Korn(コーン) 全アルバム ランキング|おすすめアルバム

第5位
The Nothing

ken
近年のアルバムの中では、一番、原点回帰しているアルバムだな。
kat
デス声のウガウガ・ボーカルも聞けて、1stや2ndアルバムに近いアルバムだね。

評価: 3.6

2019年発売の13作目のアルバムで、ジョナサンの妻が亡くなった後、最初に制作された作品であるためか、負のエネルギーに満ちているアルバムです。

初期のコーンに通じる絶望感を持っており、オープニング・ナンバーの「The End Begins」には、ジョナサンの泣き声が入っています。

本作も、前作「The Serenity of Suffering」と同様、ジョナサンのボーカルの凄さが出ており、デス声、メロディアス、ウガウガ・ボーカルを使い分けた唯一無二のボーカルを聞かせてくれています。

1stアルバムや、2ndアルバムが好きな人にも、おすすめのアルバムです。

第4位
Follow The Leader

ken
メロディアスな曲が増え、狂気が少し薄らいで、聞きやすくなったな。
kat
ヒップホップのメロディアスな曲が増えたけど、ヘビーさは、1stや2ndアルバムから変わりないね。

評価: 3.7

1998年発売の3作目のアルバムで、コーンの真似をするフォロワー・バンドが増えたために、今までとは違うメロディアスな作風に変えたアルバムです。

聞きやすくなったことで、一般受けし、世界で1,400万枚以上を売上げ、コーンのアルバムの中で、最も売れたアルバムです。

1stアルバムや、2ndアルバムの狂ったコーンが好きな人には、評判の良くないアルバムですが、決して、柔になった訳ではなく、ヘビーなサウンドに変わりはありません。

基本的に、コーンは、ミドルテンポの曲を得意としますが、本作では、「Got the Life」のようなアップ・テンポの曲も取り入れています。

レコードやサブスクでは、1曲目からスタートしますが、CDでは、12曲目まで無音で、13曲目からスタートする不思議な構成になっています。


Issues

ken
ジョナサンのボーカルは、悲痛の叫びがなくなったが、絶望的なヘビーなアルバムであることには変わりはないな。
kat
スロー・テンポの重い曲が増えているね。1音、1音が、ヘビーでずっしりとくるね。

評価: 3.8

1999年発売の4作目のアルバムで、1stアルバムや2ndアルバムとは、また違ったダークで絶望的なアルバムです。

1stアルバムや2ndアルバムは、ジョナサンのボーカルが絶望的で狂気でしたが、本作のジョナサンのボーカルは、メロディアスで、まともになっている印象を受けます。

前作「Follow The Leader」が、メロディアスで聞きやすかった分、余計に、ダークで絶望的に感じてしまいます。

本作は、憎悪や嫉妬など負のオーラが漂っています。


Korn

ken
ジョナサンの狂気なボーカルに、暗くヘビーなサウンドは、凄まじいものがあるな。
kat
衝撃度の高いデビュー・アルバムだね。ボーカルのジョナサンの苦悩が表れているアルバムだね。

評価: 3.9

1994年発売の衝撃的なコーンのデビュー・アルバムで、テレビメディアなどの力を借りずに、口コミのみで70万枚を売り上げたアルバムです。

明るさは全くなく、全体的に、重く暗く鬱的な救いようのないアルバムです。

特に、ジョナサン・デイヴィスの苦悩に満ちたボーカルが痛々しく、ヒップホップの要素を加えたデスメタル・ボーカルは、世に衝撃を与えました。

本作の中で、最も衝撃的な曲は、ジョナサン・デイヴィスの過去のトラウマを泣きながら歌っている「Daddy」で、悲しすぎて、聞くのが辛くなってしまいます。

本作の影響力は多大で、世の中に、コーンの真似をするバンドが、多数、登場することになりました。

気分が落ち込んでいる時には、聞くことを避けた方が良い、絶望的な名盤です。


Life Is Peachy

ken
この2ndアルバムは、1stアルバムよりも聞きやすくなったが、狂気に溢れているアルバムだな。
kat
1stアルバムよりも、幾分、軽くなったように思うけど、ジョナサンのボーカルは、変わらず、狂っているね。

評価: 4.0

1996年発売のセカンド・アルバムで、1990年代のメタルを象徴するようなヘビネスさを持ったアルバムです。

次作「Follow The Leader」から、ポップなアルバムに変化していきますが、本作は、1stアルバム「Korn」と次作「Follow The Leader」の中間のようなサウンドで、

満ち溢れた狂気の中に、ポップさが見え隠れしています。

ジョナサンのボーカルは、オープニング・ナンバーの「Twist」では、ウガウガ〜と何を言っているのか分からないですし、「Good God」の雄叫びは最強ですし、

ボーカルの狂いぶりは、1stアルバム「Korn」を凌ぐものがあり、インパクト絶大の作品です。

おすすめのライブ・アルバム

    Live & Rare

  • 2003年のニューヨークのライブハウスCBGBと、1999年ウッドストックでのライブ音源を中心に、収録したライブ・アルバムです。絶望的な暗さはなく、爆音の激しい演奏で、コーンのカッコ良さが表れているアルバムです。
  • メタリカの「One」と、ピンク・フロイドの「Another Brick In The Wall Pts 1-3」のカヴァー曲が収録されており、特に、ピンク・フロイドの曲は、原曲を凌ぐ迫力があります。
    MTV UNPLUGGED

