Megadeth(メガデス) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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Megadeth(メガデス) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

前回は、メタル・マスター Metallica(メタリカ)の全アルバムランキングをしましたので、

今回は、4大スラッシュ・メタルの一角である Megadeth(メガデス)の全アルバムランキングをしていきたいと思います。


メガデスのボーカル デイヴ・ムステインは、デビュー前のメタリカに在籍していましたが、過度な飲酒や暴力などにより、メタリカを解雇されてしまいます。

その後、メガデスを結成しますが、デビューアルバムは、高い評価を得られずも、セカンド・アルバムがヒットし、頭角を表して行きます。

サウンドが、メタリカに似ていることから、メタリカの二番煎じのイメージが強いですが、メタリカに劣らず、迫力のあるアルバムを多数発売しており、現在までに、16枚のスタジオ・アルバムを発表しています。

そんなメガデスの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

メガデスのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

メガデスのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

メガデス アルバムランキング

第16位
Risk

ken
メタリカの「Load」や「Reload」を真似たのか、ここまでサウンドが変化してしまうと、ついていけないな。
kat
ここまで大胆にポップ路線にいってしまうと、もはやメガデスではなくなり、やりすぎ感を感じるね。

評価: 2.4

1999年発売の8枚目のアルバムで、メロディアス、歌志向の究極版であり、メガデスのアルバムの中で、一番の問題作です。

アルバム名が示している通り、メガデスにとっては、リスクのある作品になりました。

メガデスだと思わず聞けば、メロディアスで聞きやすく良作だとは思いますが、メガデスにこのようなサウンドを求めている人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

メタルですら無くなってしまい、単なるロック・アルバムになってしまいました。

マーティ・フリードマンのギター・ソロをほとんど聞くことができず、結局、マーティ・フリードマンは、このサウンドに嫌気がさし、メガデスを脱退してしまいました。

第15位
The World Needs a Hero

ken
前作「リスク」は、ポップに走りすぎてしまったが、このアルバムは、昔のスラッシュ感が戻ってきたな。
kat
メタリカの「…And Justice for All」に似ている気がするね。スラッシュ感が戻ってきたのは嬉しいね。

評価: 2.5

2001年発売の9枚目のアルバムで、前作「リスク」の評判が悪かったことを反省したのか、本作は、昔のスラッシュ・メタルのサウンドに近くなりました。

しかし、インパクトが弱いことや良いリフがないなどの理由で、評判が良くなく、メガデスのアルバムの中では、ほとんど話題にあがらないアルバムです。

しかし、何度も聞いていくうちに、そのインパクトの弱さが心地よくなるため、スルメ的なアルバムに感じています。

前作「リスク」で脱退してしまったマーティ・フリードマンに代わり、「エイジア」や「サヴァタージ」に在籍していたアル・ピトレリが参加しています。

第14位
Super Collider

ken
メタル・アルバムだが、メロディアスでポップな曲も収録されているな。
kat
「リスク」ほどポップな感じはないけど、「The World Needs a Hero」のアルバム以降では、一番メロディアスなアルバムだね。

評価: 2.6

2013年発売の14枚目のアルバムで、新たに、ユニバーサルレーベルであるトレードクラフトからリリースされた最初のアルバムです。

先行シングル曲「Super Collider」や「The Blackest Crow」は、「リスク」に近いサウンドですが、

「Kingmaker」「Don’t Turn Your Back…」のように、疾走曲も収録されており、「リスク」とはまた違った印象を受けるアルバムです。

特に、Disturbedのボーカリスト デヴィッド・ドレイマンがゲスト参加している「Dance in the Rain」は、複雑な構成を持つ勢いのあるメガデスらしい曲で、本作の中で、一番のおすすめ曲です。

