YMO活動期のソロ作品 アルバムランキング
前回は、YMOの全アルバムランキングを行いましたので、今回は、YMOの活動と並行して発売された各メンバのソロ作品のアルバムランキングを行っていきたいと思います。
この時期の3人のソロ作品は、YMOのサウンドに似ているアルバムが多くありますので、YMOの作品が好きな人には、きっと、気に入るアルバムかと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
YMOのアルバムしか聞いたことがない方、YMOメンバのソロアルバムの評価やおすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価アルバム
細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の以下ソロ・アルバムを評価対象にしています。
細野晴臣のアルバムが、少なめですが、YMOのリーダーとして、YMO活動の方を重視していたのかと思います。
細野晴臣ソロ・アルバム
No | 発売年 | アルバム |
---|---|---|
1 | 1978年 | はらいそ |
2 | 1982年 | フィルハーモニー |
「はらいそ」の中の「ファム・ファタール」に、坂本龍一、高橋幸宏が参加したことがきっかけで、YMOの結成につながりました。
坂本龍一ソロ・アルバム
No | 発売年 | アルバム |
---|---|---|
1 | 1978年 | 千のナイフ |
2 | 1979年 | サマー・ナーヴス |
3 | 1980年 | B-2ユニット |
4 | 1981年 | 左うでの夢 |
5 | 1983年 | 戦場のメリークリスマス |
坂本龍一のソロ・アルバムは、ファーストアルバム「千のナイフ」以外は、YMOのサウンドとは異なり、攻撃的、芸術的なアルバムが多いのが特徴です。
高橋幸宏ソロ・アルバム
No | 発売年 | アルバム |
---|---|---|
1 | 1978年 | サラヴァ! |
2 | 1980年 | 音楽殺人 |
3 | 1981年 | NEUROMANTIC |
4 | 1982年 | WHAT, ME WORRY? |
5 | 1983年 | 薔薇色の明日 |
YMOの活動と並行して、1年に1回のペースでソロ・アルバムを発売していたのはすごいことです。しかも、どのアルバムも素晴らしく、この時期の高橋幸宏は、神がかっています。
YMO活動期のソロ作品 アルバムランキング
はらいそ
評価: 2.7
「トロピカル・ダンディー」(1975年)、「泰安洋行」(1976年)に続く、「トロピカル三部作」の最後のアルバム「はらいそ』(1978年)は、南国・楽園志向にアプローチしており、沖縄、バリ、インドを感じさせるアルバムです。上級者向けのアルバムです。
フィルハーモニー
評価: 3.2
絵画的な作品であるため、あまりポップ要素を感じないアルバムです。このアルバムの中では、「スポーツマン」が、近年のYMOライブでも演奏されており、細野晴臣の曲の中では、有名な曲です。中級者向けのアルバムです。
NEUROMANTIC
評価: 3.5
YMOの「BGM」の時期に作られたアルバムで、「BGM」のサウンドに少し近い感じがあります。「Grand Espoir」は細野晴臣、「Curtains」は坂本龍一が曲を提供しています。中級者向けのアルバムです。
サラヴァ!
評価: 3.5
このアルバムは、フランス音楽を素材としたアルバムで、高橋幸宏のセンスが存分に発揮されています。坂本龍一作曲のフュージョン系の曲「ELASTIC DUMMY」や、高橋幸宏作曲のとてもロマンチックな曲「SARAVAH!」「SUNSET」がおすすめ曲です。初級者向けのアルバムです。
左うでの夢
評価: 3.5
このアルバムは、キング・クリムゾンのエイドリアン・ブリューが参加していますが、坂本龍一のアルバムの中では、マイナーなアルバムです。坂本龍一のソロ・ライブでも、このアルバムから選曲されることはありません。しかし、決して悪いアルバムではなく、「Living In The Dark」や「Venezia」などの名曲が収録されています。上級者向けのアルバムです。
千のナイフ
評価: 3.6
YMOの初期サウンドにとても似ており、Fusionテクノといった感じのアルバムです。「GRASSHOPPERS」は、ピアニスト高橋悠治とピアノ・デュオしています。今の坂本龍一が弾くピアノは静かな曲が多いですが、この曲は、かなり激しくピアノを演奏しています。ギターに渡辺香津美が参加しており、「千のナイフ」や「THE END OF ASIA」で、ハードなギター・プレイをしています。初級者向けのアルバムです。
次は、6位 → 1位 です。
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