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Pain of Salvation(ペイン・オブ・サルヴェイション)全アルバム ランキング|おすすめ アルバム
前回は、クイーンズライクの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、スウェーデンのプログレッシブ・メタルバンド Pain of Salvation(ペイン・オブ・サルヴェイション)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
ペイン・オブ・サルヴェイションは、ボーカルのダニエル・ギルデンロウを中心としたバンドです。
ダニエル・ギルデンロウは、ボーカルだけでなく、ペイン・オブ・サルヴェイションのほとんどの曲の作詞・作曲を行なっている実力派のアーティストです。
初期のペイン・オブ・サルヴェイションは、プログレッシブ・メタルを展開していましたが、中期頃から、メタル要素が薄まり、実験要素の強いアルバムを発表し続けています。
そんなペイン・オブ・サルヴェイションの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ペイン・オブ・サルヴェイションのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ペイン・オブ・サルヴェイションのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ペイン・オブ・サルヴェイション アルバムランキング
Falling Home

評価: 2.5
2014年に発売された9作目のアルバムで、過去の楽曲のセルフカヴァー曲や、ディオ、ルー・リードのカヴァー曲などで構成された企画物のアルバムです。
全曲アコースティックの演奏がされているために、オリジナルと随分異なる雰囲気を持っています。
オールディーズ、ロカビリー、カントリー、レゲエ、ジャズ、ソウルなど、1950年代や1960年代の音楽を感じさせるアレンジが興味深いですが、企画物であるため、1回聞けば十分なアルバムです。
本作は、アレンジの面白さと、演奏テクニックを味わう作品で、リラックスして聞くには最適なアルバムです。
Road Salt One

評価: 2.6
2010年発売の7作目のアルバムで、人生をテーマにしたコンセプト・アルバムとなっていますが、大作志向ではなく、コンパクトな歌志向の強い作品です。
そのため、以前のペイン・オブ・サルヴェイションのアルバムとは異なり、起承転結は感じられず、淡々とした音楽が、最後まで続いていきます。
全体的に、グランジのような骨太のロックに変化しており、ダニエル・ギルデンロウのボーカルも、それに合わせるように骨太のロックなボーカルに変化しています。
ペイン・オブ・サルヴェイションのアルバム中では、非常に地味なアルバムで、本作と次作「Road Salt Two」は、メタリカの「ロード」や「リロード」のような位置付けのアルバムのように感じます。
和のテイストを持つ「Sisters」と、ダイナミックな「Linoleum」ぐらいがおすすめ曲で、その他は、ペイン・オブ・サルヴェイションらしくない印象の薄い曲が収録されています。
Road Salt Two

評価: 2.7
2011年に発売された8作目のアルバムで、前作「Road Salt One」の続編にあたるアルバムです。
前作の延長線上のサウンドで、1970年代の泥臭いハードロック色の強いアルバムです。
ブルースや、フォーク・ロックが入っているために、どことなく、ブラック・クロウズやレッド・ツェッぺリンを感じさせます。
そのような音楽を目指したということであれば、成功と言えるかもしれませんが、疾走感や圧巻のプレイがなく、ペイン・オブ・サルヴェイションには、似合わない音楽のように思えます。
前作と本作は、ペイン・オブ・サルヴェイションの実験的試みの一環として捉えるのが良いアルバムです。
Scarsick

評価: 2.8
2007年に発売された6作目のアルバムで、3rdアルバム「ザ・パーフェクト・エレメント・パート1」の主人公に焦点を当てた続編のコンセプト・アルバムです。
しかし、プログレッシブ・メタルの「ザ・パーフェクト・エレメント・パート1」とは、趣が異なり、実験的要素が強くなっています。
ヘビーな重いギターにヒップホップ調のボーカルを乗せた「Scarsick」「Spitfall」や、カントリー調の明るいポップな「America」、打ち込みを多用したディスコ調の「Disco Queen」など、今までにはないペイン・オブ・サルヴェイションの曲を聞くことができます。
本作は、メタルでもプログレッシブ・ロックとも異なり、ミクスチャーロックに近い作品です。
Panther