第13位
Cryptic Writings

ken
ポップな曲とスピード感のある曲とで別れていて、捨て曲が多いアルバムだな。
kat
次作「リスク」の前哨戦のようなアルバムだね。「リスク」ほど、ポップではないけれど、かなりロック寄りのアルバムになったね。

評価: 2.7

1997年発売の7枚目のアルバムで、発売当初は「スラッシュのメガデスが戻ってきた」と言われていたようですが、

それほどスラッシュ回帰したアルバムではなく、メロディアスな曲が多くを占めています。

スピード感のある曲は、「The Disintegrators」「She-Wolf」「Vortex」「FFF」くらいしかありませんが、

それでも、「She-Wolf」は、メガデスの曲の中でも、名曲に値する曲です。

「Trust」「Almost Honest」などの歌志向の強い曲は、新鮮ではありますが、途中でダレてしまうのも事実です。

新しいメガデスと昔のメガデスが同居したメリハリの効いたアルバムです。

第12位
United Abominations

ken
オープニングの3曲はスピード感のあるスラッシュ・メタルしている良曲だが、その後が、続かなかったな。最後まで疾走曲でいってほしかったな。
kat
天使とバイカーのジャケットが、いつもと違う雰囲気があり、メガデスの意気込みが感じられるアルバムだね。

評価: 2.8

2007年発売の11枚目のアルバムで、前作「The System Has Failed」の延長線上のようなサウンドで、メタルしているアルバムです。

1曲目〜3曲目が、疾走感溢れるスラッシュ系の曲で、それ以降の曲が、ミドルテンポのグルーヴ感のある曲で構成されています。

そのため、昔のメガデスのスラッシュ・メタルが好きな人には、4曲目以降、物足りなさを感じるかもしれません。

ギターとドラムに、当時、ほとんど無名だったグレン・ドローヴァーとショーン・ドローヴァーが参加しています。

本作には、レッド・ツェッペリンのカヴァー曲「Out on the Tiles」や、「Youthanasia」に収録されていた「À tout le monde」のセルフ・カヴァーが収録されています。

第11位
Th1rt3en

ken
悪いアルバムではないが、前作「Endgame」が良かったせいか、何か物足りない感じがするな。
kat
前作「Endgame」が、「Rust in Peace」に近かったとすると、このアルバムは、「Countdown to Extinction」に近いね。

評価: 2.9

2011年発売の13枚目のアルバムで、アルバム名も「サーティーン」、収録曲も13曲と、13づくめのアルバムです。

オープニングの「Sudden Death」と「Public Enemy No.1」のリフが目新しさを感じましたが、それ以外の曲は、ミドル・テンポの無難な曲が多いアルバムです。

無理矢理13曲収録した感は否めず、マーティ・フリードマンがいた時代に作られた「New World Order」と「Millennium of the Blind」の2曲が、再録音されています。

メガデスのアルバムの中では、可もなく不可もない無難なアルバムで、メガデス・ファンには安心して聞けるアルバムです。

第10位
Countdown to Extinction

ken
このアルバムからスラッシュさがなくなってしまい、普通のメタル・アルバムになってしまったな。
kat
複雑な構成の曲がなくなり、あっさりとしたサウンドに変化してしまったね。メガデスのアルバムの中では一番売れたアルバムだね。

評価: 3.0

1992年発売の5枚目のアルバムで、メタリカが、スラッシュ・メタルを辞めてしまったのと同様、メガデスも本作から脱スラッシュを目指すようになります。

ほとんどの曲がミドル・テンポで、スピードよりもグルーヴ感を重視したアルバムです。

メガデス初の全米トップ10入りしたアルバムであることから、本作を最高傑作と評する人もいます。

しかし、スラッシュ・メタル感がなくなってしまったため、昔からのメガデス・ファンには、不評なアルバムでもあります。

本作以降、メガデスは、更にメタルさもなくなりロック寄りのアルバムを制作していくことになります。

第9位
Killing Is My Business… and Business Is Good!

