Alice Cooper(アリス・クーパー)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

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Alice Cooper(アリス・クーパー)全アルバム ランキング

前回は、KISS(キッス)の全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、アメリカのグラムロック、ハードロック ミュージシャンであるAlice Cooper(アリス・クーパー)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


アリス・クーパーは、1960年代後半にデビューし、グラム・ロックやハード・ロックを展開し、

悪魔のようなメイクと、ニワトリを噛みちぎるなどの過激で創造的なパフォーマンスで、人気を博していきます。

1980年代に入ると、一時的に勢いを失ってしまいますが、1980年代後期から、再び人気を集めました。

浮き沈みを繰り返しながらも、現在でも活動を行っており、「キッス」や「エアロスミス」と並ぶ、アメリカン・ハードロック界の重鎮となりました。

その出立ちから分かる通り、目立ちたがり屋で、音楽活動以外に俳優業を行ったり、また、アメリカ大統領の選挙にも出馬したことがありました。

音楽活動では、現在までに29枚のスタジオ・アルバムを発表しています。

そんなアリス・クーパーの全スタジオ・アルバムを、ランキングしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

アリス・クーパーのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

アリス・クーパーのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

アリス・クーパー アルバムランキング

第29位
Flush The Fasion

ken
アリス・クーパーには合わないニューウェーブのサウンドに方向転換してしまったな。
kat
1980年代の薄っぺらいサウンドになってしまったね。起死回生を狙ったのかもしれないけど、失敗してしまったね。

評価: 2.2

1980年発売の12作目のアルバムで、1980年代らしいニューウェーブ色の強いアルバムです。

クイーンやカーズで知られるプロデューサー ロイ・トーマス・ベイカーがプロデュースしていることから、カーズのようなニューウェーブが展開されています。

しかし、今までのアリス・クーパーのハード・ロックのサウンドと、ニューウェーブは相性が良くなく、中途半端な出来となってしまいました。

アルバムの収録時間は、30分も満たなく、アリス・クーパーの全アルバムの中で、最も短いアルバムです。

そのことからも、アリス・クーパーの迷いを感じ、苦悩していることが良く分かります。

アリス・クーパーの黒歴史と言ってもよいようなアルバムです。

第28位
Pretties For You

ken
アリス・クーパーのデビュー・アルバムは、過激なサイケデリック・アルバムだな。
kat
サイケデリック時代のピンク・フロイドの影響が感じられるアルバムだね。

評価: 2.25

1969年発売のアリス・クーパーの記念すべきデビュー・アルバムで、この時代のアリス・クーパーの名前は、個人を指しておらず、バンド名を指しています。

まだ、アリス・クーパーの音楽性は確立しておらず、グラムロックやハードロックではなく、どちらかと言うと、サイケデリックに近いサウンドとなっています。

実際、「シド・バレット時代のピンク・フロイドの影響が見られる」と評されており、

アリス・クーパーのギタリスト グレン・バクストンは、「シド・バレットのギター演奏を何時間でも聴き続けられる」と述べています。

本作は、全く売れませんでしたが、今後過激になっていくアリス・クーパーの毒は既に持っており、ハードなギターや不協和音の耳障りな音響が取り入れられています。

可愛らしいジャケットが、音楽と不釣り合いで、その不釣り合いさが妙に印象に残ります。

第27位
Easy Action

ken
前作の1stアルバムよりも、バラエティー豊かになり、アリス・クーパーの個性が出始めているな。
kat
裸の後姿のジャケットも、前作のジャケットと異なり、過激さが出てきているね。

評価: 2.3

1970年発売のセカンド・アルバムで、前作「Pretties For You」のサイケデリック路線の延長線上のアルバムです。

アルバム名は、バンドのお気に入りのミュージカル映画「ウェスト サイド ストーリー」の一節から来ています。

音楽は、前作よりも、毒がとれマイルドな仕上がりとなっています。

特に、「Shoe Salesman」「Beautiful Flyaway」のようなメロディアスでキャッチーな曲や、ブルース調の「Below Your Means」のような曲も収録されており、音楽の幅が広がっています。

