BLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)全アルバム ランキング|おすすめアルバム

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BLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)全アルバム ランキング

前回は、人間椅子の全アルバム ランキングをしましたので、

今回は、人間椅子と同様、イカ天バンド出身のブランキー・ジェット・シティの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


ブランキー・ジェット・シティは、1990年8月に、バンド・ブームを引き起こしたテレビ番組「三宅裕司のいかすバンド天国」(イカ天)に出演し、5週勝ち抜き、第6代グランドイカ天キングを獲得しデビューを果たします。

イカ天は、毎週、10組のアマチュアバンドが登場し、審査員によって挑戦者のバンドが選ばれて、前回のイカ天キング(チャンピオン)バンドと対決して勝った方が、イカ天キングとなるシステムで、5週勝ち抜くと、グランドイカ天キングとなります。

ブランキー・ジェット・シティは、イカ天キングとなってからは、挑戦者のバンドを圧勝で勝ち抜き、他のアマチュアバンドとは、一線を画していました。

ブランキー・ジェット・シティの音楽は、ロックのジャンルに属しますが、一括りにロックと言っても、ロカビリー、ガレージ・ロック、ハード・ロック、パンクなどの要素を含んでおり、激しい曲も多々あります。

メンバーは、ギター、ベース、ドラムの3名編成で、ボーカル兼ギターの浅井健一さん(愛称「ベンジー」)が、ほとんどの曲を作詞・作曲しています。

ブランキー・ジェット・シティの曲は、曲の良さに加え、ベンジーにしか作れない独特の世界観をもった歌詞に、魅力があります。

ブランキー・ジェット・シティは、8枚のアルバムを発表し、2000年に、突然、解散してしまいます。

そんなブランキー・ジェット・シティの全スタジオ・アルバムを、ランキングしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

ブランキー・ジェット・シティのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

ブランキー・ジェット・シティのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

ブランキー・ジェット・シティ アルバムランキング

第8位
幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする

ken
ノリの良い疾走曲はないが、メロディアスで聞かせる曲が多くなったな。
kat
アコースティックやホーン・セクションを使用し、ブランキー・ジェット・シティのアルバムの中では、異色なアルバムだね。

評価: 2.8

1994年発売の4作目のアルバムで、ホーンやウッドベースを使用し、ジャジー色の強い作品です。

トランペットから始まるオープニング・ナンバー「円を描く時」から、今までのブランキー・ジェット・シティのアルバムとは、明らかに違いを感じとることができます。

過去3枚のアルバムのようなノリの良いロックンロールの曲が影を潜め、じっくりと聞かせる大人のアルバムに仕上がっています。

そのため、ハードな曲を求めている人には不向きなアルバムですが、一般受けする曲が多いことから、オリコンチャートでは、過去最高の5位を記録しました。

第7位
ロメオの心臓

ken
1曲目「パイナップルサンド」から、4曲目「彼女は死んだ」までの怒涛の疾走曲は最高だな。
kat
ブランキー・ジェット・シティには珍しいポップな「君の手のひらに」や「赤いタンバリン」も、名曲だね。

評価: 2.9

1998年発売の7作目のアルバムで、打ち込みが増えた作品です。

前半は、疾走曲やバラード曲の名曲が続きますが、後半は、若干パワーが落ち、落ち着いた曲が収録されています。

本作には、ブランキー・ジェット・シティの代表曲「赤いタンバリン」が収録されており、この曲は、今までのブランキー・ジェット・シティにはないロマンチックでポップな曲です。

ブランキー・ジェット・シティの代表曲ではありませんが、高速なウッドベースが効いている「彼女は死んだ」や、美しいバラード曲「君の手のひらに」も、なかなかの名曲です。

