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Arch Enemy(アーチ・エネミー) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、ガンズ・アンド・ローゼズの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、スウェーデン出身のメロディックデスメタル・バンド Arch Enemy(アーチ・エネミー)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
アーチ・エネミーは、1995年に、カーネイジの「マイケル・アモット、マイケルの弟クリストファー・アモット、ヨハン・リーヴァ」を中心に結成されました。
アーチ・エネミーの音楽は、卓越した演奏技術に、キャッチーでメロディアスなギターとデスボイスが特徴的で、独創的な音楽を展開しています。
アーチ・エネミーは、メンバーの入れ替わりが激しく、特に、ボーカルは、初代ボーカルのヨハン・リーヴァから、女性ボーカルのアンジェラ・ゴソウを経て、現在は、アリッサ・ホワイト=グラズが、担当しています。
アンジェラ・ゴソウがメンバーに加入した時は、女性のデスボイス・ボーカルは珍しく、アーチ・エネミーの知名度を一気に高め、
デスメタル界に女性ミュージシャンの活躍の場を広げました。
アーチ・エネミーは、現在もメロディックデスメタル・シーンのトップを走り続けるバンドとして、活躍しています。
そんなアーチ・エネミーの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
アーチ・エネミーのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
アーチ・エネミーのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
アーチ・エネミー アルバムランキング
Khaos Legions

私的評価: 2.8 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2011年発売の8作目のアルバムで、アンジェラ・ゴソウがボーカルをとった最後のアルバムです。
全体的に攻撃的な要素が薄くなり、リズムや重厚さを重視したサウンドに変化しています。
特に、前半はその傾向が強く、今までの疾走感のある攻撃的なアーチ・エネミーが好きな人にとっては、肩透かしを食らいます。
キラーチューンも特になく、ミドルテンポの曲が淡々と進んでいくため、途中でダレていきますが、
それでも、後半は、攻撃的な曲が戻ってきますので、その辺りは、流石、アーチ・エネミーです。
本作は、聞きやすさがあるため、売上は好調で、全米チャートでは過去最高の78位を記録しました。
Anthems of Rebellion

私的評価: 3.0 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2003年発売の5作目のアルバムで、クリストファー・アモットのクリーンボーカルを取り入れたアルバムです。
クリストファー・アモットは、「End of the Line」ではコーラスを、「Dehumanization」ではクリーンボーカルを担当しています。
また、アコースティック・ギターのインストゥルメンタルの曲を取り入れたりと、マンネリ化しないように新たな試みがされています。
しかし、否定的な意見も見られる賛否両論のアルバムで、否定的な意見としては、メロディアスさが減っていることや、アンジェラ・ゴソウのボーカルが一辺倒であることが挙げられています。
それでも、アグレッシブさは保たれており、聞き込めば聞き込むほど味の出てくるアルバムです。
本作は、米国のビルボード・インディペンデント・アルバムチャートで、15位を記録しました。
Stigmata

私的評価: 3.2 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1998年発売のセカンド・アルバムで、アーチ・エネミーにとって世界的に発売された最初のアルバムです。
そのためか、前作「Black Earth」のような超攻撃的なサウンドから、攻撃性を少なくし、よりメロディアスさを重視した聞きやすい作品となっています。
オープニング・ナンバー「Beast of Man」のイントロは、ブラックメタルのような超攻撃的に疾走していますが、それ以降は、グルーヴィなミドル・テンポの曲が続いていきます。
全体的に、コンセプト・アルバムのような曲の繋がりを感じさせ、曲の流れも良いため、1曲1曲を取り出して聞くよりも、アルバム全体として聞くのに適しています。
本作は、超攻撃的な前作「Black Earth」と、アーチ・エネミーの最高傑作である次作「Burning Bridges」との間に挟まれているため、地味な印象は拭えませんが、
それでも、メロディアスさは、アーチ・エネミーのアルバムの中でもトップに位置付けることができます。
War Eternal

