Marilyn Manson(マリリン・マンソン) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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Marilyn Manson(マリリン・マンソン) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

前回は、Van Halen(ヴァン・ヘイレン)の全アルバム・ランキングを行いましたので、

今回は、インダストリアル系のMarilyn Manson(マリリン・マンソン)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。


マリリン・マンソンは、その素行やメイクから、危険な雰囲気を漂わせる変人というイメージがあります。

実際に、反キリスト教を展開したり、暴行罪で裁判沙汰になったり、性的虐待の告発を受けたりと、世間を騒がせてきました。

しかし、性格が凶暴かというと、必ずしもそうではありません。

映画やテレビのインタビューでは、的確な受け答えをしており、真面目で知的な人物であることがうかがえます。

その大きなギャップこそが、マリリン・マンソンの魅力となっています。

音楽性はインダストリアルを中心としていますが、近年では芸術性の高い作品も制作しています。

そんなマリリン・マンソンの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点はご了承ください。

マリリン・マンソンのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

マリリン・マンソンのアルバムの評価や名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

マリリン・マンソン アルバムランキング

第12位
The Pale Emperor

激しさや凶暴性がなくなり、大人しくなってしまったな。
インダストリアル系の音楽では無くなり、芸術性の高いアルバムだね。

評価: 2.4

2015年に発売された9作目のアルバムで、制作期間中に亡くなったマリリン・マンソンの母親に捧げられた作品です。

そのためか、全体的に暗く、ブルージーな雰囲気に仕上がっています。

マリリン・マンソンも年齢を重ねたためか、かつての尖った凶暴なサウンドは影を潜め、より大人びたサウンドへと変化しています。

マリリン・マンソンの凶暴な音楽が好きだった人には物足りなく感じられるかもしれませんが、本作は全米チャートで8位を記録し、音楽評論家からは好意的な評価を受けました。

楽曲そのものよりも、円熟味を増したマリリン・マンソンのボーカルが聴きどころとなっているアルバムです。

第11位
Portrait of an American Family

マリリン・マンソンのデビュー・アルバムは、グランジ要素が強いな。
マリリン・マンソンのボーカルは、おとなしめで、荒削りなロックン・ロールのサウンドだね。

評価: 2.5

1994年に発売されたファースト・アルバムで、ブラック・サバスのデビュー作を思わせる、ホラー要素の強い作品です。

裏ジャケットに写るマリリン・マンソンは、どことなくオジー・オズボーンに似ているようにも感じられます。

サウンドにはB級感が漂っているものの、マリリン・マンソンの音楽性の骨格はすでに確立されています。

ベースが際立つポップな「Lunchbox」、不気味で妖しい雰囲気の「Dope Hat」、そしてマンソンらしいダークな世界観が表現された「Get Your Gunn」など、初期の名曲が揃っています。

ホラー映画を観るような感覚で楽しめるアルバムです。

第10位
The High End of Low

ミドル・テンポの単調な曲が多くなってきて、理解するのが難しくなってきたな。
このアルバムから、メロディアスな曲が少なくなり、芸術性が高くなってきたね。

評価: 2.7

2009年に発売された7作目のアルバムで、トゥイギー・ラミレズが復帰し、「Antichrist Superstar」期のメンバーが揃って制作された作品です。

しかし、「Antichrist Superstar」とはサウンドがまったく異なり、凶暴な要素は控えめで、ミドルテンポの落ち着いた楽曲が多く収録されています。

本作から、近年のマリリン・マンソンのサウンドがスタートします。

アルバムの中では、「Pretty as a Swastika」と「Blank and White」が、かつてのマリリン・マンソンの楽曲に近く、マンソンらしいシャウト・ボーカルを聴くことができます。

理解するのに時間を要するアルバムではありますが、それでも全米チャートで4位を記録しました。

第9位
Born Villain

前作「The High End of Low」よりは理解しやすいが、それでも難しいアルバムだな。
キラー・チューンはないけど、じわじわと良さが分かってくるスルメ盤だね。

評価: 2.8

2012年に発売された8作目のアルバムで、1995年からドラマーを務めてきたジンジャー・フィッシュが脱退し、元ナイン・インチ・ネイルズのクリス・ヴレンナが参加して制作された作品です。

