大瀧詠一 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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大瀧詠一 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

前回は、サディスティック・ミカ・バンドの全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、シンガーソングライター、作曲家、音楽プロデューサーとして有名な大瀧詠一さんの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。


大瀧詠一さんは、1970年に、細野晴臣さん、松本隆さん、鈴木茂さんとともに、「はっぴいえんど」を結成し、デビューします。

「はっぴいえんど」解散後は、大瀧詠一さんは、プライベートレーベルである「ナイアガラ・レーベル」を設立し、ソロ・アルバムを発表します。

しかし、ナイアガラの作品は、大瀧詠一さんの趣味性が強すぎたため、売上は低迷していきます。

そして、1981年に満を持して発表した「A LONG VACATION」が大ヒットし、大瀧詠一さんの名前を、世に知らしめました。

その後、1984年に「EACH TIME」を発表してからは、たまに、他アーティストに曲を提供したり、ラジオ出演するぐらいで、ほとんど音楽業界から引退をした状態が続き、

2013年に、解離性動脈瘤のために、65歳でお亡くなりになりました。

今回は、大瀧詠一さんのソロ・アルバムだけでなく、はっぴいえんども含め、大瀧詠一さんの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

大瀧詠一さんのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

大瀧詠一さんのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

大瀧詠一 アルバム ランキング

第10位
NIAGARA MOON

陽気な曲が多く、大瀧詠一さんの独自の世界観が表れたアルバムね。
kat
この独自の世界観は、好き嫌いが別れそうだね。「A LONG VACATION」のサウンドを期待すると肩透かしを食らうね。

評価: 2.6

1975年発売の大瀧詠一のセカンド・アルバムで、大瀧詠一が立ち上げた音楽レーベル「ナイアガラ・レーベル」で発表した最初のソロ・アルバムになります。

前作の1stアルバム「大瀧詠一」は、はっぴいえんどに、アメリカン・ポップスを加えたようなサウンドで、どっちつかずのアルバムでしたが、

本作は、はっぴいえんどの流れを断ち切り、アメリカン・ポップスに寄せたアルバムとなっています。

ただ、アメリカン・ポップス色が強いものの、日本の音頭や、ブギ、マーチといった陽気なサウンドを加えたことで、大瀧詠一の不思議な世界観が出ています。

本作には、まだ無名であった山下達郎が、コーラスやストリングスに参加しており、山下達郎のセンスの良いアレンジが、随所に聞くことができます。

「昭和の歌謡曲を、アメリカン・ポップスにするとどうなるのか」の答えが、このアルバムにあります。

第9位
GO! GO! NIAGARA

曲間にジングルが入っているため、ラジオのようなアルバムね。
kat
当時、大滝詠一がDJをやっていたラジオ番組「GO! GO! Niagara」を意識して作られたアルバムだね。

評価: 2.8

1976年発売の大瀧詠一の3作目のアルバムで、1975年に大滝詠一がDJをつとめていたラジオ番組「GO! GO! Niagara」の番組形式をもとに構成したアルバムです。

そのため、曲間に、大瀧詠一のジングルが収録されています。

本作発表前に、大瀧詠一、山下達郎、伊藤銀次によって結成された「ナイアガラ・トライアングル」の1stアルバム「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」が発表され、

このアルバムが好評であったため、大瀧詠一は多忙を極めていました。

その合間をぬって本作が制作されたため、かなり大雑把な作りとなっています。

「あの娘に御用心」は、沢田研二に提供した曲で、元々、本作には収録する予定はありませんでしたが、曲数が足りないため、やむを得ずアレンジを変えて収録されました。

逆に、この曲は、1980年代のシティポップの大瀧詠一の作品に近く、本作の中では、1番の良作となっています。

全体的に、1980年代の大瀧詠一のサウンドに近くなっていることが感じられるアルバムです。

第8位
大瀧詠一

大瀧詠一さんの1stソロ・アルバムは、ジャケットのようにアメリカ志向が反映されているアルバムね。
kat
はっぴいえんどの活動中に発表されたアルバムのため、はっぴいえんどのサウンドも残っているね。

