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Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、Alice Cooper(アリス・クーパー)の全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、スウェーデン・ストックホルム出身のギタリスト Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
イングヴェイ・マルムスティーンは、超絶ハイスピードでギターを弾くギタリストで、日本ではマイケル・シェンカーの「神」に対して「王者」と呼ばれています。
イングヴェイ・マルムスティーンは、アメリカに渡って間もなく、スティーラーやアルカトラスといったバンドに参加しますが、すぐに脱退して、自らのバンド「ライジング・フォース」を結成します。
現在まで、ボーカルを何度も変更しながら、イングヴェイ・マルムスティーンのギターを中心としたアルバムを、ソロ名義とライジング・フォース名義で発表し続けています。
最終的には、イングヴェイ・マルムスティーンがボーカルを担当することになりますが、どの曲もテクニカルなギターを披露し、そのスタイルは、数多くのギタリストに継承されていきました。
そんなイングヴェイ・マルムスティーンの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
イングヴェイ・マルムスティーンのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
イングヴェイ・マルムスティーンのアルバムの評価や名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
イングヴェイ・マルムスティーン アルバムランキング
Relentless
私的評価: 2.5 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2010年発売の18作目のアルバムで、インストゥメンタルの曲と、ボーカルの曲が半々で構成されているアルバムです。
ボーカルは、前作「パーペチュアル・フレイム」と同様、元ジューダス・プリーストのティム “リッパー” オーウェンズが担当しています。
しかし、ティム “リッパー” オーウェンズのボーカルは、前作以上にひどく、音質の悪さも手伝って、ティム “リッパー” オーウェンズの良さが全く殺されてしまっています。
実際は、ティム “リッパー” オーウェンズは、本作に参加しておらず、ティム “リッパー” オーウェンズのボーカル曲は、前作のアウトテイクの曲になります。
ボーカルの曲でも、インストゥメンタルの曲でも、イングウェイが、好き勝手に速弾きをしているだけで、マンネリ化もあり、ほとんど魅力が感じられません。
いつものことですが、音質が悪いため、外部のプロデューサーを設けて、音質の改善を図ってもらいたいと感じてしまいます。
Parabellum
私的評価: 2.55 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2021年発売の22作目のアルバムで、2024年時点の最新アルバムになります。
ここ最近のイングウェイのスタイルと同様、インストゥルメンタルの曲が大半を占め、ボーカル曲は、イングウェイが担当しています。
やはり本作も音質は最悪で、2020年を超えて技術が進歩している中で、この音質では聞く気を失せてしまいます。
過去のアルバムで、多くの人から、音質が悪いことを指摘を受けているであろうに、ここまで音質を直さないということは、イングウェイはよっぽどの頑固者なのか、録音技術の知識がないのかと疑ってしまいます。
音質のことばかりを記載しましたが、本作は、いつも通りのイングウェイの速弾きを聞くことができるため、いつも通りのイングウェイを聞きたい人には、おすすめできるアルバムです。
Angels of Love
私的評価: 2.6 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2009年発売の17作目のアルバムで、過去のバラード曲を、アコギ中心のインストゥルメンタルにアレンジした企画物のアルバムです。
今までのイングウェイが写ったジャケットとは異なり、美しい女性が写ったジャケットから今までとは異なるアルバムであることが分かります。
ちなみに、ジャケットに写っている女性は、イングヴェイの妻のエイプリル・マルムスティーンです。
本作は美しさに溢れているため、BGMとして聞くには最適のアルバムです。
