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The Doobie Brothers(ドゥービー・ブラザーズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)の全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、ロック界のレジェンド第26弾として、ウェストコースト・ロックを代表するバンド The Doobie Brothers(ドゥービー・ブラザーズ)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
ドゥービー・ブラザーズは、1970年に、トム・ジョンストンを中心に、ジョン・ハートマン、パトリック・シモンズ、デイヴ・ショグレンによって結成されました。
デビュー・アルバム「ドゥービー・ブラザース」は、ヒットはしませんでしたが、
ツイン・ギター、ツイン・ドラムの5人編成に変えて発表した 2ndアルバム「トゥールーズ・ストリート」からのシングル・カット曲「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」がヒットし、
ドゥービー・ブラザーズの名前は、世に知れ渡っていきます。
その後、「キャプテン・アンド・ミー」や「ドゥービー天国」のヒット作を連発しますが、中心人物であったトム・ジョンストンが、バンドを一時的に脱退し、新たに、マイケル・マクドナルドを迎え入れて、ドゥービー・ブラザーズを継続していきます。
マイケル・マクドナルドに変わってからのドゥービー・ブラザーズの音楽は、今までのウェストコースト・ロックとは異なったAOR路線に舵を切り、物議を醸し出しました。
1980年代に入ると、各メンバーのソロ活動が活発化し、ドゥービー・ブラザーズは、一旦解散しますが、1989年に、トム・ジョンストンが戻り、再結成を果たします。
そんなドゥービー・ブラザースの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ドゥービー・ブラザースのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ドゥービー・ブラザースのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ドゥービー・ブラザーズ アルバムランキング
One Step Closer
評価: 2.4
1980年発売の9作目のアルバムで、オリジナル・メンバーでドラマーのジョン・ハートマンと、ギタリストのジェフ・バクスターが脱退し、
新たに、コーネリアス・バンパスとチェット・マクラッケンを迎え入れて制作されたアルバムです。
ジェフ・バクスターの脱退の影響が大きく、本作では、ギターがほとんど活躍しておらず、ドゥービー・ブラザースのキレのあるギターが無くなってしまったことで、ドゥービー・ブラザースの魅力が半減してしまっています。
また、ラテンのリズムを取り入れるなど新たな試みがされていますが、ドゥービー・ブラザースに合っておらず、新たな試みも裏目に出てしまいました。
全体的に、前作「ミニット・バイ・ミニット」の大ヒットによって、燃え尽きてしまった印象を受けます。
それでも、全米チャート5位を記録した「リアル・ラヴ」や、全米チャート24位を記録した「ワン・ステップ・クローサー」を生み出しているのは、流石と言えます。
本作で、ドゥービー・ブラザースの限界を感じたのか、オリジナル・メンバーのパトリック・シモンズは活動休止を宣言し、ドゥービー・ブラザースは、一旦、解散してしまいます。
Brotherhood
評価: 2.6
1991年発売の11作目のアルバムで、再結成後としては2作目のアルバムです。
前作「サイクルズ」では、マイケル・マクドナルドとの共作曲がありましたが、本作では、マイケル・マクドナルドは、全く関与していません。
旧メンバーによって制作はされていますが、昔のドゥービー・ブラザースのノリの良いウェストコースト・ロックとは異なり、普通のギター・ロックで、ドゥービー・ブラザースの個性が無くなってきていることが分かります。
10曲のうち4曲は外部ミュージシャンによって書かれた曲であることも、このアルバムのマイナス・ポイントになっています。
それでも、バイクに対する情熱を歌ったパトリック・シモンズ作曲の「Dangerous」が、昔のドゥービー・ブラザースの良さを出していることは救いです。
本作は、商業的にも失敗してしまい、ドゥービー・ブラザースは、キャピトルレコードから契約を解除されてしまいました。
Sibling Rivalry
