Talking Heads(トーキング・ヘッズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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Talking Heads(トーキング・ヘッズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

前回は、Todd Rundgren(トッド・ラングレン)の全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、ロック界のレジェンド第25弾として、ニュー・ウェイヴ、ポストパンクで有名な、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


トーキング・ヘッズは、ニューヨーク・パンクの拠点となったライブハウス「CBGB」出身のバンドで、1974年に、デヴィッド・バーンを中心に結成されました。

初期のトーキング・ヘッズは、ニューヨーク・パンクのひとつとしてみなされていましたが、1970年代末になると、ブライアン・イーノをプロデューサーに迎え、

パンクとは違ったアフロビートや、アフリカン・ファンクへと変貌していきます。

1980年代に入ると、トーキング・ヘッズのメンバーは、ソロ活動やサイド・バンドでの活動を活発化させ、

特に、クリス・フランツとティナ・ウェイマスが結成したトム・トム・クラブは、「おしゃべり魔女」をヒットさせ、トーキング・ヘッズとともに人気バンドとなりました。

このように各メンバーが個性を出し始めたことから、トーキング・ヘッズ内で確執が生まれ、トーキング・ヘッズは、1991年に解散を発表します。

そんなトーキング・ヘッズの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

トーキング・ヘッズのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

トーキング・ヘッズのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

トーキング・ヘッズ アルバムランキング

第8位
Speaking in Tongues

前作までの攻撃的なアルバムとは異なり、一般受けするニューウェーブに変化してしまったわね。
kat
ブライアン・イーノがプロデューサーから外れたことでトーキング・ヘッズの音楽性が大きく変化してしまったね。

評価: 2.8

1983年発売の5作目のアルバムで、ブライアン・イーノと決別してから最初のアルバムになります。

ブライアン・イーノとの決別によって、前作までのアルバムとは、かなりサウンドが変化し、アクの取れたシンプルなニューウェーブのアルバムになりました。

本作発売当時は、ニューウェーブの全盛期であったことと相まって、本作は一般受けしたことから、

全米チャート15位を記録し、トーキング・ヘッズのアルバムの中で最も売れたアルバムとなりました。

また、シングルカットされた「Burning Down The House」も全米チャート9位を記録し、トーキング・ヘッズ唯一のトップ10ヒット曲となりました。

このように、時代にあったニューウェーブに変化したことで、売上が好調だったことは良かったことですが、

悪く言えば、トーキング・ヘッズの個性が無くなってしまい、つまらなさを感じることも事実です。

それでも、リズミカルなファンキーさは残っているため、昔からのトーキング・ヘッズ ファンでも、ある程度楽しめる作品となっています。

第7位
True Stories

トーキング・ヘッズの1stアルバムのように、荒削りでシンプルな演奏が特徴のアルバムね。
kat
このアルバムは、映画「トゥルー・ストリーズ」の中で使用された曲を集めたアルバムだね。

評価: 3.0

1986年発売の7作目のアルバムで、デヴィッド・バーンの初の監督、脚本を行った映画「トゥルー・ストリーズ」の中で使用された曲をトーキング・ヘッズが演奏したアルバムです。

そのためか、パンク、レゲエ、アフリカン、ロック、ポップス、カントリーなどバラエティ豊かな曲が収録されています。

本作の中では、「Wild Wild Life」がシングルカットされ、この曲は、1987年のMTV ビデオ・ミュージック・アワードで「最優秀グループ・ビデオ」賞を受賞しました。

オープニング・ナンバーの「Love for Sale」は、トーキング・ヘッズの楽曲の中でも、最もパンク色の強い曲となっています。

また、「Radio Head」は、イギリスのロックバンド、レディオヘッドのバンド名の由来となったことでも有名な曲です。

トーキング・ヘッズのアルバムの中では、地味なアルバムに属しますが、ユニークな曲が多いため、それなりに楽しめるアルバムです。

第6位
Talking Heads: 77 サイコ・キラー’77

トーキング・ヘッズのデビュー・アルバムは、個性溢れるギター・アルバムね。
kat
パンクに属するアルバムとみなされているけど、パンクとは違ったインテリジェンスなアルバムだね。

