LOUDNESS(ラウドネス)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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LOUDNESS(ラウドネス)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

前回は、Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)の全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、日本で最も有名なメタル・バンド LOUDNESS(ラウドネス)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


ラウドネスは、1981年に高崎晃さんと樋口宗孝さんが中心となって結成されました。

1980年中頃には、海外にも進出し、アルバム「THUNDER IN THE EAST」や「LIGHTNING STRIKES」が、全米ビルボードチャートにおいて、TOP100以内にランクインする快挙を成し遂げました。

その後、海外進出をやめ、モダン・ヘビネスのサウンドに変化させ、日本を中心に活躍していきますが、2008年に、ラウドネスの中心人物であった樋口宗孝さんが、癌のため他界してしまいます。

そのような悲劇に見舞われながらも、ラウドネスは、活動を継続することを宣言し、現在でも、高崎晃さんを中心に、活躍しています。

そんなラウドネスの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

ラウドネスのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

ラウドネスのアルバムの評価や名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

ラウドネス アルバムランキング

第28位
HEAVY METAL HIPPIES

ken
これは、ラウドネスではないな。ラウドネスには、グルーヴィーな曲よりも、疾走曲が似合っているな。
kat
このアルバム発売当時、グランジが席巻していたため、ラウドネスがグルーヴィー路線に変更したのは、致しなかったね。

評価: 2.4

1994年発売の11作目のアルバムで、リーダーだった樋口宗孝と、ベースの沢田泰司が脱退し、本間大嗣が加入して制作された第4期ラウドネスの最初のアルバムです。

高崎晃が、リーダーとなり、ベースも演奏しています。

このようなメンバー変動によって、音楽性もかなり変化し、スローテンポのグルーヴィーな作風に変わってしまいました。

当時流行っていたグランジを意識しているのかと思いますが、グランジに慣れていないと理解が難しく、聞き込みが必要です。

全曲、「これがラウドネス?」と思わせるほど、大きな変化をみせました。

このアルバムから一気に、ラウドネスは、失速してしまいます。

第27位
DRAGON

ken
前作「GHETTO MACHINE」の延長線上のアルバムだが、更に実験色が強くなっているな。
kat
ダークでヘビーな曲が増えているね。後半は、スローテンポの曲ばかりだから、つまらなさを感じるね。

評価: 2.45

1998年発売の13作目のアルバムで、「インド3部作」の2枚目にあたるアルバムです。

前半は、前作「GHETTO MACHINE」よりも、パワーアップし、疾走曲も増えていますが、後半は、スローテンポのヘビネスの曲が続くため、ダレてしまいます。

前半の勢いを保てていれば、もっと良作になっていたのではないかと感じます。

「インド3部作」と言うだけあり、「BABYLON」や「TAJ MAHAL」といったオリエンタルな曲はもちろんのこと、「Crazy Go-Go」といった昔のラウドネスを感じさせるキャッチーな疾走曲も収録されています。

本作も、昔のラウドネスを期待して聞くと、肩透かしを喰らいます。

第26位
2・0・1・2

ken
いつも通りのラウドネスではあるが、マンネリ化してきているな。
kat
悪くはないけど、聞いたことのあるメロディがあったりと、ここにきて低迷している印象は受けるね。

評価: 2.5

2012年発売の25作目のアルバムで、「2012年はいろんな意味で生まれ変わる年、大きな節目の年」ということで、「2・0・1・2」というアルバム名がつけられています。

「生まれ変わる年」という割には、目新しいことは特になく、いつものラウドネスを貫いており、25枚目のアルバムになってくると、流石に、マンネリ化とネタ切れ感が出てきて、限界を感じます。

また、前作「Eve to Dawn 旭日昇天」よりも音圧がなくなり、迫力が減退してしまっています。

前半は勢いで一気に聞けますが、後半になってくると、ダレてきて、つまらなさを感じます。

尚、「The Voice of Metal (Song for RJD)」は、2010年に亡くなったロニー・ジェイムス・ディオのことを歌っています。

第25位
ON THE PROWL

ken
新曲が3曲しかなく、ラウドネスのセルフ・カヴァーのアルバムだな。
kat
マイク・ヴェセーラのボーカルが好きな人向けのアルバムだね。新曲は、ラウドネスらしさがなく、つまらない曲だね。