評価: 3.0
2020年に発売された11作目のアルバムで、実験要素の強い作品です。
前作「In the Passing Light of Day」がプログレッシブ・メタルへの原点回帰ともいえるアルバムだったのに対し、本作では打ち込みが増え、リズムを重視したインダストリアル・メタルのようなサウンドへと変化しています。
「Scarsick」に近い作風のため、「Scarsick」が好きな人にはおすすめのアルバムです。
Track 7の「Panther」はテクノ調のヒップホップ曲で、ペイン・オブ・サルヴェイションの新たな音楽性を感じさせます。
ラストは「To Be Continued…」で締めくくられているため、次作がこのアルバムのPart 2として制作されるのではないかと予想されます。
In the Passing Light of Day

評価: 3.2
2017年に発売された10作目のアルバムで、ダニエル・ギルデンロウ自身の病や人生、愛をテーマとしたコンセプト・アルバムです。
2014年に、ダニエル・ギルデンロウは、難病である壊死性筋膜炎を発症し、入院しました。
ダニエル・ギルデンロウは、この病気で、死も意識したようで、その病のことを綴った本作は、昔のペイン・オブ・サルヴェイションのようなプログレッシブ・メタルに回帰しています。
ただ、初期のような派手な展開はなく、「Road Salt One」「Road Salt Two」のようなグランジ、ハードロックに、プログレッシ・メタルを加えたようなサウンドとなっています。
本作の中では、「Angels of Broken Things」が聞きどころの曲で、久々に哀愁のある壮大なギター・ソロを聞くことのできる大作曲です。
昔からのペイン・オブ・サルヴェイションのファンでも、受け入れることのできるヘビーなアルバムです。
Entropia

評価: 3.5
1997年に発売されたペイン・オブ・サルヴェイションの記念すべきメジャーデビュー・アルバムです。
メジャーデビューと言っても、前身バンド「リアリティ」で何年も活動を続けていたため、通常のバンドのデビュー・アルバムと比較すると、質が高く、ペイン・オブ・サルヴェイションの音楽が既に確立されています。
アルバム名の「Entropia」は、エントロピーとユートピアを組み合わせた造語で、本作は戦争によって引き裂かれた架空の社会における家族の物語を描いたコンセプト・アルバムです。
重くヘビーな曲から、メロディアスな曲、バラード曲、ファンクまで、様々なジャンルの音楽がごった煮されています。
ペイン・オブ・サルヴェイションは、プログレッシブ・メタルのジャンルに括られるだけあり、ボーカルや演奏は、他のバンドとは一線を画す凄さがあります。
デビュー・アルバムとは思えない質の高いアルバムです。
Remedy Lane

評価: 3.8
2000年に発売された4作目のアルバムで、愛、喪失、欲望、自己理解など、ダニエル・ギルデンロウの私的経験に基づくコンセプト・アルバムです。
過去3枚のアルバムから大幅なサウンドの変化は見られませんが、メタル要素が薄くなり、聞きやすいアルバムに仕上がっています。
プログレッシブ・メタルの曲、絶望を感じさせるダークな曲、美しいメロディーの叙情的な曲が、バランス良く散りばめられているために、68分の長さにも関わらず飽きずに最後まで一気に聞けてしまいます。
ラスト・ナンバーの「Beyond the Pale」は、これまでのペイン・オブ・サルヴェイションの集大成的な壮大な曲で、本作の幕切れに相応しい楽曲です。