しかし、同じ曲調のインストゥルメンタルのバラード曲が最後まで続いていくため、聞き込もうとすると、途中で飽きがきてしまいます。
イングウェイの速弾きではなく、美しいギター演奏が聞きたい人に、おすすめのアルバムです。
Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra in E flat minor Op.1 – Millennium
エレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏組曲 変ホ短調「新世紀」
私的評価: 2.65 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1998年発売の11作目のアルバムで、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演した全曲インストゥルメンタルのアルバムです。
アルバム名は、エレクトリック・ギターとの協奏曲となっていますが、イングウェイは、エレキ・ギターだけではなく、クラシック・ギターも演奏しています。
他のロック・アーティストでも、オーケストラと共演しているアルバムは多数ありますが、それらのアルバムは、オーケストラとエレキ・ギターの相性は、あまり良くないように感じます。
しかし、本作のエレキ・ギターは控え目で、オーケストラに溶け込んでおり、相性の良さを感じます。
そのため、ロックというよりも、クラシック音楽に近く、クラシック音楽が好きではない人には、つまらなく感じるかもしれません。
ここまでクラシック要素の強いロック・アルバムは、他のアーティストでは見受けられず、イングウェイのクラシック愛を感じます。
Inspiration
私的評価: 2.7 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1999年発売の9作目のアルバムで、全曲イングウェイが影響の受けたアーティストのカヴァー曲で構成されているアルバムです。
本作のボーカルは、歴代ボーカリストのジェフ・スコット・ソート、マーク・ボールズ、ジョー・リン・ターナーが担当しています。
ディープ・パープル、レインボーといったリッチー・ブラックモアの曲が、半数を占めており、その他では、ジミヘンや、プログレ・バンドのカンサス、U.K.、ラッシュなどの曲がカヴァーされています。
オリジナル曲を忠実に演奏しているため、それほど面白みのあるアレンジはされていません。
そのため、イングウェイのギターで、リッチー・ブラックモアの曲を聞いてみたいという人向けのアルバムです。
War to End All Wars
私的評価: 2.75 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2000年発売の13作目のアルバムで、前作「Alchemy」とほぼ同じメンバーで制作された前作の延長線上のようなアルバムです。
バロック&ロールと形容されているように、バロック時代のクラシック要素の強い作品です。
ジャケットに描かれているような中世のヨーロッパの雰囲気を持った良曲が多く収録されています。
しかし、音質は最悪で、本作の良さを半減させてしまっています。
ベースとドラムの音が大きく、ギターとボーカルが奥に引っこんでしまっており、ギターとボーカルを台無しにしてしまっています。
イングウェイのアルバムは、音質の悪いアルバムが多数ありますが、本作は特に音質の悪さが際立っています。
アルバム自体は良作ですので、最初から音質が悪いことを理解した上で、途中で聞くのをやめてしまわないように、最後まで聞いてもらいたいアルバムです。
Spellbound
私的評価: 2.8 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2012年発売の19作目のアルバムで、イングウェイが、全楽器と全ボーカルを担当しているアルバムです。
イングウェイのアルバムに参加するバンドやボーカリスト達は、イングウェイの性格が影響してか、すぐに離れて行ってしまうため、本作ではとうとう、イングウェイ1人でアルバムを制作してしまいました。
そのため、イングウェイのやりたい放題、わがまま放題のアルバムです。
イングウェイが演奏するギター以外の楽器も、普通に聞くことができて違和感がないのですが、ギターが前面に出てきてしまって、他の楽器が奥に引っこんでしまっています。
ボーカルも、そこそこ良いのですが、やはり外部のボーカルを入れた方が良いかなと感じます。
音質は、いつも通り悪いです。
いずれにしても、1人でここまで制作できてしまうところは、流石だと感じます。
Attack!!
