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In Flames(イン・フレイムス) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、アーチ・エネミーの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、アーチ・エネミーと同じくスウェーデン出身のメロディックデスメタル・バンド In Flames(イン・フレイムス)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
イン・フレイムスは、1990年に、イェスパー・ストロムブラードを中心に、グレン・ユングストローム、アンダース・イワース、ヨハン・ラーソンの4名で結成されました。
当初、固定のボーカリストがいませんでしたが、2ndアルバム「The Jester Race」から、アンダース・フリーデンが加入し、イン・フレイムスのボーカリストが固定されました。
イン・フレイムスは、メンバーチェンジの激しいバンドで、中心人物であったイェスパー・ストロムブラードをはじめとして、オリジナル・メンバーは、全員脱退しており、原型をとどめていません。
そのため、音楽性も変化しており、初期のイン・フレイムスは、メロディックデスメタルを展開していましたが、2000年代初頭頃から、オルタナティヴ・メタルやメタルコア寄りのサウンドに変わっていきます。
そんなイン・フレイムスの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
イン・フレイムスのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
イン・フレイムスのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
イン・フレイムス アルバムランキング
Siren Charms

私的評価: 2.7 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2014年発売の11作目のアルバムで、ギタリストのニクラス・エンゲリンを、新たに迎え入れて制作されたアルバムです。
本作は、ほとんどがクリーンボイスで歌われており、アンダース・フリーデンのボーカルを強調したアルバムとなっています。
アンダース・フリーデンの過去のクリーンボイスは、あまり歌の上手さを感じませんでしたが、本作では、ボーカルの向上がみられます。
バックの演奏は、前作「Sounds of a Playground Fading」の延長線上の重低音のギターが強調されています。
全体的にクォリティーは相変わらず高いのですが、イン・フレイムスは安定期に入ったのか、チャレンジングな試みはあまりされておらず、限界にきているようにも感じます。
本作は、アンダース・フリーデンのボーカルを楽しむアルバムだと言えます。
Battles

私的評価: 2.8 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2016年発売の12作目のアルバムで、マイ・ケミカル・ロマンスなどの仕事で知られるハワード・ベンソンがプロデュースした作品です。
そのためか、コーラスを多用して、近年のモダン化された作風とも異なり、新たなイン・フレイムスのサウンドに変化したことが分かります。
どことなく、リンキンパークの作風に似ているようにも感じます。
しかし、イン・フレイムスのファンがこのようなキャッチーで商業メタルのような作品を望んでいるのかは、疑問に感じてしまいます。
そのため、本作は、昔のイン・フレイムスのサウンドを求めずに、新たに変化したイン・フレイムスのアルバムだと理解した上で聞く必要があります。
イン・フレイムスがどこに向かおうとしているのか、迷いを感じさせるアルバムです。
I, the Mask

私的評価: 2.9 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2019年発売の13作目のアルバムで、長年のイン・フレイムスのベーシストだったピーター・アイワーズが脱退し、ブライス・ポールを迎え入れて制作されたアルバムです。
イェスパー・ストロムブラードが抜けた後のオルタナティヴ・メタルを継続していますが、本作は、デスボイスとクリーンボイスをきっちりと使い分け、サビはクリーンボイス、サビ以外は、デスボイスで歌う曲が増えています。
前作「Battles」はパワーよりもキャッチーさを前面に出していましたが、本作は、パワーを強調し、スピード感溢れるメタル色を強めています。
ジャケットも今までとは異なり、可愛らしい悪魔?が目を引きます。
本作の面白いところは、2020年に、本作発表1周年を記念して、1980年代のゲームを彷彿させる8bitミュージックにアレンジしたアルバムをリリースしたことです。
この8bitミュージック盤を聞くと、イン・フレイムスのメンバーは遊び心があることが分かります。
Sounds of a Playground Fading