One Hour by the Concrete Lake

評価: 4.0
1998年に発売されたセカンド・アルバムで、原子力と廃棄物、先住民族の強制移住、銃器産業、人類発見などをテーマにしたコンセプト・アルバムです。
アルバム名は、「1時間立っていると、 死亡が避けられないほどの放射線被ばく量となる世界最悪の「ロシアのカラチャイ湖」(汚染を防ごうとコンクリートで固められたことから、コンクリート・レイクと呼ばれています)」から名付けられています。
テーマがテーマだけに重く暗い曲が多いですが、その中でも、「Spirit of Man: Handful of Nothing」や「Spirit of Man: Home」のような疾走曲があり、メタルの要素も忘れずに、取り入れられています。
ペイン・オブ・サルヴェイショのアルバムの中では、最も、メタルしているアルバムです。

BE

評価: 4.2
2004年に発売された5作目のアルバムで、ペイン・オブ・サルヴェイションのアルバムの中で、最も問題作のアルバムです。
過去4枚のアルバムとは、一線を画し、ペイン・オブ・サルヴェイションの音楽性が一気に変わってしまったために、プログレッシブ・メタルを期待して聞くと、肩透かしを食らいます。
神と人類の存在に焦点を当てたコンセプト・アルバムで、バンドにオーケストラを加え、クラシック、フォーク、ゴスペル、メタル、ラップなど、様々な音楽が入っており、映画音楽のような作品です。
どことなく、ピンク・フロイドの「狂気」や「ザ・ウォール」に似ているような印象を受けます。
曲名は、ラテン語が使用され、ナレーションには、日本語も使用されており、ワールドワイドな展開を行っています。
全体的に、とっつきにくいアルバムですが、ハマれば抜け出せなくなるような中毒性の高い作品です。

