(本サイトには、プロモーションが含まれています)
RCサクセション 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、EPOの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、忌野清志郎さん率いるRCサクセションの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。
RCサクセションと言えば、1980年代の忌野清志郎さんのサブカルチャー的なイメージを持っている方が多いかと思いますが、
RCサクセションが結成されたのは、かなり古く、1960年代末まで遡ります。
RCサクセションの前身バンドは、「リメインダーズ・オブ・ザ・クローバー・サクセション」で、このバンド名を短縮し、RCサクセションが誕生しました。
1980年代の歌番組で、忌野清志郎さんが、「RCサクセションの意味」を質問された時に、「「RCを、作成しよん」から名付けた」と冗談で答えていましたが、
実際は、「リメインダーズ・オブ・ザ・クローバー・サクセション」(「クローバーからの継続」の意味)があったようです。
1970年代のRCサクセションは、どちらかと言えば地味な存在で、フォーク・ロックを行なっていました。
ほとんど売れることがなく、1980年代に入り、エレキを使用したロックに転換し、派手なメイクを施すようになってから、人気に火がつきました。
更に、1983年に坂本龍一さんとコラボした「い・け・な・いルージュマジック」が、大ヒットし、RCサクセションの人気の追い風となりました。
その後、1980年代末になると、バンド・メンバーとの仲違いなどにより、1991年に活動を停止します。
残念ながら、忌野清志郎さんが、2009年に亡くなってしまったことで、RCサクセションは活動を再開することなく、消滅してしまいました。
そんなRCサクセションの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
RCサクセションのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
RCサクセションのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
RCサクセション アルバムランキング
初期のRCサクセション
評価: 2.4
1972年発売の記念すべきRCサクセションのファースト・アルバムです。
この時代のRCサクセションは、派手なメイクもなく、1980年代のRCサクセションとは異なったフォークロックやブルースの影響が感じられる音楽を展開していました。
本作は、フォークギターを中心としたサウンドですが、管楽器や弦楽器、ボンゴなども使用されており、一筋縄ではいかない作品となっています。
どことなく、サイケデリックのフォークロックをやっていたティラノザウルス・レックスのサウンドに似ているように感じます。
本作は、RCサクセションのメンバーが、マスタリング作業に立ち合わせてもらえず、意図しないアレンジが施されてしまい、メンバーの怒りを買ってしまったアルバムとしても有名です。
もしかしたら、管楽器や弦楽器が入っているのは、メンバーの意図しなかったことなのかもしれません。
清志郎のボーカルは若さを感じますが、既に、独特なボーカルは確立されています。
全く売れなかったアルバムですが、RCサクセションの原点を感じるアルバムです。
楽しい夕に
評価: 2.8
1972年発売の2作目のアルバムで、前作「初期のRCサクセション」と同様に、フォーク・ロックを展開しているアルバムです。
前作では、RCサクセションのメンバーが、マスタリング作業に関与させてもらえなかったことで、変なアレンジがされている曲がありましたが、
本作は、RCサクセションのメンバー自身がアレンジしたことで、アレンジセンスが良く、シンプルなアレンジが特徴となっています。
中には、複雑な構成を持つ曲もあり、RCサクセションの作曲能力が高まっていることが分かります。
本作では、ギターの破廉ケンチも作曲者にクレジットされています。
ちなみに、作曲者にクレジットされている肝沢幅一とは、清志郎のペンネームで、実際は、ほとんどの曲を、清志郎が作詞・作曲を行なっています。
本作も、全く売れなかったアルバムですが、RCサクセションの実力が発揮され始めており、無視するにはもったいないアルバムです。
HEART ACE ハートのエース
評価: 2.9
1985年発売の9作目のアルバムで、事務所「りぼん」から独立して、個人事務所「うむ」設立後に発表した最初のアルバムになります。
