Megadeth(メガデス) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

第5位
Dystopia

前作「Super Collider」は「リスク」のサウンドに近かったが、このアルバムはまたメタルに戻ったな。
メガデスは質の高いアルバムを、2年おきにコンスタントに発表し続けていることが凄いね。

評価: 3.8

2016年に発売された15作目のアルバムで、ブラジルのメタル・バンド、アングラのギタリスト、キコ・ルーレイロが全面的に参加して制作された作品です。

そのためか、技巧的なメタル・ナンバーが多く収録されています。

アルバムタイトル曲「Dystopia」は、「Rust in Peace」収録の「Hangar 18」を彷彿とさせる楽曲で、かつてのメガデス・サウンドが蘇っています。

メガデスはコンスタントに新作をリリースし続けていますが、本作でも高い完成度を維持しており、デイヴ・ムステインの才能を改めて実感させるアルバムとなっています。

第4位
The Sick, the Dying… and the Dead!

完全にスラッシュ・メタルに原点回帰し、後期メガデスの中では、最高傑作だな。
前作「Dystopia」の延長線上のアルバムで、「Dystopia」よりもさらにスラッシュ・メタルしているね。

評価: 4.0

2022年に発売された16作目のアルバムで、前作「Dystopia」から6年ぶりに発表された作品です。

この間には、コロナ禍の影響やデイヴ・ムステインの咽頭がん発症、そしてベーシストのデイヴィッド・エレフソンの解雇など、さまざまな出来事がありましたが、それらを乗り越えて本作を完成させました。

前作「Dystopia」に続き、ギターは、アングラのギタリスト、キコ・ルーレイロが担当しています。

マーティ・フリードマンが在籍していた時期を第1期黄金期とするならば、本作の参加メンバーは第2期黄金期と呼んでもよいほど、演奏が充実しています。

全体として、1980年代のスラッシュ・メタルを彷彿とさせるサウンドに仕上がっています。


Endgame

全編スラッシュ・メタルしていて、往年のメガデス・ファンにも納得できるアルバムだな。
迫力のあるスラッシュ・メタルが戻ってきて、完全にスラッシュ・メタルのメガデスが復活したね。

評価: 4.2

2009年に発売されたメガデスの12作目のアルバムで、デイヴ・ムステインが「もうメガデスはダメだと思っている連中も、注目せずにはいられないレコードになる」と語ったように、攻撃的でメロディアスな作品に仕上がっています。

オープニングの「Dialectic Chaos」から「This Day We Fight!」へ続く流れは、メガデス史上、屈指のスピード感と攻撃力を誇ります。

本作でギターを務める クリス・ブロデリックは、デイヴ・ムステインが「歴代のメガデスのギタリストの中で最も素晴らしい」と称賛している通りの実力を発揮しており、圧巻のプレイを披露しています。

捨て曲が一切なく、「リスク」でメガデスに失望した人にぜひ聴いてほしいアルバムです。

スラッシュ・メタルのメガデスが、ここに完全復活を遂げました。


Peace Sells… But Who’s Buying?

メガデスの本領が発揮され、複雑なギター・リフが絡み合ってそのザクザク感がたまらないな。
スラッシュ・メタルの名盤で、メガデスがインテレクチュアル・スラッシュと呼ばる理由がよく分かるね。

評価: 4.4

1986年に発売されたメガデスのセカンド・アルバムで、メジャー・レーベルであるキャピトル・レコード移籍後の第1弾作品です。

攻撃的で複雑な構成の楽曲が多く、特に「Wake Up Dead」と「Peace Sells」はメガデスを代表する名曲で、独特の変態リフが印象的です。

前作のデビュー・アルバムに引き続き、ギターは元ジャズ系ギタリストのクリス・ポーランドが担当していますが、デイヴ・ムステインとの確執により、本作を最後に脱退してしまいます。

メガデスのアルバムの中でも特に評価が高く、最もスラッシュ・メタルしている作品です。


Rust in Peace

これぞメガデスの最高傑作だな。オープニング・ナンバーから、飛ばしまくっているな。
メガデスだけではなく、メタル史上でも名盤に位置付けられるアルバムだね。

評価: 4.6

1990年に発売されたメガデスの4作目のアルバムで、ギタリストにマーティ・フリードマン、ドラマーにニック・メンザを迎え入れ、黄金期メンバーによって制作された最初の作品です。

