ムーディー・ブルース(The Moody Blues) 全アルバム ランキング|おすすめ アルバム

第10位
Octave

ムーディー・ブルースのアルバムの中では、最も暗いアルバムね。
kat
このアルバムは、プログレらしさがなくなり、世間一般的に評判の悪いアルバムだね。

評価: 2.7

1978年発売の9作目のアルバムです。

ムーディー・ブルースは、前作「Seventh Sojourn」発表後のアジア・ツアーを最後に活動休止することを決定し、各メンバーは、ソロ活動に専念していました。

その後、1978年に正式に再始動し、本作を発表しました。

マイク・ピンダーが、本作制作途中にバンドを脱退し、元イエスのキーボディスト パトリック・モラーツが、バンドに加入しました。

久々のアルバムで期待が大きかったですが、全体的に暗めの曲が多いことや、プログレ色が薄れたために、評判の悪いアルバムになりました。

その中でも、ラストの2曲「永遠への回帰」と「再会」は、希望の見える良曲で、次作「Long Distance Voyager」の足掛かりとなりました。

第9位
The Present

前作「Long Distance Voyager」の延長線上のようなアルバムで、聞きやすいポップなアルバムね。
kat
このアルバム以降、ムーディー・ブルースは、大衆向けのサウンドに変わっていくね。

評価: 3.0

1983年発売の11作目のアルバムで、前作「Long Distance Voyager」の延長線上のアルバムですが、前作よりも売上は低迷してしまいました。

世間一般的には、評判の良くないアルバムですが、1980年代にヒットしそうなポップで聞きやすい曲が多く、評判が悪いのが不思議に感じます。

本作以降、ムーディー・ブルースは、大衆向けのサウンドに変わっていき、更に、売上は低迷していくことになります。

第8位
A Question Of Balance

プログレというよりも、普通のロックのアルバムね。
kat
小粒な曲が多いアルバムだね。いつものムーディー・ブルースとは違う印象を受けるね。

評価: 3.1

1970年発売の6作目のアルバムで、この時代のムーディー・ブルースのアルバムでは、コンセプトを持たない珍しいアルバムです。

本作は、コンサートでよりよく演奏できるように、コンパクトな曲が増えています。

オープニング・ナンバーの「クエスチョン」は、全英チャートで2位を記録し、アルバム自体は、全英チャート1位に輝いています。

アルバム全体としては統一感があまり感じられませんが、それぞれの楽曲が優れており、聞きやすいアルバムとなっています。

第7位
夢幻(On The Threshold Of A Dream)

前作「失われたコードを求めて」の延長線上のアルバムだけど、前作よりも落ち着いた曲が多くなっているわね。
kat
このアルバムは、メロトロンを多用した後半のメドレーが秀逸だね。

評価: 3.5

1969年発売の4作目のアルバムで、ロマン、愛、幻想をテーマにしたコンセプト・アルバムです。

本作は、初めて、全英チャートで1位を記録し、またアメリカでも初のトップ20となりました。

何を表現しているのか分からない独特なジャケットは、前回「失われたコードを求めて」と同様、フィル・トラヴァースが描いています。

本作では、ラストの「ハヴ・ユー・ハード(パート1)」〜「航海」〜「ハヴ・ユー・ハード(パート2)」が、一番の聴きどころで、メロトロンが多用されたプログレらしい壮大な曲です。

第6位
失われたコードを求めて(In Search Of The Lost Chord)

このアルバムからメロトロンが使用され始め、宇宙を感じさせるアルバムね。
kat
このアルバムは、精神世界の探求をテーマにしたコンセプト・アルバムだね。

評価: 3.6

1968年発売の3作目のアルバムで、「Days Of Future Passed」のオーケストラ中心の演奏から、メロトロン中心の演奏に変化した作品です。

このアルバムから、壮大なコンセプト・アルバムが続いていき、本作は、ドラッグ体験によるトリップ感覚をテーマにしたコンセプト・アルバムです。

特に、オープニング・ナンバーの「オム」は、宗教、インド、宇宙を感じさせる壮大な曲です。

本作から、「青空に祈りを」と「ライド・マイ・シーソー」が中ヒットしていました。

第5位
Seventh Sojourn

メロディアスな曲が多く、聞きやすいアルバムね。童夢と同様、プログレ色の強いアルバムね。
kat
コンセプト・アルバムではないけど、1曲1曲が優れており、プログレ全開のアルバムだね。

評価: 3.7

1972年発売の8作目のアルバムで、メロトロンの音が、洪水のように押し寄せてきて、ムーディー・ブルースのアルバムの中で、最もプログレッシブ・ロックしている作品です。

本作では、メロトロンの前身であるチェンバリンと呼ばれるキーボードも使用されています。

コンセプト・アルバムではありませんが、メロディアスでポップな小曲が多く収録されています。

全米チャートで初の1位を記録し、本作発売後、ムーディー・ブルースは、ワールド・ツアーを行い、初来日しました。

第4位
子供たちの子供たちの子供たちへ(To Our Children’s Children’s Children)

初期ムーディー・ブルースの集大成のアルバムで、傑作アルバムね。
kat
このアルバムは、コンセプト・アルバムの最後のアルバムであり、コンセプト・アルバムを極めているね。

評価: 3.9

1969年発売の5作目のアルバムで、「宇宙から地球上の人間を見つめている」という宇宙をテーマにしたコンセプト・アルバムです。

本作でも、メロトロンが多く使用され、シンフォニックのような壮大なアルバムに仕上がっています。

今までのコンセプト・アルバムの集大成的なアルバムで、「失われたコードを求めて」から始まったコンセプト・アルバムは、本作で、一旦、終了します。


次は、3位 → 1位 です。

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