本作は、事務所「りぼん」から独立したことで、開放感が感じられます。
下ネタのきわどい歌詞の「スカイ・パイロット」と「DRIVE」や、仲井戸麗市のボーカル曲「GLORY DAY」、前事務所の社長へのメッセージを暗喩した「プン・プン・プン(オコリンボ リンボ)」といった曲を聞くと、本作が自由奔放に作られていることが分かります。
本作は、良作のアルバムですが、音質が悪いことが難点で、後に、「海辺のワインディング・ロード」と「山のふもとで犬と暮らしている」をリミックスしたミニ・アルバムが発売されました。
本作発売後、清志郎は、初のソロ・アルバムを発表し、RCサクセションの活動は一時休止状態となります。
Baby a Go Go
評価: 3.0
1990年発売の11作目のアルバムで、RCサクセションのラスト・アルバムです。
本作は、1970年代の初期のRCサクセションのサウンドに原点回帰しており、シンプルなアコースティックのラブ・ソングが多く収録されています。
RCサクセションの1980年代のトゲトゲしいロックンロールの音楽は、このアルバムにはなく、毒の取れたRCサクセションを聞くことができます。
このような毒の取れたRCサクセションに変わってしまったのは、キーボードのGee2woや、ドラムの新井田耕造が脱退してしまったことも要因の1つと考えられます。
結局、メンバー間のいざこざにより、RCサクセションは、1991年1月に無期限の活動を休止しました。
OK
評価: 3.2
1983年発売の7作目のアルバムで、RCサクセション初の海外(ハワイ)でレコーディングされたアルバムです。
海外録音のためか、音質が非常によく、清志郎のボーカルがクリアに聞こえます。
本作発売時、清志郎は、体調や私生活が最悪の状態で、そのような中で制作されたアルバムにも関わらず、その不調を感じさせない良質な作品となっています。
本作は、RCサクセションのアルバムの中では、最もシンプルな音作りとなっており、ベース、ドラムのリズム隊が中心となり、キーボードやギターの音が控えめになっています。
その中でも、ラスト・ナンバーの「ドカドカうるさいR&Rバンド」は、ハードロックのようなギターリフが印象的で、本作の中では、最も、ロックンロールしています。
前作「BEAT POPS」に引き続き、商業的にも成功し、オリコンチャート7位を記録するヒット作となりました。
PLEASE
評価: 3.4
1980年発売の4作目のアルバムで、RCサクセションらしいポップなロックを展開しているアルバムです。
1980年代に入り、暗黒期を脱したRCサクセションは、イメージチェンジを図り、音楽性の変化や、ドギツいメイクを施したステージを行うように変化しました。
この変化により、RCサクセションは世に知れ渡っていき、本作は、過去最高のオリコンチャート21位を記録するヒットとなりました。
パンクやロックンロール、R&B、ポップスなどをうまく取り入れており、一般受けするとても聞きやすい作品となっています。
本作には、RCサクセションの代表曲「トランジスタ・ラジオ」が収録されており、この曲は、テクノ・ポップのロックで、清志郎の唯一無二のボーカルが特徴的です。
魅力的な曲が詰まってるアルバムですが、後に、清志郎も語っているように、本作は、音が軽く重厚感がないことで、不満の残るアルバムとなってしっまったことは残念なことでした。
FEEL SO BAD
評価: 3.5
1984年発売の8作目のアルバムで、東芝EMI移籍後、初のアルバムです。
本作発売前に、RCサクセションの所属事務所が、RCサクセションのメンバーの承諾なしに、ベスト・アルバムや、コンピレーション・アルバムを勝手に発売したことで、RCサクセションのメンバーは激怒しました。
そのことが、本作に、如実に反映されており、本作の前半は、怒りが込められた荒々しいロックンロールの曲で占められています。
一方、後半は、聞きやすいポップな曲に変わるため、本作は、ロックンロールのRCサクセションと、ポップなRCサクセションの両方を味わえるおいしい作品となっています。
尚、前半は、「BAD SIDE」、後半は、「GOOD SIDE」と名付けられています。
ベスト盤に収録されるような有名曲はほとんどありませんが、完成度が高いアルバムですので、RCサクセションのベスト盤しか聞いたことがない人は、本作も聞いてもらいたいアルバムです。
MARVY
評価: 3.6
1988年発売の10作目のアルバムで、ディスク1は「WOLF」、ディスク2は「FISH」というタイトルが付けられた2枚組のアルバムです(CDは1枚組で発売)。