ken
メガデスのファースト・アルバムだな。音が悪いことがネックなアルバムだな。
kat
スピード感、複雑なリフ、目まぐるしく変わる構成など、既に、メガデスの骨格が出来上がっているね。

評価: 3.1

1985年発売のデビューアルバムで、発売当時は、録音状態が最悪で、そのためか、世間的に評価が低かったアルバムです。

しかし、収録曲は、スピード感あふれる攻撃的なスラッシュ・メタルばかりで、オープニングの悲しげなピアノから、一気に高速のスラッシュ・メタルが展開されていきます。

ラスト・ナンバー「Mechanix」は、メタリカ時代にデイヴ・ムステインが書いた曲で、メタリカのデビュー・アルバムにも収録されています。(メタリカのほうは、「The Four Horsemen」という曲名に変更されています。)

ジャケットやアルバム名からも、狂気さが表れており、スラッシュ・メタル好きにはたまらないアルバムです。

音が改善されているリマスター版を聞くことをおすすめします。

第8位
Youthanasia

ken
前作「Countdown to Extinction」に比べると、更にメロディアスさが増したな。
kat
聞きやすいアルバムだね。ハードさとメロディアスさでは、「Rust in Peace」と「リスク」のちょうど中間のようなアルバムだね

評価: 3.2

1994年発売の6枚目のアルバムで、前作「Countdown to Extinction」のサウンドを、更にメロディアスにしたようなアルバムです。

今では、発禁になりそうなジャケットも印象的です。

「ドコドコドコドコドコドコ♪」の始まりが印象的な「Reckoning Day」や、ザクザクのギター・リフの「Train of Consequences」「The Killing Road」、哀愁のあるバラード曲「À tout le monde」など、バラエティー豊かなアルバムです。

全体的にキャッチーな曲が多く、メタルが苦手な人でも聞きやすいアルバムです。

前作「Countdown to Extinction」に引き続き、アメリカのBillboard 200でトップ5入りを果たしました。

第7位
The System Has Failed

ken
前作「The World Needs a Hero」よりも迫力が増し、昔のスラッシュなメガデスが戻ってきたな。
kat
単なる原点回帰のアルバムではなく、メロディアスさが加わったスラッシュ・メタルのアルバムだね。

評価: 3.4

2004年発売の10枚目のアルバムで、元々は、デイヴ・ムステインのソロ・アルバムとして制作していましたが、

レコード会社の意向によりメガデス名義で発売されたアルバムです。

初期のアルバム「Killing Is My Business… and Business Is Good!」と「Peace Sells… But Who’s Buying?」に参加していたギタリスト クリス・ポーランドが復帰しています。

これまでのメガデスの集大成のようなアルバムで、昔のインテレクチュアル・スラッシュに、メロディアスを加えたような作品です。

「リスク」でガッカリしてしまった昔のメガデス・ファンも納得できるアルバムです。

第6位
So Far, So Good… So What!

ken
複雑なギター・リフが攻撃的で、狂気に満ちているな。デイヴ・ムステインのボーカルの迫力が増してきたな。
kat
このアルバムが制作された時は、デイヴ・ムステインは、ドラッグ中毒に陥っており、そのため、狂気に満ちているアルバムになっているね。

評価: 3.6

1988年発売の3枚目のアルバムで、ギターのクリス・ポーランドとドラムのガル・サミュエルソンが解雇され、ジェフ・ヤングとチャック・ビーラーが参加したアルバムです。

セックス・ピストルズのカバー曲「Anarchy in the U.K.」や、バスの事故で亡くなったメタリカのクリフ・バートンに捧げた曲「In My Darkest Hour」が収録されています。

ポップさが出てきていますが、以前のパワーが落ちたわけではなく、今までのメガデスらしい複雑な構成の狂気に満ちた曲が多く収録されています。

メガデス初の全米トップ40入りを果たしました。

次は、5位 → 1位 です。

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