評価: 2.7
2000年発売の12作目のアルバムで、再結成後としては3作目のアルバムです。
前作「ブラザーフッド」の商業的な失敗により、ドゥービー・ブラザースは、新作を発表せず、ライブ活動を続けていたため、本作は9年ぶりの久々の新作となりました。
1972年からドゥービー・ブラザースに参加していたベーシストのタイラン・ポーターと、オリジナル・メンバーであったドラマーのジョン・ハートマンが、バンドから脱退してしまったことの影響か、本作は、カントリー調の穏やかな曲が多く収録されています。
全体的に、マイケル・マクドナルド時代のAORサウンドと、トム・ジョンストン時代のウェストコースト・ロックのサウンドを足し合わせたようなサウンドで、
カントリー、ソウル、ファンクなどをうまく取り入れています。
本作は、全く売れることはありませんでしたが、売上とは裏腹に、良作の作品となっています。
The Doobie Brothers ドゥービー・ブラザーズ・ファースト
評価: 2.8
1971年発売の記念すべきドゥービー・ブラザースのデビュー・アルバムで、オリジナル・メンバーによる唯一のアルバムです。
本作は、全く売れなかったために、影の薄い作品ではありますが、カントリー・ロックやウェストコースト・ロックのドゥービー・ブラザースの骨格は既に出来上がっています。
オープニング・ナンバー「Nobody」は、後のヒット曲「ロング・トレイン・ランニン」に繋がるようなノリの良いアコースティックのギターが展開されています。
この曲は、シングル・カットされましたが、アルバムと同様、ヒットにはなりませんでした。
全体的にギター中心のカントリーの曲が多く、まだ重厚さはありませんが、後のドゥービー・ブラザースの音楽を随所に感じることができますので、一聴の価値のあるアルバムです。
World Gone Crazy
評価: 2.9
2010年発売の13作目のアルバムで、ドゥービー・ブラザース結成40周年を記念して発表されたアルバムです。
本作は、1970年代のドゥービー・ブラザースのアルバムをプロデュースしたテッド・テンプルマンが、プロデューサーに復帰して制作されていることや、
マイケル・マクドナルドがゲスト参加していることから、1970年代のドゥービー・ブラザースのサウンドを感じさせます。
ノリの良い明るい曲が多く、特に、オープニング・ナンバーの「ア・ブライター・デイ」では、トロピカル・サウンドを取り入れ、最初から底抜けに明るい雰囲気を漂わせています。
40年を経過しても、トム・ジョンストンの歌声は、衰え知らずで、軽快な歌声を聞かせてくれています。
本作は、全米チャートで久々にトップ40入りを果たしました。
Livin’ on the Fault Line 運命の掟
評価: 3.0
1977年発売の7作目のアルバムで、完全にドゥービー・ブラザースの中心が、マイケル・マクドナルドに移行したアルバムです。
本作には、初期ドゥービー・ブラザースの中心人物であったトム・ジョンストンの名前がクレジットされていますが、
トム・ジョンストンは、本作制作の早い段階で脱退してしまったため、1曲もトム・ジョンストンの曲はなく、ほとんど本作には関与していません。
そのため、初期ドゥービー・ブラザースのウェストコースト・ロックの面影はなくなってしまい、メロウなソウルや、ジャズ・ロックを展開しています。
次作「ミニット・バイ・ミニット」に収録されていてもおかしくないようなキーボードを中心とした「エコーズ・オブ・ラヴ 」や、
カーリー・サイモンとマイケル・マクドナルドが共作した「ユー・ビロング・トゥ・ミー」は、ドゥービー・ブラザースの新機軸を感じさせます。
本作は、全米チャートや全英チャートでは、芳しくない結果でしたが、次作の名作「ミニット・バイ・ミニット」に繋がるアルバムとして評価したい作品です。
Cycles
評価: 3.2
1989年発売の10作目のアルバムで、ドゥービー・ブラザースが1982年に解散して以来、再結成後の最初のアルバムになります。
本作は、マイケル・マクドナルド主体ではなく、1972年から1974年のメンバー編成で、トム・ジョンストンを主体として制作されているため、ギター中心のウェストコースト・ロックのアルバムとなっています。
一応、マイケル・マクドナルドとの共作曲(「Tonight I’m Coming Through」)も収録されています。
主体が、マイケル・マクドナルドから、トム・ジョンストンに移ったことで、トム・ジョンストンとマイケル・マクドナルドの間に確執が生まれそうですが、
実際はそのようなことはなく、マイケル・マクドナルドとトム・ジョンストンは円満な関係だったようです。