16曲収録1時間超えと、過去1番の長さを持ち、その分、ロック、バラード、マンボ、レゲエ、ポップス、ファンクなど様々なジャンルの曲を取り入れています。
RCサクセションの後期の作品だけあり、昔のような勢いで押し通すようなロックンロールの曲はなく、どの曲も練り込まれており、大人の落ち着いた雰囲気が漂っています。
RCサクセションのアルバムの中では、地味なアルバムですが、どの曲もメロディアスで良曲が詰まっています。
前作「HEART ACE」、前々作「FEEL SO BAD」は、売上があまり芳しくありませんでしたが、本作は、久々にオリコンチャートで、トップ10を記録しました。
ちなみにジャケットに描かれている魚の絵は、清志郎が描いたもので、清志郎の画才が表れています。
BEAT POPS
評価: 3.8
1982年発売の6作目のアルバムで、RCサクセションの絶頂期のアルバムです。
当時のRCサクセションは、シングル「サマーツアー」がヒットしたことに伴い、テレビへの露出が多くなり、かなりはじけた存在となっていました。
そのような中で発売された本作は、当時のRCサクセションを反映するような勢いのある曲が多く収録されています。
前半は、キラキラしたシンセサイザーを多用したパンキッシュなポップ曲が多いのに対して、後半は、サイケデリックのような重苦し曲が収録されているため、
単純に、売れ路線のポップスに走っていったアルバムではありません。
尚、シングルヒットした「サマーツアー」も収録されていますが、本作には、ライブ・バージョンが収録されています。
本作は、RCサクセションの絶頂期に相応しく、オリコンチャート2位を記録し、これまでのアルバムの中で、一番の高順位を記録しました。
BLUE
評価: 4.0
1981年発売の5作目のアルバムで、前作「PLEASE」とは違った骨太のロックンロールを展開しているアルバムです。
前作「PLEASE」が、技術的問題で、か細く軽いサウンドになってしまった反省からか、本作は、一発録りを基本とした重厚なサウンドに仕上げています。
本作には、過去のライブでのレパートリー曲や、書き溜めてあった曲が大半を占めているため、RCサクセションの有名曲はありません。
しかし、ロックンロールのエネルギーが詰まった曲ばかりで、当時のRCサクセションの勢いを感じさせます。
また、バラード曲2曲(「多摩蘭坂」と「まぼろし」)が、ドラマティックで素晴らしく、本作のハイライト曲になります。
アルバムの勢いに乗じて、本作は、オリコンチャート12位を記録するヒットになりました。
シングル・マン
評価: 4.2
1976年発売の3作目のアルバムで、フォークからエレキに変化した初のアルバムで、RCサクセションの代表作の1枚です。
本作は、レコード会社とのトラブルなどで、完成から1年以上経過して発売されましたが、発売までのブランクもあり、全く売れず、廃盤となってしまいました。
それが、音楽評論家の吉見佑子が中心となり、「シングル・マン再発売実行委員会」が立ち上げられ、1980年になり、ようやく日の目を見たという曰く付きのアルバムです。
過去2枚のフォーク・ロックのアルバムとは異なり、演奏や音質がパワーアップし、良作のアルバムとなっています。
それは、アメリカのファンク・バンドであるタワー・オブ・パワーがホーンセクションで参加した「ファンからの贈り物」や、
渋いジャジーな「夜の散歩をしないかね」、名バラード曲「スローバラード」などを聞けば、このアルバムが、素晴らしいアルバムであることが、すぐに分かります。
このような素晴らしいアルバムが長い間、廃盤になってしまっていたことは、今では、考えられないことですね。
当時の廃盤騒動もあり、RCサクセションは、しばらくの間、レコード会社から干され、仕事をもらえない暗黒期へと突入してしまいます。
その他のアルバム
- COVERS
- 有名な洋楽の曲に、日本語歌詞をつけたカヴァー・アルバムです。オリジナル曲とは違った、RCサクセション流のアレンジがされています。
- 本作には、桑田佳祐、坂本冬美、泉谷しげるなどの豪華ゲストに加え、面白いところでは、俳優の三浦友和や、アイドルの高井 麻巳子が参加しています。
- 「ラヴ・ミー・テンダー」と「サマータイム・ブルース」では、核問題と原子力発電の問題が歌われていることから、当時の所属レコード会社の東芝EMIから発禁となり、キティレコードから発売された曰く付きのアルバムです。このような話題性が先行し、本作は、RCサクセション初のオリコンチャート1位を記録しました。
おすすめのライブ・アルバム
- RHAPSODY
