X JAPAN 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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X JAPAN 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

前回は、LOUDNESS(ラウドネス)の全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、ヴィジュアル系の先駆者 X JAPANの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


X JAPANは、幼稚園の頃からの幼馴染であったYOSHIKIと、TOSHIを中心としたバンドで、1989年に、Xのバンド名でメジャー・デビューを果たしました。

メジャー・デビュー時は、HIDEや、TAIJI、PATAのメンバーが参加していましたが、HIDEは、1998年に、TAIJIは、2011年に、急逝してしまいます。

Xは、1992年に、世界進出を果たすため、アメリカのタイム・ワーナーと契約し、X JAPANにバンド名を変更しましたが、長期間に及ぶレコーディングや、ボーカルのTOSHIが、X JAPANを脱退したことから、世界進出を果たすことなく、1997年に解散します。

しかし、2007年に、突如、X JAPANが再結成され、2009年から待望のワールド・ツアーを実施し、世界的に認められるバンドになりました。

X JAPANは、現在、活動休止中ですが、4枚のスタジオ・アルバム、多数のライブ・アルバムや、ベスト・アルバムを発表しています。

そんなX JAPANの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

X JAPANのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

X JAPANのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

X JAPAN アルバムランキング

第4位
DAHLIA

ken
バラード曲が多くなり、YOSHIKI色が強くなったアルバムだな。
kat
シングルで発売された曲が多く、シングル集のようなアルバムだね。

評価: 3.0

1996年発売のX JAPANに改名した最初のアルバムにして、X JAPANのラスト・アルバムになります。

X JAPANにバンド名を変更した理由は、世界進出を果たすためで、本作を、世界進出アルバムとしてリリースする予定でした。

しかし、色々な問題が重なり、レコーディングが遅々として進まず、世界デビューは断念せざるを得なくなりました。

本作の発売が遅延したことに伴い、資金不足に陥り、資金調達のためにシングルリリースを小まめに行ったため、本作には、既にシングル発売された曲が、多く収録されています。

今までのXのアルバムとは、大きく雰囲気が変わっており、「疾走曲が少ない」「バラード曲が多い」「TOSHIの声が綺麗」「打ち込みが多い」などの特徴を持っています。

ヘビーメタルの要素が少ないため、X JAPANの初心者の人におすすめで、非常に聞きやすいアルバムです。


Vanishing Vision

ken
Xの荒々しさが見られ、Xのアルバムの中で、最も凶暴なアルバムだな。
kat
音質は悪いけど、それを凌駕するパワーを持っているね。当時の色物バンドのイメージが、一気に払拭されたね。

評価: 3.2

1988年に、自主レーベル「エクスタシーレコード」より発売された X のファースト・アルバムです。

X のアルバムの中では、最も攻撃的で、パワーとエネルギーに満ち溢れています。

インディーズ時代の作品であることからか、音質は悪いですが、その音質の悪さを吹き飛ばす迫力があります。

TAIJI作曲のインスト・ナンバー「Dear Loser」から、一気に、Xらしいメロディアスなスラッシュ・メタル「Vanishing Love」へと繋がるオープニングだけで、ノック・アウトされてしまいます。

その他にも、超高速のスラッシュ・メタル「I’LL KILL YOU」や、ピアノの美しいバラード曲「ALIVE」、「紅」の英語バージョン「KURENAI」など、とてもインディーズから発売されたアルバムとは思えない質の高さを持っています。

Xの音楽性は既に確立されており、衝撃度の高いデビュー・アルバムとなりました。

当時インディーズで最高の売上を誇ったことも納得できます。


Jealousy

ken
バンドの一体感が感じられるアルバムだな。メタル曲が減り、各メンバーの個性が表れているな。
kat
荒々しさは無くなり、色々なジャンルの曲が収録されたバラエティー豊かなアルバムだね。

評価: 3.5

1991年発売の3作目のアルバムで、TAIJIが参加した最後のアルバムであり、バンド名 X の最後のアルバムになります。

前作「BLUE BLOOD」は、YOSHIKIの曲が、大半を占めていましたが、本作は、YOSHIKIの曲が4曲と控えめで、その他は、HIDE、TAIJI、PATAの各メンバーの曲が収録されています。

「BLUE BLOOD」が、荒々しいラフな音作りの作品であったのに対して、本作は、緻密で、綺麗な音作りがされています。

そのため、華々しさは薄れ、深みのある作品に仕上がっています。

メタル曲ばかりでなく、ピアノ曲、クラシックギターの曲、ポップ曲、バラード曲と、バラエティー豊かな曲が収録されています。

特に、クラシックギターとストリングの美しいTAIJI作曲の「Voiceless Screaming」と、オーケストラとピアノの美しさ溢れるYOSHIKI作曲の「Say Anything」は、究極のバラード曲です。

本作も、オリコンチャート1位、ミリオンセラーを記録し、大ヒットしました。


BLUE BLOOD

ken
このアルバムは、名曲揃いで、Xの凄さが良く分かるな。超高速の曲も、バラード曲も、全てが良いな。
kat
発売当時、Xは、メディアの露出が多くなり、見た目とともに、強烈な印象を残したね。