久々のドゥービー・ブラザースのウェストコースト・ロックを聞くことができ、再結成アルバムとしては上々の出来のアルバムです。
Liberte
評価: 3.4
2021年発売の14作目のアルバムで、再結成後としては5作目のアルバムです。
本作は、トム・ジョンストン、パトリック・シモンズ、ジョン・マクフィーの体制で制作されました。
プロデューサーは、ボン・ジョヴィやセリーヌ・ディオン、スティングなどのプロデューサーとして知られるジョン・シャンクスが担当しています。
全体的に1960年代や1970年代のアメリカン・ロックしており、懐かしさを感じます。
シングルヒットするようなパンチのある曲はありませんが、全曲、ジョン・シャンクスとの共作で作られているため、統一感があり、安定感があります。
本作発売時の3人のメンバーは、70歳を超えていましたが、年齢を感じさせないパワフルな演奏に、年齢相応の熟練味が加わり、良作のアルバムに仕上がっています。
このアルバムを聞くと、まだまだ、ドゥービー・ブラザースは衰えることなく、これからも良作のアルバムを制作していけるであろうと期待を持たせてくれます。
Takin’ It to the Streets ドゥービー・ストリート
評価: 3.5
1976年発売の6作目のアルバムで、マイケル・マクドナルドが初めて参加したアルバムです。
健康上の理由で、ドゥービー・ブラザースの中心人物であったトム・ジョンストンが、バンドへの関与を減らしてしまったことから、
ジェフ・バクスターの友人で、ジェフ・バクスターと同様、スティーリー・ダンの卒業生であったマイケル・マクドナルドに、バンド加入の声がかかりました。
マイケル・マクドナルドの加入によって、今までのウェストコースト・ロックとは180度異なるサウンドに変化し、
スティリー・ダンのようなヒュージョン、AOR色の強いスタイルへと移行し始めました。
この急激な音楽性の変化によって、当時のレコード会社やドゥービー・ブラザースのファンは、相当面食らってしまったことだと想像できます。
本作には、トム・ジョンストンの曲が1曲「ターン・イット・ルース」が収録されているため、
本作は、次作以降のマイケル・マクドナルド一色に染まる後期ドゥービー・ブラザースの過渡期のアルバムと言えます。
この大きなサウンド変化にも関わらず、本作は、全米チャート8位を記録するヒットとなりました。
Toulouse Street
評価: 3.6
1972年発売のセカンド・アルバムで、ドラマーのマイケル・ホサックが加入し、ツイン・ドラム編成となった最初のアルバムです。
また、本作のレコーディング中に、オリジナル・メンバーのデイヴ・ショグレンが脱退し、後任として黒人ベース奏者のタイラン・ポーターが加入した最初のアルバムでもあります。
このメンバーによって、1970年代前半のドゥービー・ブラザースの黄金期を迎えていくことになります。
本作は、ウェストコースト・ロックやサザン・ロックを展開し、トム・ジョンストン時代のドゥービー・ブラザースのサウンドが確立しました。
前作よりも重厚な演奏になり、特に、「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」は、全米チャート11位を記録し、ドゥービー・ブラザース初のヒット曲となりました。
アメリカ南部の泥臭さの中にも、スピード感のあるリズムとエレキギターによって、ドゥービー・ブラザース独特のノリの良いサウンドが表れています。
本アルバムは、全米チャート21位を記録し、これから訪れるドゥービー・ブラザースの全盛期の下地を作り上げました。
What Were Once Vices Are Now Habits ドゥービー天国
評価: 4.0
1974年発売の4作目のアルバムで、バラエティに富んだ大ヒットアルバムです。
傑作アルバムである前作「キャプテン・アンド・ミー」と次作「スタンピード」に挟まれていることや、ライブ・アルバムのようなジャケットから、
ドゥービー・ブラザースのアルバムの中では、地味なアルバムに感じますが、良曲が揃っているアルバムです。
全体的に、米国南部の泥臭いサウンドを持ちつつ、「君に捧げし歌」や「キャント・ストップ・イット」などのホーン・セクションを取り入れたソウルフルな曲や、
ヴィオラを用いたカントリーの曲「ブラック・ウォーター」など、今までのドゥービー・ブラザースとは異なった新たな試みがされています。
本作は、トム・ジョンストン以外にも、パトリック・シモンズの作曲能力の向上がみられ、「ブラック・ウォーター」は、パトリック・シモンズの作曲で、ドゥービー・ブラザース初の全米チャート1位を記録しました。
本アルバムも、全米チャート4位、全英チャート19位を記録する好成績を残しました。

The Captain and Me