私的評価: 3.0 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2011年発売の10作目のアルバムで、イン・フレイムスの中心人物イェスパー・ストロムブラードが脱退した後の最初のアルバムです。
全体的に、疾走曲は減り、ミドルテンポの曲で占められています。
イェスパー・ストロムブラードが抜けたことによる影響が注目点ですが、演奏のパワフルさでの影響はあまり感じないものの、メロディアスなギターソロは薄れたように感じます。
安心して聞けるアルバムではありますが、過去のアルバムと比較して、大きな変化は感じられず、無難に仕上げている印象を受けます。
ただ、アンダース・フリーデンのボーカルは、デスボイスではなく、ダミ声のボーカルに変わってしまったことで、デスメタルの要素が皆無となりました。
それでも、全米チャートでは27位、スウェーデンチャートでは2位、ドイツチャートでは1位を記録するなど、イン・フレイムスの人気に陰りは見られません。
私的には、「A New Dawn」が、ドラマティックな展開がされ、イン・フレイムスの楽曲の中でも、名曲の1曲だと思っています。
Lunar Strain

私的評価: 3.2 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1994年発売のイン・フレイムスのデビュー・アルバムです。
本作は、まだ、固定のボーカリストがいなかったため、スウェーデンのデスメタル・バンド ダーク・トランキュリティのミカエル・スタンネが、セッション・ボーカルとして参加しています。
ボーカルは、デスメタルしていますが、疾走する曲はあまりなく、メロディアスなギターを強調しています。
また、要所要所に美しいアコースティック・ギターや、女性コーラス、ヴァイオリンを入れるなど、プログレッシブな独自のサウンドを作り上げています。
残念なのは、音質が良くなく、音量もまちまちであるため、聞き取りにくさがあるところです。
それでも、メロディックデスメタルの原点を感じさせ、デビュー・アルバムとしては上々の出来のアルバムです。
Soundtrack to Your Escape

私的評価: 3.4 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2004年発売の7作目のアルバムで、前作「Reroute to Remain」で変化させたサウンドを更に発展させたアルバムです。
前作以上に、重低音のヘビーなギターとドラムが強調されており、初期のイン・フレイムスの持っていたブルータリティとゴシックを融合したアグレッシブなサウンドが特徴となっています。
スローテンポ、ミドルテンポの曲が大半を占めているため、疾走曲が少ないのは残念ですが、モダンヘヴィネスのアルバムとしては、傑作のアルバムです。
また、アンダース・フリーデンのデスボイスが前面に出てきて、デスボイスが聞き取りやすくなっています。
以前メロディックデスメタルをやっていたバンドとは思えないほど、モダンなヘヴィネスに変化してしまったため、前作に引き続き、賛否両論のアルバムです。
本作は、前作以上にアメリカで受け入れられ、ビルボード200チャートでは、最高58位を記録しました。
Foregone

私的評価: 3.5 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2023年発売の14作目のアルバムで、イェスパー・ストロムブラードが脱退後、5枚目に当たるアルバムです。
イェスパー・ストロムブラードが脱退後のアルバムの中では、最もメロディックデスメタルに近いサウンドに仕上がっています。
ただ、単純に原点回帰している訳ではなく、初期のイン・フレイムスのメロディックデスメタルと、近年のイン・フレイムスのオルタナティヴ・メタルを融合したようなサウンドになっています。
スピード感やメロディアスなギターは、メロディックデスメタルを彷彿させていますし、デスボイスとクリーンボイスの使い分けは、オルタナティヴ・メタルを彷彿させています。
そのため、新旧のイン・フレイムス ファンどちらでも楽しめるアルバムです。
近年のイン・フレイムスのオルタナティヴ・メタルにモヤモヤ感があり、イン・フレイムスから離れてしまった人にも、ぜひ聞いてもらいたいアルバムです。
Clayman

私的評価: 3.6 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2000年発売の5作目のアルバムで、イン・フレイムスのターニングポイントとなるアルバムです。
本作が、メロディックデスメタルのサウンドを展開した最後のアルバムになりますが、既に、デスメタルの要素は少なくなっており、
シンプルなギターリフや、クリーンボイスを取り入れるなど、以前のイン・フレイムスに比べると変化が表れ始めています。
スピード感や派手さが無くなった分、地味になった印象を受けますが、過去のイン・フレイムスを忘れて、デスボイスのヘビーメタル・アルバムだと思って聞けば、なかなかの良作です。
本作は、聞きやすさが増したため、アメリカでヒットを記録し、イン・フレイムスの出世作となりました。
A Sense of Purpose

