ザ・ビーチ・ボーイズ「Pet Sounds」
【コメント】
1965年に発売されたビーチ・ボーイズの11作目のアルバムで、ビーチ・ボーイズの最高傑作であるだけでなく、ロック史においても最高のアルバムの一つと評される名盤です。
ビーチ・ボーイズの中心人物であるブライアン・ウィルソンが、スタジオ・ミュージシャンを集めて一人で制作を進めたことにより、サーフ・ロックとは異なるサイケデリック色や実験的要素の強い、高い芸術性を持つ作品に仕上がっています。
このような歴史的名盤であるにもかかわらず、21位という順位はやや低く感じられます。
なお、ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム 500選」では、堂々の2位を記録しています。
【ジャンル】
ロック
【ランキングの意外度】
5.0
ドクター・ドレー「The Chronic」
【コメント】
ヒップホップ界の重鎮、ドクター・ドレーが1993年に発表したデビュー・アルバムです。
本作ではP-ファンクの要素を取り入れたヒップホップを展開し、ギャングスター・ファンク(Gファンク)というスタイルを確立しました。
ベースがうねる気だるいファンクサウンドに、ノリの良いヒップホップが重なるこのスタイルは革新的で、後世のヒップホップに多大な影響を与えています。
また、本作は全米チャートで3位を記録し、トリプルプラチナ認定を受けるなど、大ヒットを記録しました。
【ジャンル】
ヒップホップ
【ランキングの意外度】
2.0
テイラー・スウィフト「1989 (Taylor’s Version)」
【コメント】
グラミー賞を14回受賞しているアメリカのシンガーソングライター、テイラー・スウィフトが2014年に発表した5作目のアルバムです。
テイラー・スウィフトが生まれた1989年をタイトルにした本作は、1980年代のシンセポップを土台にした極上のポップスで、非常に聴きやすい売れ線アルバムとなっています。
米国チャートでは初登場1位を記録し、その後11週連続で首位を維持、さらに1年間Top10圏内にとどまりました。
現在までに1000万枚以上の売上を記録しており、商業的成功の面では、今回の「史上最高のアルバム100枚」のTop20内にランクインしたことも納得できます。
ただし、本作が後世に名盤として残るかどうかは、今後10年、20年といった時間の経過が必要かと思っています。
【ジャンル】
ポップス
【ランキングの意外度】
4.0
マーヴィン・ゲイ「What’s Going On」
【コメント】
ニューソウルを築いた偉大なソウル・ミュージシャン、マーヴィン・ゲイが1971年に発表した、メロウなソウルの傑作アルバムです。
本作は、ベトナム戦争や公害、貧困といった社会問題をテーマにしたコンセプト・アルバムで、前半はメロウな楽曲、後半は躍動感のある楽曲で構成されています。
ダニー・ハサウェイ、スティーヴィー・ワンダー、カーティス・メイフィールドなど、多くのソウル・ミュージシャンに大きな影響を与えた作品でもあります。
20位のザ・ビーチ・ボーイズ「Pet Sounds」と同様に、本作が17位という評価は低い印象を受けます。
なお、ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム 500選」では、堂々の1位を記録しています。
【ジャンル】
ソウル
【ランキングの意外度】
4.0
ジョニ・ミッチェル「Blue」
【コメント】
カナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルが1971年に発表した4作目のアルバムで、音楽評論家から史上最高のアルバムの1つと評される名盤です。
アコースティック・ギターやピアノによるシンプルな演奏と、ジョニ・ミッチェルの歌声が魅力的な、爽やかな作品に仕上がっています。
ジョニ・ミッチェルはジャズ・ミュージシャンとの親交も深く、ジャズ寄りのアルバムも多く発表していますが、本作はシンガーソングライターとしての才能が存分に発揮されたフォーク・アルバムです。
ジョニ・ミッチェルの最高傑作の一つであり、フォークソングの名盤として高く評価される作品です。
【ジャンル】
フォーク
【ランキングの意外度】
1.0
アデル「21」
【コメント】
アデルが21歳の時に発表した2作目のアルバムで、アルバム名は当時のアデルの年齢に由来しています。
