のディスコ、シンセポップのサウンドですが、それに加えて、ゴシックやインダストリアルを隠し味としたようなサウンドとなっています。
また、「ザ・フェイム」には見られなかった「Speechless」のようなメロディアスな歌中心の曲も収録されています。
尚、「Telephone」では、ビヨンセと共演しており、ビヨンセとレディー・ガガの良いどころをしたような良曲となっています。
ARTPOP
評価: 3.6
2013年発売の4作目のアルバムで、ジャケットのように華やかなダンス系のアルバムです。
レディー・ガガは、本作を、「成熟と責任の欠如」を示す「祝祭と詩的な音楽の旅」と独特な表現をしており、この言葉は、何を意味しているのかは、よく分かりません。
前作「ボーン・ディス・ウェイ」は、暗さのあるダンス系のアルバムでしたが、本作は、1stアルバム「ザ・フェイム」のような明るいダンス系のアルバムに回帰しています。
しかし、1980年代の懐かしいダンス・ミュージックとは異なり、最新のテクノロジーを使用したシンセポップ、テクノ、インダストリアル、ダブステップなどを取り入れています。
色々なディスコ系の音をグチャグチャにおり混ぜたようなサウンドで、レディー・ガガの見た目のような奇妙なアルバムとなっています。
当時、続編も計画されていたようで、1部には「商業的な曲」、2部には「実験的な曲」を収録する計画でしたが、この計画は実現しませんでした。
続編も聞いてみたいため、将来、続編の再計画がされることを期待しています。
Chromatica
評価: 3.8
2020年発売の6作目のアルバムで、前作「ジョアン」のアコースティックな落ち着いた作風とは異なり、ディスコ調のサウンドに戻ったアルバムです。
ただ、「ザ・フェイム」や「アートポップ」のような派手なダンス系のアルバムではなく、1990年代のハウスを基調とした落ち着いたダンス系のサウンドとなっています。
本作は、「揺るぎない幸福と癒しの追求」をテーマにしたコンセプト・アルバムで、レディー・ガガの失恋やメンタルヘルスの苦悩をテーマにした曲が収録されています。
オープニングのイントロや、途中途中に入ってくる短いインタールードを入れることで、3つの異なるパートに分けているために、サウンドトラックのような印象を受けます。
レディー・ガガが、世界的なアーティストとして認められたためか、本作には、アリアナ・グランデや、エルトン・ジョンなど豪華ゲストがボーカルに参加しています。
Born This Way
評価: 4.0
2011年発売の3作目のアルバムで、同性愛や宗教といったテーマが含まれているアルバムです。
前作の「ザ・フェイム」や「ザ・モンスター」のシンセポップやダンスポップのスタイルを継承しつつ、
ハウス、メタル、ロックンロール、ユーロポップなどの幅広い音楽ジャンルを取り入れています。
また、メロディアスな曲も増えており、レディー・ガガの作曲能力の向上が見られます。
シングル・カットされた「Born This Way」と「Judas」は世界中でヒットし、
特に、「Born This Way」は、米国チャートを含む18カ国以上のチャートで1位を記録しました。
一方で、「Judas」は、キリスト教の宗教的要素が含まれているため、いくつかの宗教団体から非難されてしまいました。
もう1つ、注目曲として、「You and I」があり、この曲は、ダンスポップとは違ったロックの曲で、
クイーンのギタリスト ブライアン・メイが参加しています。
このように、本作は、世界中から注目されたアルバムで、初期のレディー・ガガの魅力が詰まったアルバムです。
その他のアルバム
- 2014年発売のジャズ・シンガー トニー・ベネットとの共演アルバムで、純粋なジャズ・アルバムです。そのため、レディー・ガガのポップスやダンス系のアルバムとは全く異なります。
- レディー・ガガが、純粋なジャズの曲を歌うこと自体が意外に感じてしまいますが、ジャズの曲も、レディー・ガガは上手く歌っており、トニー・ベネットの歌声に負けていません。
- 本作は、ジャズ・アルバムでありながら全米チャート1位を記録し、当時88歳だったトニー・ベネットは、新録音アルバムで米国チャート1位を獲得した最年長者としてギネス世界記録に認定されました。
Cheek to Cheek
- 2021年発売のジャズ・シンガー トニー・ベネットとの共演アルバムで、「Cheek to Cheek」の続編にあたるアルバムです。本作も、「Cheek to Cheek」と同様、純粋なジャズ・アルバムです。