しかしながら、当時の音楽評論家からは、けちょんけちょんに貶され、ローリングストーン誌は、「面白いものは何もない」と評価しています。

売上も惨敗しました。

第26位
Special Forces

ken
アリス・クーパーの低迷期のアルバムだが、それを感じさせない迫力はあるな。
kat
低迷期と言っても、それなりにメロディアスな曲があり、聞きやすいアルバムだね。

評価: 2.35

1981年発売の13作目のアルバムで、アリス・クーパー自身「ブラックアウト」と呼んでいるアルバムの最初の作品になります。

この時期のアリス・クーパーは、アルコール依存症の再発やドラッグ乱用により記憶が飛んでおり、最も低迷していました。

そのため、この時期のアルバムは、アリス・クーパーは、「ブラックアウト」と呼んでいます。

しかし、本作は、低迷したようには感じられず、テクノ+インダストリアル+パンクのようなサウンドで、疾走曲が多く収録されています。

もう少し低音を効かせた重厚なサウンドであれば、評価が高かったであろうと感じる惜しいアルバムです。

前作「Flush The Fasion」と同様、本作も34分と短く、曲中の「ジェネレーション・ランドスライド’81」は、ライブ・テイクであり、曲数が足りなかったために、付け足されたような印象を受けます。

第25位
Zipper Catches Skin

ken
低迷期のアルバムの中では、ニューウェーブというよりもハードロックのアルバムだな。
kat
この時期のアルバムの中では、良作で、低迷期のアルバムだからといって聞かないのは、もったいないアルバムだね。

評価: 2.4

1982年発売の14作目のアルバムで、「ブラックアウト」アルバムの2作目の作品です。

前作「Special Forces」のようなテクノやインダストリアルの要素は薄くなり、ハードロックとニューウェーブがうまくミックスされたアルバムです。

1980年のアルバム「Flush The Fasion」は、ニューウェーブ色が強すぎ、アリス・クーパーのハード・ロックのサウンドと噛み合っていませんでしたが、

本作は、ハードロック色が強くなり、隠し味として、ニューウェーブがまぶされ、良い感じに仕上がっています。

売上は惨敗でしたが、アリス・クーパーは、「潜在意識の中で、いくつか良い曲を書いた」と本作を評価しています。

第24位
Lace & Whiskey

ken
1950年代や1960年代の昔のロックを感じさせるアルバムだな。
kat
パンクが流行っていた時代だから、古いロックは時代にマッチしておらず、売上が低迷してしまったね。

評価: 2.45

1977年発売の10作目のアルバムで、前作までの演劇的な作品から一点、ストレートなロックンロールに変化したアルバムです。

アリス・クーパーは、過去のダークで邪悪なイメージを払拭するために、何か新しいことに挑戦することを決意していることから、音楽性も変化したと考えられます。

一方で、この時期、アリス・クーパーは、アルコール依存症に陥り、ニューヨークにある療養所に治療することになり、不安定な状態に陥ってしまいます。

本作は、全米チャート42位、全英チャート33位と低迷してしまいました。

本作発売時の1977年は、パンクが勃興した時期であり、ロックンロールではなく、パンクへ原点回帰していれば、低迷することはなかったのではないかとも思えます。

第23位
Along Came a Spider

ken
1970年代のような演劇的なホラー・ショーを感じるアルバムだな。
kat
暗い曲が多く、ジャケットからもホラー要素が強いことが分かるね。

評価: 2.5

2006年発売の25作目のアルバムで、久々のロック・ホラー・ショーを展開したアルバムです。

ホラー映画のようなテーマを持つコンセプト・アルバムで、インダストリアルやハードロックを展開しています。

キャッチーな曲は少なく、重く暗い曲が揃っています。

「VENGEANCE IS MINE」では、スラッシュがリード・ギターで、「WAKE THE DEAD」では、オジー・オズボーンがボーカルで、ゲスト参加しています。

