人間椅子 全アルバム ランキング|名盤、おすすめアルバムの紹介

第10位
まほろば

ken
アルバムタイトル「まほろば」(素晴らしい場所)の通り、幸福感を出しているアルバムだな。
kat
音楽性はあまり変わっていないけど、「永遠の鐘」だけは人間椅子らしくない幸福感がいっぱいの曲だね。

評価: 3.55

2025年に発売された24作目のアルバムで、光が差し込むジャケットのように、明るさ、可能性、そして未来への期待を込めた作品となっています。

前々作「苦楽」や前作「色即是空」のジャケットは、日本の古典を大切にした人間椅子らしさが感じられましたが、本作のジャケットには3rdアルバム「黄金の夜明け」のような明るさが見て取れます。

とはいえ、音楽性はこれまでのアルバムとあまり変わっておらず、ヘビーなギターが目白押しです。

中でも、メタリカ風の「阿修羅大王」や、ハードなギターリフが炸裂する「光の子供」などは、これまでの人間椅子らしい重々しさを感じさせます。

一方で「永遠の鐘」は愛を歌うバラードで、かつての人間椅子には見られなかったほどの幸福感が漂っています。

このように、これまでの人間椅子のサウンドを継承しつつ、新たに幸せを感じる作品に仕上がっています。

第9位
怪人二十面相

ken
人間椅子独特のおどろおどろしさがなく、一般受けするキャッチーなアルバムだな。
kat
「芋虫」は人間椅子の曲の中で、ベスト3に入る人気曲だね。

評価: 3.6

2000年に発売された9作目のアルバムで、江戸川乱歩を題材としたコンセプト・アルバムです。

前作「二十世紀葬送曲」でモダン化されたサウンドに、ほどよくポップスの要素が加えられており、人間椅子のアルバムの中では聴きやすい作品に仕上がっています。

本作には重くヘビーなドゥーム・メタルの要素はありませんが、どの曲もバランスが良く捨て曲はありません。

特にゲームでも使用された「芋虫」は、美しいメロディを持つ哀愁漂う楽曲で、人間椅子を語るうえで欠かせない名曲です。

全体的に聴きやすいアルバムであるため、メタルが苦手な人にもおすすめできる作品です。

第8位
異次元からの咆哮

ken
明るめくキャッチーで、相変わらず質の高いアルバムだな。
kat
重くヘビーな曲ばかりではなくライトな曲もちりばめ、メリハリがあるアルバムだね。

評価: 3.7

2017年に発売された20作目のアルバムで、「此岸礼讃」以降続いていた暗くヘビーな作風から一転し、本作は何かが吹っ切れたような明るくキャッチーな作品に仕上がっています。

オープニングの3曲(「虚無の声」「風神」「超自然現象」)は、いずれもヘビーでアップテンポなナンバーで、オープニングから一気に引き込まれます。

ジャケットは「ねぶた祭り」を思わせる雰囲気がありますが、アルバム自体に「ねぶた祭り」の要素は特に含まれていません。

全体を通して演奏のクオリティが高く、パワーが衰えていないことを実感できるアルバムです。

第7位
此岸礼讃

ken
今まで以上にアグレッシブなアルバムだな。ギターの迫力に圧倒されるな。
kat
和嶋慎治のギターが前面に出ているため、アグレッシブさが増しているね。

評価: 3.8

2011年に発売された16作目のアルバムで、骨太な音質に改善され、非常にアグレッシブに仕上がった作品です。

本作では、鈴木研一が一歩後ろに下がり、和嶋慎治が前面に出ているため、ギターのアグレッシブさは過去最高レベルに感じられます。

「春の匂いは涅槃の薫り」と「胡蝶蘭」は8分を超える大作で、プログレッシブな楽曲もきちんと収録されています。

ナカジマノブの単独ボーカル曲は今回は収録されていませんが、随所に登場するナカジマノブのボーカルが良いアクセントになっています。

人間椅子は「いかすバンド天国」終了後、コアなファン以外には忘れられたバンドの印象が強かったものの、本作あたりから再び注目され始め、オリコンチャートでも上位にランクインするようになっていきます。

第6位
萬燈籠

ken
前作「此岸礼讃」と同様、音質が良く、攻撃的なギターリフが炸裂しているな。
kat
このアルバムの迫力を聴くと、人間椅子の第2期の黄金時代が始まったように感じるね。

評価: 3.85

2013年に発売された17作目のアルバムで、前作「此岸礼讃」に続き、和嶋慎治が前面に出てきた攻撃的な作品です。

レコーディング開始前に、人間椅子は「OZZFEST JAPAN」に出演し、人間椅子の存在がさらに知れ渡っていました。

そのためか、レコーディングに時間をかけられるようになり、本作は音質が向上し濃密な曲が多く収録されています。

攻撃的なギターリフとナカジマノブのツーバスドラムのオンパレードで、最初から最後までヘビーロックが展開されています。

大作の楽曲はなくなりましたが、それでも「十三世紀の花嫁」は、本作の中では大作の部類に入り、語りの入った人間椅子らしいドラマティックな展開がされています。

ようやく、人間椅子の素晴らしさが世の中に知れ渡り、時代が人間椅子に追いついたことを感じさせます。

第5位
無頼豊饒

ken
人間椅子の25周年記念アルバムだが、結成当時から音楽性にブレがなく突き進んでいるところが凄いな。
kat
人間椅子は、もうベテランの領域に入っているけど、パワーに衰えを感じず、いまだに進化していることを感じるね。

