Soundgarden(サウンドガーデン)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

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Soundgarden(サウンドガーデン)全アルバム ランキング

前回は、Pearl Jam(パール・ジャム)の全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、グランジ バンドの第三弾として、Soundgarden(サウンドガーデン)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。

サウンドガーデンは、1984年に結成され、1997年に1度解散しますが、2010年に活動を再開します。

サウンドガーデンの音楽は、ギターを歪ませた重低音を特徴としており、ブラック・サバスやレッド・ツェッペリンを引き合いに出されることもあります。

暗く重いサウンドは、ブラック・サバス的ですし、ギター・リフは、レッド・ツェッペリンらしさがあるため、1970年代のハード・ロックが好きな人には、きっと気に入るバンドだと思っています。

長く活動している割には、アルバム数は少なく、インディーズ時代のアルバムを含めると、6枚しかスタジオ・アルバムを残していません。

しかし、どのアルバムも質が高く、聴きどころ満載のアルバムです。

そんなサウンドガーデンの全スタジオ・アルバムを、ランキングしていきたいと思います。

ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

サウンドガーデンのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

サウンドガーデンのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

サウンドガーデン アルバムランキング

第6位
Ultramega OK

ken
サウンドガーデンのインディーズ時代の作品だな。荒削りな重いヘビーメタルが特徴的だな。
kat
まだ、彼らの特徴である歪んだギター音は出てきておらず、分かりやすいギターリフの曲が多いね。

評価: 2.8

1998年発売のインディーズ・レーベル「SST」がらリリースされたファースト・アルバムです。

インディーズ・レーベルから発売されたアルバムであるため、音質はあまり良くありませんが、それでも、迫力のあるヘビーなギターは、ヤバイ バンドであることが一聴して分かります。

勢いに任せた派手な演奏の曲が大半を占め、妖しく狂気に満ちたドゥーム・メタル「Beyond the Wheel」や、レッド・ツェッペリンを感じさせるブルース調の「Incessant Mace」など、多彩な曲が収録されています。

本作から、既にサウンドガーデンの音楽性の骨格が出来上がっており、今後、活躍していくであろうことを予感させる好アルバムです。

第5位
King Animal

ken
サウンドガーデンの復帰作だな。昔のアルバムに比べると、綺麗にまとまりすぎているな。
kat
昔のドロドロさがなくなってしまったけど、サウンドガーデンの唯一無二のヘビーなサウンドは失われていないね。

評価: 3.0

2012年発売の6作目のアルバムで、1997年に「やれることをやり遂げた」と解散表明してから、実に16年ぶりに発売された復活アルバムです。

全盛期の「Badmotorfinger」や「Superunknown」のようなウネリのあるキレた演奏や、クリス・コーネルの高音シャウトのボーカルは、なくなってしまいましたが、それでも、サウンドガーデンにしか出せないヘビーなサウンドは変わっておらず、大人のサウンドガーデンの音を聞くことができます。

そのため、ドロドロとしたブラック・サバスのようなドゥーム・メタルのサウンドガーデンを求めている人には、物足りなさを感じるかもしれませんが、復帰作としては、良質なアルバムです。

残念ながら、2017年にクリス・コーネルが、自殺をしてしまったため、2度目のサウンドガーデンの復活の可能性はなくなってしまいました。

第4位
Louder Than Love

ken
ブラック・サバスを彷彿させるグルーヴ感のある重いメタル・アルバムだな。
kat
重いギターに、ハイトーン・ボーカルが凄いね。スローテンポの始まりから、徐々に高速化していくところは、ブラック・サバスを感じるね。

評価: 3.2

1989年発売の2作目のアルバムで、メジャー・レーベルA&Mレコードから発売された第1弾のアルバムです。

前作「Ultramega OK」は、音質の悪いアルバムでしたが、本作は、メジャー・レーベルから発売されたことから、音質が改善されています。

前作「Ultramega OK」の延長戦上のサウンドですが、さらにグルーヴ感が加わり、重くヘビーに仕上がっています。

クリス・コーネルのボーカルも前面に出てきているため、クリス・コーネルのハイトーン・ボーカルの凄さがよく分かります。

スローテンポのギター・リフは、ドゥーム・メタルの要素が強く、ブラック・サバスが好きな人には、おすすめのアルバムです。


Down on the Upside

ken
前作「Superunknown」に比べると地味に感じるが、それでも、重低音のギターは、相変わらずのカッコ良さがあるな。
kat
オープニングの「Pretty Noose」が、サウンドガーデンの音楽を集約したような素晴らしい曲だね。重さを重視したアルバムだね。

評価: 3.4

1996年発売の5作目のアルバムで、前作「Superunknown」と表裏一体の作品ですが、「Superunknown」よりもヘヴィネスさがなくなったために、「Superunknown」と比較すると、地味に感じるアルバムです。

本作の中では、オープニング・ナンバー「Pretty Noose」が、出色の出来で、グルーヴの効いたウネるギター・リフに、コブシのきいたクリス・コーネルのボーカルは、今までのサウンドガーデンの集大成のように感じます。

前半は、「Superunknown」に負けないぐらいの勢いがありますが、後半は、散漫になり、ややパワーダウンしてしまったのは、残念なところです。

本作を最後に、サウンドガーデンは、一旦、解散してしまいます。


Superunknown

ken
サウンドガーデンのアルバムの中で最も有名なアルバムだな。音が整理され、今まで以上に聞きやすくなったな。
kat
メロディアスな曲が増え、聞きやすいアルバムだから、サウンドガーデンのアルバムの中で、一番売れたアルバムだね。