評価: 4.5

1989年発売の2作目のアルバムで、メジャー・デビュー・アルバムにして、日本を代表する名盤です。

「BLUE BLOOD」「WEEK END」「X」「ENDLESS RAIN」「紅」などなど、Xの代表曲、名曲が目白押しで、捨て曲は、一切ありません。

本作は、音が悪いことで有名ですが、パワーと勢いで、その音の悪さを吹き飛ばしてしまっています。

超高速の攻撃性の高い曲と美しいバラード曲の対比が素晴らしく、攻撃性の高い曲であっても、美しいメロディーが随所に見られ、暖かさが感じられます。

また、フル・オーケストラも使用されているために、更に、美しさに磨きがかかっています。

名曲のオンパレードで、YOSHIKIの天才ぶりが発揮された最強のアルバムです。

おすすめのライブ・アルバム

    破滅に向かって 1992.1.7 TOKYO DOME LIVE

  • 1992年東京ドーム3DAYSの3日目の1月7日のライヴの模様を収録したX初のライブ・アルバムで、TAIJIのX最後のステージになります。ベースの音が前面に出ており、TAIJIの存在感の大きさが分かります。
  • 音質が悪いのは残念ですが、疾走曲が多く、X時代のメタルの曲が好きな人向けのアルバムです。
  • 「DESPERATE ANGEL」「VOICELESS SCREAMING」「JOKER」のライブバージョンは、このアルバムでしか聞くことができませんので、貴重な音源です。
    LIVE LIVE LIVE TOKYO DOME 1993-1996

  • 1993年から1996年までの東京ドーム公演の中から選ばれたライブ音源をまとめた2枚組のライブ・アルバムで、X JAPANのベスト・アルバムとして聞くのにも、最適です。
  • 1作目のライブ・アルバム「破滅に向かって」よりも、音質が改善されているため、各個人の演奏とボーカルが聞き取りやすくなっています。Disc1は、X時代、Disc2は、X JAPAN時代の曲で構成されています。
  • アコースティック・ギター演奏の「Rose of Pain」や、ハープ演奏の「Tears」など、ライブならではのアレンジがされており、聞きどころの多いアルバムです。
    LIVE IN HOKKAIDO 1995.12.4 BOOTLEG

  • 「DAHLIA TOUR 1995-1996」の中で、北海道札幌市の月寒グリーンドームで行われた公演の模様を収録したライブ・アルバムです。アルバム名に「BOOTLEG」とありますが、公式にレコード会社が発売している珍しいアルバムです。
  • アルバム名に「BOOTLEG」と記載のある通り、非常に音質が悪いですが、ライブの臨場感は十分感じ取ることができます。テープを巻き戻す音やテープレコーダーのボタンを押す音の演出がされており、面白さがあります。
  • 「Sadistic Desire」や「WEEK END」「KURENAI」「Unfinished」など、選曲は最高であるため、音質が悪いことが、とても残念です。
    The Last Live

  • 1997年12月31日の東京ドームで行われた「THE LAST LIVE〜最後の夜〜」のライブの模様を収録した3枚組のアルバムです。M.C.はカットされていますが、全曲ノーカットであるため、かなりのボリュームがあります。
  • X JAPANの集大成のようなライブであり、X JAPANの歴史が詰まっています。TOSHIの声が綺麗で透き通っており、音質も良く、X JAPANのライブ・アルバムの中では、一番のアルバムです。
  • X JAPANのラスト・ライブということや、バラード曲が多いことから、涙を誘う感動的なライブとなっています。

その他のアルバム

    ART OF LIFE

  • 1993年に発売された30分にも及ぶ組曲形式の曲「ART OF LIFE」が1曲収録されたEPです。本曲は、「Jealousy」に収録予定でしたが、様々な理由により、独立して発売されました。
  • バラードのパート、疾走するメタルのパート、10分に及ぶピアノ・ソロのパートなどで構成されており、X JAPANの曲の中で最も壮大な楽曲です。
  • 日本で、30分にも及ぶ曲を、EPで発売すること自体がチャレンジングな試みで、しかも、このような大作であるにも関わらず、オリコンチャートで1位を記録したことは、当時のX JAPANの人気が絶大であったことが分かります。

おすすめのベスト・アルバム

    X SINGLES

  • 1993年に発売されたX時代の6枚のシングルを、カップリング曲も含めてリリース順に収録したX JAPAN初のベスト・アルバムです。
  • アルバム未収録の「STANDING SEX」やT-REXのカヴァー曲「20th CENTURY BOY」(ライブ・バージョン)が収録されていますので、X JAPANの全アルバムを持っていても、1度は聞いておきたいアルバムです。
  • X JAPANのベスト・アルバムに、バラード曲を集めた「BALLAD COLLECTION」がありますが、本作は、メタルの曲が多いため、メタラー向けのベスト・アルバムと言えます。
    X JAPAN BEST 〜FAN’S SELECTION〜

