Slipknot(スリップノット)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

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Slipknot(スリップノット)全アルバム ランキング

前回は、Marilyn Manson(マリリン・マンソン)の全アルバムランキングをしましたので、

今回は、猟奇趣味的激烈音楽集団 Slipknot(スリップノット)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


スリップノットと言えば、グロテスクなマスクが印象的で、近寄り難いイメージがあります。

音楽も、重厚な凶暴サウンドであるため、一層、怖いイメージを持たれている人が多いのではないかと思います。

しかし、最近のスリップノットの音楽は、凶暴性が薄れ、メロディアスなサウンドに変化していますので、それほど怖いイメージがなくなってきました。

このサウンドの変化は、オリジナル・メンバーで初期の中心人物であったドラマーのジョーイ・ジョーディソンが、2013年にバンドを脱退してしまったことが大きな要因かと思っています。

ジョーイ・ジョーディソンが、スリップノットに復帰することを願っていましたが、2021年に、他界してしまったため、願いは叶わなくなってしまいました。

今回は、ジョーイ・ジョーディソンの追悼の意味も含め、スリップノットの全アルバムの紹介と評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

スリップノットのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

スリップノットのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

スリップノット アルバムランキング

第7位
The End, So Far

ken
オープニング・ナンバーを聞いて、俺の知っているスリップノットではなくなってしまったな。
kat
スリップノットらしい凶暴な曲はあるけど、全体的におとなしくなってしまったアルバムだね。

評価: 2.5

2022年発売の7作目のアルバムで、1曲目から、今までのスリップノットとは違うことを感じさせるアルバムです。

攻撃的な激しい曲は、もちろん収録されていますが、おとなしい曲が増えた印象を受けます。

この変化を、「歳をとってしまい、柔になってしまった」と感じるか、「年相応に、サウンドが変化し、素晴らしい変化だ」と感じるかで、このアルバムの評価は変わってくるかと思います。

本作で、Roadrunner Recordsとの契約が満了したため、今後のスリップノットの動向が注目されます。

第6位
.5: The Gray Chapter

ken
悪くないアルバムだが、オリジナル・メンバが2人抜けてしまった影響は大きいな。
kat
サウンドに重みが無くなってしまったけど、過去のアルバムの良い所を取り入れて、無難に仕上がっているアルバムだね。

評価: 2.8

2014年発売の5作目のアルバムで、前作「All Hope Is Gone」から、実に6年ぶりに発売されたアルバムです。

6年の間に、ベースのポール・グレイが亡くなってしまったことに加え、ドラムのジョーイ・ジョーディソンが「横断性脊髄炎」を患い、バンドを脱退してしまいました。
(ジョーイ・ジョーディソンは、2021年に亡くなってしまいます。)

このような状況であったため、解散の噂がありましたが、見事、本作で復活してくれました。

しかし、2人の中心人物がいなくなってしまったことによる影響は避けられず、以前のパワフルなサウンドは影を潜めてしまったように感じます。

それでも、2人の穴を埋めるべく、ボーカルのコリィ・テイラーが頑張っています。

全米チャート1位を記録しました。

第5位
We Are Not Your Kind

ken
昔のような荒削りで勢いのあるアルバムではなく、きっちりと作り込まれているアルバムだな。
kat
静と動がはっきりしているアルバムだね。聖歌隊を使用するなど、新しい試みがされているね。

評価: 2.9

2019年発売の6作目のアルバムで、ベテランの域に達してきた余裕を感じるアルバムです。

1st、2ndアルバムのような凶暴性を求めなければ、安心して聞け、良作と言えます。

どの曲も、メロディアスであり、昔のように勢いに任せて突き進んでいくような曲はありません。

そのため、昔のスリップノットを知っている人には、まとまりすぎていていて、つまらなさを感じるかもしれません。

本作も、コリィ・テイラーのボーカルは、凄まじいものがあります。

全米チャート1位を記録しました。

第4位
Vol.3: (The Subliminal Verses)

ken
1st、2ndアルバムのようなブルータルな凶暴性が薄れ、まとまりのあるアルバムに変化したな。
kat
1st、2ndアルバムが凄すぎたため、物足りなさを感じるけど、それでもグルーヴィーでカッコ良い曲が多いね。