評価: 3.7

1994年発売の4作目のアルバムで、初の全米1位を獲得したアルバムです。

前作「Badmotorfinger」までのサウンドガーデン独特なウネリのあるドゥーム・メタルの要素が少なくなり、ポップな要素が加わった作品です。

ポップな要素が加わっても重低音のヘビーなサウンドは、今まで通りで、決して柔になったわけではありません。

「Black Hole Sun」は、今までのサウンドガーデンにはなかったバラード曲で、サウンドガーデンのヒット作になりました。

この曲を聞くと、クリス・コーネルのボーカルが多彩であることが分かります。

一方、「4th of July」のようなドロドロした最重量級のヘビーさのある曲も収録されており、昔のサウンドガーデンらしさは失われていません。

今までのサウンドガーデンとは違った魅力のあるアルバムです。


Badmotorfinger

ken
「Jesus Christ Pose」のギターのウネリ、シャウト・ボーカルがものすごいな。サウンドガーデンの代表作だな。
kat
前半の「Jesus Christ Pose」までの流れが素晴らしいね。1990年代のグランジを代表するアルバムだね。

評価: 3.8

1991年発売の3作目のアルバムで、ベースが、ヒロ・ヤマモトから、ベン・シェパードに代わり、前作「Louder Than Love」までの荒削りな演奏から、きっちりとした音作りに仕上げられたアルバムです。

サウンドガーデンの人気を決定的にしたアルバムで、グランジのジャンルの中でも、代表作に挙げられるアルバムです。

最もサウンドガーデンの良さが表れているのが、疾走曲「Jesus Christ Pose」で、リズミカルなドラムに、ウネリまくるギター、ハイトーン・ボーカルでシャウトしまくるクリス・コーネルのボーカルと、とても人間が作ったとは思えない物凄い迫力があります。

残念なのは、「Jesus Christ Pose」でパワーを出し切ってしまったのか、後半の曲が、あまりインパクトがなく尻すぼみしてしまっているところです。

それでも、前半の曲だけで、名盤に値するアルバムです。

その他のアルバム

    Live On I5

  • サウンドガーデンが再結成された2011年に発表された1996年の北米ツアーのライブ音源です。曲によって公演地が異なりますが、1つのライブとして聞くことができます。
  • 「Badmotorfinger」「Superunknown」「Down on the Upside」からの曲が中心ですが、ビートルズやザ・ストゥージズのカヴァー曲も収録されています。サウンドガーデンのベスト・アルバムとして聞くのにも最適なアルバムです。

サウンドガーデンのメンバ

サウンドガーデンは、1984年に、ボーカリストのクリス・コーネル、ギタリストのキム・セイル、ベーシストのヒロ・ヤマモトによって結成されました。

ヒロ・ヤマモトは、1989年に脱退してしまい、ベースとドラムは、何度かメンバ交代がされています。

以下に、サウンドガーデンの主要メンバーを紹介します。

  • クリス・コーネル(ボーカル担当)
    グランジのボーカリストとしては、珍しい高音のシャウト・ボーカルを得意としており、声域は4オクターブにも及びます。
    サウンドガーデンは、1970年代のハード・ロックに近いサウンドであるため、1970年代に活躍したロニー・ジェイムス・ディオや、ロバート・プラントなど、高音を得意とするボーカリストと比較されることがあります。
    サウンドガーデン以外では、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバと結成したオーディオスレイヴでの活動や、ソロ活動を行っていました。
    残念ながら2017年に自殺をしてしまいました。
  • キム・セイル(ギター担当)
    サウンドガーデンのオリジナル・メンバーで、重いギター・リフを特徴とし、グランジのシアトル・サウンドに影響を与えました。
    また、作曲能力が高く、サウンド・ガーデンに多数の曲を提供しています。
    サウンドガーデン以外では、フー・ファイターズの創始者 デイヴ・グロールのプロジェクト、プロボットなどのバンドにギターで参加して活躍しています。
  • ベン・シェパード (ベース担当)
    沖縄の米国軍基地で生まれ、サウンドガーデンでは、ヒロ・ヤマモトの後任のベーシストとして、バンドに加入しました。
    元々は、ギタリストでしたが、サウンドガーデンのファンで、サウンドガーデンに加入したいために、ギタリストからベーシストに転向しました。
    アルバム「Down on the Upside」では、何曲か作詞・作曲を行っています。
  • マット・キャメロン(ドラム担当)
    サウンドガーデンのオリジナルメンバーではありませんが、最初期の1986年にサウンドガーデンに加入し、最後までバンドのメンバとして活躍しました。
    1997年にサウンドガーデンが解散した後はパール・ジャムに加入し、2012年にサウンドガーデン再結成時は、パールジャムと掛け持ちで活動を行っていました。

まとめ

最後に、サウンドガーデンのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Badmotorfinger 3.8
2位Superunknown 3.7
3位Down on the Upside 3.4
4位Louder Than Love/td>

3.2
5位King Animal 3.0
6位Ultramega OK 2.8

サウンドガーデンが最も脂の乗っていたグランジ最盛期の時代のアルバム3枚が、上位を占める結果となりました。

初期のアルバムと再結成時のアルバムは、下位になってしまいましたが、どのアルバムも迫力のあるアルバムで、ニルヴァーナのカート・コバーンが「こんな奴等にかなうわけがない」と絶賛していたことがよく分かります。

グランジだけでなく、1970年代のハードロックが好きな人にも、おすすめのバンドですので、まだサウンドガーデンを聞いたことがない方は、このランキングを参考に、アルバムを聞いてもらえたらと思います。

次回は、グランジ四天王のラストとして、アリス・イン・チェインズの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。

サウンドガーデンのグッズ紹介

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