私的評価: 3.5 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2014年発売の9作目のアルバムで、ボーカルが、アンジェラ・ゴソウから、同じく女性ボーカリストのアリッサ・ホワイト=グラズに変更になった最初のアルバムです。
また、ギターのクリストファー・アモットが脱退し、後任にニック・コードルを迎え入れて制作されたアルバムです。
この新たな体制に相応しく、オープニング・ナンバーは、オーケストラを使用したシンフォニックから始まり、アーチ・エネミーの今までのサウンドとは違うことを感じさせます。
それ以降の曲も、シンフォニックを所々にまぶしながら、基本的には、疾走曲を中心としたパワフルなナンバーを揃えています。
アリッサのボーカルは、今までのアーチ・エネミーと同様のデスボイスですが、アンジェラ・ゴソウよりも幾分、女性らしさを感じさせます。
また、アンジェラ・ゴソウと変わらずのキュートなルックスも目を引きます。
全体的に、疾走曲で押し通していますが、以前のアーチ・エネミーの超攻撃的な疾走曲ではなく、マイルドな疾走曲で聞きやすさが増しています。
体制変更が吉に出たのか、全米チャートでは、アーチ・エネミー初のトップ50入りを果たしました。
Deceivers

私的評価: 3.6 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2022年発売の11作目のアルバムで、アリッサ・ホワイト=グラズがボーカルの3作目のアルバムです。
アリッサが加わって、アーチ・エネミーは、色々な実験的なことをやってきましたが、本作では、クリアボイスを多く取り入れて、初期のアーチ・エネミーとは、かなりサウンドが変化してきました。
スピードよりも派手なアレンジやヘビーさを重視しており、初期アーチ・エネミーとは違った大げささと重厚さを持ち合わせたアルバムです。
ボーカルやアレンジは変化を見せていますが、ギターソロは変わらず、メロディアスな哀愁のある演奏を展開しています。
本作は、アリッサのボーカルが光っており、デスボイスとクリアボイスを使い分けて緩急を付け、デスボイスもクリアボイスも圧巻のボーカルを聞くことができます。
ボーナストラックの「Diamond Dreamer」では、アリッサは、全編クリアボイスで歌っており、デスボイスと対称的なハイトーンボーカルを聞くことができます。
Wages of Sin

私的評価: 3.7 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2001年発売の4作目のアルバムで、ボーカルがヨハン・リーヴァから、女性ボーカルのアンジェラ・ゴソウに変わって最初のアルバムです。
前任の男性ボーカリスト ヨハン・リーヴァがデスボイスであったため、女性ボーカリストに変わることで、一体、どんなボーカルに変わるのか不安がありましたが、
アンジェラ・ゴソウも男性顔負けのデスボイスで、不安は杞憂に終わりました。
女性のボーカルとはとても思えず、女性ボーカリストでもデスボイスができるのだと証明してくれました。
しかも、アンジェラ・ゴソウの可愛らしい顔からは想像もできない歌声です。
女性ボーカリストに合わせたのか、全体的に、重低音が薄くなり洗練されたサウンドとなっています。
と言っても、柔になったわけではなく、攻撃的な曲には変わりはありませんが、前作よりもギターのメロディアスさ減ってしまった印象を受けます。
女性ボーカリストに変更したことで、ライブも映えるようになったため、ボーカルの変更は成功だったと思えます。
Doomsday Machine

私的評価: 3.8 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2005年発売の6作目のアルバムで、前作「Anthems of Rebellion」が、メロディアスさが減ったシンプルなアルバムだったのに対して、
本作は、昔のメロディアスなサウンドに戻っています。
ただ、ヨハン・リーヴァ時代のアーチ・エネミーとは違って、疾走曲はさほどなく、ミドルテンポの洗練されたサウンドに変化しています。
本作は何と言っても、「Nemesis」が素晴らしく、この曲は、スピード感のあるギターから、いきなりスロウな展開に発展していくドラマチックな曲で、哀愁のあるギターが聞きどろの曲です。
アンジェラ・ゴソウのボーカルも最凶です。
このアルバムは、売上も好調で、全英アルバムチャートで初のトップ100入りし、全米チャートでも、初のトップ100入りを果たしました。
Will to Power

私的評価: 3.9 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2017年発売の10作目のアルバムで、アリッサ・ホワイト=グラズがボーカルの2枚目のアルバムです。
前作「War Eternal」は、シンフォニックを取り入れるなど、新体制での変化を感じましたが、本作も、その延長線上のアルバムで、様々な実験的な要素が取り入れられています。
その実験要素の中には、アーチ・エネミー初のクリーンボイスを取り入れた「Reason to Believe」が収録されています。
デスボイスのボーカリストは、クリーンボイスは上手いのか疑問に思っている人もいるかもしれませんが、この曲で、クリーンボイスでも上手いことを証明しています。
その他にも、今までのアーチ・エネミーには見られなかったピアノや弦楽器を使用した曲や、バラード曲などを取り入れ、バラエティに富んでいます。
初期のアーチ・エネミーとは違った魅力のあるアルバムです。