  • コーンの音楽は、爆音の重低音のギターがあってこそ映える音楽だと思っていましたが、このアコースティックにアレンジされたライブ・アルバムは、美しさに溢れ、コーンの違う魅力を発見できる素晴らしいアルバムです。
  • 全体的にペルーの民族音楽風にアレンジされた曲が多く、エヴァネッセンスのエイミー・リーとのデュエット曲「Freak on a Leash」や、レディオ・ヘッドのカヴァー曲「Creep」も収録されています。


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コーンのメンバー

1989年に、ジェームズ “マンキー” シェイファー、フィールディ、デイヴィッド・シルヴェリアらが、コーンの前身となるバンドL.A.P.D.を結成しました。

その後、1993年にジョナサン・デイヴィスをボーカルに迎え入れて、バンド名をコーンに改名し、コーンの歴史が始まりました。

以下に、コーンの主要メンバーを紹介します。

  • ジョナサン・デイヴィス(リードボーカル担当)
    コーンの暗く絶望的なサウンドは、ジョナサン・デイヴィスの幼少期の虐待のトラウマや、若い頃に葬儀屋の死体防腐処理の仕事をしていたことの影響が大きいと言われています。
    コーンの楽曲の一部では、泣き叫ぶようなボーカルスタイルがとられており、聞く者を圧倒させます。
    マルチプレイヤーでもあり、特にバグパイプの名手であることが知られており、コーンの曲の一部で、バグパイプが使用されています。
  • ジェームズ・シェイファー(ギター担当)
    足の指が手のように自由に動き、「猿のようだ」と言われたことから、マンキーというあだ名がついています。
    高校時代に、ブライアン・ウェルチと出会い、2人でよくギターを練習していました。
    その関係から、コーンの前身バンドL.A.P.D.に、ブライアン・ウェルチを参加させました。
    2011年には、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムも発表しています。
  • ブライアン・ウェルチ (ギター担当)
    「ヘッド」というニックネームで知られています。
    コーンのオリジナル・メンバーとして、独特なヘビーなギターで、コーンの重要な役割を担っていました。
    しかし、2005年にキリスト教に改宗し、突如、コーンを脱退してしまいます。
    その後、ソロ活動をしていくも、コーン時代とは違い、少ない聴衆の前で演奏することに悩み、2013年にコーンに復帰しました。
  • レジナルド・アーヴィツ (ベース担当)
    新聞漫画のキャラクター、ガーフィールドに笑顔が似ていたことから、フィールディというあだ名がついています。
    ヒップホップが好きであるため、コーンにヒップホップの要素を加わえました。
    現在は、キリスト教に回心し、2021年にコーンの活動を休止しました。
  • デビッド・シルヴェリア (ドラム担当)
    コーンのオリジナル・メンバーとして、強烈なパワーを持った手数の多いドラミングを行っていました。
    あまりにも強烈なドラミングであったため、肘の骨が腕の神経を圧迫し、一時期、ドラムを叩くことができませんでした。
    「家族との時間を大切にしたい」という意向から、2006年にコーンを脱退しました。

コーンの音楽

コーンは、アルバムごとに、色々なサウンドに変化させてきましたが、コーンの音楽は、大きく、「ニューメタル」「メロディアスなヘビー・ロック」「インダストリアル」「2000年代のラウド・ロック」に区分けすることができます。

それぞれの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【ニューメタルのアルバム】

  • Korn(1994年):初心者向け
  • Life Is Peachy(1996年):初心者向け
  • Follow The Leader(1998年):初心者向け
  • Issues(1999年):中級者向け向け
  • The Nothing(2019年):初心者向け向け

【メロディアスなヘビー・ロックのアルバム】

  • Untouchables(2002年):上級者向け
  • Take A Look In The Mirror(2003年):中級者向け

【インダストリアルのアルバム】

  • See You On The Other Side(2005年):中級者向け
  • Untitled(2007年):上級者向け

【2000年代のラウド・ロックのアルバム】

  • KornⅢ:REMEMBER WHO YOU ARE(2010年):中級者向け
  • The Paradigm Shift(2013年):初心者向け
  • The Serenity of Suffering(2016年):初心者向け
  • Requiem(2022年):上級者向け

【その他(エレクトリック)のアルバム】

  • The Path of Totality(2011年):中級者向け

まとめ

最後に、コーンのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Life Is Peachy 4.0
2位Korn 3.9
3位Issues 3.8
4位Follow The Leader 3.7
5位The Nothing 3.6
6位Take A Look In The Mirror 3.5
7位The Serenity of Suffering 3.4
8位The Paradigm Shift 3.2
9位Untouchables 3.0
10位Korn Ⅲ: Remember Who You Are 2.9
11位Requiem 2.8
12位The Path of Totality 2.7
13位See You On The Other Side 2.6
14位untitled 2.5

コーンの初期のアルバムが、上位を占める結果になりましたが、中期以降のサウンドを変化させたアルバムも、どれもヘビーさを持っており、素晴らしいアルバムでした。

そのため、コーンの初期の絶望的なアルバムしか聞いたことがない方は、この機会に、全アルバムを聞いてみることをおすすめします。

コーンは、今でも、定期的に新作を発表していますので、今後も、素晴らしいアルバムを制作していくことだと思います。

新作が発表される都度、上記のランキングに追記してきたいと思います。

次回は、コーンに並ぶニュー・メタル・バンド リンキン・パークの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。

コーンのグッズ紹介

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