かつてのマリリン・マンソンらしい凶暴なシャウト曲や疾走感のある楽曲はほとんどなく、インパクトに欠ける印象は否めませんが、前作「The High End of Low」よりは迫力が増しています。

本作で唯一の疾走曲である「Murderers Are Getting Prettier Every Day」は、アルバムの中でも特におすすめの楽曲です。

面白いところでは、ボーナス・トラックの「You’re So Vain」で、ジョニー・デップがギターとドラムを担当しています。

第8位
Eat Me, Drink Me

暗く内省的なアルバムだな。前作の「The Golden Age of Grotesque」のようなポップさが、無くなってしまったな。
ギターが前面に出てきて、ギター・ソロが多く入っているね。

評価: 2.9

2007年に発売された6作目のアルバムで、ティム・スコルドがギター専任兼プロデューサーを担当したことから、これまでのアルバムとは異なり、ギターが前面に押し出された作品です。

そのため、インダストリアル要素は薄れ、ロック色がより強くなっています。

ジャケットに写るマリリン・マンソンは痩せ細っており、本作制作当時の私生活が苦悩に満ちたものであったことをうかがわせます。

マリリン・マンソンのアルバムの中でも暗く内省的な作品ですが、哀愁漂うメロディアスな楽曲が多数収録されています。

全米チャートでは8位を記録しました。

第7位
The Golden Age of Grotesque

かなりポップになってしまったな。前半は、佳曲揃いだが、後半はダレてしまうな。
テクノやダンサンブルな要素が加わって、マリリン・マンソンのアルバムの中では聴きやすいね。

評価: 3.0

2003年に発売された5作目のアルバムで、初期三部作のマリリン・マンソンのサウンドから大きく変化した作品です。

ベースのトゥイギー・ラミレズが脱退したことや、前作「Holy Wood」が商業的に振るわなかったことが影響してか、デジタルビートやダンスビートを多く取り入れ、全体的に非常に聴きやすいアルバムに仕上がっています。

「Antichrist Superstar」のような尖ったマリリン・マンソンの姿はここにはなく、親しみやすさを感じさせます。

ポップな作風が評価され、全米チャートでは1位を記録しました。

第6位
We Are Chaos

このアルバムは、妙に明るいな。「アンチクライスト・スーパースター」のマリリン・マンソンは、どこに行ってしまった。
このポップさには、驚いたね。ハード路線が続くかと思ったけど、ポップ路線にいったのは意外だったね。

評価: 3.2

2020年に発売された11作目のアルバムで、マリリン・マンソンとシューター・ジェニングスがプロデュースを手がけた作品です。

マリリン・マンソン自身が本作を「リスナーのために創り上げた鏡だ」と語っているとおり、ポップ要素の強い作品に仕上がっています。

凶暴さは影を潜め、キャッチーで一般受けする、非常に聴きやすい内容です。

その証拠に、本作にはピアノで書かれた楽曲がいくつか収録されており、これはマリリン・マンソンにとって初の試みでした。

かつて「Antichrist Superstar」のような暴力的な音楽を展開していたことが信じられないほど、円熟味を感じさせます。

マリリン・マンソン初心者にもおすすめできるアルバムです。

第5位
Heaven Upside Down

昔のノイジーなマリリン・マンソンが戻ってきて、シャウトボーカルが復活しているな。
マリリン・マンソンの「メイクなし素顔」の地味なジャケットとは異なり、昔のラウドなサウンドに戻っているね。

評価: 3.5

2017年に発売された10作目のアルバムです。

近年の「Eat Me, Drink Me」から「The Pale Emperor」にかけての作品は比較的地味な印象でしたが、本作では往年の勢いが感じられます。

ただし、「Antichrist Superstar」のような尖った凶暴性はなく、ノイジーなサウンドの中でマリリン・マンソンがシャウトを繰り広げる内容となっています。

近年のマリリン・マンソンのアルバムに抵抗感を抱いていた人でも、満足できるかと思います。

なお、前作「The Pale Emperor」は母親に捧げられたアルバムでしたが、本作は制作中に父親が亡くなったことから、父親に捧げられた作品でもあります。

全米チャートでは8位を記録しました。

第4位
One Assassination Under God – Chapter 1

マリリン・マンソンの久々のアルバムは、昔のようにヘビーでダークだな。
マリリン・マンソンのスキャンダルで、一時期、引退の危機があったけど、こうして新作を発表できて良かったね。

