Yes(イエス)1981年以降のアルバムランキング|おすすめアルバム

第7位
The Quest

印象に残る曲は少ないけど、前作「Heaven & Earth」よりも壮大になったわね。
kat
前作よりもギターの音が多くなり、オーケストラも使用しているから、迫力が増しているね。

評価: 2.5

2021年発売のアルバムで、初のスティーブ・ハウ プロデュースのアルバムです。

前作「Heaven & Earth」の延長線上のアルバムですが、スティーブ・ハウ プロデュースということもあって、ギターの音が多くなっていることや、オーケストラの使用により、壮大なサウンドに仕上がっています。

しかし、70年代のプログレッシブ・ロックのような緊迫感はないため、癒しのイエスといった印象を受けるアルバムです。

第6位
The Ladder

イエスには珍しく分かりやすい明るいポップな曲が多いわね。イエスらしい大作の曲も収録されているわね。
kat
90125イエスと旧イエスの集大成のようなバラエティ豊かなアルバムだね。

評価: 2.7

1999年発売の18作目のアルバムで、キーボードにイゴール・コロシェフが正式加入して制作されたアルバムです。

レコーディングの途中で、プロデューサーのブルース・フェアバーンが死去するというアクシデントがありましたが、前作の失敗が嘘のように、イエスの良さが戻り始めたアルバムです。

10分ほどの大作「Homeworld」や、南国を感じさせる曲、明るいポップな曲など、聞き応えのある曲が多く収録されています。

売れ路線の曲に走らなかったことが成功の要因だったと感じます。

第5位
Mirror To The Sky

前作「The Quest」と同様、オーケストラが使用され、1970年代のイエスを感じさせるアルバムね。
kat
前作「The Quest」の延長線上のアルバムだね。今後のイエスの方向性が見えるアルバムだね。

評価: 2.75

2023年発売の23作目のアルバムで、前作「The Quest」から、1年7ケ月とイエスにしては、短い期間で制作されたアルバムです。

プロデューサーは、前作「The Quest」と同様、スティーヴ・ハウで、曲構成や、オーケストラを使用した演奏も前作と変わりはありません。

前作との違いは、1973年のアルバム「海洋地形学の物語」から参加していたドラマーのアラン・ホワイトが、2022年に他界してしまったことから、ジェイ・シェレンに変更になっていることぐらいです。

本作は、前作の延長線上でありながら、今後のイエスの方向性が明確になったように感じ、最近のイエスのアルバムに見られた癒し系のサウンドに、1970年代のイエスを加えたような良作のアルバムです。

第4位
Talk

1990年代の90125イエスのアルバムね。メロディアスなポップな曲が多いアルバムね。
kat
イエスのアルバムの中では、マイナーなアルバムだけど、メロディアスで良作なアルバムだね。

評価: 2.8

1994年発売の14作目のアルバムで、トレヴァー・ラビン主体の90125イエスのメンバで制作されたアルバムです。

今までの90125イエスでは見られなかった15分の大作(「エンドレス・ドリーム」)が収録されています。

全体的にポップスで聞きやすいアルバムですが、あまり宣伝されなかったためか、商業的には失敗し、その結果、トレヴァー・ラビンは、イエスから解雇されてしまいました。

しかし、アルバム自体は、レベルの高い優れたアルバムです。


Fly from Here

1980年のアルバム「ドラマ」の時と同じメンバで制作されたアルバムね。
kat
まさか「ドラマ」のメンバで、またアルバムを制作するとは思わなかったね。

評価: 3.0

2011年発売の20作目のアルバムで、1980年発売のアルバム「ドラマ」に参加していたバグルスのトレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズが、再び参加して制作されたアルバムです。

ボーカルは、トレヴァー・ホーンではなく、イエスのコピーバンドをやっていたベノワ・ディヴィッドが採用されています。

アルバムの前半の組曲「Fly From Here PartⅠ〜Ⅴ」が、イエスらしい壮大な曲で、本作の中で、最も聴きどころのある作品です。


Keys to Ascension、Keys to Ascension 2

前半がライブで、後半がスタジオ録音の新曲なのね。新曲は、70年代イエスのような大作が多いわね。
kat
久々の70年代を感じさせるプログレッシブ・ロックのサウンドで、傑作のアルバムだね。