評価: 3.0

2004年発売の3作目のアルバムで、1st、2ndアルバムとは異なり、グルーヴィーでキャッチーな曲が多くなったアルバムです。

アルバムごとにサウンドが変化していくのは、成長の証ですが、前作「Iowa」のような凶暴な曲を求めている人には、少し物足りなさを感じるかもしれません。

それでも、「The Blister Exists」や「Three Nil」などは、前作「Iowa」の凶暴性を残しています。

一方、「Circle」や「Vermilion, Part 2」では、今までのスリップノットにはなかったアコースティックなバラード曲も取り上げています。

コリィ・テイラーのボーカルは、デス・ヴォイスと、メロディアスなクリーン・ヴォイスを使い分けており、歌唱力のあることが分かります。

新たなことを試みているバラエティー豊かなアルバムと言えます。


All Hope Is Gone

ken
前作「Vol.3」を更にメロディアスにして、明るくしたアルバムだな。ラウド・ミュージックとしては、聞きやすいな。
kat
一般受けするキャッチーな曲が増えたね。衝撃度は少ないけど、味のあるアルバムだね。

評価: 3.2

2008年発売の4作目のアルバムです。

前作「Vol.3」の延長線上のサウンドで、キャッチーな曲が更に増えましたが、ヘビーさは衰えていません。

それは、2曲目の「Gematria (The Killing Name) 」を聞けば、スリップノットらしい最強にヘビーな曲であることが、分かるかと思います。
(過去のアルバムも、2曲目にヘビーな曲を配置しています。)

キャッチーな曲のいくつかは、デス・ヴォイスの比率が減り、普通にクリーン・ヴォイスで歌っていますので、凶暴なラウド・ミュージックが苦手な人でも、本作は聞くことができるのではないかと思います。

初の全米チャート1位を獲得しました。


Slipknot

ken
Slipknotのデビュー・アルバムは、ブルータルで破壊力抜群のサウンドが衝撃的だったな。
kat
音楽の凶暴さに加え、グロテスクなマスクを被ったメンバのジャケットが、インパクト絶大だったね。

評価: 3.5

1999年発売のスリップノットの記念すべきファースト・アルバムです。

激しいドラミング、ヘビーなギター音、サンプリング、デジタル音、絶叫しているデス声、たまに出てくるメロディアスなボーカルと、何もかもが衝撃的でした。

全員が同じ真っ赤なジャンプスーツに、ホラー映画顔負けの不気味なマスクを付けたジャケットが、これまた、視聴者に強烈な印象を与えました。

このサウンドで、日本でも爆発的な人気を獲得したことに驚きを感じてしまいます。

全ての曲がぶっ飛んでいますが、曲数が多いため、後半は少しダレてしまうところが、難点と言えば難点です。

しかし、デビュー作としては、最高の出来のアルバムです。


Iowa

ken
1stアルバムよりも更にパワーアップし、凶暴になったな。ここまでくると、病的だな。
kat
デス・メタルと、スラッシュ・メタルを足し合わせたようなサウンドで、スリップノットのアルバムの中では、一番、破壊力のあるアルバムだね。

評価: 3.8

2001年発売のセカンド・アルバムで、ファースト・アルバムのような色々なサウンドをごちゃ混ぜにしたミクスチャー要素は無くなり、一貫して、ブルータル・メタルしているアルバムです。

オープニング・ナンバー「(515) 」から、狂った病んだ曲が、続いていきます。

その中でも、「My Plague」「Left Behind」のようなメロディアスなサビを持った曲もあり、今後のスリップノットの方向性を暗示しているように感じます。