The Perfect Element, part I

評価: 4.4
2000年に発売された3作目のアルバムで、幼少期と青年期の出来事に焦点を当てたコンセプト・アルバムです。
1stアルバムと2ndアルバムの良いとこ取りをしたような作品で、ダークな泣きメロと美しいメロディーが入り混じり、一切捨て曲のない、ペイン・オブ・サルヴェイションの名盤と言える一枚です。
ペイン・オブ・サルヴェイション独特の暗さの中に、美しい旋律が散りばめられ、その対比が何とも言えない味わいを生み出しています。
ドリーム・シアターの「イメージズ・アンド・ワーズ」や、クイーンズライクの「オペレーション:マインドクライム」に匹敵するアルバムでありながら、日本ではほとんど知られていないのが残念でなりません。
プログレッシブ・メタルが好きな人には、ぜひ聴いてもらいたい一枚です。
ペイン・オブ・サルヴェイションのライブ・アルバム
- 12:5
- 「Remedy Lane」発売後の2003年12月5日に行われたライブの模様を収録したペイン・オブ・サルヴェイション初のライブ・アルバムです。
- 全編アコースティック演奏で、「メタル・バンドがアコースティックの演奏をするのはどうなの?」と疑問を持つ方がいるかもしれませんが、心配御無用、スタジオ版とは違った美しさに溢れたライブとなっています。
- 特に、ダニエル・ギルデンロウのボーカルと、バック・コーラスの美しさには、目を見張るものがあります。もちろん、演奏も素晴らしく、スタジオ・アルバムでの難解さはなく、非常に聞きやすいアルバムです。
- Remedy Lane Re:lived
- Disc1には、「Remedy Lane」のリミックス盤が、Disc2には、2014年に行われた「Remedy Lane」を全曲再現したライブが収録されています。
- Disc 2の「Remedy Lane」全曲再現ライブは、一部で曲順が変更されていますが、スタジオ・アルバムを忠実に再現しており、ペイン・オブ・サルヴェイションの高い演奏技術がよく伝わってきます。
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ペイン・オヴ・サルヴェイションのメンバー
ペイン・オヴ・サルヴェイションは、ダニエル・ギルデンロウのワンマン・バンドと言っても過言ではありません。
バンド・メンバーの入れ替わりが激しく、現在、オリジナル・メンバーとして残っているのはダニエル・ギルデンロウただ一人です。
ここで、ダニエル・ギルデンロウについて簡単に紹介します。
ダニエル・ギルデンロウは、ペイン・オヴ・サルヴェイションの前身バンド「Reality(リアリティ)」を11歳で結成し、音楽コンテスト「Rock-SM」に最年少バンドとして出場し、ベスト・ヴォーカリストに選出されました。
ちなみに、ペイン・オヴ・サルヴェイションの元メンバーでベースを担当していたクリストファー・ギルデンロウは、ダニエルの実弟です。
その後、ダニエル・ギルデンロウはペイン・オヴ・サルヴェイションの中心人物として活躍していきますが、2014年に壊死性筋膜炎という難病を発症し、長期入院を余儀なくされます。
アルバム「イン・ザ・パッシング・ライト・オヴ・デイ」は、自身の病気をテーマにしたコンセプト・アルバムとして制作されました。
また、ペイン・オヴ・サルヴェイション以外にも、ダニエル・ギルデンロウは「ザ・シー・ウィズイン」というプロジェクトを結成し、2018年にスタジオ・アルバムを1枚リリースしています。
こちらの作品も壮大なプログレッシブ・ロック・アルバムであり、プログレッシブ・ロックが好きな方にはぜひおすすめしたい一枚です。
ペイン・オヴ・サルヴェイションの音楽
ペイン・オヴ・サルヴェイションのアルバムは、大きく、「プログレッシブ・メタルのアルバム」と「実験要素の強いアルバム」に分けることができます。
「実験要素の強いアルバム」は、テクノ、グランジ、ハードロック、クラシック、アコースティックなど、様々な音楽ジャンルが入り混じっています。
それぞれの区分けしたアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【プログレッシブ・メタルのアルバム】
- Entropia(1997年):中級者向け
- One Hour by the Concrete Lake(1998年):初心者向け
- The Perfect Element, part I(2000年):初心者向け
- Remedy Lane(2002年):初心者向け
- In the Passing Light of Day(2017年):上級者向け
【実験要素の強いアルバム】
- Be(2004年):中級者向け
- Scarsick(2007年):中級者向け
- Road Salt One(2010年):上級者向け
- Road Salt Two(2011年):上級者向け
- Falling Home(2014年):上級者向け
- Panther(2020年):中級者向け
まとめ
最後に、ペイン・オヴ・サルヴェイションのランキング結果をまとめます。
| 順位 | アルバム名 | 点数 |
|---|---|---|
| 1位 | The Perfect Element, part I | 4.4 |
| 2位 | BE | 4.2 |
| 3位 | One Hour by the Concrete Lake | 4.0 |
| 4位 | Remedy Lane | 3.8 |
| 5位 | Entropiae | 3.5 |
| 6位 | In the Passing Light of Day | 3.2 |
| 7位 | Panther | 3.0 |
| 8位 | Scarsick | 2.8 |
| 9位 | Road Salt Two | 2.7 |
| 10位 | Road Salt One | 2.6 |
| 11位 | Falling Home | 2.5 |
ペイン・オヴ・サルヴェイション初期のプログレッシブ・メタルのアルバムが、上位を占める結果となりました。
ペイン・オヴ・サルヴェイションは常に進化を続けており、「BE」以降のアルバムでは、プログレッシブ・メタルという枠にとらわれず、自分たちのやりたい音楽を追求しています。
そのため、一般のリスナーにとっては、とっつきにくい作品になっているのも事実です。
しかし、どのアルバムも質が高く、駄作はありませんので、本記事のランキングを参考に、多くのペイン・オヴ・サルヴェイションのアルバムを聞いてもらえればと思っています。
日本でも、ペイン・オヴ・サルヴェイションの認知度が上がっていくことを願っています。
次回は、オーストラリア出身のハードロック・バンド AC/DCの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。