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Whitesnake(ホワイトスネイク)全アルバム ランキング|おすすめ アルバムの紹介
前回は、Rainbow(レインボー)の全アルバムランキングをしましたので、
今回は、デイヴィッド・カヴァデールが、ディープ・パープル脱退後に結成したWhitesnake(ホワイトスネイク)の全アルバムランキングをしていきたいと思います。
ホワイトスネイクは、1978年に結成され、ブルースを基調としたハードロックを展開して、人気を集めました。
1980年代後半に入ると、ポップ・メタルのサウンドに変化し、大ブレイクを果たします。
特に、1987年に発売された「白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス」は、米国でも大ヒットし、ホワイトスネイクの存在を世界に知らしめました。
そんなホワイトスネイクの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ホワイトスネイクのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ホワイトスネイクのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
ホワイトスネイク アルバムランキング
Snakebite
評価: 2.6
1978年発売のファースト・アルバムですが、フル・アルバムではなく、4曲入りのミニアルバムです。
その後、デイヴィッド・カヴァデールのソロ・アルバム「NorthWinds」から、4曲が加えられ、現在の形になっています。
まだ、ホワイトスネイクの骨格は出来上がっておらず、ブルース色の強い泥臭いハードロックを展開しています。
本作の中では、ブルージーなバラード曲「Ain’t No Love in the Heart of the City」がおすすめ曲で、ライブでも定番になっている隠れた名曲です。
味わい深い渋いギターを聞くことができます。
Lovehunter
評価: 2.7
1979年発売の3作目のアルバムで、ブルース色の強いハードロックを展開したアルバムです。
英国のブルースに根付いたサウンドであるため、米国では、売れませんでしたが、全英チャートでは、29位を記録しました。
本作の中では、「Walking in the Shadow of the Blues」と、感動的なバラード曲「We Wish You Well」がおすすめ曲で、
特に、「Walking in the Shadow of the Blues」は、ブルージーなハードロックで、ホワイトスネイクのライブでも演奏されることの多い初期の名曲です。
後期の派手なホワイトスネイクとは違い、渋いホワイトスネイクを味わえるアルバムです。
Saints & Sinners
評価: 2.8
1982年発売の6作目のアルバムで、アメリカ・ツアーの失敗やマネージメントとの金銭的なトラブルなど、様々なトラブルの中、制作されたアルバムです。
しかし、そのようなトラブルがあったことは全く感じさせない良質のアルバムです。
後のホワイトスネイクの最高傑作アルバム「サーペンス・アルバス」でセルフ・カヴァーされる「Crying in the Rain」と「Here I Go Again」が収録されています。
この2曲は、「サーペンス・アルバス」のセルフ・カヴァーと比較するとパワフルさでは劣りますが、この時期のホワイトスネイクらしい哀愁のある渋いアレンジがされています。
ホワイトスネイクに磨きがかかる前の原石のようなアルバムです。
Restless Heart
評価: 2.9
1997年発売の10作目のアルバムで、前作「Slip of the Tongue」から約8年ぶりにリリースされた作品です。
「Slip of the Tongue」のツアー終了後、ホワイトスネイクは、一度は解散しましたが、94年の復活ツアーを経て、本作が制作されました。
元々は、デイヴィッド・カヴァデールのソロ・アルバムとして制作されていたため、ヨーロッパ版では、アーティスト名は「David Coverdale & Whitesnake」と表記されています。
そのため、デイヴィッド・カヴァデールのソロ作品に近く、全体的に昔のホワイトスネイクのようなブルージーな渋い作品に仕上がっています。
「サーペンス・アルバス」や「Slip of the Tongue」のようなアメリカナイズされた派手なサウンドを聞きたい人には、不向きなアルバムです。
Trouble
評価: 3.0