- 1980年4月5日に久保記念講堂で行われたライブの模様を収録したRCサクセション初期のライブ・アルバムです。RCサクセションの中だけでなく、日本のロック史上で名盤と称されているアルバムです。
- RCサクセションが、アコースティックからエレキロックに変化した後のライブであるため、エネルギッシュな演奏を聞くことができます。
- RCサクセションの有名曲は、「雨あがりの夜空に」ぐらいしかありませんが、どの曲もロックンロールしており、RCサクセションのオーラが出まくっています。
- THE KING OF LIVE
- 「SUMMER TOUR ’83」の一環で、1983年6月に、渋谷公会堂で行われたライブを収録した2枚組のライブ・アルバムです。初版リリースは、1983年ですが、2016年に完全盤として、「SUMMER TOUR’83 渋谷公会堂~KING OF LIVE COMPLETE~」のアルバム名で再発売されました。
- 2016年の完全盤には、「SUMMER TOUR」「ブルドッグ」「ブン・ブン・ブン」「うんざり」「つ・き・あ・い・た・い」「スローバラード」「キモちE」が追加されていますので、完全版の方をおすすめします。
- 絶頂期のRCサクセションの曲が目白押しで、音質も良質ですので、RCサクセションのベスト・アルバムとして聞くのにも最適です。
- コブラの悩み
- 1988年8月13・14日の東京・日比谷野外音楽堂で行なわれたライブを収録したアルバムです。
- 本作は、東芝EMIと「COVERS」の発売で揉めていた最中に行われたライブであるため、RCサクセションの怒りが爆発しています。この怒りがプラスに働き、最高の演奏が繰り広げられています。
- ボブ・ディランやビートルズなどのカヴァー曲と、忌野清志郎の曲が半々収録されており、「からすの赤ちゃん」と「君はLOVE ME TENDERを聴いたか?」の2曲は、スタジオ録音となっています。「君は Love Me Tender を聴いたか?」は、核心部分を語ろうとする「あの歌は、反…」というところで中途半端に終わってしまいます。
おすすめのベスト・アルバム
- COMPLETE EPLP 〜ALL TIME SINGLE COLLECTION〜
- RCサクセションのデビュー50周年を記念して、2020年に発売されたRCサクセションの全シングル曲を収録したアルバムです。
- 1970年のデビュー曲「宝くじは買わない」から、1990年の「I LIKE YOU」まで、全21枚のシングル曲が収録されています。
- A面曲だけでなく、B面曲も収録されているため、RCサクセションの初心者から上級者まで納得できるベスト・アルバムです。
・音質を求める方は、ハイレゾの曲を多く配信している「Amazon Music Unlimited」がおすすめです。
・楽天でよく買い物をする方は、楽天ポイントやクーポンがもらえる「楽天ミュージック」がおすすです。
ともに、30日間無料期間があるため、お得です。もちろん、無料期間中に解約することも可能です。
Amazon Music Unlimitedは、本記事に紹介しているアルバムや曲が聴き放題です。最初の30日間が無料ですのでとてもお得です。気に入らなければ、無料期間中に解約することも可能です。
・楽天ミュージックは、本記事に紹介しているアルバムや曲が聴き放題です。
・今なら、初回30日間無料 → 60日間無料になるキャンペーンをやってます。気に入らなければ、無料トライアル中に解約することも可能です。
・毎日1曲聴くだけで毎日楽天ポイントが貯まります。
RCサクセションのメンバー
RCサクセションのオリジナル・メンバーは、忌野清志郎、小林和生、破廉ケンチの3名でしたが、途中で、破廉ケンチは脱退し、メンバー交代が何回かされています。
以下に、RCサクセションの主要メンバーを紹介します。
- 忌野 清志郎(ボーカル担当):
RCサクセションの中心人物で、RCサクセションは、忌野清志郎のワンマン・バンドと言っても良いくらい、強烈な個性を持ったボーカリストです。
派手なメイクに、一聴して忌野清志郎と分かる自由奔放で独自のスタイルの歌い方が特徴です。
社会問題を取り扱った歌詞や、テレビの歌番組で暴れ回る行動など、事件となったこともたびたびありました。
音楽以外では、画才もあり、アルバムジャケットや書籍の表紙等を描いていたこともありました。
残念ながら、2009年に、癌によりお亡くなりになりました。 - 小林 和生(ベース担当):
RCサクセションのオリジナル・メンバーで、1970年代のRCサクセションでは、林小 和生(りんこ わせい)でクレジットされていたため、「リンコさん」の愛称を持っています。