評価: 4.2
1973年発売の3作目のアルバムで、後にドゥービー・ブラザーズの正式メンバーとなるジェフ・バクスターがゲスト参加したアルバムです。
本作は、ツイン・ギター、ツイン・ドラムによるドゥービー・ブラザースのウェストコースト・ロック・サウンドを確立した作品です。
ドゥービー・ブラザースの音楽は、泥臭さのあるウェストコースト・ロックとは異なり、ダイナミックで爽快さのあるサウンドであるため、
泥臭さのあるブルースやカントリーが苦手な人でも問題なく楽しめるアルバムとなっています。
本作には、ドゥービー・ブラザーズの代表作「ロング・トレイン・ランニン」と「チャイナ・グローヴ」が収録されており、
この2曲は、この時代のドゥービー・ブラザーズを象徴しており、ノリの良いリズミカルなギターサウンドが特徴となっています。
この2曲は、シングルカットもされ、ともにヒットし、本作は、この2曲だけでも聞く価値のあるアルバムです。
アルバム自体も、全米チャート7位を記録するヒットとなりました。

Stampede
評価: 4.4
1975年発売の5作目のアルバムで、トム・ジョンストン時代のドゥービー・ブラザーズの最高傑作のアルバムです。
本作から、ジェフ・バクスターが正式メンバーとして参加し、トリプルギター編成となりました。
ジャケットのようにカントリー・ロックの曲を中心にしつつ、ファンクやフォークの要素も取り入れ、音楽性の幅が広がっています。
本作には、マリア・マルダー、ライ・クーダー、カーティス・メイフィールドなど多くのゲストミュージシャンが参加しており、
本作に対するドゥービー・ブラザーズの力の入れようが伝わってきます。
その結果、本作は、全米チャート4位、全英チャート14位を記録するなど前作と同様に、大ヒットを記録しました。
このように「キャプテン・アンド・ミー」から傑作アルバムが続いていた順風満帆のドゥービー・ブラザーズでしたが、
本作のツアーで、トム・ジョンストンが体調を崩してしまったことから、次作以降、マイケル・マクドナルドが加わり、音楽性が大きく変化していきます。

Minute by Minute

評価: 4.6
1978年発売の8作目のアルバムで、マイケル・マクドナルド加入後3作目にして、遂に、マイケル・マクドナルドの本領を発揮したアルバムです。
本作は、米国チャートで、87週間ランクインし、「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」は、全米チャート1位を記録し、年間最優秀楽曲賞と年間最優秀レコード賞を含む3つのグラミー賞を獲得しました。
このように、本作は、記録づくめのアルバムで、ドゥービー・ブラザーズは、初期のウェストコーストのギターロックのイメージから、AORのイメージが定着するようになりました。
「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」を始めとして、「ミニット・バイ・ミニット」や「ハウ・ドゥ・ザ・フールズ・サーヴァイヴ?」など、どの曲もエレガントで、マイケル・マクドナルドの才能が迸っています。
また、嬉しいことに、「轍を見つめて」では、トム・ジョンストンがボーカルでゲスト参加しています。
ドゥービー・ブラザーズに、マイケル・マクドナルドを加入させたことが正解だったことが分かる後期ドゥービー・ブラザーズの名盤です。

その他のアルバム
- 2014年発売の14枚目のスタジオ・アルバムで、ドゥービー・ブラザーズのヒット曲を、アメリカのカントリー・ミュージシャンと共演してリメイクしたアルバムです。
- トム・ジョンストン時代とマイケル・マクドナルド時代のヒット曲が満遍なく収録されているため、ドゥービー・ブラザーズのベスト・アルバムとして聞くのにも適しています。
- 音質は上質で、オリジナルの曲と同等、または、それ以上の音質で録音がされています。演奏も、オリジナルと見劣りせず、迫力のある演奏を聞くことができます。
Southbound
- ドゥービー・ブラザーズ解散直前の1982年フェアウェル・ツアーの模様を収録したドゥービー・ブラザーズ初のライブ・アルバムです。
- マイケル・マクドナルドを主体としたライブであるため、マイケル・マクドナルドの歌声を堪能できます。ラストの「Long Train Runnin’」と「China Grove」では、トム・ジョンストンがゲスト参加し、最高の盛り上がりで終了します。
- 「Can’t Let It Get Away」と「Olana」は、スタジオ・アルバム未収録の曲であるため、貴重な音源です。
Farewell Tour
- 1996年に、野生生物保護協会のために行われたベネフィット・コンサートの模様を収録したライブ・アルバムです。