メロディアスな曲が少ないため、とっつきにくさがありますが、「killed by love」のようなアリス・クーパーらしい名バラード曲も収録されています。

本作は、米国チャートで53位と、「ヘイ・ストゥーピッド」以来の高順位を記録しました。

第22位
Brutal Planet

ken
グランジ・サウンドを続けると思っていたら、今度は、インダストリアルに変化してきたな。
kat
アリス・クーパーは、アルバムごとに、音楽性を変えてきているね。インダストリアルも悪くないね。

評価: 2.55

2000年発売の21作目のアルバムで、1970年代のアリス・クーパーのように暗く絶望的な雰囲気を感じさせる作品です。

ただ、サウンドは、1970年代のグラムロックやハードロックとは異なり、インダストリアルやモダンヘヴィネスのサウンドに変わっています。

暗く重い曲が中心ですが、合間合間に疾走曲を挟むことで、ダレることなく最後まで聞くことができます。

1980年代中頃から、アリス・クーパーの音楽性は変化が激しく、ヘビーメタル、LAメタル、グランジときて、今作は、インダストリアルに変化しています。

本作発売時は、アリス・クーパーは、50代に突入し、保守的になっていく歳ですが、いまだに挑戦を続けているところにアリス・クーパーのバイタリティーを感じます。

第21位
Dragontown

ken
前作「ブルータル・プラネット」と同様、インダストリアルのアルバムだな。
kat
オジー・オズボーンやマリリン・マンソンのようなインダストリアルがが好きな人に、おすすめのアルバムだね。

評価: 2.6

2001年発売の22作目のアルバムで、前作「ブルータル・プラネット」の続編にあたるアルバムです。

本作も、前作と同様、インダストリアルやモダンヘヴィネスのサウンドを継続していますが、前作よりもヘビーメタル度が上がっています。

インダストリアルのサウンドが好きな人には好感が持てるアルバムですが、昔からのアリス・クーパーのファンには、ウケが悪いのか、全米チャート197位と、過去最低の順位のアルバムとなってしまいました。

また、本作から、シングル・カットされた曲もなく、アリス・クーパーのアルバムの中では、ほとんど知られていない作品であるため、アリス・クーパーのマニア向けのアルバムと言えます。

第20位
Goes to Hell アリス・クーパー地獄へ行く

ken
ヘビーな曲が減ってしまい、散漫な印象を受けるアルバムだな。
kat
バラエテー豊かな曲が収録されており、アリス・クーパーの音楽性が変化してきていることが分かるアルバムだね。

評価: 2.65

1976年発売の9作目のアルバムで、前作「Welcome To My Nightmare」の続編となるコンセプト・アルバムです。

前作の続編と言っても、前作のような演劇的な要素は減り、アルバム全体の統一感はあまりなく、

ミドル・テンポのヘビーな曲、ファンキーな曲、バラード曲、ジャジーな曲など、色々なタイプの曲が詰まっています。

本作の注目曲は、「I Never Cry」で、アリス・クーパー自身のアルコール依存症問題を取り上げているバラード曲です。

全体的に、初期の破天荒なハードロックの曲は減り、アリス・クーパーの落ち着いた一面を見ることができます。

本作以降、アリス・クーパーの低迷期が始まっていきます。

第19位
DaDa

ken
このアルバムは、ホラー映画のサントラのようで、1970年代のアリス・クーパーが戻ってきたな。
kat
不思議な曲が多いけど、オープニング・ナンバーの「DaDa」は、まさにホラー映画に似合いそうな曲だね。

評価: 2.7

1983年発売の15作目のアルバムで、「ブラックアウト」アルバムの最後の作品です。

オープニング・ナンバーの不気味なホラー映画タッチの「DaDa」から、アリス・クーパーらしさが出ており、全体的に不可思議な雰囲気を持ったアルバムです。

久しぶりのボブ・エズリンによるプロデュース作品であることから、演劇的な要素が戻り、「ブラックアウト」アルバムの中では最も優れており、

アリス・クーパーの第二の全盛期の足掛かりとなりました。

遠くから見ると骸骨に見えるインパクトの強いジャケットの絵は、サルバドール・ダリの絵画(「ヴォルテールの消えた胸像のある奴隷市場」)に基づいています。

第18位
Muscle of Love

ken
演劇性がなくなり、ストレートなロック・アルバムに変わってしまったな。
kat
前作、前々作のミュージカルのようなアルバムから、ロックサウンドに原点回帰しているね。