評価: 3.6

2024年に発売された12作目のアルバムで、前作「We Are Chaos」から4年ぶりにリリースされた作品です。

この4年間のあいだに、マリリン・マンソンは性的虐待で訴えられ、レコード会社との契約も打ち切られてしまいました。

その影響で、音楽業界から引退してしまうのではないかと心配されましたが、

最終的にレーベル〈ニュークリア・ブラスト〉と契約し、本作を発表するに至りました。

前作は一般受けするポップなアルバムでしたが、本作では往年のハード路線に回帰しており、4作目のアルバム「Holy Wood」を思わせる雰囲気があります。

ハードな楽曲だけでなく、アコースティック・ギターを取り入れた曲も収録されており、曲構成の面でも「Holy Wood」に通じるものを感じます。

全体的に、重く暗い仕上がりとなっています。

アルバム名に「Chapter 1」とあることから、今後「Chapter 2」も制作されるのかもしれません。


Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)

シャウトしまくっている曲が多いが、セクシーなバラード曲もあったりと、マリリン・マンソンの別な一面が見えるな。
マリリン・マンソンのイメージが、まともに感じるようになったね。見た目とは違って、芸術性の高いアルバムだね。

評価: 3.8

2000年に発売された4作目のアルバムで、初期三部作の1枚目にあたります(なお、三部作はリリース順とは逆の構成になっています)。

ダークな作品ですが、三部作の中では最も芸術性の高いアルバムです。

ジャケットからは腐臭が漂うような印象を受けますが、サウンド面では「Antichrist Superstar」ほどの凶暴さはなく、陰鬱さの中にも抑制が感じられます。

マリリン・マンソンがシャウトする楽曲はもちろん、アコースティック・ギターを用いた曲や美しいバラードも収録されており、バラエティ豊かです。

近年の芸術性の高いマリリン・マンソンの作品にも通じるものがあり、初期三部作の集大成とも言えるアルバムです。


Mechanical Animals

前作「Antichrist Superstar」とは異なり、近未来的なグラム・ロックのアルバムだな。
マリリン・マンソンが、多才な持ち主であることを知らしめたね。「Antichrist Superstar」とは別次元のカッコ良さがあるね。

評価: 4.0

1998年に発売された3作目のアルバムで、初期三部作の2枚目にあたります。

全体的に打ち込みの要素が増え、近未来的な印象を受ける作品です。

「Antichrist Superstar」では叫びまくるボーカルが印象的でしたが、本作ではメロディアスな歌が増え、マリリン・マンソンの高い歌唱力がうかがえます。

ポップな作風のため、「Antichrist Superstar」のサウンドが苦手な人でも受け入れやすいアルバムです。

「Rock Is Dead」は映画「マトリックス」で使用されたことから、マリリン・マンソンの楽曲の中でも特に有名な1曲となりました。

全体を通して、デヴィッド・ボウイを思わせる退廃的で妖艶な雰囲気が感じられます。

全米チャートでは初登場1位を記録しました。


Antichrist Superstar

マリリン・マンソンのボーカルの破壊力が凄まじく、凶暴なインダストリアル・アルバムだな。
マリリン・マンソンのイメージである反キリスト教や、凶暴さを植え付けたアルバムだね。

評価: 4.2

1996年に発売されたセカンド・アルバムで、初期三部作の完結編にあたります。

マリリン・マンソンのアルバムの中でも最も凶暴さが際立っており、オープニング・ナンバーの「Irresponsible Hate Anthem」から怒りが爆発しています。

血管がブチギレてしまいそうなほどのマリリン・マンソンのボーカルは凄まじく、「FUCK」という言葉が響き渡っています。

「Irresponsible Hate Anthem」「The Beautiful People」「Antichrist Superstar」「1996」「The Reflecting God」など、代表曲が数多く収録されています。

ジャケットどおり、腐臭が漂ってきそうな楽曲ばかりが並んでいます。

本作は全米チャートで初登場3位を記録し、インダストリアル・ロックの名盤に値するアルバムです。


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その他のおすすめアルバム

    Smells Like Children

  • 「Portrait of an American Family」と「Antichrist Superstar」の間に発売されたEPで、ノイジーで実験色の強い楽曲が多く、ホラー映画のサウンドトラックのような作品です。
  • 注目曲はユーリズミックスのカバー「Sweet Dreams」で、恐ろしく不気味なアレンジが施されています。
    The Last Tour on Earth