評価: 3.2

1977年発売のトーキング・ヘッズの記念すべきデビュー・アルバムです。

トーキング・ヘッズは、ラモーンズの前座をやっていたこともあり、テレヴィジョンや、パティ・スミスとともに、ニューヨーク・パンクの一角としてみなされていました。

しかし、このデビュー・アルバムは、パンクの要素は少なく、トーキング・ヘッズの個性が出まくっているギター・ロックのアルバムです。

強いてパンクと結びつけるのであれば、インテリジェンス・パンクという言葉が似合うサウンドを展開しています。

パンクの持つ激しいギターに、荒々しいボーカルといった要素は皆無で、スローテンポかミドルテンポのギターに、神経質なデヴィッド・バーンのボーカルは、パンクとは真逆の方向に行っています。

本作から、「サイコキラー」が、シングルカットされ、トーキング・ヘッズの代表曲になりました。

アルバム自体は、全米チャート92位と、あまり売れませんでしたが、トーキング・ヘッズの磨きのかかる前のダイヤモンドの原石のように、今後の可能性を秘めた作品です。

第5位
Little Creatures

今までのトーキング・ヘッズにはみられなかった陽気でとっつきやすいアルバムね。
kat
シンプルなサウンドになり、「リメイン・イン・ライト」とは正反対のアルバムだね。

評価: 3.4

1985年発売の6作目のアルバムで、トーキング・ヘッズの新たな音楽性を打ち出したアルバムです。

前作まで続いていたリズム中心のサウンドを完全に吹っ切って、シンプルでポップなアルバムとなっています。

アメリカのルーツ・ミュージックを追求し、カントリーミュージックの要素を取り入れており、スチールギターやホーンセクションが使用されています。

そのため、「リメイン・イン・ライト」のような尖った要素はなく、とっつきやすいため、トーキング・ヘッズの初心者の人には、おすすめのアルバムです。

一方、リズム中心の尖ったトーキング・ヘッズが好きな人には、不向きなアルバムで、初期のトーキング・ヘッズ ファンが離れていってしまった作品でもあります。

全体的に、トーキング・ヘッズの多才さを知ることができる良作のアルバムです。

第4位
Naked

陽気なラテンのリズムが特徴的なアルバムね。トロピカルで明るくなれるわね
kat
ホーン・セクションが大胆に使用されたことで、音質が分厚くなり、ファンキーさが増しているね。

評価: 3.6

1988年発売の8作目にして、最後のスタジオ・アルバムです。

本作は、「リメイン・イン・ライト」のようなリズムを主体としたサウンドに回帰していますが、「リメイン・イン・ライト」のような尖った要素はなく、明るく、ご機嫌なナンバーを収録したアルバムです。

「リメイン・イン・ライト」がアフリカのリズムを取り入れていたのに対して、本作は、ラテンのリズムを取り入れ、トロピカルな雰囲気を醸し出しています。

また、「リメイン・イン・ライト」と同様、前半は、派手なファンキーな曲、後半は、実験要素の強い静かな曲が収録されています。

前半は、ホーンセクションを多用しているため、ジョージ・クリントン率いるパーラメントのようなファンキーさを感じます。

トーキング・ヘッズは、何か違うことを試したいという思いから、本作は、国際的なミュージシャンをゲストに迎え入れて、パリで、録音されました。

その結果、前作「True Stories」のような荒削りな演奏ではなく、緻密な音作りがされ、

トーキング・ヘッズのラスト・アルバムに相応しく、今までのトーキング・ヘッズの集大成的なアルバムに仕上がっています。


Fear of Music

ディスコのサウンドに、アフリカン・ビートが取り入れられ、トーキング・ヘッズの独自性が確立したアルバムね。
kat
次作のトーキング・ヘッズの最高傑作アルバム「リメイン・イン・ライト」に通じるアルバムだね。

