ムーディー・ブルース(The Moody Blues) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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ムーディー・ブルース(The Moody Blues) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

2024年4月24日、ムーディー・ブルースの創始者マイク・ビンダーが、82歳でお亡くなりになりました。

今回は、マイク・ビンダーを偲んで、ムーディー・ブルース(The Moody Blues)の全アルバムランキングをしていきたいと思います。


私が、ムーディー・ブルースの音楽と出会ったのは、何かのプログレッシブ・ロックの雑誌で、「童夢」が紹介されていたことが、きっかけでした。

プログレッシブ・ロックは、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、EL&P、ジェネシスの5大プログレ・バンドが有名ですが、ムーディー・ブルースは、そこから少し外れた存在でした。

ムーディー・ブルースの音楽は、プログレッシブ・ロックの代名詞であるメロトロン(磁気テープを媒体とするアナログ再生式のサンプル音声再生キーボード)を多用し、ブルース要素を取り入れた情緒溢れる美しいサウンドを特徴としていました。

ムーディー・ブルースは、日本では、マイナーなイメージがありますが、トータルセールスは7000万枚以上と、イギリス、アメリカでは、有名なバンドです。

1967年に発売されたアルバム「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」は、ロックとオーケストラを融合させたコンセプト・アルバムで、プログレッシブ・ロックのはしりと言われています。

そんなムーディー・ブルースの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ムーディー・ブルースのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

ムーディー・ブルースのアルバムの評価や名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

ムーディー・ブルース アルバムランキング

第16位
The Other Side Of Life

プログレ要素が無くなってしまい、ポップなアルバムに変わってしまったわね。
kat
ポップ要素が強すぎて、プログレのサウンドを求めている人には、辛いアルバムだね。

評価: 2.2

1986年発売の12作目のアルバムで、デヴィッド・ボウイやT・レックスなどのプロデューサーとして有名なトニー・ヴィスコンティがプロデュースした作品です。

本作は、愛、夢、人生についてをテーマにしており、1980年代らしいサウンドが特徴のアルバムです。

シンセサイザー、シーケンサー、ドラムマシンが多用されたシンセ・ポップ要素の強いアルバムとなっているために、

昔のプログレ時代のムーディー・ブルースが好きな人には、不向きなアルバムです。

オープニング・ナンバー「Your Wildest Dreadms」は、シングルカットされ、全米9位を記録し、アルバム自体も全米9位を記録しましたので、商業的には成功したアルバムです。

第15位
Keys Of The Kingdom

1980年代初頭のムーディー・ブルースのアコースティックなポップスに戻ったアルバムね。
kat
「Long Distance Voyager」のようなムーディー・ブルースらしいドリーミーなポップ・アルバムだね。

評価: 2.3

1991年発売の14作目のアルバムで、前作「Sur La Mer」や前々作「The Other Side Of Life」のシンセポップから、よりアコースティックなサウンドに戻ったアルバムです。

そのため、本作は、1980年代初頭の「Long Distance Voyager」や「The Present」の雰囲気を感じます。

しかし、本作の制作中に、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティと、キーボードのパトリック・モラーツが脱退してしまった影響で、

「Long Distance Voyager」や「The Present」のような情緒溢れる作品とまではいきませんでした。

それでも、ムーディー・ブルースらしいドリーミーさを持っているため、一聴の価値のあるアルバムです。

第14位
Strange Times

打ち込みを使用したチャレンジングな曲もあるけど、全体的に落ち着いたアルバムね。
kat
無難な出来のアルバムで、ポップなムーディー・ブルースが好きな人向けのアルバムだね。

評価: 2.4

1999年発売の15作目のアルバムで、前作「Keys Of The Kingdom」から、8年ぶりに発売されたアルバムです。

前作と同様、ドリーミーなポップ・アルバムですが、AORやヒュージョンを感じさせる曲が増えています。

アコースティック・ギターとシンセサイザーが多用され、軽めのオルガンやフルート、ストリングスのアレンジが特徴的なアルバムです。

オープニング・ナンバー「English Sunset」は、打ち込みを使用したムーディー・ブルースの新機軸を感じさせます。

本作の中では、哀愁を帯びたバラード曲「Love Don’t Come Easy」がおすすめ曲です。

オリジナル・メンバーであったレイ・トーマスは、健康状態が悪化したことで、本作が、レイ・トーマスが参加した最後のアルバムとなりました。

第13位
Sur La Mer

メロディアスな曲が多いけど、音が軽くなってしまったわね。
kat
前作「The Other Side Of Life」よりも、メロディアスな曲が増えたけど、プログレからはかけ離れてしまったね。

評価: 2.5

1988年発売の13作目のアルバムで、シンセサイザーを多用した1980年代のエレクトロニックなサウンドが特徴的なアルバムです。

シンセサイザーがうねっている曲や、アコースティックの曲など、海や自然を感じさせる曲が多く収録されています。

本作には、1986年のヒット曲「Your Wildest Dreams」の続編であるヒット シングル「I Know You’re Out There Somewhere」が収録されています。

1980年代のAORを感じさせるため、1980年代のAORが好きな人には、おすすめのアルバムです。

第12位
December

ムーディー・ブルースのラストアルバムは、クリスマス・アルバムなのね。
kat
クリスマスの曲も、ムーディー・ブルースのサウンドに合っていることが分かるね。

評価: 2.6

2003年発売の16作目のアルバムで、ムーディー・ブルース初のクリスマス・アルバムであり、ムーディー・ブルースのラスト・アルバムでもあります。

半分がオリジナル曲、半分がカヴァー曲で構成されています。

有名曲では、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」や、アーヴィング・バーリンの「ホワイト・クリスマス」がカヴァーされています。

ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」は、ムーディー・ブルースのラスト・アルバムに相応しく、寂しさを感じつつも、心温まる曲です。

第11位
The Magnificent Moodies

ムーディー・ブルースのデビューアルバムは、まだプログレ要素はなく、R&Bのアルバムね。「Go Now」が、有名曲ね。
kat
「Go Now」は、情緒溢れる美しい曲という点で、今後のムーディー・ブルースを暗示しているね。

評価: 2.7

1965年発売のムーディー・ブルースの記念すべきデビュー・アルバムです。

本作発売時のムーディー・ブルースは、R&Bグループとして活躍していました。

そのため、ピアノ、ギターが中心で、メインボーカルはジャスティン・ヘイワードではなく、レイ・トーマスが担当しています。

プログレ時代、ポップス時代のムーディー・ブルースとは全く別物のアルバムです。

シングル・リリースされた「Go Now」は、全英チャート1位・全米チャート10位を記録し、大ヒットしました。


次は、10位 → 3位 です。

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