私的評価: 3.7 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2008年発売の9作目のアルバムで、イン・フレイムスの中心人物イェスパー・ストロムブラードが参加した最後のアルバムです。
前作「Come Clarity」が、アグレッシブに勢いに任せた突き抜けるアルバムであったのに対して、本作は、ドラマティックで聞かせる曲が多くなっています。
アンダース・フリーデンのボーカルは、クリーンボイスが減り、デスボイスを中心としていますが、純粋なデスボイスではなく、メロディを持つデスボイスであるため、クリーンボイスとデスボイスの中間のような歌声に変化しています。
ボーカルの変化に加え、メロディアスなギターソロも増えています。
全体的にソフトなヘビーメタルを展開しているため、イン・フレイムスのアルバムの中では、かなり聞きやすいアルバムに属します。
強いて言えば、キラーチューンがあれば、もっと傑作アルバムになっていたかと思います。
Whoracle

私的評価: 3.8 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1997年発売の3作目のアルバムで、地球の過去、現在、仮想の未来を描いたコンセプト・アルバムです。
前作「The Jester Race」の延長線上の作品ですが、前作よりも疾走感がなくなり、よりメロディアスさを強調したアルバムとなっています。
ギターのメロディラインの良さは過去最高で、洗練された叙情的なメロディは聞きやすさがあり、初期のイン・フレイムスの完成形を感じます。
本作の中では、「Jotun」「The Hive」「Episode 666」が傑作曲で、ミドル・テンポの哀愁感漂うギターのメロディは、カッコ良さが抜群です。
他にも、珍しいところでは、DEPECHE MODEの「Everything Counts」をカヴァーしています。
本作を最後に、グレン・ユングストロームと、ヨハン・ラーソンが脱退し、オリジナル・メンバーは、イェスパー・ストロムブラードだけになります。
The Jester Race

私的評価: 4.0 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1995年発売のセカンド・アルバムで、ボーカリストにアンダース・フリーデンが参加した最初のアルバムです。
イン・フレイムスのアルバムの中では、最もメロディックデスメタルしており、美しくも哀愁のあるギターのメロディと、楽器化しているデスボイスは、まさにメロディックデスメタルを象徴しています。
オープニング・ナンバーの「Dead Eternity」からスピード感あふれ、泣きのメロディに一発でやられてしまいます。
ワルツ風のアイリッシュなアコースティックギターが入ってくる「Moonshield」や、
怒涛のスラッシュ系の疾走曲かと思いきやギターソロの美しさが抜群な「December Flower」など、メロディックデスメタルの名曲が押し寄せてきます。
本作は、メロディックデスメタルのトップに位置付けられるアルバムで、北欧のメロディックデスメタルがどういうものなのかを知るには、最適なアルバムです。

Reroute to Remain

私的評価: 4.1 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2002年発売の6作目のアルバムで、メロディックデスメタルを捨て去り、新たなスタイルに転化したアルバムです。
前作「Clayman」が、意外にもアメリカでウケたため、本作は、今までのイン・フレイムスのサウンドを更にモンダ化し、ニューメタルのようにデスボイスとクリーンボイスを交互に取り入れるスタイルへと変化しました。
その他の明確なサウンドの変化としては、メロディアスなギターソロがなくなり、ギターリフとクリーンボイスでメロディアスさを出していることがあげられます。
このように大きくサウンドが変化してしまったため、今までのメロディックデスメタルのファンを裏切ってしまった賛否両論のアルバムとなってしまいましたが、
私的には、このサウンドの変化は賛成派であり、それは、マンネリ化を避けられたことや、よりダイナミックに壮大な広がりが出てきたためです。
この変化によって、イン・フレイムスは更にアメリカで受け入れられ、本作は、ビルボードのインディペンデントアルバムチャートでは、最高13位を記録しました。