評価: 4.2

1979年発売の3作目のアルバムで、ブライアン・イーノがプロデューサーに加わった2枚目のアルバムです。

前作「モア・ソングス」以上に、リズムを強調しており、

アフリカン・ビートも取り入れた研ぎ澄まされたサウンドは、トーキング・ヘッズが急成長していることが分かります。

オープニング・ナンバーの「I Zimbra」では、キング・クリムゾンのロバート・フリップがギターで参加しており、

ブライアン・イーノとロバート・フリップの最強コンビによるサポートによって、スケールの大きい作品に仕上げられています。

「I Zimbra」以外にも、「Cities」「Life During Wartime」といったビートの効いた曲が、本作からシングルカットされました。

本作は、売上も好調で、次作「リメイン・イン・ライト」の前哨戦と言えるアルバムです。


More Songs About Buildings and Food モア・ソングス

トーキング・ヘッズのファンキーさが出てきたアルバムね。縦ノリのギターが、印象的なアルバムね。
kat
リズミカルでカッコ良いアレンジは、ブライアン・イーノが、プロデューサーに参加したことの影響が大きいね。

評価: 4.4

1978年発売の2作目のアルバムで、ブライアン・イーノが初めてプロデューサーに加わったアルバムです。

ブライアン・イーノの効果が大きく出ており、前作「Talking Heads: 77」よりも、ベースとドラムのリズム隊が強化され、デヴィッド・バーンの独特な歌声が更に磨きがかかっています。

また、ギターも攻撃的になり、特に、「Warning Sign」や「Artists Only」、「I’m Not In Love」のファンキーで強烈なカッティング・ギターは、うねりまくっており、

トーキング・ヘッズのが曲の中でも、強烈な印象を与えています。

前作と同様、普通のパンクとは一線を画しており、前作が、インテリジェンス・パンクだとすると、本作は、ダンス・パンクといったところでしょうか。

このダンシングで、ファンキーな発展形が、「リメイン・イン・ライト」へと繋がっていきます。

本作から、アル・グリーンのカヴァー曲「Take Me to the River」がシングルカットされ、全米チャート26位を記録するヒットとなりました。

アルバム自体も、全米チャート29位を記録し、トーキング・ヘッズの人気を決定づけました。


Remain In Light

アフリカのリズムを取り入れているため、全編に、アフリカを感じさせるアルバムね。
kat
前半のアフリカ・ビートと、リズム・ギターとの絡み合いは、凄いね。後半は、アフリカの民族音楽を感じさせる曲が多いね。

評価: 4.8

1980年発売の4作目のアルバムで、トーキング・ヘッズの最高傑作のアルバムであるばかりでなく、1980年代の最大の名盤です。

本作は、ナイジェリアのミュージシャンであるフェラ・クティの影響を受け、アフリカのポリリズムとファンクを、エレクトロニクスと融合させた作品です。

本作の曲は、全て1コードで作られているため、曲自体は非常にシンプルですが、コーラスや各楽器がアフリカン・ビートに乗せて、絡み合って演奏されているため、

1コードで作曲されているとは思えないほど複雑さを感じます。

ギターに、エイドリアン・ブリューが参加していることから、切れ味抜群の縦ノリのギター演奏が展開されています。

前半は、ギターを中心としたファンキーな曲を配し、ギラギラとしたアフリカの暑い太陽を思わせますが、

後半は、一転して、アフリカの夜のジャングルのような涼しさを感じさせる曲が収録されています。

かなり実験色が強いサウンドではあるものの、このような革新的な音楽は過去にはなく、トーキング・ヘッズの昇華した音楽が、このアルバムで結実しました。

セカンド・アルバムからプロデューサーに加わっていたブライアン・イーノは、本作で全てやりきったためか、本作で、トーキング・ヘッズを離れることになりました。

トーキング・ヘッズのライブ・アルバム

    The Name of This Band is Talking Heads

  • 1982年発売の初のトーキング・ヘッズの公式ライブ・アルバムです。Disk1には、1977年と1979年のコンサートとラジオ録音を行なったメンバー4人による演奏、Disk2には、1980年と1981年にツアーを行った10人編成による演奏が収録されています。
  • 歓声が少ないため、あまりライブの雰囲気がなく、スタジオ・ライブでの録音のように感じますが、音質が良く、非常に聞きやすい演奏がされています。
  • 1stアルバム「サイコ・キラー’77」から、4thアルバム「リメイン・イン・ライト」までの4枚のアルバムから、満遍なく選曲されていますので、初期のトーキング・ヘッズが好きな人には、必聴アルバムです。