1978年発売のセカンド・アルバムで、ディープ・パープルのジョン・ロードが参加してレコーディングされたホワイトスネイク初のフル・アルバムです。
ノリの良いハードロックが多く、ホワイトスネイクの骨格が出来上がってきています。
ジョン・ロードが参加していることから、ディープ・パープルの雰囲気のある曲(「Take Me With You」「Belgian Tom’s Hat Trick」)も収録されています。
その他、哀愁漂う「The Time Is Right for Love」や、ビートルズの曲をファンキーなアレンジにした「Day Tripper」など、聴きどころの多いアルバムです。
ちなみに、「Free Flight」では、ギターのバーニー・マースデンが、リード・ボーカルをとっています。
Flesh & Blood
評価: 3.1
2019年発売の13作目のアルバムで、オリジナル・アルバムとしては、前作「Forevermore」から、約8年ぶりのアルバムになります。
この間に、ディープ・パープル時代のセルフ・カヴァーしたアルバムを発表していますが、オリジナル・アルバムではないため、ランキングから外しています。
アメリカナイズされた派手なハードロックを展開し、全体的に聞きやすいサウンドに仕上がっています。
本作がリリースされた2019年は、1978年のホワイトスネイク結成から、既に、40年以上経過していますが、このようなパワフルなアルバムを制作し続けていることに感服してしまいます。
年齢を重ねるごとに、デイヴィッド・カヴァデールの声の衰えは感じますが、周りの演奏がパワフルであるため、ボーカルの衰えをカバーしています。
Slip of the Tongue
評価: 3.2
1989年発売の9作目のアルバムで、ギターにスティーヴ・ヴァイが加入して制作されたアルバムです。
初期のホワイトスネイクのブルージーな要素はほとんどなくなり(「Fool for Your Loving」のセルフ・カヴァー曲くらいがブルージーな曲で)、かなりアメリカナイズされたアルバムです。
本作の発売当初は、前作「サーペンス・アルバス」の続編を期待していた人が多かったことから、駄作扱いされていましたが、決して駄作ではなく、内容の濃い曲が多く収録されています。
「サーペンス・アルバス」を聞いたことがない人は、本作を先に聞いた方が良いかなとも思います。
全英、全米チャートともに、10位を記録しました。
Forevermore
評価: 3.3
2011年発売の12作目のアルバムです。
前作「Good to Be Bad」に、モダンさと初期ホワイトスネイクのブルージーさを加えたような作品で、熟練バンドの深みと安定感があり、安心して聞けるアルバムです。
アルバム全体としては、派手にハードロックしており、印象に残るのですが、各楽曲を1曲1曲で見た時には、印象に残る曲が少なく地味に感じたりもします。
ただ、「サーペンス・アルバス」のサウンドが好みの人には、満足できるアルバムだと思います。
ちなみに、本作には、デイヴィッド・カヴァデールの息子ジャスパーが、レコーディングに参加しています。
Come an’ Get It
評価: 3.4
1981年発売の5作目のアルバムで、前作までのブルージーさを残しつつ、メロディアスさが加わり、更にスケール・アップした作品です。
ブルース寄りのサウンドが苦手な人でも、聞きやすいサウンドに変化しています。
洗練された躍動感溢れる曲ばかりで、ホワイトスネイクの貫禄を感じます。
特に前半の5曲は、疾走曲があったりとハードロックに磨きがかかってきています。
本作は、全英チャート2位を記録しました。
Ready an’ Willing フール・フォー・ユア・ラヴィング
評価: 3.5
1980年発売の4作目のアルバムで、ブルースを基調としたメロディアスなハードロック・アルバムです。
前作「Lovehunter」で、ドラムのデイヴ・ドウルが脱退し、元ディープ・パープルのイアン・ペイスを迎え入れて制作されました。
これで、ディープ・パープルを経験しているメンバーが、デイヴィッド・カヴァデール含め、3名になりました(もう1名は、キーボードのジョン・ロードです)。
1曲目の「Fool for Your Loving」から、デイヴィッド・カヴァデール節全開のロック・ナンバーが展開されていきます。
尚、この曲は、後のアルバム「Slip of the Tongue」で、セルフ・カヴァーされています。
全英チャート6位を記録し、ヒット作となりました。
次は、3位 → 1位 です。
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