  • 「Mechanical Animals」発売後のライブ・アルバムで、初期マリリン・マンソンの楽曲から厳選されたベスト的な選曲がされており、完成度の高い作品です。
  • 選曲は「Antichrist Superstar」と「Mechanical Animals」が中心ですが、ファースト・アルバム「Portrait of an American Family」収録の「Lunchbox」は、スタジオ録音よりもライブ版のほうがカッコ良いアレンジになっています。


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マリリン・マンソンの人物像

マリリン・マンソンの人物像を知るために、マリリン・マンソンのエピソードと、個人的なマリリン・マンソンの印象を挙げていきたいと思います。


「Antichrist Superstar」のライナーノーツには、「ニューヨークのスペシャル・ギグにおいて、ライブ途中にマリリン・マンソンがドラマーのジンジャー・フィッシュをマイク・スタンドで殴りつけ、血だらけにした」と記載されています。マリリン・マンソンの凶暴性がうかがえるエピソードです。

マイケル・ムーア監督の映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」では、マリリン・マンソンが「コロンバイン高校銃乱射事件」についてインタビューを受けていますが、自身の置かれている状況をきちんと理解したうえで、的確な回答をしており、真面目で常識的な人物であることがわかります。

マリリン・マンソンが来日した時、あるTVの取材で、女性記者が、「今日の朝は、何を食べてきたか?」との質問に、「赤ん坊を食べた」と答えていました。ユーモア・センスがあると思いましたが、取材が終わったあと、マリリン・マンソンは、この質問に対して、「くだらない質問をしてきた奴がいた」と、憤慨していました。このあたりも、真面目さが伺えます。

私生活では、エヴァン・レイチェル・ウッドやディタ・フォン・ティースなど、綺麗な女優との交際歴があり、見た目とは裏腹に色男ぶりを発揮しています。しかしいずれの関係も短期間で終わっています。

マリリン・マンソンの音楽

マリリン・マンソンの音楽は、アルバムごとに大きく変化しているため、1つのジャンルに分類することは難しくなっています。

アルバムごとの特徴としては、怒りを爆発させた凶暴な作品、近未来的な打ち込みサウンドの作品、ポップな作品、地味で暗い作品、ブルージーな作品などがあります。

そのため、作品によって好みが大きく分かれるかと思います。

各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

  • Portrait of an American Family(1994年):上級者向け
  • Antichrist Superstar(1996年):初心者向け
  • Mechanical Animals(1998年):初心者向け
  • Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)(2000年):中級者向け
  • The Golden Age of Grotesque(2003年):中級者向け
  • Eat Me, Drink Me(2007年):中級者向け
  • he High End of Low(2009年):上級者向け
  • Born Villain(2012年):中級者向け
  • The Pale Emperor(2012年):上級者向け
  • Heaven Upside Down(2017年):中級者向け
  • We Are Chaos(2020年):初心者向け
  • One Assassination Under God – Chapter 1(2024年):中級者向け

まとめ

最後に、マリリン・マンソンのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Antichrist Superstar 4.2
2位Mechanical Animals 4.0
3位Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death) 3.8
4位One Assassination Under God – Chapter 1 3.6
5位Heaven Upside Down 3.5
6位We Are Chaos 3.2
7位The Golden Age of Grotesque 3.0
8位Eat Me, Drink Me 2.9
9位Born Villain 2.8
10位The High End of Low 2.7
11位Portrait of an American Family 2.5
12位The Pale Emperor 2.4

マリリン・マンソンのランキングを行いましたが、やはり初期三部作が優れており、上位を独占しました。

かつてのマリリン・マンソンは「アンチクライスト・スーパースター」のイメージが強く、凶暴さが際立っていましたが、最近ではその凶暴性も影を潜め、良いおじさんのような印象に変化しつつあります。

アルバムのリリースを重ねるごとにサウンドも丸みを帯びてきていることが分かります。

今後の新作がどのようなサウンドに変化していくのか、楽しみです。

次回は、マリリン・マンソンと同じような凶暴性を持っているスリップノットの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。

マリリン・マンソンのグッズ紹介

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