    Stop Making Sense

  • トーキング・ヘッズの活動を記録した映画「Stop Making Sense」のサウンドトラックで、1984年に発売されたライブ・アルバムです。
  • オープニング・ナンバー「サイコキラー」では、デヴィッド・バーン1人で、カセットテーププレーヤーとアコースティックギターを持って演奏され、曲が進むに連れて、バンド・メンバーが徐々に登場するという演出がされています。
  • デヴィッド・バーンが衣装を着替える合間には、トム・トム・クラブの「Genius Of Love」が演奏されています。

各メンバーのおすすめのソロ・アルバム

トーキング・ヘッズの活動中に発表されたトーキング・ヘッズの各メンバーのソロ・アルバムも良作が多いため、ここで、おすすめのソロ・アルバムを紹介します。

    My Life in the Bush of Ghosts

  • 1981年発売のデヴィッド・バーンとブライアン・イーノによる初の共同スタジオ・アルバムです。
  • 本作は、「リメイン・イン・ライト」と同時期に発売されたため、アフリカ音楽に傾倒していますが、ブライアン・イーノ色が強く、実験的なアンビエント・アフリカンといったようなアルバムです。
  • 色々な音声をサンプリングしており、特定のボーカリストによるボーカル曲はありません。サンプリング技術が発展していなかった時代に、このようなサンプリングを多用したサウンドは革新的で、後世に大きな影響を及ぼしました。

    The Catherine Wheel

  • 1981年発売のデヴィッド・バーン初のソロ・アルバムで、バレー・ダンサー トワイラ・サープ用のバレーの為に作った曲が収録されています。
  • ダンサンブルな曲で構成されており、当時のトーキング・ヘッズに通じる曲が多く収録されています。本作の一部の収録曲は、トーキング・ヘッズのライブでも演奏がされています。
  • アフリカへの傾倒が強いため、「リメイン・イン・ライト」が好きな人には、おすすめのアルバムです。

    Tom Tom Club おしゃべり魔女

  • トーキング・ヘッズで、リズム隊を担当していたティナ・ウェイマスとクリス・フランツ夫妻によるサイド・プロジェクト トム・トム・クラブの1981年発売のデビュー・アルバムです。
  • ギターにエイドリアン・ブリューが参加していますが、トーキング・ヘッズのような尖った要素はなく、可愛らしい曲が多く収録されています。
  • 本作から「Wordy Rappinghood」「Genius of Love」がシングルカットされ、ヒットしました。トム・トム・クラブは、軽い気持ちでスタートしたバンドであったため、本人達は、ここまでヒットしたことに驚いたのではないでしょうか。

    The Red and the Black 赤と黒

  • 1981年発売のトーキング・ヘッズのキーボディスト ジェリー・ハリスンの初のソロ・アルバムです。ジェリー・ハリスンは、ボーカル、ギター、ベース、キーボードなど、マルチプレイを行なっており、ジェリー・ハリスンの多才ぶりが出ています。
  • 本作にも、エイドリアン・ブリューがギターで参加しており、トーキング・ヘッズの「リメイン・イン・ライト」に通じるアフリカ・ミュージックへ傾倒しているアルバムです。
  • アフリカのサウンドだけでなく、シンセサイザーも目立っており、ハービー・ハンコックのようなヒュージョン・ファンクのようなサウンドも見受けられます。


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トーキング・ヘッズのメンバー

以下に、トーキング・ヘッズのメンバー4人を紹介します。

  • デヴィッド・バーン(ボーカル、ギター担当)

    トーキング・ヘッズの中心人物で、神経質なボーカルを特徴としています。

    トーキング・ヘッズの7thアルバム「トゥルー・ストーリーズ」では、アルバムと同名の映画を作成するなど映像分野にも進出しました。

    トーキング・ヘッズ時代から、ソロ・アルバムを制作し、多数のソロ・アルバムを発表しています。

    私生活では、日本でモデルをしていたこともあるアデル・ラッツと結婚していましたが、2004年に離婚しています。


  • クリス・フランツ(ドラム担当)