Rise of the Tyrant

私的評価: 4.0 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2007年発売の7作目のアルバムで、前作「Doomsday Machine」で脱退したクリストファー・アモットが、バンドに復帰して制作されたアルバムです。
前作が、ミドルテンポのメロディアスな曲が多かったのに対して、本作は、ほとんどの曲が疾走曲で、ヨハン・リーヴァ時代のように、勢いで押しまくるハイテンションの作品です。
いつも通り、哀愁のあるギターは素晴らしく、本作は、それに加え、アンジェラ・ゴソウのボーカルが、平坦な唸り声から、緩急を付けたボーカルに進化しています。
時折、女性声のデスボイスが出てくるところも面白さを感じます。
本作も前作に引き続き、売上は好調で、全米チャートでトップ100に入り、日本のオリコンチャートでも、14位を記録するヒットとなりました。
アンジェラ・ゴソウ加入後のアーチ・エネミーでは最高傑作のアルバムです。

Black Earth

私的評価: 4.2 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1996年発売のアーチ・エネミーの記念すべきデビュー・アルバムです。
本作は、マイケル・アモットがアーチ・エネミー結成前に加入していたバンド カーカスの名残があり、メロディックデスメタルというよりも、純粋なデスメタルに近いアルバムです。
デスメタルに少々のメロディアスさを味付けしたようなサウンドで、アモット兄弟のギターとヨハン・リーヴァのデスボイスが最凶です。
オープニング・ナンバーの「Bury Me an Angel」から、へヴィでブルータルなギターがパワー全開で、最後までこの勢いを保ったまま突っ走り続けます。
この突っ走り方は、スラッシュ・メタルしています。
「Cosmic Retribution」では、途中に綺麗なアコースティック・ギターが入るところは、他のデスメタルや、スラッシュ・メタルにはないアーチ・エネミーらしさが出ています。
2007年再発盤には、アイアン・メイデンのカヴァー曲が2曲収録されていますので、再発盤の方がおすすめです。

Burning Bridges

私的評価: 4.4 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1999年発売の3作目のアルバムで、ボーカルのヨハン・リーヴァが参加した最後のスタジオ・アルバムです。
そのため、ヨハン・リーヴァのボーカルが頑張っており、デスボイスにメロディアスさが加わって、今までよりも聞きやすくなっています。
また、アモット兄弟の泣きのギターが素晴らしく、どの曲にも叙情性をもたらしています。
全ての曲がメロディアスで、捨て曲はなく、メロディックデスメタルの真髄を感じさせます。
特に、「Silverwing」は、あまりのメロディアスなギターが印象的で、そのポップなメロディーに、デスボイスが入ってくるという不釣り合いがあるのにも関わらず、なぜかとてもマッチして聞こえます。
本作は、アーチ・エネミーの最高傑作であり、メロディックデスメタルの名盤ですので、「メロディックデスメタルとはなんぞや」を知りたい人には、最適のアルバムです。