評価: 3.2

1972年発売の大瀧詠一の記念すべきファースト・アルバムで、はっぴいえんどのメンバーに加え、林立夫や松任谷正隆、鈴木慶一、吉田美奈子などが参加しています。

本作は、はっぴいえんどの「風街ろまん」と同時期に制作されたことから、はっぴいえんどのサウンドと、大瀧詠一が目指していたアメリカン・ポップスを組み合わせたようなサウンドとなっています。

オープニング・ナンバーの「おもい」は、アコースティック・ギター1本をバックに、アカペラを行なっているアメリカン・ポップスである一方、

2曲目の「それはぼくぢゃないよ」では、はっぴいえんどのような昭和の日本の雰囲気を持っています。

そのことからも、本作が、アメリカン・ポップスとはっぴいえんどを組み合わされたようなサウンドであること分かるかと思います。

このアルバムには、今後の大瀧詠一のシティポップとなる原点が見てとれる良作のアルバムです。

第7位
NIAGARA CALENDAR

このアルバムは、1月から12月に対応した曲が収録されているアルバムね。
kat
1980年代の大滝詠一のサウンドに近づいてきているね。多くのアーティストにカヴァーされている「Blue Valentine’s Day」が有名曲だね。

評価: 3.4

1977年発売の大瀧詠一の4作目のアルバムで、日本で最初に作られたカレンダーアルバムです。

そのため、収録曲12曲は、1月から12月の各月に対応した曲となっています。

当たり外れの曲がはっきりしており、当たり曲の「Blue Valentine’s Day」や「真夏の昼の夢」、「想い出は霧の中」などは、「A LONG VACATION」や「EACH TIME」に収録されていたとしてもおかしくない秀逸曲です。

特に、「Blue Valentine’s Day」は、男の失恋曲で、山下達郎のストリングスのアレンジが光っており、山下達郎自身もカヴァーしています。

本作は、商業的に失敗し、コロムビアとの契約を打ち切られてしまいましたが、

大瀧詠一の歌声が、「A LONG VACATION」の歌声に近くなってきているため、「A LONG VACATION」へ繋がる過渡期のアルバムと捉えることができます。

第6位
HAPPY END

ハードな曲がなくなり、ロックよりもポップスに変化したアルバムね。
kat
アメリカで録音されたことと、鈴木茂の曲が増えたことで、今までのはっぴいえんどのアルバムとは異なっているね。

評価: 3.5

1973年発売のはっぴいえんどの3枚目にしてラスト・アルバムです。

はっぴいえんどは、前作「風街ろまん」で、「自分達のやるべきことは、ほとんど完成した」との思いから、解散状態にありました。

そのような中、大瀧詠一がアメリカに遊びに行くことがきっかけで、はっぴいえんどのメンバーも同行し、ハリウッドで本作が制作されました。

そのため、ジャケットがアメリカナイズされていたり、日本語ロックとアメリカンロックを組み合わせたようなサウンドとなっています。

本作は、1stアルバム「はっぴいえんど」や、2ndアルバム「風街ろまん」とは、構成が変わっており、

大瀧詠一と細野晴臣の曲が減り、鈴木茂の曲が4曲と増え、センチメンタルなメロウの鈴木茂色の強いアルバムとなりました。

ラスト・ナンバーの「さよならアメリカ さよならニッポン」は、ザ・ビーチ・ボーイズのアルバムの制作で有名なヴァン・ダイク・パークスが突然スタジオに現れて、共同制作された曲です。

はっぴいえんどは、本作発表前の1972年12月31日に正式解散しました。

第5位
DEBUT AGAIN

大瀧詠一さんのセルフカヴァーのアルバムね。大瀧詠一さんが作曲者だったとは知らなかった曲も多いわね。
kat
「探偵物語」や「風立ちぬ」「夢で逢えたら」など、他アーティストへの提供曲も名曲が多いね。

評価: 3.8

大瀧詠一の死後に発売された2016年発売のアルバムです。

本作は、「EACH TIME」以来32年ぶりの大瀧詠一名義のアルバムで、他アーティストに提供した曲のセルフカヴァーのアルバムになります。

本作に収録されている10曲中7曲は、大瀧詠一死後に発見されたテープからおこされた曲で、なぜ、大瀧詠一がこれらのセルフカバー音源の録音を遺したのかは不明のようです。