評価: 2.75

1973年発売の7作目のアルバムで、アリス・クーパー・バンドとしての最後のアルバムです。

次作以降は、アリス・クーパーのソロに変わっていきます。

本作は、3rdアルバム「エイティーン」から続いていたボブ・エズリンのプロデュースから離れ、エンジニアのジャック・リチャードソンとジャック・ダグラスがプロデュースを行なっています。

「スクールズ・アウト」や「ビリオン・ダラー・ベイビーズ」のミュージカルのような演劇要素は持っておらず、シンプルなロックンロールのアルバムとなっています。

本作も、ライザ・ミネリや、ザ・ポインター・シスターズなどの豪華ゲストが参加しています。

前作「ビリオン・ダラー・ベイビーズ」と比較すると売上は落ちてしまいましたが、それでも、全米チャート10位と好成績を残しました。

第17位
Love It to Death エイティーン

ken
このアルバムから、アリス・クーパーの本領が発揮され始めたな。ハードロック・パンクのようなアルバムだな。
kat
サイケデリックの怪しい曲から、壮大なバラード曲まで、アリス・クーパーの魅力が出てきたアルバムだね。

評価: 2.8

1971年発売の3作目のアルバムで、ボブ・エズリンをプロデューサーに迎え入れ、ワーナー・ブラザーズから発表されたメジャー・デビュー・アルバムです。

1stアルバムと、2ndアルバムは、サイケデリックの実験色の強いアルバムであったため、売上は惨敗でしたが、

本作は、ストレートなハードロック路線に方向転換し、商業的に成功した初めての作品となりました。

本作から、「I’m Eighteen」が、米国で最高21位を記録するヒットとなりました。

全体的に、ハードロックとパンクを掛け合わせたようなサウンドで、現在では、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルと同様、ヘヴィメタル・サウンドの基礎アルバムとみなされています。

本作の注目曲は、ドラマチックで感動的なバラード曲「Ballad of Dwight Fry」で、今後のアリス・クーバーのバラード曲のハシリとなった名曲です。

第16位
From the Inside 閉ざされた世界

ken
明るくキャッチな曲が多く、久々のアリス・クーパーの良作アルバムだな。
kat
アルコール依存症で治療を受けていたことを感じさせない、明るい希望を持てるアルバムだね。

評価: 2.85

1978年発売の11作目のアルバムで、アルコール依存症のためにニューヨーク施設で治療を受けていた時のことを描いたコンセプト・アルバムです。

このコンセプトの通り、ジャケットは、緑色をしたアリスー・クーパの病的な写真が写っています。

しかし、音楽の方は、コンセプトとは異なったノリの良い明るい曲が多く収録されています。

長年付き添っていたプロデューサー ボブ・エズリンと訣別し、デビッド・フォスターをプロデューサーにしたことがプラスに働き、明るいノリの良い良作となりました。

本作から「How You Gonna See Me Now」がシングル・カットされ、全米チャート12位を記録するヒットとなりました。

第15位
Dirty Diamonds

ken
このアルバムは、熟練したロックンロールのアルバムだな。
kat
基本路線は、前作と同様、ロックンロールのアルバムだね。キラー・チューンが1曲でもあったらもっと良くなっていたね。

評価: 2.9

2005年発売の24作目のアルバムで、前作「ジ・アイズ・オブ・アリス・クーパ」と同様、昔のロックンロールに回帰した作品です。

前作は、明るくノリの良い曲が多かったですが、本作は、幾分落ち着いたロックンロールを展開しています。

キラー・チューンとなるような曲はありませんが、全体的にリラックスした良曲が揃っています。

また、ロックンロールの曲ばかりではなく、泣きのギターが聞けるブルース曲「Six Hours」や、ザ・レフト・バンクのヒット曲「プリティ・バレリーナ」など、味わい深い曲も収録されています。