忌野清志郎とは小学生の時からの同級生で、RCサクセションの最古参のメンバーです。
ベース演奏では、RCサクセションの音楽に厚みを加え、独特のグルーヴ感を与えていました。
現在は、音楽活動から引退しています。 - 仲井戸 麗市(ギター担当):
1978年から、RCサクセションのステージにサポートメンバーとして参加し、破廉ケンチ脱退後、RCサクセションに正式に加入しました。
CHABO(チャボ)の愛称で知られており、RCサクセション以外に、ソロのシンガーソングライターとしても活動しています。
RCサクセションの中でも、ギター以外に、何曲か、リード・ボーカルを担当しています。
RCサクセション解散後は、CHABO BANDや、the dayを結成し、今でも、音楽活動を続けています。 - 新井田 耕造(ドラム担当):
RCサクセションには、1978年に加入しましたが、アルバム「Baby a Go Go」の制作中に、曲によってドラマーを変えたいという方針を打ち出されたことに猛反発し、RCサクセションを脱退しました。
RCサクセション脱退後は、さまざまなバンドや音楽プロジェクトに参加し、音楽活動を続けていましたが、2016年年末に脳梗塞を患い、一時的に音楽活動を休止しました。
現在でも、不定期に音楽活動を続けています。 - Gee2wo(キーボード担当):
Gee2woは、ステージネームで、本名は、柴田 義也と言い、日本のジャズ・ピアニスト、キーボーディストです。
RCサクセションには、「シングル・マン」のレコーディングに参加し、1980年に正式メンバーになりました。
1990年に、趣味のスキーに夢中になり過ぎたことや、バンド・メンバーの音楽的志向性の違いにより、RCサクセションを脱退しました。
RCサクセション脱退後は、PUFFYなどのバックバンドとしての活動を経て、2007年からミュージックスクールで講師を務めました。
現在の活動状況は、不明です。
RCサクセションの音楽
RCサクセションの音楽は、大きく「フォークロック」と「ロックンロール」に分けることができます。
1970年代初頭の初期のRCサクセションは、「フォークロック」を展開し、1970年代後半から、エレキを使用したロックに変化しました。
RCサクセションの初心者の人は、まずは、「シングルマン」から「OK」までのアルバムを聞けば間違いありません。
それぞれのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの区分けは、以下の通りです。
【フォークロックのアルバム】
- 初期のRCサクセション(1972年):上級者向け
- 楽しい夕に(1972年):上級者向け
- Baby a Go Go(1990年):中級者向け
【ロックンロールのアルバム】
- シングル・マン(1976年):初心者向け
- PLEASE(1980年):初心者向け
- BLUE(1981年):初心者向け
- BEAT POPS(1982年):初心者向け
- OK(1983年):初心者向け
- FEEL SO BAD(1984年):中級者向け
- HEART ACE(1985年):上級者向け
- MARVY(1988年):中級者向け
まとめ
最後に、RCサクセションのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | シングル・マン | 4.2 |
2位 | BLUE | 4.0 |
3位 | BEAT POPS | 3.8 |
4位 | MARVY | 3.6 |
5位 | FEEL SO BAD | 3.5 |
6位 | PLEASEE | 3.4 |
7位 | OK | 3.2 |
8位 | Baby a Go Go | 3.0 |
9位 | HEART ACE ハートのエース | 2.9 |
10位 | 楽しい夕に | 2.8 |
11位 | 初期のRCサクセション | 2.4 |
RCサクセションの「シングル・マン」を、1位にランキングしましたが、RCサクセションのアルバムは、どのアルバムも完成度が高いため、
他のアルバムを、1位に位置付ける人も多くいるかと思います。
1970年代の後半から、1980年代初頭が、RCサクセションの絶頂期と言われていますが、1970年代初頭のフォークロックのアルバムや、1980年代後半の後期のアルバムも良作ですので、
上記のランキングを参考に、多くのRCサクセションのアルバムを聞いてもらえればと思っています。
次回は、1970年代に海外で評価されたサディスティック・ミカ・バンドの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。