デモテープのようなものだったと想像できますが、音質は良好で、大瀧詠一の新作として違和感はありません。

小泉今日子への提供曲「快盗ルビイ」、薬師丸ひろ子への提供曲「探偵物語」、松田聖子への提供曲「風立ちぬ」、森進一への提供作「冬のリヴィエラ」の英語詞カヴァー曲「夏のリビエラ」、

吉田美奈子への提供曲「夢で逢えたら」など、有名曲が多数収録されており、大瀧詠一が、ヒットメーカーであったことが良く分かります。

大瀧詠一本人は、本作を発表することを望んでいたのかは分かりませんが、これらの音源を遺してくれた大瀧詠一に感謝したいアルバムです。

第4位
EACH TIME

前作「A LONG VACATION」と同様、ヒット性の高いアルバムね。有名曲はないけど、聞きやすいポップスが満載ね。
kat
シングル・カットされた曲がないため、前作よりも影が薄くなってしまったけど、日本ポップスの名作だね。

評価: 4.0

1984年発売の大瀧詠一の6作目のアルバムで、前作「A LONG VACATION」の続編にあたるアルバムです。

「シングル・ヒットが無ければアルバムは売れない」という定説を破ろうとの大瀧詠一の思いから、本作には、シングル・カットされた曲は収録されていません。

そのため、前作よりもマニアックなアルバムとなっており、前作が表の名盤だとすると、本作は裏の名盤と言えます。

しかし、どの曲も、大瀧詠一のシティ・ポップ感が出ており、前作と同様、バケーションに合うアルバムとなっています。

本作には、色々なバージョンが存在しており、現在は、オリジナルのアルバムには収録されていなかった「Bachelor Girl」と「フィヨルドの少女」が追加されており、オリジナルよりは、メジャー感が出ています。

本作は、オリコンチャートで1位を記録し、大瀧詠一唯一の1位を獲得したアルバムとなりました。


はっぴいえんど

はっぴいえんどのファースト・アルバムは、フォークの曲よりもエレキ・ギターのハードな曲が多いわね。
kat
1970年代初頭に、このような日本語ロックのアルバムを発表したことは画期的だったね。

評価: 4.2

1970年発売のはっぴいえんどのファースト・アルバムです。

このアルバムは、日本語ロックとして初めてリリースされた作品と言われており、日本語でも、ロックができることを証明したアルバムです。

大瀧詠一と細野晴臣の曲が、半々収録されており、ギターを中心とした重くハードな曲が多く、ストレートなロックを展開しています。

松本隆が作詞した曲がほとんどですが、大瀧詠一と細野晴臣の作詞した曲も収録されています。

本作は、バッファロー・スプリングフィールドの音楽を土台としているため、アメリカン・ロックに根ざしていますが、

そこに、日本語の歌詞が絡んでくるところに、はっぴいえんどの独特な個性が見られます。

はっぴいえんどのアルバムでは、次作「風街ろまん」が、日本のロックの名盤と評されることが多いですが、

本作も、よりハードなロックと言う意味では、「風街ろまん」に負けないぐらいの名盤です。

ちなみに、本作のジャケットから、このアルバムは、通称「ゆでめん」と呼ばれています。


A LONG VACATION

通称「ロンバケ」として知られるアルバムね。1970年代の大瀧詠一とは違って、ジャパニーズ・ポップスの名盤ね。
kat
大瀧詠一が本気を出せば、売れ路線のアルバムも制作できることを証明してくれたね。

評価: 4.6

1981年発売の大瀧詠一の5作目のアルバムで、大瀧詠一の大ヒット作であり、シティ・ポップの名盤です。

1970年代の大瀧詠一は、趣味性が強いナイアガラ・シリーズのアルバムを発表していたため、アウトローの存在でしたが、本作で、一気にメジャーの存在になりました。

大瀧詠一は、「松本隆、細野晴臣、山下達郎が売れたから、俺も売れなくちゃいけない」と言う思いから、本作が制作されました。

売れ路線のアルバムを作ろうと思って、本当に大ヒットしてしまうところが、大瀧詠一の凄いところです。

ほとんどの曲は、松本隆が作詞しており、全体的に、夏を感じさせる曲が多くなっていますが、

後半には、冬の曲も収録されており、これは、制作途中で、松本隆の妹が、亡くなり、本作の発売が遅れてしまった背景があります。

TV CMでも有名な「君は天然色」や「カナリア諸島にて」を始めとして、「恋するカレン」や、太田裕美への提供曲のセルフカヴァー曲「さらばシベリア鉄道」など、名曲が揃っています。