本作はビルボードのトップ・インディペンデント・アルバム・チャートで最高17位を記録し、久々のチャートインを果たしました。

第14位
Detroit Stories

ken
1970年代のロックンロールを感じさせ、懐かしさを感じるアルバムだな。
kat
アリス クーパーの音楽ルーツであるデトロイトのハードロックを描いたアルバムだね。

評価: 2.95

2021年発売の28作目のアルバムで、アリス・クーパー・グループ時代の頃のパンク、メタル、ショック・ロックを踏襲したアルバムです。

オープニング・ナンバーのベルベット・アンダーグラウンドのカバー曲「ロックンロール」が、本作を象徴しており、昔のロックンロールを感じさせます。

また、「$1000 High Heel Shoes」では、女性コーラスやブラスを使用したソウル・ミュージックにも挑戦しています。

本作は、ビルボードのトップ・アルバム・セールス・チャートで初登場1位となり、アリス・クーパーにとってトップ・アルバム・セールス・チャートで初のチャート1位となりました。

ここにきて、良作を連発してきたことで、アリス・クーパーは、いまだに健在であることを示してくれました。

第13位
Constrictor

ken
アリス・クーパーの復活アルバムは、派手なギターのヘビーメタル・アルバムとなったな。
kat
このようなヘビーメタルのアルバムで復活したのは、驚きだね。

評価: 3.0

1986年発売の16作目のアルバムで、前作までの「ブラックアウト」アルバムから抜け出し、アリス・クーパーの復活を印象付けたアルバムです。

アリス・クーパーは、前作「DADA」発表後、アルコール依存症がひどくなり、治療のために、3年間隠遁生活を送っていました。

本作は、3年間の隠遁生活から復帰し、音楽性もLAメタルのようなメロディアスなヘビーメタルに変化しており、アリス・クーパーの本気度が伺える作品となりました。

本作で最も象徴しているのが、新たなギタリスト ケイン・ロバーツの加入であり、派手なギター演奏は、本作を華やかにしています。

収録曲「He’s Back」は、映画「13日の金曜日 Part6」のテーマ曲となり、ヒットしました。

アルバム自体も、全米チャートに久々にチャートインし、59位を記録しました。

第12位
The Eyes of Alice Cooper

ken
前作のインダストリアルから、昔のロックンロールが戻ってきたアルバムだな。
kat
アリス・クーパーにしては、ダークさがなく、妙に明るくキャッチーな曲が多いね。

評価: 3.05

2003年発売の23作目のアルバムで、前々作「Dragontown」、前作「ブルータル・プラネット」のインダストリアルやモダンヘヴィネスとは異なり、

昔のロックンロールのサウンドに戻ったアルバムです。

特に、パンキッシュな曲が多く、「パンクが勃興してきた1970年代末に、このサウンドをやっていれば、きっと売れていただろうになー」と思わせます。

アリス・クーパーは、LAメタルやグランジをやり始めた時も、ピークが過ぎた後で、時代遅れだと思わせるところがあり、今回も、時代遅れなところを感じます。

しかし、時代遅れであったとしても、ノリの良いキャッチーさがあるため、アリス・クーパーのアルバムの中でも、良作なアルバムと言えます。

第11位
Raise Your Fist and Yell

ken
ケイン・ロバーツのギターが、前作以上に、派手になっているな。メタル好きには、たまらないアルバムだな。
kat
1970年代の演劇的な魅力とは違った、別のアリス・クーパーの魅力が出ているね。

評価: 3.1

1987年発売の17作目のアルバムで、前作「Constrictor」を、更にヘビーメタルを強くしたようなアルバムです。

それは、オープニング・ナンバーの「Freedom」を聞けば分かり、その迫力に圧倒されてしまいます。

2曲目の「Lock Me Up」は、映画「エルム街の悪夢」のフレディ・クルーガー役のロバート・イングランドがゲスト参加しています。

また、「Prince of Darkness」は、ホラー映画「パラダイム」で使用されました。

ちなみに、「パラダイム」では、アリス・クーパーが、ちょい役で出演しています。

本作も、前作と同様、ケイン・ロバーツが活躍しており、前作以上に派手なギターが炸裂しています。

LAメタルが好きな人に、おすすめのアルバムです。


次は、10位 → 1位 です。

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