30万枚以上を売り上げ、オリコンチャートでは、7位を記録したヒット・アルバムです。

第6位
Red Guitar And The Truth

ken
ファースト・アルバムながら、ロカビリー調の疾走曲が多く、カッコ良いアルバムだな。
kat
「イカ天」出演時は、とてもアマチュア・バンドとは思えない完成度の高い曲を演奏し、驚いたね。

評価: 3.0

1991年発売のファースト・アルバムで、「イカ天」で演奏した曲が、全曲収録されているアルバムです。

プロデューサーは、クラッシュやピストルズなどを手がけたことのあるJEREMY GREENという人が担当していますが、ブランキー・ジェット・シティのメンバは、「色々いじくられて、本作の出来に不満を持っている」と、後に語っています。

しかし、「イカ天」で圧勝しただけあり、どの曲もノリの良い完成度の高い曲ばかりが収録されています。

オープニング・ナンバーの「Cat Was Dead」は、「イカ天」の初演奏曲で、ブランキー・ジェット・シティらしいロカビリー・サウンドに、独特の世界観を持つ歌詞が特徴の曲です。

ブランキー・ジェット・シティの凄いところは、本作が最高傑作のアルバムにはならず、セカンド・アルバム以降、どんどん成長していくところにあります。

デビュー・アルバムながら、オリコンチャート8位を記録しました。

第5位
Harlem Jets

ken
ラスト・アルバムは、ブランキー・ジェット・シティらしい曲が詰まっており、安心して聞けるアルバムだな。
kat
このアルバムの中では、「不良の森」が秀逸で、ブランキー・ジェット・シティの解散を切なく感じさせる名曲だね。

評価: 3.2

2000年発売の8枚目のアルバムで、ブランキー・ジェット・シティのラスト・アルバムになります。

ラスト・アルバムに相応しく、ブランキー・ジェット・シティらしいノリの良いロックの曲から、ポップ曲、バラード曲まで、今までのブランキー・ジェット・シティの集大成的なアルバムです。

激しいギター・リフの「SEA SIDE JET CITY」からスタートし、11分に及ぶ美しいバラード曲「不良の森」、爽やかなポップ・ソング「SWEET DAYS」を挟みながら、ラストは、キャッチーな「COME ON (VERSION 1) 」で終了します。

音質が良いことも印象がよく、オリコンチャートでは、過去最高の2位を記録しました。

第4位
SKUNK

ken
前作のジャジーなアルバムから、ブランキー・ジェット・シティらしいロックンロールのアルバムに戻ったな。
kat
ライブ感覚で、制作されたアルバムだね。ノリの良い曲も、メロディアスな曲も、どれも良曲ばかりだね。

評価: 3.5

1995年発売の5作目のアルバムで、前作「幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする」が大人のジャジーなアルバムでしたが、今作は、また、キレッキレなロックンロールのアルバムに戻りました。

ブチ切れた曲と美しいメロディアスな曲とで構成されており、「静」と「動」の曲がはっきりしています。

2作目のアルバム「Bang!」からプロデューサーを担当していた土屋昌巳と、メンバーの間で、レコーディング方法で揉めたことから、本作が、土屋昌巳の最後のプロデュース作品となりました。

良曲が多いことから、ブランキー・ジェット・シティのベスト・アルバムには、本作から多くの曲が選曲されています。


LOVE FLASH FEVER

ken
音質がよく、ハード・ロックの曲が多いな。後期のブランキー・ジェット・シティの名作だな。
kat
ギターリフが印象的な曲が多く、パワフルなアルバムだね。

評価: 3.8

1997年発売の6作目のアルバムで、東芝EMIからポリドールに移籍し、初の全編セルフ・プロデュースを行なった作品です。

ハード・ロックやガレージロック色が強く、隠れた名曲が多く収録されています。

ハードな曲が多い中でも、翼を切られた白頭鷲の語りが入ったジャジーな「皆殺しのトランペット」や、哀愁漂うバラード曲「感情」など、しんみりとさせてくれる曲も収録されています。

シングル・カットされた「ガソリンの揺れ方」は、ブランキー・ジェット・シティの代表曲の1つになっています。

発売時点で過去最高のセールスを記録し、オリコンチャート6位を記録しました。


C.B.Jim

ken
前作「Bang!」と同様、このアルバムも名作のアルバムだな。ラスト・ナンバーの「悪いひとたち」の衝撃度が、大きいな。
kat
ベンジーの世界観が色濃く出ているアルバムだね。「D.I.J.のピストル」や「悪いひとたち」は、ブランキー・ジェット・シティの代表作であり、名曲だね。

評価: 4.5

1993年発売の3作目のアルバムで、前作「Bang!」と同様、ブランキー・ジェット・シティの代表作であり、日本のロック史に残る名盤のアルバムです。

骨太のロックアルバムで、特に、ツェッペリンの「ロックンロール」を彷彿させるドラムから始まる「D.I.Jのピストル」や、スピード感溢れるキレッキレの「3104丁目のDANCE HALLに足を向けろ」は、衝撃度の高い楽曲です。

更に、この2曲の衝撃度を超えるのが、ラスト・ナンバーの「悪いひとたち」です。

綺麗なメロディに、ベンジー節全開の難解な歌詞が特徴で、ラストの「きっとかわいい女の子だから」の歌詞には、絶望の中にもわずかな希望を感じさせます。

この曲は、音楽雑誌「ROCKIN’ON JAPAN」で、「歴史に残る曲になる」と言われていました。


Bang!

ken
ファースト・アルバムから一気に進化し、ブランキー・ジェット・シティのパワーを感じるアルバムだな。
kat
土屋昌巳がプロデューサーを担当したこともあり、パワー全開のアルバムだね。日本のロックの歴史の中で、名盤に値するアルバムだね。

評価: 4.6

1992年発売のセカンド・アルバムで、日本のロック史に残る名盤のアルバムです。

本作から、プロデューサーは、土屋昌巳が担当しています。

そのためか、前作「Red Guitar And The Truth」よりも音が分厚くなり、ノリの良いヘビーな曲が増えています。

ブランキー・ジェット・シティの代表曲で、名曲の「★★★★★★★」と「ディズニーランドへ」が収録されています。

「ディズニーランドへ」は、ベンジーの独特な世界観が表れており、ベンジーの才能の凄さが分かる曲です。

アマチュア時代のレパートリーが中心に収録されているアルバムですが、アマチュア時代に、このような完成度の高い曲を作っていたことに驚きを感じてしまいます。

ブランキー・ジェット・シティのメンバー

ブランキー・ジェット・シティは、ボーカル・ギターの浅井健一さんと、ベースの照井利幸さん、ドラムの中村達也さんの3名の不動のメンバーで活動しました。

以下に、ブランキー・ジェット・シティのメンバーを紹介します。

  • 浅井健一(ギター、ボーカル担当)
    映画「グローイング・アップ」の主人公・ベンジー少年に似ていることから、「ベンジー」という愛称が付いています。
    ブランキー・ジェット・シティのほとんどの楽曲を、作詞・作曲しており、特に、独特の世界観を持つ歌詞が特徴的です。
    ブランキー・ジェット・シティ解散後は、SHERBETS、AJICO、JUDEなどのバンド活動を継続する一方、ソロ・アルバムも多数発売しています。
    多数のオリジナル曲を持ち、椎名林檎からは「歩く芸術」と評され、正にその名に相応しい芸術家です。
  • 照井利幸(ベース担当)
    浅井健一の愛称「ベンジー」の名付け親で、ベンジーと同様、ブランキー・ジェット・シティ解散後は、CARNE、ROSSO、RAVENなど、多数のバンドで活動しています。
    ブランキー・ジェット・シティでは、「絶望という名の地下鉄」や「彼女は死んだ」などの作曲も行なっています。
  • 中村達也(ドラム担当)
    ブランキー・ジェット・シティ活動前は、スターリンなど、多くのバンドを渡り歩いていましたが、浅井健一に誘われ、ブランキー・ジェット・シティで活動を始めました。
    ブランキー・ジェット・シティ解散後も、多くのバンドに参加し活動しています。
    また、音楽活動以外では、ドラマや、映画に出演し、俳優活動も行なっています。

ブランキー・ジェット・シティの音楽

ブランキー・ジェット・シティの音楽は、一言、カッコ良いに付きます。

カッコ良い曲に加え、キャッチーなポップ曲や、バラード曲を散りばめながら、ベンジーの独特な世界観の歌詞が、ブランキー・ジェット・シティの音楽に深みを与えています。

どのアルバムから聞いていっても、問題ありませんが、カッコ良い曲を求める場合は、初期のアルバム、キャッチーな曲を求める場合は、後期のアルバムから聞いていくのが良いかと思います。

各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

  • Red Guitar And The Truth(1991年):中級者向け
  • Bang!(1992年):初心者向け
  • C.B.Jim(1993年):初心者向け
  • 幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする(1994年):上級者向け
  • SKUNK(1995年):中級者向け
  • LOVE FLASH FEVER(1997年):初心者向け
  • ロメオの心臓(1998年):中級者向け
  • Harlem Jets(2000年):中級者向け

ライブ・アルバム

    LIVE!!!

  • アルバム「Bang!」発売後の1992年5月4日渋谷公会堂でのライヴを収録したアルバムです。
  • 1st、2ndアルバムの曲が中心ですが、1st、2ndアルバムには収録されていない「BABY BABY」が演奏されています。この曲は、2000年のラスト・ツアーでもアンコール曲として演奏されています。
  • 1stアルバムの曲は、スタジオ・アルバムより音質が良く、迫力のある演奏を聞くことができます。
    Last Dance

  • 最後のツアーとなる2000年7月8日、横浜アリーナ1日目の模様を収録した2枚組のライブ・アルバムです。
  • ラスト・アルバム「Harlem Jets」からの選曲が中心となっていますが、「★★★★★★★」「D.I.J.のピストル」「赤いタンバリン」など、ブランキー・ジェット・シティの代表曲も多く収録されています。
  • 2000年7月9日の模様を収録したDVDも発売されており、CDとは違った選曲がされています。DVDには、CDに収録のない「CAT WAS DEAD」「ディズニーランドへ」「悪いひとたち」などが収録されています。

その他のアルバム

    Metal Moon

  • 1993年発売のブランキー・ジェット・シティ唯一のミニ・アルバムです。ミニ・アルバムとは言え、どの曲も、クォリティが高く、内容の濃いアルバムです。
  • 本作の注目曲は、「綺麗な首飾り」と「鉄の月」で、「綺麗な首飾り」は、ジャケットのように美しく爽やかな曲に対して、「鉄の月」は、重苦しい反戦ソングで、その対比がなんとも言えない味わい深さが出ています。

まとめ

最後に、ブランキー・ジェット・シティのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Bang! 4.6
2位C.B.Jim 4.5
3位LOVE FLASH FEVER 3.8
4位SKUNK 3.5
5位Harlem Jets 3.2
6位Red Guitar And The Truth 3.0
7位ロメオの心臓 2.9
8位幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする 2.8

ブランキー・ジェット・シティは、浅井健一さんのカッコ良さが出ていたバンドでした。

浅井健一さんは、ブランキー・ジェット・シティ以外でも、SHERBETSや、JUDEなどのバンドでも活躍しています。

SHERBETSは、アコースティックな曲が多いこと、JUDEは、ブランキー・ジェット・シティのような激しい曲が多いことが特徴です。

そのため、ブランキー・ジェット・シティのような激しい曲を他にも聞きたい場合は、JUDEを聞いてみることをおすすめします。

次回は、ベンジーのことを尊敬し、共演もしたことのある椎名林檎の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。

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