評価: 2.55

1991年発売の9作目のアルバムで、マイク・ヴェセーラ ボーカルの第2期ラウドネスの最後のアルバムです。

オープニングの3曲以外は、既出曲のリメイクで構成されています。

新曲3曲が、あまりパッとしませんが、リメイクの曲は、アメリカで人気のあった曲が選曲されていることもあり、マイク・ヴェセーラのボーカルがきまっています。

ラウドネスのアルバムの中では、地味なアルバムですが、リメイク曲が多いことから、ベスト・アルバムのようで、オリコン・チャート7位と高順位を記録しました。

過去の曲を、マイク・ヴェセーラのボーカルで聞きたい人には、おすすめできるアルバムです。

しかし、マイク・ヴェセーラは、ライブ映えしないため、ミニアルバム「SLAP IN THE FACE」発表後、解雇されてしまいました。

第24位
Engine

ken
ラウドネスのアルバムの中では、ダークで重いアルバムだな。
kat
「インド三部作」の最後のアルバムだね。世紀末に相応しい不気味なアルバムだね。

評価: 2.6

1999年発売の14作目のアルバムで、「インド三部作」の3枚目のアルバムです。

本作は、「インド三部作」の中では最も暗く、ヘビーなギターリフを持っています。

オリエンタルさはあまり感じられず、不気味な雰囲気が漂い、ホラーのようなサウンドが展開されています。

ラウドネスが模索してきたオリエンタルのメタルが、このアルバムで終着しました。

この手の音楽は、聞く人を選ぶため、売上は、1万枚を下回ってしまい、ラウドネスの過去最低の記録となってしまいました。

第23位
GHETTO MACHINE

ken
疾走曲は少ないが、攻撃的で、グルーブ感が凄いアルバムだな。
kat
山田雅樹のボーカルは、デス声で歌っていることから、パワーメタルを意識していることが分かるね。

評価: 2.65

1997年発売の12作目のアルバムで、Rooms RECORDSに移籍後の最初のアルバムです。

Rooms RECORDSで発売された3枚のアルバムは、「インド3部作」と呼ばれています。

「インド3部作」と言ってもインドを感じさせる曲はそれほど収録されておらず、全体的にヘヴィネスのパワーメタルが展開されています。

オープニング・ナンバー「Ghetto Machine」を聞くと、パワーメタルのデス声を真似ているため、パンテラを彷彿させています。

この時期のラウドネスは、売上が低迷し、「暗黒時代」と言われていますが、それは、昔のヘビーメタルのラウドネスを期待している人が多いからだと思っています。

昔のラウドネスを忘れて、新たな新生ラウドネスだと思って聞けば、それほど悪いアルバムではありません。

第22位
METAL MAD

ken
悪くないアルバムだが、また、1990年代のヘビネスのサウンドに戻ってしまったな。
kat
樋口宗孝が参加したラウドネス最後のアルバムだね。樋口宗孝が亡くなってしまったのは、とても残念だね。

評価: 2.7

2008年発売の21作目のアルバムで、樋口宗孝が参加した最後の作品です。

樋口宗孝は、2008年11月30日に癌のために帰らぬ人になりました。

本作は、1990年代のモダン・ヘビネスのような重低音を重視して制作されていますが、疾走曲やメロディアスな曲も収録されています。

ただ、前作「BREAKING THE TABOO」が、1980年代のラウドネスに戻りつつあったことから、本作も、1980年代の絶頂期のラウドネスのサウンドに戻ることを期待してしまったことで、何か物足りなさを感じてしまうところがあります。

ラウドネスは、常に進化していっているバンドであるため、1980年代のラウドネスを期待せずに聞けば、良作に感じるアルバムです。

第21位
THE EVERLASTING -魂宗久遠-

ken
樋口宗孝の追悼アルバムだな。湿った感じはなく、いつも通りのラウドネスのアルバムだな。
kat
高崎晃のボーカルの「The Everlasting」は、哀愁があり、樋口宗孝の死を思うと、切なくなる曲だね。

評価: 2.75

2009年発売の22作目のアルバムで、2008年11月30日に亡くなった樋口宗孝の追悼アルバムです。

ほとんどの曲のドラムは、樋口宗孝が残したトラックを使用しています。(「I WONDER」のみ、新メンバーの鈴木政行がドラムを叩いています。)

「The Everlasting」は、樋口宗孝の哀悼の意を込めて、高崎晃がリード・ボーカルをとっています。

高崎晃のボーカルは、デスボイスに近い声で、他の曲とさほど違和感は感じません。

本作も、1990年代のラウドネスの重低音のヘビネスな作風であるため、マンネリ化を感じますが、それでも、質は高く、カッコ良い曲が多く収録されているのは流石です。


次は、20位 → 11位 です。

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