ジョーイ・ジョーディソンのバスドラと、コリィ・テイラーの怒り狂ったボーカルが、最狂です。

一般受けするようなアルバムではありませんが、この系統の音楽が好きな人には、最高なアルバムです。

おすすめのライブ・アルバム

    9.0: Live

  • 「Vol.3」発売後の2枚組のライブ音源で、3枚のアルバムから、ベスト選曲されています。音質は良好で、臨場感が溢れています。
  • 難点は、コリィ・テイラーのボーカルの調子が悪く、声が潰れてしまっていることです。


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スリップノットのメンバー

スリップノットは、他のバンドと比べると、メンバー数が多く、9名のメンバーで構成されています。

初期のメンバーにはそれぞれナンバリングがされており、全員が、不気味なマスクを被っています。

以下に、スリップノットの主要メンバーを簡単に紹介します。

  • コリィ・テイラー (ボーカル担当、マスク:ゾンビ、風変わりなお面など)
    歌唱力が高く、デス声、クリーン・ヴォイス、バラード、ラップなど、何でもこなせるボーカリストです。
    スリップノットとは別に、Stone sourというバンドのメンバで、素顔のままボーカルをしています。
  • ジョーイ・ジョーディソン(ドラム担当、マスク:白塗り/コープス)
    ドラムの演奏技術が高く、とにかく、凄まじい手数の多いドラミングを行なっていました。
    初期スリップノットの中心人物でしたが、2013年にバンドを脱退、2021年に他界しました。
  • ポール・グレイ(ベース担当、マスク:ブタ、ジェイソンタイプなど)
    大柄な人物で、上半身を前傾させてベース演奏をしていました。
    2010年に他界しました。
  • ショーン・クラハン (パーカッション担当、マスク:ピエロ)
    スリップノットの中心人物で、バンドのリーダーです。
    愛妻家でも知られています。
  • シド・ウィルソン(ターンテーブル担当、マスク:ガスマスク風、ドクロ風、SF風など)
    バンド・コンセプトにおける中心人物です。
    ライブでは、自分の出番がない時は、ステージ上で暴れています。
  • ミック・トムソン(ギター担当、マスク:メタリック/スティール風のデーモン)
    マスクが、クワイエット・ライオットのアルバム「メタル・ヘルス」のジャケットに似ています。
    右腕には「嫌悪」という刺青をしています。
    猫好きでも知られています。
  • クレイグ・ジョーンズ(サンプラー担当、マスク:長く鋭い釘)
    スリップノットの中で、一番謎の多い人物で、素顔が公開されておらず、インタビューにも答えないなど、人物がバレないよう徹底しています。
  • ジェイムズ・ルート(ギター担当、マスク:ゴムのフェティッシュ、ジョーカー/デビル)
    コリィ・テイラーと同様に、Stone sourのメンバでしたが、現在は脱退し、スリップノット一本で活動しています。
  • クリス・フェーン(パーカッション担当、マスク:長い鼻と装飾のある死人)
    2019年にギャラの未払いを理由にバンドに対して訴訟を起こし、バンドを脱退しています。

まとめ

最後に、スリップノットのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Iowa 3.8
2位Slipknot 3.5
3位All Hope Is Gone 3.2
4位Vol.3: (The Subliminal Verses) 3.0
5位We Are Not Your Kind 2.9
6位.5: The Gray Chapter 2.8
7位The End, So Far 2.5

スリップノットのアルバムは、1st、2ndアルバムがあまりにも衝撃的であったことから、1st、2ndアルバムを、1位、2位にランキングしました。

この1st、2ndアルバムのために、スリップノットのファンは、高い衝撃度を求めるようになってしまい、3作目以降のメロディアスな作風に物足りなさを感じるようになったことも事実です。

1st、2ndアルバムの衝撃度を期待しなければ、3作目以降のアルバムも素晴らしいアルバムですので、先に、3作目以降のアルバムから聞いていく方が良いのかなとも思います。

2022年発売の最新作「The End, So Far」がラスト・アルバムになってしまうのか心配ですが、解散せずに、今後も新作を発表していくことを期待していたいと思います。

次回は、大御所レッド・ツェッペリンの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。

スリップノットのグッズ紹介

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