評価: 3.9

2014年に発売された18作目のアルバムで、ファースト・アルバムから25年を経て制作された、これまでの集大成的な内容の作品です。

「此岸礼讃」から続く音質の良さとアグレッシブさは本作でも健在で、バンドとして安定期に入った印象を受けます。

25年も活動を続けると音楽性にマンネリを感じるのが普通ですが、人間椅子は毎回前作を上回る作品を発表し続け、マンネリ化とは無縁で、安心して聴ける稀有なバンドとなりました。

本作の中では「なまはげ」が人間椅子の代表曲でありキラー・チューンですが、ほかの楽曲でもエネルギーに満ちた演奏が展開され、和嶋慎治のギターが存分に暴れ回っています。

第4位
苦楽

ken
ストレートなヘビー・メタルを展開し、今後の人間椅子の転換点になりそうなアルバムだな。
kat
キンキラの菩薩像のジャケットから、今までの人間椅子のアルバムとは違った印象を受けるね。

評価: 4.0

2021年に発売された22作目のアルバムで、ストレートなヘビー・メタルを展開し、ダイナミズムが増した作品です。

音質はさらに向上し、ギターが前面に出ることで迫力が増しており、人間椅子の新境地を感じさせます。

これまでのアルバムとは異なる菩薩像のジャケットからも新しい方向性がうかがえ、そこからは想像できないほどヘビーなサウンドが飛び出してきます。

オープニングの「杜子春」から、いきなりヘビーでアグレッシブな世界に引き込まれ、中間部のギターソロとドラムの迫力には圧倒されます。

前作「新青年」以降、人間椅子は海外でも人気が高まり始め、日本を代表するヘビメタ・バンドへと成長していることが、とても嬉しく思えます。


黄金の夜明け

ken
大作が多く、ヘビー・メタルというよりもプログレッシブ・ロックに近いな。
kat
人間椅子のアルバムの中では、一番プログレッシブ・ロックしていてドラマチックな曲が多いね。

評価: 4.1

1992年に発売された3作目のアルバムで、プログレッシブ・ロックのような大作が多く収録されている作品です。

「黄金の夜明け」「水没都市」「マンドラゴラの花」「無言電話」「狂気山脈」はいずれも7分を超える楽曲で、その長さを活かしたドラマティックな展開が魅力です。

特に「水没都市」は本作の注目曲で、美しい歌詞と、水没を思わせるヘビーで暗い導入部から、一気に劇的な展開へと移り変わるドラマティックな名曲です。

そのほかにも、津軽弁がコミカルな「わ、ガンでねべが」や、スラッシュ・メタル色の強い「幸福のねじ」など、聴きどころの多いアルバムです。


新青年

ken
人間椅子の30周年記念のアルバムは、ミドル・テンポのヘビーメタルの曲が中心で、安心して聴けるな。
kat
発売当時、「無情のスキャット」のミュージック・ビデオがYoutubeにアップされ、海外でも人気になったね。

評価: 4.2

2019年に発売された21作目のアルバムで、デビュー30周年にあたる作品です。

30周年を意識したのか、オープニング・ナンバーの「新青年まえがき」は、「いかすバンド天国」で初めて演奏した「陰獣」を彷彿させるワウ ギターが特徴の原点回帰を感じさせる楽曲です。

本作には、Youtubeで話題となった「無情のスキャット」が収録されており、この曲は海外でも人気が出ました。

本作も、全曲素晴らしく、19作目のアルバム「怪談 そして死とエロス」がアップテンポの名作だとすると、本作はミドルテンポの名作と言えます。

オリコンチャートで14位を記録し、これまでの人間椅子のアルバムの中で最高位を記録しました。


怪談 そして死とエロス

ken
バンド結成から25年経過して、こんなに破壊力抜群のアルバムを制作する人間椅子は、やはりただ者のバンドではないな。
kat
バンドの勢いを感じ、人間椅子のオーラが出まくっているアルバムだね。

評価: 4.3

2016年に発売された19作目のアルバムで、近年稀にみる人間椅子の最高傑作といえる作品です。

分かりやすいメロディに破壊力抜群のヘビーなギターが乗り、最初から最後までアップテンポの曲で押し切る勢いがあります。

どの曲も素晴らしいですが、その中でも特に印象的なのは、お経とヘビーメタルが融合した、人間椅子ならではの「芳一受難」、

レッド・ツェッペリンの「アキレス最後の戦い」を彷彿とさせる「雪女」、人間椅子お馴染みの地獄ソング「地獄の球宴」、

そしてドラマティックな展開が光るプログレッシブ曲「マダム・エドワルダ」です。

バンド結成から25年以上が経過してなお、絶頂期を迎えていることに驚きを隠せない、そんな作品です。


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人間椅子のメンバー

人間椅子は、ギターの和嶋慎治さんと、ベースの鈴木研一さんが中心のバンドで、ドラマーは何度か交代があり、現在はナカジマノブさんが担当しています。

以下に、人間椅子の現在のメンバーを紹介します。

  • 和嶋慎治(ギター、ボーカル担当)