- こちらのライブは、トム・ジョンストンを主体としたライブ・アルバムで、再結成後の曲も演奏されており、新旧のドゥービー・ブラザーズの曲を体現することができます。
- マイケル・マクドナルドも参加しており、「Takin’ It to the Streets」「Minute by Minute」「What a Fool Believes」で、リードボーカルとキーボードを担当しています。
Rockin’ Down the Highway: The Wildlife Concert
おすすめのベスト・アルバム
- 2007年発売のドゥービー・ブラザーズのベスト・アルバムで、1stアルバム「ドゥービー・ブラザーズ・ファースト」から、2000年発表のアルバム「シブリング・ライヴァルリー」までのオールタイムの選曲がされた究極のベスト・アルバムです。
- 1970年代の全盛期のドゥービー・ブラザーズの曲だけでなく、近年の再結成後のドゥービー・ブラザーズの曲も網羅しているため、ドゥービー・ブラザーズの基礎をおさえるには最適のアルバムです。
The Very Best Of The Doobie Brothers
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ドゥービー・ブラザーズのメンバー
ドゥービー・ブラザーズは、メンバーの入れ替わりが激しく、結成時は、4人編成でスタートしましたが、一時期は、10名編成の大所帯になっていた時代もありました。
以下に、ドゥービー・ブラザーズの主要メンバーを紹介します。
- トム・ジョンストン(リードボーカル、ギター担当):
ドゥービー・ブラザーズの創設メンバーで、ドゥービー・ブラザーズの中心人物です。
ドゥービー・ブラザーズには、1stアルバム「ドゥービー・ブラザーズ・ファースト」から、5thアルバム「スタンピード」と、再結成後の全アルバムに参加しています。
「スタンピード」発表後のツアーで、不摂生の生活が祟り、入院加療のためツアーを離脱し、ドゥービー・ブラザーズをしばらく脱退していた時期がありました。
作曲能力に優れており、ドゥービー・ブラザーズでは、「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」「ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ」「チャイナ・グローブ」「ロング・トレイン・ランニン」といった名曲を残しています。
ソロ・アルバムも2枚発表しています。
- マイケル・マクドナルド(リードボーカル、キーボード担当):
一時的にドゥービー・ブラザーズを離れたトム・ジョンストンの代役としてドゥービー・ブラザーズに加入しました。
ドゥービー・ブラザーズには、6thアルバム「ドゥービー・ストリート」から、9thアルバム「ワン・ステップ・クローサー」に参加し、再結成後のアルバムにも、ゲストとして参加しています。
ドゥービー・ブラザーズの前は、スティーリー・ダンに参加していたことから、ドゥービー・ブラザーズに、スティーリー・ダンのようなAORサウンドを持ち込みました。
ハスキーでソウルフルな独特の歌声を特徴としており、多数のソロ・アルバムも発表しています。
- パトリック・シモンズ(リードボーカル、ギター担当):
ドゥービー・ブラザーズの創設メンバーで、メンバーの入れ替えが激しいドゥービー・ブラザーズの中で、唯一、結成から現在まで在籍し続けているメンバーです。
トム・ジョンストンと同様、ギターとリード・ボーカルを担当しており、ドゥービー・ブラザーズでは、フォークやカントリーのサウンドを主体とし、「ディペンディン・オン・ユー」、「サウス・シティ・ミッドナイト・レディ」、「エコーズ・オブ・ラヴ」、「デンジャラス」といった代表曲を残しています。
私生活では、バイク愛好家としても知られています。
- タイラン・ポーター(ベース担当):
黒人ベーシストで、デイブ・ショグレンに代わってドゥービー・ブラザーズに加入しました。
ドゥービー・ブラザーズには、2ndアルバム「トゥールーズ・ストリート」から11thアルバム「ブラザーフッド」まで参加しました。
タイラン・ポーターは、ドゥービー・ブラザーズに、ファンクやジャズといったファンキーな要素を加えることで、ドゥービー・ブラザーズの音楽に新たな次元をもたらしました。
また、コーラスやバックボーカルにも参加し、ドゥービー・ブラザーズのハーモニーを支える役割を果たしました。
- ジョン・ハートマン(ドラム担当):
ドゥービー・ブラザーズの創設メンバーで、ツイン・ドラム体制の中心人物でした。