これまでのメガデス特有の複雑で変則的なリフは影を潜め、より分かりやすく完成度の高い楽曲が並びます。

リズム隊の演奏も素晴らしく、フリードマンとメンザの加入がメガデスのサウンドを大きく進化させています。

従来の攻撃性に加え、テクニカルな要素とメロディアスな魅力が融合し、最高のスラッシュ・メタル・アルバムといえる仕上がりです。

特にマーティ・フリードマンの攻撃的かつ流麗なギター・プレイは圧巻で、その存在感はアルバム全体を支配しています。

メタル史に残る名盤です。


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その他のアルバム

    Hidden Treasures

  • 4度目の来日公演を記念して、1995年に発売された企画アルバムです。タイトルのとおり、隠れた宝石を集めたような内容で、映画のサウンドトラックやシングルのB面曲、さらにはカバー曲などを収録しています。
  • ブラック・サバス、セックス・ピストルズ、アリス・クーパーといったレジェンドたちの楽曲をカバーしています。企画盤ではありますが、メガデス・ファンなら一聴の価値がある、充実した内容のアルバムです。
    Live Trax

  • 1997年の来日公演を記念して発売されたミニ・ライブ・アルバムです。1997年6月に行われたフェニックス公演から6曲がセレクトされています。
  • 現在では、マーティ・フリードマンとニック・メンザが参加した貴重なライブ音源であるため、マーティ・フリードマン時代のメガデスが好きなファンには必聴の一枚です。唯一残念な点は、もう少し収録曲を増やして欲しかったことです。
    Rude Awakening

  • 「The World Needs a Hero」リリース後の2001年に行われたアリゾナ公演の模様を収録したライブ・アルバムです。ギターは「The World Needs a Hero」にも参加していたアル・ピトレリで、メガデスの歴代ギタリストの中ではマイナーな存在ですが、デイヴ・ムステインとのツインギターは迫力があり、ライブならではの重厚なサウンドを聴かせてくれています。
  • 収録曲は「The World Needs a Hero」の楽曲に偏ることなく、ベスト・アルバム的な選曲となっています。特におすすめは「She-Wolf」で、スタジオ・バージョンでは味わえない圧倒的な迫力が感じられます。
    That One Night: Live in Buenos Aires

  • 「The System Has Failed」リリース後の2005年、アルゼンチン公演のライブ音源を収録したアルバムです。大歓声に包まれた会場の臨場感をそのままに、録音状態も非常に良好です。
  • 本作は、デイヴ・ムステインがメガデスとしてのバンド活動継続を決意したことでも知られるライブでもあります。また、メガデスの中では地味な存在だったドローヴァー兄弟が参加していますが、迫力のある演奏を披露し熱気にあふれています。


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メガデスのメンバー

メガデスは、ほぼデイヴ・ムステインのワンマン・バンドに近い性格を持ちます。

デイヴ・ムステイン自身が問題行動を起こすことも多く、周囲とのトラブルが絶えなかったため、メンバーの入れ替わりが激しいバンドです。

メガデスで活躍した主要なメンバーを以下に紹介します。

  • デイヴ・ムステイン(ボーカル、ギター担当)

    もともとメタリカのオリジナル・メンバーでしたが、他のメンバーとのトラブルにより、メタリカのファースト・アルバムのレコーディング時に解雇されてしまいました。

    その後、メタリカを見返すためにメガデスを結成しましたが、もしメタリカに残っていた場合、メタリカの音楽性はどのように変化していたのか、見てみたかった気もします。

    メガデスではボーカルとギターを担当しており、もともとギタリストとしての実力があるため、ギター演奏の技量は折り紙付きです。


  • クリス・ポーランド(ギター担当)

    メガデスのオリジナル・メンバーで、1stアルバム「Killing Is My Business… and Business Is Good!」、2ndアルバム「Peace Sells… But Who’s Buying?」、および「The System Has Failed」に参加しました。

    もともとジャズ・ギタリストであったことから、即興的なフレーズを得意としています。


  • マーティ・フリードマン(ギター担当)

    ガデスの黄金期を支えたギタリストで、4thアルバム「Rust in Peace」から、8thアルバム「Risk」まで参加しました。

    日本の音楽に興味を持ち、日本語も話せる、ちょっと変わったアメリカ人です。

    日本では「タモリ倶楽部」や「Rock Fujiyama」などのテレビ番組にも出演し、タレントとしても活躍しています。

    そのため、テレビで見たことがある人も多いのではないでしょうか。


  • キコ・ルーレイロ(ギター担当)