本作は、全世界で3000万枚以上を売り上げ、2012年のグラミー賞では6部門を受し、さらに、全米チャートではトップ5以内に39週連続でランクインするなど、記録づくしのアルバムとなりました。
失恋をテーマにした内容で、ソウル、ジャズ、ポップスなどを融合させたサウンドに、アデルの力強いボーカルが乗り、アデルの心の内を赤裸々に表現しています。
2010年代の名盤にふさわしい作品であり、2000年以降のアルバムが多くランクインしている中でも、本作のランキングは最も妥当であると感じます。
【ジャンル】
ポップス、ソウル
【ランキングの意外度】
1.0
ボブ・ディラン「Highway 61 Revisited」
【コメント】
1965年に発売されたボブ・ディランの6作目のアルバムで、ロックを全面に押し出したフォーク・ロックの名盤です。
これまでのアコースティック・ギター中心の曲とは異なり、本作ではエレクトリック化が進み、キーボードの比重も高まっています。
収録曲の中でも「ライク・ア・ローリング・ストーン」が最も有名で、ボブ・ディランのシングルとして初めてヒットし、全米チャートで2位を記録しました。
ボブ・ディランのアルバムの中でも特に重要な作品で、捨て曲はなく、名盤と呼ぶにふさわしい歴史的アルバムです。
この時代のボブ・ディランは非常に充実しており、今回の「史上最高のアルバム100枚」にはランクインしていませんが、次作「ブロンド・オン・ブロンド」も名作であるため、本作とあわせて聴くことをおすすめします。
【ジャンル】
ロック
【ランキングの意外度】
1.0
ジェイ・Z「The Blueprint」
【コメント】
史上最も高く評価されているラッパー、ジェイ・Zが2001年に発表した6作目のアルバムです。
本作では、カニエ・ウェストとジャスト・ブレイズがプロデューサーを務め、両名の名を世に知らしめたアルバムでもあります。
メロディアスなソウルを中心としたサンプリングは、後のカニエ・ウェストのアルバムの原型を感じさせます。
ジェイ・Zは、わずか2日間で9曲をレコーディングしたと伝えられています。
それにもかかわらず、後世のラップ界に影響を与える名作に仕上げたことは、ジェイ・Zの才能の凄さを示しています。
非常にメロディアスなアルバムであるため、ヒップホップが苦手な人でも問題なく聴くことができ、ヒップホップ初心者に最適な作品です。
【ジャンル】
ヒップホップ
【ランキングの意外度】
2.0
レディオヘッド「OK Computer」
【コメント】
1997年に発売されたレディオヘッドの3作目のアルバムで、ニルヴァーナの「Nevermind」と並ぶ、1990年代を代表する名盤です。
本作発売前のレディオヘッドはギター中心のロックを展開していましたが、本作では音楽性を一変させ、実験色の強い作品に取り組みました。
デジタル技術やサンプラー、メロトロンなどを駆使し、プログレッシブ・ロック的なアプローチで制作されています。
コンセプト・アルバムではありませんが、アルバム全体に統一感があり、緻密な音作りがなされています。
次作「Kid A」はさらに実験色を強め、難解な作品となりましたが、こちらも歴史に残るアルバムです。
「Kid A」は今回の「史上最高のアルバム100枚」では33位にランクインしています。
【ジャンル】
オルタナティヴ・ロック
【ランキングの意外度】
1.0
フリートウッド・マック「Rumours」
【コメント】
フリートウッド・マックが1976年に発売した11作目のアルバムで、極上のポップスが詰まった名盤です。
前作「ファンタスティック・マック」に続き、クリスティン・マクヴィー、スティーヴィー・ニックス、リンジー・バッキンガムという魅力的な3人のボーカルを擁したことで、どの曲も異なる魅力を持つようになりました。
本作からは「Go Your Own Way」「Dreams」「Don’t Stop」「You Make Loving Fun」がシングル・カットされ、いずれも大ヒットを記録しました。
アルバム自体も驚異的な32週連続で全米チャート1位を記録し、1978年にはグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞、さらに、全世界で4000万枚以上を売り上げた、まさにモンスター・アルバムです。
【ジャンル】
ポップス
【ランキングの意外度】
1.0
次は、10位 → 1位 です。