私的評価: 2.85 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2002年発売の14作目のアルバムで、前々作「アルケミー」、前作「ウォー・トゥ・エンド・オール・ウォーズ」に続き、ライジング・フォース名義で発売されたアルバムです。
しかし、メンバーは、一新され、ボーカルに、元レインボーのドゥギー・ホワイト、キーボードに、元ドリーム・シアターのデレク・シェリニアンが参加しています。
前作の音質の悪さは、少し改善されていますが、それでも音はこもっており音質は良いとは言えません。
なぜ、イングウェイは音質にこだわらないのか不思議に感じてしまいます。
本作の内容ですが、マンネリ化している印象は拭えず、過去のギターリフの使い回しが多くなっているように感じます。
また、せっかく技巧派のキーボディスト デレク・シェリニアンが参加しているのに、ほとんどキーボードの音は聞こえず、デレク・シェリニアンの使い方が非常にもったいなく感じます。
しかしながら、良いところも、もちろん多くあり、特に、疾走曲の「Ship of Fools」「Attack!」の流れは、流石イングウェイと思わせます。
音質と、バンドの一体感があれば、もっと良い評価になっていたと思えるアルバムです。
Magnum Opus
私的評価: 2.9 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1995年発売の8作目のアルバムで、前作「The Seventh Sign」と同様、マイク・ヴェセーラがボーカルを担当し、「The Seventh Sign」の延長線上のようなアルバムです。
しかし、「The Seventh Sign」が最高傑作アルバムだったのに対して、本作は、音質の重厚感がなくなり、イングウェイのアルバムの中では、地味に感じます。
疾走曲の2曲「Vengeance」と「Fire in the Sky」や、バラード曲「I’d Die Without You」は、「The Seventh Sign」の収録曲に負けじ劣らずの曲ですが、それ以外の曲は、あまり印象に残りません。
地味な作品と言いながらも、「The Seventh Sign」の次のアルバムとしては、及第点をあげても良いアルバムです。
Unleash the Fury
私的評価: 2.95 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2005年発売の15作目のアルバムで、ボーカルは、前作から継続して、元レインボーのドゥギー・ホワイトが担当しており、いつも通りの何も変わらない作品です。
オープニングナンバーの「Locked & Loaded」では、ジューダス・プリーストのペイントキラーを彷彿させる曲であるため、期待を持たせますが、あとは、いつもと変わらない曲が収録されています。
音楽性、音の悪さ、曲の構成(ヘビーメタルの疾走曲、バッハの作風の曲、バラード曲など)といつも通りのイングウェイを貫いています。
変化と言えば、イングウェイが2曲リードボーカルをとっているぐらいでしょうか。
アルバム全体としては、可もなく不可もなく、無難なアルバムです。
Perpetual Flame
私的評価: 3.0 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2008年発売の16作目のアルバムで、元ジューダス・プリーストのボーカリスト ティム”リッパー”オーウェンズを迎え入れて制作されたアルバムです。
キーボードには、「アタック!!」以来の元ドリーム・シアターのデレク・シェリニアンが参加しています。
ティム”リッパー”オーウェンズがボーカルということで、かなり期待していましたが、期待通りとはなりませんでした。
それは、音質の悪さもありますが、イングウェイのギターがボーカルよりも大きく、ボーカルが前面に出ていないことにあります。
ティム”リッパー”オーウェンズのボーカルをもう少し、前面に出してくれれば、ティム”リッパー”オーウェンズのボーカルが生きていたかなと感じます。
しかし、ティム”リッパー”オーウェンズの影響で、クラシック要素は減り、ヘビーメタル度が増していますので、ヘビーメタルが好きな人には、おすすめできるアルバムです。
Blue Lightning
私的評価: 3.05 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2019年発売の21作目のアルバムで、カヴァー曲10曲、オリジナル曲4曲で構成されているアルバムです。
1996年発売のカヴァー・アルバム「インスピレーション」では、オリジナル曲を忠実に演奏していましたが、本作では、イングウェイ流の派手なギター演奏のアレンジがされています。
また、「インスピレーション」には、リッチー・ブラックモアに関連する曲が多くカヴァーされていましたが、本作では、ジミヘンや、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、クラプトンなど、リッチー・ブラックモアに関連する曲以外も多くカヴァーされています。
ボーカルは、全曲イングウェイが担当しています。
いつもの音質の悪いアルバムよりも、音質は改善されているため、近年のアルバムの中では、良作のアルバムとなりました。
次は、10位 → 1位 です。
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