  • アルバム名の通り、ファンからの投票で選曲された2枚組のベスト・アルバムです。曲は、投票順に収録されています。
  • 「X」や「WEEK END」が、選曲されなかったのに対して、長編大作「ART OF LIFE」が選ばれているのは意外に感じました。
  • インディーズ時代や初期のXの曲が少ないため、Xのコア・ファン向けというよりも、Xの初心者向けのベスト・アルバムです。


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X JAPANのメンバー

X JAPANは、YOSHIKIとTOSHIを中心に結成され、HIDE、TAIJI、PATAを加え、デビューを果たします。

しかし、HIDEは、1998年に、TAIJIは、2011年に急死してしまったことで、ギターとベースは、メンバー交代がされました。

以下に、5名のメンバーの紹介をします。

  • YOSHIKI(ドラム、ピアノ担当)
    X JAPANのリーダーであり、X JAPANの大半の曲の作詞・作曲を行なっています。
    最近のテレビで見るYOSHIKIは、穏やかでインテリな印象を受けますが、X結成時は、血気盛んで、打ち上げでは喧嘩が絶えず店を壊すなどで、「関東三大粗大ゴミバンド」とバッシングの対象となっていました。
    X JAPAN以外では、ソロでも活躍しており、ソロ・アルバムの発表や、バラエティ番組への出演など、X JAPANを知らない人にも、認知度が上がっています。
    音楽活動以外では、「Yoshiki Foundation America」を設立して国際的な人道支援にも取り組んでいます。

  • TOSHI(ボーカル担当)
    3オクターブ以上の音域を持つボーカリストで、YOSHIKIとは幼稚園時代からの幼馴染でした。
    YOSHIKIとは、いくつかのバンドを結成し、Xに至ります。
    しかし、1997年に、過酷なレコーディングを理由にX JAPANからの脱退を表明し、X JAPANは解散しました。
    X JAPAN解散後は、ソロ活動を行い、メタルとは異なった音楽を展開し、ヒーリングや葉加瀬太郎との共演アルバムなど、多数のソロ・アルバムを発表しています。
    また、1999年には、洗脳問題が取り上げられ、メデイアを賑わせたこともありました。

  • HIDE(ギター担当)
    過去に、美容師を目指していたこともあり、X JAPANでは、ギター担当だけではなく、ヴィジュアル全般を担当し、メンバーの髪のセットなども行なっていました。
    米国のミュージシャン マリリン・マンソンは、HIDEの大ファンだったことを公言しており、HIDE本人に電話をかけたことがあったと言われています。
    残念ながら、1998年5月に、自宅マンション寝室のドアノブに掛けたタオルで、首を吊った状態で発見されました。
    「故意による自殺」か「不慮の事故」なのかは、不明ですが、「不慮の事故」との見方の方が強くなっています。
    ファン想いで、ステージのパフォーマンスとは裏腹に気遣いをする優しい性格であったことが知られています。

  • PATA(ギター担当)
    PATAという呼び名は、漫画「パタリロ!」の主人公である「パタリロ・ド・マリネール8世」から取られています。
    温厚な性格のせいか、X JAPANのメンバーと対立することはほとんどなく、現在でも、X JAPANのメンバーとして、活躍しています。
    酒豪であることや、読売巨人の大ファンであることでも知られており、スポーツ紙にジャイアンツ関連の取材を受けることもあります。
    X JAPAN以外では、ソロ・アルバムも何枚か発表しています。

  • TAIJI(ベース担当)
    元々は、ギタリストであったため、X JAPANでは、アコースティックギターの演奏を行うこともありました。
    X メジャーデビュー後、YOSHIKIとの対立が深刻化し、1992年に正式に、Xを脱退しました。
    X 脱退後は、一時的に、沢田泰司の名前で、LOUDNESSに加入していたこともありました。
    その後、色々なバンドを渡り歩くも、2011年7月デルタ航空298便の機内で、当時の女性マネージャーと騒動を起こし逮捕され、その拘束中にベッドのシーツで首を吊って自殺を図り、お亡くなりになりました。
    何ともやるせない死でした。

まとめ

最後に、X JAPANのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位BLUE BLOOD 4.5
2位Jealousy 3.5
3位Vanishing Vision 3.2
4位DAHLIA 3.0

X JAPANは、再結成の時期も含めると、長い期間活動しているバンドですが、スタジオ・アルバムは、4枚しか発表していません。

しかし、どのアルバムも、レコーディングに時間をかけ丁寧に作り込みがされていることから、ハズレのアルバムはなく、全て良作のアルバムです。

初期のアルバムは、メタル要素が強く、後期のアルバムは、ポップ、バラード要素が強いため、X JAPAN初心者の人には、後期のアルバムから聞いていくと、入りやすいかと思います。

現在は、活動休止中ですが、また、活動を再開し、新作が制作されてることを願っています。

次回は、ヘヴィー&グルーヴィー・サウンドで一世を風靡したパンテラの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。

X JAPANのグッズ紹介

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