    ブラジル出身のギタリストで、メガデスよりもブラジルのメタル・バンド、アングラでの活躍の方が知られています。

    メタルだけでなくクラシックの知識も豊富で、ボサノバやジャズなど幅広いジャンルの演奏にも長けています。

    メガデスのアルバムでは、「Dystopia」と「The Sick, the Dying… and the Dead!」に参加しました。

    家族を優先するため、2024年には、しばらくメガデスに参加しないことを表明しました。


  • デイヴィッド・エレフソン(ベース担当)

    メガデスのオリジナル・メンバーで、メンバー交代の激しいバンド内において、不動のベーシストとして知られていました。

    デイヴ・ムステイン以外では、最も多くのメガデスのアルバムに参加しています。

    しかし、2021年にプライベートな動画が流出したことを理由に、メガデスを解雇されることとなりました。


  • ニック・メンザ(ドラム担当)

    マーティ・フリードマンと同様に、メガデスの黄金期を支えたドラマーで、「Rust in Peace」から「Cryptic Writings」までのアルバムに参加しました。

    しかし、1998年に重度の膝の故障のため、メガデスを離れることとなりました。

    残念ながら、2016年に心臓発作で他界しています。

メガデスの音楽

メガデスのアルバムは大きく分けて、スラッシュ・メタル系のハードな作品と、メロディアスなロック系の作品の2種類があります。

メロディアスなロック系のアルバムは、往年のメガデス・ファンには不評なこともありますが、メタルのサウンドに慣れていない人には、こちらのアルバムから聴き始めると馴染みやすいかと思います。

一方、スラッシュ・メタル系のハードなアルバムは、ノリの良い疾走曲が多く、メタル・ファンであればヘッドバンキングしたくなること間違いなしです。

各区分けのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【スラッシュ・メタルのアルバム】

  • Killing Is My Business… and Business Is Good!(1985年):上級者向け
  • Peace Sells… But Who’s Buying?(1986年):初心者向け
  • So Far, So Good… So What!(1988年):中級者向け
  • Rust in Peace(1990年):初心者向け

【ロック系のアルバム】

  • Countdown to Extinction(1992年):初心者向け
  • Youthanasia(1994年):初心者向け
  • Cryptic Writings(1997年):中級者向け
  • Risk(1999年):中級者向け

【スラッシュ・メタルへの回帰アルバム】

  • The World Needs a Hero(2001年):上級者向け
  • The System Has Failed(2004年):初心者向け
  • United Abominations(2007年):中級者向け
  • Endgame(2009年):初心者向け
  • Th1rt3en(2013年):上級者向け
  • Super Collider(2009年):上級者向け
  • Dystopia(2016年):初心者向け
  • The Sick, the Dying… and the Dead!(2022年):初心者向け
  • Megadeth(2026年):中級者向け

まとめ

最後に、メガデスのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Rust in Peace 4.6
2位Peace Sells… But Who’s Buying? 4.4
3位Endgame 4.2
4位The Sick, the Dying… and the Dead! 4.0
5位Dystopia 3.8
6位So Far, So Good… So What! 3.6
7位The System Has Failed 3.4
8位Megadeth 3.3
9位Youthanasia 3.2
10位Killing Is My Business… and Business Is Good! 3.1
11位Countdown to Extinction 3.0
12位Th1rt3en 2.9
13位United Abominations 2.8
14位Cryptic Writings 2.7
15位Super Collider 2.6
16位The World Needs a Hero 2.5
17位Risk 2.4

メガデスのアルバムは、スラッシュ・メタル → グルーヴ → スラッシュ・メタル回帰といった形でサウンドを変化させてきました。

そのため、私はメタリカのアルバムのサウンド変化に似ていることから、メガデスは「メタリカの二番煎じ」というイメージを持っていました。

しかし、改めてメガデスの全アルバムを聴き直してみると、新作の発表が少ないメタリカよりも、質の高い新作をコンスタントに発表し続けているメガデスの方が、むしろ上をいっているように感じました。

残念ながら、ムステインが「2026年のアルバムと解散ツアーを最後に活動を終了する」と発表したため、今後、メガデスの新作は望めないかもしれません。

それでも、ムステインが健康でいる限り、復活を待ち続けたいと思います。

次回は、スラッシュ・メタルから離れて、アメリカのハード・ロック・バンド エアロスミスの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。

メガデスのグッズ紹介

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