    1975年にデヴィッド・バーンとティナ・ウェイマスとともにトーキング・ヘッズを結成しました。

    正確で熱いドラミングは、トーキング・ヘッズの革新的な音楽に、大きく貢献しました。

    トーキング・ヘッズとは別に、トーキング・ヘッズのメンバーであるティナ・ウェイマスとトム・トム・クラブを結成し、「おしゃべり魔女」が大ヒットしました。

    私生活では、1977年に、ティナ・ウェイマスと結婚し、2人の息子がいます。


  • ティナ・ウェイマス(ベース担当)

    ティナ・ウェイマスは、元々、ギターを演っていましたが、トーキング・ヘッズに適当なベーシストがいなかったため、ベーシストに転校しました。

    ティナ・ウェイマスのベースは、トーキング・ヘッズのファンキーな曲にマッチしたグルーヴィーな演奏が特徴的です。

    ティナ・ウェイマスのファンキーなベースは、多くの女性ベーシストに影響を与えてきました。

    トーキング・ヘッズ以外では、夫のクリス・フランツとともにトム・トム・クラブを結成し、活躍しました。


  • ジェリー・ハリスン(キーボード、ギター担当)

    トーキング・ヘッズ加入前は、モダン・ラバーズというロック・バンドで活動していましたが、1974年にバンドを脱退し、1977年に、トーキング・ヘッズに加入しました。

    トーキング・ヘッズの活動以外では、ソロ活動や、他ミュージシャンのプロデューサーとしても知られています。

    ソロ活動では、トーキング・ヘッズの活動と並行して制作されたアルバム「赤と黒」が有名です。

    また、実業家でもあり、1999年に共同設立したインターネット音楽リソースである「Garageband.com」の取締役会長でもありました。

トーキング・ヘッズの音楽

トーキング・ヘッズの音楽は、時代によって大きく「インテリジェンス・パンク」「アフリカン・ファンク」「ニューウェーブ」「ワールド・ミュージック」に分けることができます。

初期のトーキング・ヘッズは、ギター中心のカッコ良い曲が多かったのに対して、後期のトーキング・ヘッズは、個性的なポップスへと変化していきました。

トーキング・ヘッズの初心者の人は、まずは、尖った音楽をやっていた1stアルバム「サイコ・キラー’77」から、4thアルバム「リメイン・イン・ライト」までのアルバムを聞くことをおすすめします。

各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【インテリジェンス・パンクのアルバム】

  • Talking Heads: 77 サイコ・キラー’77(1977年):中級者向け
  • More Songs About Buildings and Food モア・ソングス(1978年):初心者向け
  • True Stories (1986年):上級者向け

【アフリカン・ファンクのアルバム】

  • Fear of Music(1979年):初心者向け
  • Remain in Light(1980年):初心者向け

【ニューウェーブのアルバム】

  • Speaking in Tongues (1983年):上級者向け

【ワールド・ミュージックのアルバム】

  • Little Creatures(1985年):初心者向け
  • Naked(1988年):中級者向け

まとめ

最後に、トーキング・ヘッズのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Remain In Light 4.8
2位More Songs About Buildings and Food モア・ソングス 4.4
3位Fear of Music 4.2
4位Naked 3.6
5位Little Creatures 3.4
6位Talking Heads: 77 サイコ・キラー’77 3.2
7位True Stories 3.0
8位Speaking in Tongues 2.8

トーキング・ヘッズの初期のアルバムを、上位にランキングしました。

初期のトーキング・ヘッズは、ギター中心の個性的なパンキッシュな曲が多く、独特のカッコ良さがありました。

後期のトーキング・ヘッズは、攻撃性は影を潜めましたが、他には類をみない個性的なポップスを展開しました。

トーキング・ヘッズのアルバムは、どれもクォリティーが高いため、上記のランキングを参考に、多くのアルバムを聞いてもらえればと思っています。

いつか、トーキング・ヘッズが再結成されることを願いつつ、これからもトーキング・ヘッズのアルバムは、聞き続けていきたいと思います。

次回は、ロック界のレジェンド第26弾として、1970年代後半から、1980年代前半にヒットを飛ばしていたスウェーデンのポップ・グループ ABBAの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。

トーキング・ヘッズのグッズ紹介

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