本作は、現在までに、累計売上が200万枚以上に達し、ロングセラーのアルバムとなりました。


風街ろまん

邦楽の名盤に必ず挙がってくるアルバムね。古き良き昭和の時代の雰囲気が出ているわね。
kat
大瀧詠一のロックの曲、細野晴臣のアコースティックの曲と、どれも名曲ばかりのアルバムだね。

評価: 4.8

1971年発売のはっぴいえんどのセカンド・アルバムで、邦楽の歴史に残る名盤です。

本作は、1964年の東京オリンピック以前の古き良き時代の東京の姿を描いたコンセプト・アルバムであるため、昭和の良き時代を彷彿させる曲が多く収録されています。

前作「はっぴいえんど」は、重くヘビーなアルバムであったのに対して、本作は、ヘビーさが薄くなり洗練されたフォーク・ロックのアルバムとなっています。

特に、細野晴臣作曲の「風をあつめて」と「夏なんです」は、昭和の風景が良く表現されており、昭和の良き時代が甦ってきます。

本作には、大瀧詠一、細野晴臣以外に、鈴木茂も作曲に加わっており、鈴木茂作曲の「花いちもんめ」は、後に、シングルカットされました。

大瀧詠一の曲は、前作の延長線上のエレキギターを中心としたヘビーな曲、細野晴臣の曲は、アコースティックのキャッチーな曲と趣向が異なっています。

尚、「はいからはくち」や「はいから・びゅーちふる」にクレジットされている多羅尾伴内と言うのは、大瀧詠一の変名です。

1970年代初頭のアルバムであるため、古臭さはありますが、日本語ロックを確立した歴史に残るアルバムですので、未聴の方は、ぜひ聞いてもらいたいアルバムです。

その他のアルバム

    多羅尾伴内楽團 Vol.1&Vol.2

  • 多羅尾伴内楽團名義で発売されたアルバムで、1977年にVol.1が、1978年にVol.2が発表されました。しばらくCD化されずに、30周年版では、Vol.1とVol.2がパッキングされて発売されました。
  • 多羅尾伴内とは、大瀧詠一の別名・変名で、比佐芳武原作・脚本のミステリ映画シリーズの主人公である探偵名から取られています。はっぴいえんどの曲でも、多羅尾伴内名義で作られている曲があります。
  • 本作Vol.1、Vol.2ともに、大瀧詠一がお遊びで作ったようなアルバムで、全曲インストゥルメンタルのサーフィンロックが展開されています。
    LET’S ONDO AGAIN

  • 1978年発売の多羅尾伴内楽團名義の3枚目のアルバムです。Vol.1、Vol.2と同様、大瀧詠一がお遊びで作ったアルバムですが、このアルバムには、ボーカルが入っています。
  • ピンク・レディーのパロディ・ソングや、コミック・ソング、洋楽の曲を音頭化した曲で構成されています。ゲストとして、デビュー前のシャネルズなどが参加しています。
  • かなりマニアックのアルバムであるため、好き嫌いがはっきりしそうですが、大瀧詠一が、日本の歌謡曲・演芸を好きだったことがよく分かり、面白さがあります。

ライブ・アルバム

    ライブ!! はっぴいえんど

  • 1974年発売のはっぴいえんどの公式ライブ・アルバムです。1973年9月21日に東京・文京公会堂で行われた解散記念コンサート「CITY—Last Time Around」の模様が収録されています。
  • はっぴいえんどの曲ばかりでなく、西岡恭蔵、大瀧詠一とココナツ・バンクの演奏も収録されています。
  • 大瀧詠一、細野晴臣、鈴木茂の荒削りなヘタウマのボーカルが、なんとも言えない味わい深さがあります。また、演奏も、スタジオ・アルバムとは違ったアレンジがされているため、スタジオ・アルバムのはっぴいえんどに慣れ親しんでいる人にも聞いてもらいたいアルバムです。
    NIAGARA CONCERT ’83