Colony

私的評価: 4.2 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1999年発売の4作目のアルバムで、ビョーン・イエロッテがドラムからギターに転向し、ダニエル・スヴェンソン(ドラム)とピーター・アイワーズ(ベース)が加わり、新メンバーで制作されたアルバムです。
その効果が十分に出ており、前作「Whoracle」よりも音圧が上がり、重厚感が増しています。
また、前作よりもスピード感とアグレッシブさも増しています。
オープニング・ナンバーの「Embody the Invisible」から、テンション・マックスでスタートし、その後の「Ordinary Story」「Scorn」の頭3曲だけで、やられてしまいます。
それ以降も、ハイテンションの曲が続き、休む間もなく、ラストまで一気に駆け抜けていきます。
本作は、デスボイスだけでなく、クリーンボイスも登場してきています。
デスメタルよりも正統派のメタルを土台にしているため、デスメタルが好きな人だけでなく、メタル好きな人にも、満足できるアルバムです。

Come Clarity

私的評価: 4.4 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2006年発売の8作目のアルバムで、イン・フレイムスの最高傑作の呼び名の高いアルバムです。
初期のイン・フレイムスのメロディックデスメタルと、ここ最近のモダン・ヘヴィネスを融合したようなサウンドで、イン・フレイムスの集大成的な作品に仕上がっています。
決して原点回帰した訳ではなく、進化していった結果、このアルバムのサウンドに到達した印象を受けます。
オープニング・ナンバー「Take This Life」から、スラッシュ・メタルばりのザクザクのギターの疾走曲から始まり、前半は、メロディアスな曲や、バラード曲を挟みながら、後半は一気に疾走して終了していきます。
アンダース・フリーデンのクリーンボイスも板につき、歌唱力が向上していることが分かります。
「Dead End」では、スウェーデンのシンガーソングライターであるリサ・ミスコフスキーをフィーチャーし、アンダース・フリーデンのボーカルに良い味付けをしています。
売上も絶好調で、スウェーデンでは初登場1位、アメリカのビルボード200では58位を記録しました。