ドゥービー・ブラザーズには、1stアルバム「ドゥービー・ブラザーズ・ファースト」から、8thアルバム「ミニット・バイ・ミニット」と、再結成後の何枚かのアルバムに参加しました。
ドゥービー・ブラザーズ脱退後は、音楽業界から引退していましたが、残念ながら、2021年12月に他界しました。
ドゥービー・ブラザーズの音楽
ドゥービー・ブラザーズの音楽は、トム・ジョンストンの時代と、マイケル・マクドナルドの時代とで大きくサウンドが異なります。
トム・ジョンストンの時代のドゥービー・ブラザーズは、ノリの良いギターを中心としたウェストコースト・ロックであるのに対して、
マイケル・マクドナルドの時代のドゥービー・ブラザーズは、キーボードを中心とした都会的なAORのサウンドを展開しました。
どちらの時代にも良さがあるため、一概にどちらが良いとは言えませんが、世間一般的には、トム・ジョンストンの時代のドゥービー・ブラザーズの方が人気があるように思えます。
そのため、ドゥービー・ブラザーズの初心者の方は、トム・ジョンストン時代のドゥービー・ブラザーズを先に聞いていくのが良いかと思います。
各時代のアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【トム・ジョンストン時代のアルバム】
- The Doobie Brothers ドゥービー・ブラザーズ・ファースト(1971年):上級者向け
- Toulouse Street(1972年):中級者向け
- The Captain and Me(1973年):初心者向け
- What Were Once Vices Are Now Habits ドゥービー天国(1974年):初心者向け
- Stampede(1975年):初心者向け
- Cycles(1989年):中級者向け
- Brotherhood(1991年):上級者向け
- Sibling Rivalry(2000年):上級者向け
- World Gone Crazy(2010年):上級者向け
- Liberte(2021年):中級者向け
【マイケル・マクドナルド時代のアルバム】
- Takin’ It to the Streets ドゥービー・ストリート(1976年):上級者向け
- Livin’ on the Fault Line 運命の掟(1977年):中級者向け
- Minute by Minute (1978年):初心者向け
- One Step Closer (1980年):上級者向け
まとめ
最後に、ドゥービー・ブラザーズのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | Minute by Minute | 4.6 |
2位 | Stampede | 4.4 |
3位 | The Captain and Me | 4.2 |
4位 | What Were Once Vices Are Now Habits ドゥービー天国 | 4.0 |
5位 | Toulouse Street | 3.6 |
6位 | Takin’ It to the Streets ドゥービー・ストリート | 3.5 |
7位 | Liberte | 3.4 |
8位 | Cycles | 3.2 |
9位 | Livin’ on the Fault Line 運命の掟 | 3.0 |
10位 | World Gone Crazy | 2.9 |
11位 | The Doobie Brothers ドゥービー・ブラザーズ・ファースト | 2.8 |
12位 | Sibling Rivalry | 2.7 |
13位 | Brotherhood | 2.6 |
14位 | One Step Closer | 2.4 |
ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルド時代の傑作アルバムと、トム・ジョンストン時代の傑作アルバムを、1位、2位にランキングしました。
マイケル・マクドナルド時代とトム・ジョンストン時代では、全く音楽性が異なりますが、この結果からどちらの時代にも優れたアルバムがあることが分かるかと思います。
ドゥービー・ブラザーズは、現在でも活動しているバンドで、発売頻度は少ないものの、定期的に新作を発表してくれています。
これからもドゥービー・ブラザーズは、新作を発表してくれるかと思いますので、新作発表都度、上記のランキングに追加していきたいと思います。
次回は、ロック界のレジェンド第27弾として、1970年代後半から、1980年代前半にヒットを飛ばしていたスウェーデンのポップ・グループ ABBAの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。