評価: 3.2

1996年、1997年発売の15,16作目のアルバムで、「Keys to Ascension」には、新曲が2曲、「Keys to Ascension 2」には、新曲が5曲収録されています。

ジョン・アンダーソン、クリス・スクワイア、スティーヴ・ハウ、リック・ウェイクマンの黄金メンバで制作されただけあって、1970年代イエスのプログレッシブ・ロックを彷彿させるアルバムです。

ライブと一緒にせず、新曲だけのアルバムにしていた方が、イエスのアルバムの中でも傑作に位置付けられるアルバムになったのではないかと感じます。


Magnification

このアルバムは、オーケストラが入り、イエスらしい壮大なアルバムね。
kat
イエスの音楽は、オーケストラとの相性の良さを感じるね。

評価: 3.3

2001年発売の19作目のアルバムです。

1997年からイエスに参加していたキーボディスト イゴール・コロシェフが解雇されたため、本作には、キーボードが入っていませんが、その代わりに、オーケストラが使用されています。

その選択が功を成し、今までになく迫力のある壮大な曲が増えました。

1990年以降のイエスのアルバムは、あまり評価されずマイナーなアルバムばかりですが、本作は、イエスのアルバムの中でも、傑作なアルバムで、プログレッシブ・ロックのイエスが好きな人にも、おすすめのアルバムです。

イエスのメンバ

1981年以降のイエスの主要メンバを紹介したいと思います。

  • トレヴァー・ラビン(ギター担当)
    南アフリカ共和国出身のミュージシャンで、90125イエスの中心人物です。
    エイジアのプロジェクトがきっかけでイエスに加入しました。
    卓越したギターのテクニックの持ち主ですが、完璧主義なのか、我が強いのか、ジョン・アンダーソンと対立してしまい、イエスを解雇されてしまいます。
  • トニー・ケイ(キーボード担当)
    イエスのオリジナルメンバで、ファースト・アルバムから、サード・アルバムに参加していましたが、イエスの音楽性の違いから、解雇されてしまいます。
    しかし、90125イエス以降のアルバムから、復活することになりましたが、あまり活躍する場がなく、別の人がキーボードを演奏していることも多かったようです。
  • アラン・ホワイト(ドラム担当)
    ビル・ブルーフォードに代わり、「海洋地形学の物語」以降のアルバムに参加しています。
    イエス加入前は、ビートルズのメンバと交流があり、ジョン・レノンやジョージ・ハリソンのアルバムにも参加しています。
    残念ながら、2022年5月にお亡くなりになりました。
  • ジェフ・ダウンズ(キーボード担当)
    イエスのアルバムには、「Drama」「Fly from Here」に参加しています。
    イエス参加前は、バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」に参加していた人で、イエス以外には、エイジアのアルバムにも参加しています。
  • トレヴァー・ホーン(プロデューサー)
    ジェフ・ダウンズと同様、バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」に参加していた人で、イエスのアルバムでは、「90125」「Fly from Here」をプロデュースしています。
    「Drama」では、リード・ボーカル、ベースで参加しており、ジョン・アンダーソンの声にそっくりのボーカルをしていました。

その他のおすすめアルバム

    Anderson Bruford Wakeman Howe 閃光

  • 90125イエスを脱退したジョン・アンダーソンが、旧メンバを召集して制作したアルバムです。90125イエスが存続していたため、イエスの名称は使用できず、参加メンバの名前をバンド名にして発売されています。実質イエスのアルバムです。
  • 70年代の黄金メンバで制作されてはいますが、70年代のアルバムのような緊迫感はなく、サウンドも軽くなっています。

 

まとめ

イエスの1981年以降のアルバムを、ランキングしました。

70年代のプログレッシブ・ロックのイエスが好きな人には、1981年以降のアルバムは無視されている人が多いかと思いますが、中には、傑作のアルバムがいくつかありますので、上記のランキングを参考に、1981年以降のアルバムも聞いてもらえたらと思います。

次回は、「1969年〜1980年のアルバム ランキング」と「1981年以降のアルバム ランキング」を合算し、イエスの全アルバム ランキングにまとめたいと思います。

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