その他のアルバム
- 2009年発売のセルフ・カヴァー・アルバムで、ヨハン・リーヴァ時代の初期の3枚のアルバムを、アンジェラ・ゴソウのボーカルに置き換えて再録音したアルバムです。
- アンジェラ・ゴソウのボーカルは、ヨハン・リーヴァに負けない凶暴なデスボイスを展開していますが、アンジェラ・ゴソウのボーカルを否定する人も少なからずいるため、本作は賛否両論のアルバムです。
- オリジナルよりも洗練された上品な演奏がされているため、聞きやすさはあります。しかし、荒削りな演奏を求める人には、オリジナルの方がおすすめです。
The Root of All Evil
- 「バーニング・ブリッジズ」発売後の1999年の日本公演の模様を収録したライブ・アルバムです。ボーカルは、ヨハン・リーヴァが担当しています。
- 音質良し、選曲良し、疾走感良しの最高のライブ・アルバムで、初期アーチ・エネミーの良さが十二分に発揮されています。初期アーチ・エネミーのベスト盤として聞くのにも適しています。
- ヨハン・リーヴァのボーカルが、スタジオ・アルバムよりも荒削りで凶暴さがあります。演奏も同様で、ライブならではの臨場感を味わえます。
Burning Japan Live 1999
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アーチ・エネミーのメンバー
アーチ・エネミーは、マイケルと、クリストファーのアモット兄弟を中心としたバンドですが、クリストファーは、現在は、アーチ・エネミーから脱退しています。
ボーカルは、度々、メンバーチェンジがされており、現在は、3代目のボーカリスト アリッサ・ホワイトが担当しています。
以下に、アーチ・エネミーの主要メンバーを紹介します。
- マイケル・アモット(ギター担当):
アーチ・エネミー結成時から、1度も脱退せずに在籍し続けている唯一のメンバーであり、アーチ・エネミーの中心人物です。
元々は、英国出身のエクストリーム・メタルバンド「カーカス」に所属していましたが、1993年に脱退し、アーチ・エネミーを結成します。
アーチ・エネミーの活動の傍、ハードロック・バンド「スピリチュアル・ベガーズ」も結成し、アーチ・エネミーと並行して活動を行なっています。
ギター演奏は、泣きのヴィブラートを得意としており、アーチ・エネミーの楽曲にも多くの泣きのギターを取り入れています。
- クリストファー・アモット(ギター担当):
マイケル・アモットの弟であり、アーチ・エネミーの創設メンバーです。
アーチ・エネミーでは、2回脱退しており、1回目は、学業への専念を理由に、2005年に脱退しますが、2007年に復帰しました。
2回目は、音楽性の嗜好の変化によって、2012年に脱退し、現在でも復帰の予定はなく脱退状態のままでいます。
アーチ・エネミー以外では、プロジェクトバンド「アルマゲドン」への参加や、ソロ活動などを行なってます。
- シャーリー・ダンジェロ(ベース担当):
アーチ・エネミーには、3rdアルバム「Burning Bridges」から参加し、現在でも、アーチ・エネミーのベーシストです。
アーチ・エネミーの前は、キング・ダイアモンド、マーシフル・フェイト、ウィッチリーなどのメタル・バンドを渡り歩いていました。
アーチ・エネミー加入後は、アーチ・エネミーをメインとして活動を行なっています。
- ダニエル・アーランドソン(ドラム担当):
アーチエネミーには、デビューアルバム「Black Earth」にゲストで参加し、2ndアルバム「Stigmata」のレコーディング中に脱退したピーター・ウィルドアーの後任として1998年から正式メンバーとなりました。
兄エイドリアン・アーランドソンは、「アット・ザ・ゲイツ」や「ザ・ホーンテッド」などのバンドで知られるドラマーで、兄の影響でドラムを始めました。
ドラム以外にも、ギターも演奏することができ、アーチエネミーでは作曲面でも携わっています。
- ヨハン・リーヴァ(ボーカル担当):
アーチ・エネミーの初代ボーカリストで、1stアルバム「Black Earth」から3rdアルバム「Burning Bridges」まで、ボーカルを務めました。
アーチ・エネミーの前は、マイケル・アモットと共にカーネイジや、ファーボウルといったバンドに参加し、ボーカルだけでなく、ギターやベースも担当していました。
2000年10月に、当時のライヴでのパフォーマンスの悪さを理由にアーチ・エネミーを解雇されてしまいました。
- アンジェラ・ゴソウ(ボーカル担当):
アーチ・エネミーの2代目のボーカリストで、ヨハン・リーヴァの後任として、4thアルバム「Wages of Sin」から、8thアルバム「Khaos Legions」まで参加しました。
ドイツ出身の女性ボーカリストで、女性のデスボイス系の先駆者の1人として有名になりました。
2014年に歌手活動をやめ、アーチ・エネミーのマネジメントに専念することになりました。
- アリッサ・ホワイト=グラズ(ボーカル担当):
アーチ・エネミーの現在のボーカリストで、アーチ・エネミーにとっては、3代目のボーカリストになります。
アンジェラ・ゴソウが、マネジメントに専念することに伴い、アンジェラ・ゴソウの推薦で、アーチ・エネミーに加入しました。
アーチ・エネミーの前は、カナダのメタル・コア・バンド「ジ・アゴニスト」に参加していましが、アーチ・エネミー加入と同時に、脱退しました。
以前は、デスボイスとソプラノボイスを併用していましたが、アーチ・エネミーでは専ら、デスボイスで歌っています。
アーチ・エネミーの音楽
アーチ・エネミーの音楽は、メロディアスなギターに、デスボイスを特徴としたメロディックデスメタルを、貫いています。
しかし、近年では、アリッサ・ホワイト=グラズが加入し、デスボイスだけでなく、クリアボイスも取り入れるように変化してきています。
ボーカリストが、ヨハン・リーