人間椅子 全アルバム ランキング|名盤、おすすめアルバムの紹介

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人間椅子 全アルバム ランキング|名盤、おすすめアルバムの紹介

前回は、陰陽座の全アルバム・ランキングを行いましたので、

今回は、人間椅子の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。


人間椅子は1989年、バンド・ブームのきっかけとなったテレビ番組「三宅裕司のいかすバンド天国」に出演し、人気を博しました。

人間椅子の音楽は、ブラック・サバスのようなドゥーム・メタルに、日本独自の妖怪や文学、仏教といった要素を加えた、独自性の強いおどろおどろしいヘビーメタルを特徴としています。

バンドはギター、ベース、ドラムの3名編成ながら、演奏技術が高く、3人とは思えない迫力ある演奏を行っています。

1989年のデビュー以来、音楽性はぶれることなく、定期的にアルバムを発表し、現在までに24枚のアルバムをリリースしています。

そんな人間椅子の名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点はご了承ください。

人間椅子のアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

人間椅子のアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

人間椅子 アルバムランキング

第24位
見知らぬ世界

ken
ポップになりすぎてしまい、人間椅子らしくないアルバムだな。
kat
「インベーダー」や「エデンの少女」など間口を広げてしまったため、まとまりがなくなってしまったね。

評価: 2.5

2001年に発売された10作目のアルバムで、前作「怪人二十面相」に続き、ポップ路線を推し進めた作品です。

前作「怪人二十面相」は、メタルとポップスが良い塩梅に調整されバランスの良いアルバムでしたが、本作はポップになりすぎてしまい、人間椅子らしさが失われているような印象を受けます。

このポップな路線の音楽は、人間椅子のボーカルにも合わないように感じます。

それでも、「死神の饗宴」や「人喰い戦車」「棺桶ロック」あたりは、ヘビー・メタルを展開しているため、本作を引き締めてくれています。

第23位
瘋痴狂

ken
人間椅子らしからぬ妙に明るいアルバムだな。ナカジマノブの影響が大きいな。
kat
ハードではあるけれども、明るいロックンロールのアルバムだね。人間椅子のアルバムの中では、異色作だね。

評価: 2.6

2006年に発売された13作目のアルバムで、おどろおどろしさが薄れ、明るいロックンロールの作品となっています。

前作「三悪道中膝栗毛」から参加しているナカジマノブによるボーカル曲が3曲収録されています。

ナカジマノブのボーカルは明るい雰囲気があるため、本作では明るめの曲が増えたように感じられます。

そのため、本作の評価はナカジマノブのボーカルをどう受け取るかによって大きく変わると思います。

本作を象徴しているのが「品川心中」で、この曲はハードロックに落語の要素を取り入れており、人間椅子ならではの個性的な楽曲です。

好みが分かれるアルバムで、人間椅子のドゥーム・メタルを求める人にはあまり向かない作品です。

第22位
真夏の夜の夢

ken
ヘビー・メタルの曲が増えてはいるが、単調に感じる曲もあるな。
kat
今までの人間椅子にはなかった語りの曲「世界に花束を」など、実験的な要素を持っているね。

評価: 2.65

2007年に発売された14作目のアルバムで、タイトルの通り「夢」や「幻想」をテーマにした曲が多く収録されています。

それを象徴するように、「世界に花束を」は、これまでの人間椅子にはなかった、台詞を主体とした新境地の楽曲です。

オープニングを飾る「夜が哭く」と「転落の楽典」は、ギター・リフの激しい楽曲で、アルバムは快調なスタートを切りますが、その後はやや単調な展開が続く印象を受けます。

その中でも、怪談をテーマにしたおどろおどろしい「牡丹灯籠」や、キング・クリムゾン風のプログレッシブな「どっとはらい」は、特におすすめの良曲です。

第21位
桜の森の満開の下

ken
地味なアルバムだが、ドラマチックに展開していく「夜叉ヶ池」が光っているな。
kat
全体的にポップな曲が増えたけど、「夜叉ヶ池」と「太陽黒点」は、人間椅子の曲の中でも重要曲だね。

評価: 2.7

1991年に発売されたセカンド・アルバムで、前作「人間失格」がドゥーム・メタルの要素が強い作品でしたが、本作はポップな曲が増え聴きやすくなっています。

本作には、人間椅子の初のシングル「夜叉ヶ池」が収録されており、この曲はドラマチックな展開が魅力的で、この曲だけでも聴く価値のあるアルバムです。

また、ラスト・ナンバー「太陽黒点」は、ブラック・サバスを彷彿させる重く暗い曲で、人間椅子の音楽性がよく表れた傑作曲です。

人間椅子のアルバムの中では地味な作品ですが、「夜叉ヶ池」と「太陽黒点」が、このアルバムを引き立たせています。

第20位
無限の住人

ken
漫画「無限の住人」のイメージ・アルバムのため、人間椅子のアルバムの中では、最も和を感じるな。
kat
漫画「無限の住人」は読んでいないけど、このアルバムを聴けば、どんな漫画なのかイメージがつくね。

評価: 2.8

1996年に発売された6作目のアルバムで、「月刊アフタヌーン」に連載されていた漫画「無限の住人」のイメージ・アルバムです。

「無限の住人」が、江戸時代の日本を舞台としているため、アルバム全体的に江戸時代の和を感じさせます。

いつもの人間椅子らしいドゥーム・メタルの曲がある一方で、歌舞伎や演歌を感じさせる和風テイストの「無限の住人」や「もっこの子守唄」などがあったりと、ユニークに感じます。

本作の注目曲は、ギターで猫の鳴き声を真似ている「黒猫」で、この曲は、人間椅子の楽曲の中でもベスト3に入る名曲です。

第19位
二十世紀葬送曲

ken
ギターの音がモダンになり、聴きやすいアルバムに仕上がっているな。
kat
ブラック・サバスの影響が大きく感じられるアルバムだね。モダン化されたサウンドが心地よいね。

評価: 2.85

1999年に発売された8作目のアルバムで、人間椅子のデビュー10周年ということもありモダンな音作りがされた作品です。

レッド・ツェッペリンやブラック・サバスの影響を感じさせる曲が多く、特に、「サバス・スラッシュ・サバス」は曲名から分かる通り、ブラック・サバスをリスペクトしていることがうかがえる楽曲です。

今までの人間椅子のアルバムは、和嶋慎治と鈴木研一が作詞・作曲を行っていましたが、本作ではドラムの後藤マスヒロも作詞・作曲に加わっています。

今までのアルバムとは違った人間椅子の新境地を感じさせる作品です。

第18位
三悪道中膝栗毛

ken
ポップな曲が減り、初期の人間椅子のような正統派のHR/HMのアルバムに戻ったな。
kat
ミドル・テンポのギター・リフが印象的な曲が多く、レッド・ツェッペリンやジューダス・プリーストを感じさせるね。

評価: 2.9

2004年に発売された12作目のアルバムで、ドラムが後藤マスヒロからナカジマノブに変わって制作された作品です。

早速、ナカジマノブがボーカルを担当している「道程」が収録されており、ナカジマノブのボーカルは、鈴木研一や和嶋慎治の雰囲気とは違った明るい声を特徴としています。

本作はポップ要素がなくなり、古典的なHR/HMに回帰しており、ジューダス・プリーストを感じさせます。

人間椅子の代表曲は収録されていないため、地味なアルバムですが、それでもミドル・テンポの重いギターリフが印象的な「洗礼」やイントロから疾走するドゥーム・メタルの「悪霊」、そしてドラマチックな展開の「痴人の愛」など、良曲が多く収録されています。

第17位
未来浪漫派

ken
最初から最後までハードロックしているため、ダレずに最後まで聴き通すことができるな。
kat
初期のおどろおどろしさはなくなってしまったけど、ハードロックのアルバムとしては、良作だね。

評価: 2.95

2009年に発売された15作目のアルバムで、ストレートなハードロックが全編に展開される作品です。

全曲がハードロックで押し通されていますが、「赤と黒」や「深淵」といった、様式美を感じさせるドラマチックな楽曲も、いつも通り収録されています。

おどろおどろしい初期の人間椅子らしい楽曲や代表曲こそ収録されていませんが、アルバム名が示すように、今後の人間椅子の音楽性を示す快作となっています。

ちなみに「秋の夜長のミステリー」は、人間椅子として初めてバンド名義で作曲された楽曲です。

第16位
羅生門

ken
日本独特の怪しげな文学を感じさせるな。青森弁の歌詞がこのアルバムに合っているな。
kat
人間椅子らしいヘビーで文学的な格式高いアルバムだね。

評価: 3.0

1998年に発売された4作目のアルバムで、ミドル・テンポの重厚なサウンドが特徴的な作品です。

人間椅子の音楽は、「いかすバンド天国」出演時に「文学ロック」と呼ばれていましたが、本作はタイトルが示す通り、「文学ロック」という言葉がよく似合う作品です。

今までになく、キャッチーな曲「もっと光を! 」でスタートしますが、それ以降は重々しいミドル・テンポの曲が続いていきます。

本作のタイトルにもなっているラスト・ナンバー「羅生門」は、各式高い荘厳な曲で人間椅子を代表する1曲です。

この時代の人間椅子の勢いを感じさせるアルバムです。

第15位
修羅囃子

ken
前作「見知らぬ世界」がポップすぎたが、ストレートなヘビー・メタルに戻ったな。
kat
オープニングの「東洋の魔女」と「鬼」から打ちのめされてしまうね。疾走曲が多いね。

評価: 3.1

2003年に発売された11作目のアルバムで、前作「見知らぬ世界」がポップすぎて不評なアルバムだったことを反省してか、本作は、かつてのヘビー・メタルの疾走感溢れる作品に戻っています。

人間椅子らしからぬポップな「愛の言葉を数えよう」や「王様の耳はロバの耳」など収録されていますが、基本的にヘビーな曲が多く、オープニング・ナンバー「東洋の魔女」から飛ばしまくっています。

人間椅子のアルバムは、ラストに壮大なドラマチックな名曲が収録されていることが多いですが、

本作も、その傾向通りラスト・ナンバー「相剋の家」は、ヘビーなギター・リフにドラマチックな展開がされる名曲です。

「相剋の家」の1曲だけでも、聴き応え十分のアルバムです。

第14位
頽廃芸術展

ken
日本の怪奇現象をテーマにした、おどろおどろしい曲が多いな。
kat
「菊人形の呪い」や「ダンウィッチの怪」は、ドラマティックな展開が圧巻だね。

評価: 3.2

1998年に発売された7作目のアルバムで、ドラムに、後藤マスヒロが正式加入して制作された作品です。

本作は、仏教的な要素が強く、オープニング・ナンバーの「胎内巡り」ではお経が入っていたり、「血塗られたひな祭り」や「菊人形の呪い」は、日本の怪奇現象を感じさせるなど、歌詞も音楽もドロドロとした曲が多くを占めています。

ラスト・ナンバー「ダンウィッチの怪」は、アメリカの怪奇小説家ラヴクラフトの作品をモチーフにした、ヘビーでドラマティックな曲で、このアルバムを象徴しています。

青森県の廃業した映画館で録音していることから、音がもっさりとしており、音質があまり良くないところが残念な点です。

第13位
人間失格

ken
人間椅子のデビューアルバムは、ブラック・サバスを感じるドゥーム・メタルのアルバムだな。
kat
バンドブームに乗って、このようなドゥーム・メタルを展開するバンドが出てきてくれたのは嬉しいことだね。

評価: 3.3

1990年に発売された人間椅子の記念すべきデビュー・アルバムです。

当時、「いかすバンド天国」に出演していた時は、鈴木研一がネズミ男の格好をしていたことからコミック・バンドのような扱いをされていました。

しかし、音楽性はコミカルな格好とは全く異なり、ブラック・メタルのような正当なドゥーム・メタルを展開しています。

本作には、「針の山」「りんごの泪」など、「いかすバンド天国」で演奏された曲が多く収録されています。

レコードを意識して制作されたために、音質は悪いですが、捨て曲はなくデビュー・アルバムから人間椅子の凄さが伝わってきます。

なお、本作が発売される前にイカ天レーベルから通称「0thアルバム」と呼ばれている「人間椅子」というアルバムが発売されていますが、今では入手困難となっています。

第12位
踊る一寸法師

ken
暗く重い曲が多いが、特に、ラスト・ナンバー「踊る一寸法師」が重すぎる曲だな。
kat
インディーズ・レーベルから発売されたためか、ジャケットや音楽はB級感が漂っているね。

評価: 3.4

1995年に発売された5作目のアルバムで、インディーズ・レーベルからリリースされた作品です。

1995年当時、「いかすバンド天国」で起こったバンドブームは終焉し、人間椅子のような音楽は一般受けしにくく、人間椅子にとって厳しい時代となっていました。

本作のジャケットは人間椅子のアルバムの中でも最も恐ろしく、収録曲もそのジャケット同様、暗くヘビーな音で満ちています。

重いギターリフと暗い歌詞が印象的な「暗い日曜日」、津軽弁が全面に出た「どだればち」、スラッシュ・ナンバーの「ダイナマイト」、江戸川乱歩の小説をモチーフにした「踊る一寸法師」など、インディーズ・レーベルからの作品とは思えない高品質な楽曲が多く収録されています。

当時は入手困難なアルバムでしたが、現在ではサブスクで手軽に聴くことができます。

第11位
色即是空

ken
このアルバムは、メタリカを彷彿させるギター・リフが多くて、スラッシュ・メタルを感じさせるな。
kat
いつも以上に印象的なギター・リフが多いアルバムだね。ザクザクのギター・リフが、スラッシュ・メタルしているね。

評価: 3.5

2023年に発売された23作目のアルバムで、仏教用語を用いたタイトルや仏教を感じさせるジャケットだけでも、聴く前から人間椅子らしいヘビー・メタルを期待させます。

実際、その期待を裏切らないパワフルな仕上がりとなっています。

本作の特徴としては、いつにも増してギターリフが炸裂しており、それを象徴するように、ギターリフが印象的な大作「さらば世界」で幕を開けます。

ザクザクと刻まれるギターリフはメタリカを思わせる雰囲気があり、特に「宇宙電撃隊」はメタリカに影響を受けた鋭いギターリフが特徴的です。

前作「苦楽」と同様、人間椅子の新境地を感じさせるアルバムです。


次は、10位 → 1位 です。

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