    通称「ワジー」と呼ばれ、ギター・テクニックが物凄く、私的には日本一上手いギタリストだと思っています。

    人間椅子の半数の曲のボーカルをとっており、下手うまな歌声が特徴です。

    落語やオカルト好きで、人間椅子の曲にも落語やオカルトを取り入れている曲が多くあります。


  • 鈴木研一(ベース、ボーカル担当)

    青森弁を主体とした琵琶法師のようなボーカルが特徴で、このようなボーカル・スタイルを取っているのは、世界中を探しても、鈴木研一ぐらいしかいないと思っています。

    「いかすバンド天国」出演時は、コミック・バンドかと思わせる「ねずみ男」の格好をしていたため、強烈なインパクトがありました。

    現在は、真っ白な化粧をしたスキンヘッドの容姿で、僧侶の格好をしています。


  • ナカジマノブ (ドラム、ボーカル担当)

    「いかすバンド天国」に、「GEN」のドラマーとして出演し2代目イカ天キングとなりました。

    その後、「ドミンゴス」に加入した後、2004年から人間椅子に4代目ドラマーとして加入しました。

    人間椅子では、数曲ボーカルも担当しており、和嶋慎治や鈴木研一とは違った明るく陽気な歌声を特徴としています。

人間椅子の音楽

人間椅子の音楽は、デビュー当時から、日本文学、オカルト、妖怪、落語などの日本的な歌詞に、おどろおどろしいヘビーメタルを展開し、現在まで、その音楽性はブレることなく一貫しています。

このような音楽を貫き通していると、一見マンネリ化しそうですが、人間椅子の音楽はアルバムを発売する度に、前作を上回ることが多く、飽きがくることが全くありません。

それぞれのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

  • 人間失格(1990年):初心者向け
  • 桜の森の満開の下(1991年):中級者向け
  • 黄金の夜明け(1992年):初心者向け
  • 羅生門(1993年):中級者向け
  • 踊る一寸法師(1995年):初心者向け
  • 無限の住人(1996年):上級者向け
  • 頽廃芸術展(1998年):中級者向け
  • 二十世紀葬送曲(1999年):上級者向け
  • 怪人二十面相(2000年):初心者向け
  • 見知らぬ世界(2001年):上級者向け
  • 修羅囃子(2003年):中級者向け
  • 三悪道中膝栗毛(2004年):中級者向け
  • 瘋痴狂(2006年):上級者向け
  • 真夏の夜の夢(2007年):上級者向け
  • 未来浪漫派(2009年):中級者向け
  • 此岸礼讃(2011年):初心者向け
  • 萬燈籠(2013年):初心者向け
  • 無頼豊饒(2014年):初心者向け
  • 怪談 そして死とエロス(2016年):初心者向け
  • 異次元からの咆哮(2017年):中級者向け
  • 新青年(2019年):初心者向け
  • 苦楽(2021年):中級者向け
  • 色即是空(2023年):中級者向け
  • まほろば(2025年):中級者向け

まとめ

最後に、人間椅子のランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位怪談 そして死とエロス 4.3
2位新青年 4.2
3位黄金の夜明け 4.1
4位苦楽 4.0
5位無頼豊饒 3.9
6位萬燈籠 3.85
7位此岸礼讃 3.8
8位異次元からの咆哮 3.7
9位怪人二十面相 3.6
10位まほろば 3.55
11位色即是空 3.5
12位踊る一寸法師 3.4
13位人間失格 3.3
14位頽廃芸術展 3.2
15位修羅囃子 3.1
16位羅生門 3.0
17位未来浪漫派 2.95
18位三悪道中膝栗毛 2.9
19位二十世紀葬送曲 2.85
20位無限の住人 2.8
21位桜の森の満開の下 2.7
22位真夏の夜の夢 2.65
23位瘋痴狂 2.6
24位見知らぬ世界 2.5

人間椅子の2010年以降のアルバムが、上位を独占する結果となりました。

人間椅子は、30年以上の活動を通じて全く衰えを感じさせず、最近では海外でも人気が高まり、絶頂期を迎えています。

日本のヘビメタ・バンドの代表格として、海外でも活躍できる稀有な存在だと思っていますので、今後さらに海外進出し、もっと人気が高まってほしいと願っています。

人間椅子は、現在も定期的にアルバムをリリースし続けているため、毎回、新作を楽しみに待ちたいと思います。

次回は、人間椅子と同じ「いかすバンド天国」出身の BLANKEY JET CITYの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。

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