  • 大瀧詠一の死後6年後に発売されたライブ・アルバムです。1983年7月24日に西武球場で行われた「ALL NIGHT NIPPON SUPER FES ’83/ASAHI BEER LIVE JAM」の模様が収録されています。
  • 6曲目までは、Niagara Fall of Sound Orchestralによるインストゥルメンタルの曲、7曲目以降は、バンド形式の大瀧詠一の歌声を聞くことができます。NIAGARA TRIANGLEや、薬師丸ひろ子への提供曲などが収録されています。
  • 大瀧詠一は、ライブやテレビ出演が嫌いだったことから、このアルバムは、非常に貴重なライブ・アルバムです。初回限定盤には、1970-80年初頭にかけてのライブ音源の中から、オールディーズのカバー曲ばかりを集めた「EACH Sings Oldies From NIAGARA CONCERT」と、1977年に行われた「THE FIRST NIAGARA TOUR」の映像作品も付属されていました。

おすすめのベスト・アルバム

    Best Always

  • 2014年発売の大瀧詠一のオールタイムのベスト・アルバムです。このベスト・アルバムを聞けば、大瀧詠一の基本をおさえることができます。
  • 大瀧詠一のソロアルバムからの選曲ばかりでなく、「はっぴいえんど」の曲やナイアガラ・トライアングルの曲、アルバム未収録のシングル曲まで、大瀧詠一の音楽を知る上で必要な曲が全て網羅されています。
  • 生前には、絶対、大瀧詠一本人は歌わなかった「夢で逢えたら」が、本作には、大瀧詠一本人が歌っているバージョンが収録されています。そのため、この「夢で逢えたら」だけでも、本作を聞く価値があります。


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大瀧詠一の音楽

大瀧詠一の音楽は、1980年代以前と以降で、音楽性が大きく異なります。

1970年代の大瀧詠一の音楽は、「はっぴいえんど」では、日本語ロック、「はっぴいえんど」解散後のナイアガラシリーズでは、大瀧詠一の趣味性の強い作品を制作しました。

1980年代に入ると、メロディーメーカーの才能を発揮し、ヒット性の高い音楽を制作しました。

大瀧詠一のそれぞれのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの区分けは、以下の通りです。

【はっぴいえんどのアルバム】

  • はっぴいえんど(1970年):中級者向け
  • 風街ろまん(1971年):初心者向け
  • HAPPY END(1973年):上級者向け

【1970年代のソロアルバム】

  • 大瀧詠一(1972年):中級者向け
  • NIAGARA MOON(1975年):上級者向け
  • GO! GO! NIAGARA(1976年):上級者向け
  • NIAGARA CALENDAR(1977年):中級者向け

【1980年代以降のソロアルバム】

  • A LONG VACATION(1981年):初心者向け
  • EACH TIME(1984年):初心者向け
  • DEBUT AGAIN(2016年):初心者向け

まとめ

最後に、大瀧詠一さんと、はっぴいえんどのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位風街ろまん 4.8
2位A LONG VACATION 4.6
3位はっぴいえんど 4.2
4位EACH TIME 4.0
5位DEBUT AGAIN 3.8
6位HAPPY END 3.5
7位NIAGARA CALENDAR 3.4
8位大瀧詠一 3.2
9位GO! GO! NIAGARA 2.8
10位NIAGARA MOON 2.6

大瀧詠一さんのアルバムと言えば、「A LONG VACATION」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、それ以外にも、多くの優れたアルバムがありました。

ナイアガラシリーズのアルバムは、有名な曲がないため、ほとんど知られていませんが、大瀧詠一さんの日本の昭和歌謡曲の愛を感じ取れ、独特のサウンドには、中毒性があります。

また、日本語ロックを確立した「はっぴいえんど」のアルバムは、邦楽の歴史上、非常に重要なアルバムです。

そのため、大瀧詠一さんや「はっぴいえんど」のアルバムをまだ未聴の方は、上記のランキングを参考に、多くのアルバムを聞いてもらえればと思っています。

次回は、ドリカムの愛称で知られるDREAMS COME TRUEの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。

大瀧詠一のグッズ紹介

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