Hotter than July
評価: 3.2
1980年発売の20枚目のスタジオ・アルバムで、スティーヴィー・ワンダーの絶頂期が「キー・オブ・ライフ」で終息するものの、
まだまだスティーヴィー・ワンダーの勢いが衰えていないことを感じさせるアルバムです。
ボブ・マーリーに捧げられたレゲエ曲「Master Blaster」やマーティン・ルーサー・キング牧師に捧げられた「Happy Birthday」が収録されています。
それ以外にも、ファンキーな曲やディスコ調の曲と勢いのある曲が多数収録されています。
Fulfillingness’ First Finale ファースト・フィナーレ
評価: 4.0
1973年発売の16枚目のスタジオ・アルバムで、スティーヴィー・ワンダーの最高傑作の1枚です。
1972年発売の「トーキング・ブック」〜1976年発売の「キー・オブ・ライフ」の4枚のアルバムはどれも甲乙つけがたく、どのアルバムを1位にしてもよいアルバムです。
本作の中では、「悪夢」が全米チャート1位を記録しました。
「悪夢」以外の曲は、あまり知られていませんが、全曲捨て曲のない素晴らしいアルバムです。
Talking Book
評価: 4.1
1972年発売の15枚目のスタジオ・アルバムで、本作からスティーヴィー・ワンダーの絶頂期が始まり、伝説を作っていきます。
その中でも、「迷信」が大きな話題になり、スティーヴィー・ワンダーのクリエーターとしての高い評価を得ることになりました。
ちなみに、この「迷信」は、もともとジェフ・ベックに提供した曲で、ジェフ・ベックのアルバム「Beck Bogert & Appice」に収録されています。
しかし、スティーヴィー・ワンダーが先にリリースしてしまい、スティーヴィー・ワンダーの「迷信」の方が有名になってしまいました。
「迷信」以外にも、「サンシャイン」や「You and I」など素晴らしい曲が多く収録されています。
Songs in the Key of Life キー・オブ・ライフ
評価: 4.2
1976年発売の18枚目のスタジオ・アルバムで、スティーヴィー・ワンダーの絶頂期の最後を飾る2枚組のアルバムです。
「トーキング・ブック」「インナーヴィジョンズ」「ファースト・フィナーレ」と続いた3部作の集大成的な作品です。
収録曲が多いですが、どの曲も素晴らしく、その中でも、「回想」「愛するデューク」は、全米チャート1位を記録し、大ヒットしました。
それ以外にも「Pastime Paradise」「Summer Soft」「Isn’t She Lovely」「As」などなど、名曲揃いのアルバムです。
Innervisions
評価: 4.3
1973年発売の16枚目のスタジオアルバムで、スティーヴィー・ワンダーの絶頂期のアルバムの中でも、最も脂がのっているアルバムです。
また、グラミー賞を5部門獲得しているアルバムでもあります。
社会への怒りを表現した「汚れた街」、ファンキーな「Too High」「Higher Ground」、レゲエ・ファンク調の「Don’t You Worry ‘bout a Thing」、名バラード曲「Golden Lady」「All in Love Is Fair」など、素晴らしい曲が詰まっているアルバムです。
その他のおすすめアルバム
- Natural Wonder
- 1994年12月〜1995年1月に実施されたツアーからの音源を収録したライブ・アルバムで、大阪公演の曲も収録されており、スティーヴィー・ワンダーの日本語を聞くことができます。
- スティーヴィー・ワンダーのベストな選曲がされているため、スティーヴィー・ワンダーの初心者の人にも最適なアルバムです。
まとめ
スティーヴィー・ワンダーの1972年以降のアルバムをランキングしましたが、スティーヴィー・ワンダーの絶頂期の「トーキング・ブック」〜「キー・オブ・ライフ」の4枚のアルバムが、上位を占める結果になりました。
スティーヴィー・ワンダーを初めて聞く方は、「トーキング・ブック」「インナーヴィジョンズ」「ファースト・フィナーレ」「キー・オブ・ライフ」の4枚から聞き始めるのが王道で、間違いありません。
次回は、「1962年〜1972年のアルバム・ランキング」と「1972年以降のアルバム ランキング」を合算して、スティーヴィー・ワンダーの全アルバム ランキングとしてまとめたいと思います。
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