その他のアルバム
- 1994年発売のイン・フレイムスにとって初のEPです。本作には、イン・フレイムスだけでなく、メロディックデスメタル界においても最高傑作曲「Stand Ablaze」が収録されています。
- この「Stand Ablaze」以外にも、「Everdying」や「Biosphere」といったメロディックデスメタルらしいメロディアスな疾走曲が収録されています。
- 以前は、本作の収録曲は、1stアルバム「Lunar Strain」の日本のボーナストラックとして全曲収録されていましたが、今はバラバラに発売されています。イン・フレイムス ファンには必聴のアルバムです。
Subterranean
- 2000年11月に行われた日本東京公演の模様を収録したライブ・アルバムです。1stアルバム「Lunar Strain」〜5thアルバム「Clayman」までのベストな選曲がされています。
- 音質はあまり良くありませんが、スタジオ・アルバムよりもギターのメロディが聞き取りやすくなっています。
- オルタナティヴ・メタルに変わる前のライブですので、初期のメロディックデスメタルを十分に堪能することができます。
The Tokyo Showdown
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イン・フレイムスのメンバー
イン・フレイムスは、メンバーの入れ替えが激しいバンドで、中心人物であったギターのイェスパー・ストロムブラードも、2010年に脱退してしまい、現在は、オリジナル・メンバーが誰もいない状態で活動を続けています。
そこで、長年活躍してきた(している)メンバーを以下に紹介します。
- イェスパー・ストロムブラード(ギター担当):
イン・フレイムスの創始者で、初期のイン・フレイムスの中心人物でした。
ギターだけではなく、ベースやドラム、キーボードも演奏できるマルチプレイヤーとしても知られています。
その証拠に、最初期のイン・フレイムスのアルバムでは、ギター以外に、ドラムやキーボードも演奏していました。
2009年に、アルコールの問題で、イン・フレイムスのツアーから離脱し、そのまま2010年にイン・フレイムスを脱退しました。
イン・フレイムス以外では、ザ・レジスタンスや、ディメンション・ゼロ、サイラ、ザ・ヘイロー・エフェクトなど多くのバンドで活躍しています。
- アンダース・フリーデン(ボーカル担当):
1995年にイン・フレイムスに加入し、2ndアルバム「The Jester Race」から、現在まで、イン・フレイムスのリードボーカルとして活躍しています。
初期のイン・フレイムスでは、大半の曲をデスボイスで歌っていましたが、現在は、デスボイスよりもクリーンボイスで歌うことが多くなっています。
イン・フレイムスではボーカル以外にも、多くの曲の作詞・作曲を手がけています。
イン・フレイムス以外では、サイドプロジェクトとして、パッセンジャーを結成し、1枚アルバムを発表しています。
- ビョーン・イエロッテ(ギター担当):
イン・フレイムスには、2ndアルバム「The Jester Race」から参加し、現在でも、イン・フレイムスで、活躍しています。
イン・フレイムスでは、ドラマーとして加入しましたが、1998年に、ギタリストのニクラス・エンゲリンが脱退すると、本職であるギターに転向しました。
作曲能力も高く、イン・フレイムスの多くの曲の作曲に携わっています。
イン・フレイムス以外では、レコーディング・エンジニアとしても活動しています。
- グレン・ユングストローム(ギター担当):
イン・フレイムスのオリジナル・メンバーで、3rdアルバム「Whoracle」まで、イェスパー・ストロムブラードとツインギターを形成していました。
バンドのツアー生活に疲れたことや、音楽活動以外の仕事を優先することを理由に、1997年に、イン・フレイムスを脱退しました。
イン・フレイムス脱退後は、イェスパー・ストロムブラードとともに、ザ・レジスタンスやディメンション・ゼロを結成し活躍しました。
イン・フレイムスの音楽
イン・フレイムスの音楽は、大きく、「メロディックデスメタル」と「オルタナティヴ・メタル」に分けることができます。
初期のイン・フレイムスは、メロディックデスメタルを展開し、スピード感溢れるメロディアスなギターとデスボイスを特徴としていました。
中期から現在のイン・フレイムスは、ミドルテンポのグルーヴィーなギターに、デスボイスとクリーンボイスを使い分けるボーカルを特徴としています。
どちらのイン・フレイムスも魅力的ですが、イン・フレイムスの初心者の人は、メロディックデスメタルのイン・フレイムスから聞き始めるのが王道となります。
それぞれの時代のアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【メロディックデスメタルのアルバム】
- Lunar Strain(1994年):上級者向け
- The Jester Race(1995年):初心者向け
- Whoracle(1997年):初心者向け
- Colony(1999年):初心者向け
- Clayman(2000年):中級者向け
【オルタナティヴ・メタルのアルバム】
- Reroute to Remain(2002年):初心者向け
- Soundtrack to Your Escape(2004年):中級者向け
- Come Clarity(2006年):初心者向け
- A Sense of Purpose(2008年):中級者向け
- Sounds of a Playground Fading(2011年):上級者向け
- Siren Charms(2014年):上級者向け
- Battles(2016年):上級者向け
- I, the Mask(2019年):中級者向け
- Foregone(2023年):初心者向け
まとめ
最後に、イン・フレイムスのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | Come Clarity | 4.4 |
2位 | Colony | 4.2 |
3位 | Reroute to Remain | 4.1 |
4位 | The Jester Race | 4.0 |
5位 | Whoracle | 3.8 |
6位 | A Sense of Purpose | 3.7 |
7位 | Clayman | 3.6 |
8位 | Foregone | 3.5 |
9位 | Soundtrack to Your Escape | 3.4 |
10位 | Lunar Strain | 3.2 |
11位 | Sounds of a Playground Fading | 3.0 |
12位 | I, the Mask | 2.9 |
13位 | Battles | 2.8 |
14位 | Siren Charms | 2.7 |
イン・フレイムスの初期から中期のアルバムが上位を独占する結果となりました。
イェスパー・ストロムブラードが脱退した後のイン・フレイムスは、クリーンボイスを多用したオルタナティヴ・メタルに変化してしまったため、
初期のメロディックデスメタルが好きだった私にとって、近年のオルタナティヴ・メタルに、ついていけなくなってしまったため、このランキングの結果につながりました。
しかし、オルタナティヴ・メタルのアルバムもクォリティーが高く、決して駄作のアルバムはありません。
特に、2023年に発表した「Foregone」は、メロディックデスメタルが好きな人にも楽しめるアルバムに変化しましたので、これからも新作を楽しみに待っていたいと思います。
次回は、ギターの神 マイケル・シェンカーが在籍していた UFOの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。