- 「Cheek to Cheek」との違いは、「Cheek to Cheek」が様々なジャズ・スタンダード曲を取り上げていたのに対して、本作は、ブロードウェイやハリウッド映画での楽曲で知られるコール・ポーターの曲に絞ったジャズ・スタンダード曲を取り上げていることです。
- 本作制作時のトニー・ベネットは95歳でした。95歳で、この歌声はすごいものがあります。95歳60日で新作アルバムをリリースした最年長者としてギネス世界記録を樹立しました。
Love for Sale
- レディー・ガガが、リー・クインゼルを演じるミュージカル映画「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(2024年)にインスピレーションを得た作品です。
- 「Cheek to Cheek」「Love for Sale」に続く、ジャズ・アルバムですが、本作は、純粋なジャズ・アルバムではなく、ポップスの要素もまぶされています。
- 本作は、「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」の公式サウンドトラックに収録されているジャズ・スタンダードのカヴァー曲と、レディー・ガガによるオリジナル曲2曲が収録されています。
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レディー・ガガの人物像
レディー・ガガの人物像について、簡単に触れたいと思います。
レディー・ガガ(本名:ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ)は、1986年に、裕福な家庭に生まれ、
幼少のころから音楽に触れ、4歳でピアノを弾き始めました。
10代の頃には、学校の劇やミュージカルに出演し、芸能活動に関心を持ち始め、
高校卒業後、ニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツに進学し、音楽と演技を学びました。
しかし、変わった性格もあり、学校で、いじめにあい、早々に大学を中退し、プロの音楽家を目指すことになります。
アンダーグラウンドのクラブでパフォーマンスを行い、自ら作詞作曲をすることで音楽業界に足を踏み入れました。
1stアルバム「ザ・フェイム」発売後は、一気にスターの仲間入りを果たし、活躍していったことはご存知の通りかと思います。
音楽以外では、映画「アリー/ スター誕生」で主演を務め、女優業にも励んでいき、
近年では、ミュージカル映画「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」で、女ジョーカーとして、怪演が話題となりました。
また、いじめや精神的な健康問題に対する意識向上を目的として、2012年に「ボーン・ディス・ウェイ財団」を設立し、積極的に、社会貢献活動を行っています。
ファッションでは大胆な衣装やメイクで常に話題を呼び、特に2010年の「生肉ドレス」は多くの人々に衝撃を与えました。
また、来日時に、志村けん顔負けの「まぶたの上に、目を書くメイク」で登場した時は、衝撃というよりも、お笑いセンスを感じてしまいました。
このように、レディー・ガガは、独創的で、影響力のある人物である一方で、お茶目なところもあり、憎めない性格の持ち主です。
これからも世界中で支持されるアーティストであり続けていくことだと思います。
まとめ
最後に、レディー・ガガのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | Born This Way | 4.0 |
2位 | Chromatica | 3.8 |
3位 | ARTPOP | 3.6 |
4位 | The Fame Monster ザ・モンスター | 3.5 |
5位 | The Fame | 3.4 |
6位 | Joanne | 3.2 |
レディー・ガガのアルバムは、どのアルバムも質が高く、甲乙付け難いアルバムばかりでした。
ダンス系のアルバムだけでなく、アコースティックの「Joanne」や、ジャズ・アルバム「Cheek to Cheek」や「Love for Sale」も、良作のアルバムです。
そのため、上記のランキングに関わらず、レディー・ガガのアルバムは、全て、聞いてもらいたいと思っています。
これからも、新作が発表され続けていくと思いますが、レディー・ガガらしい、驚きの新作が発表されることを、心待ちにしていたいと思います。
次回は、カナダ出身のオルタナティヴ・ロックやパンク・ロックのシンガー アヴリル・ラヴィーンの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。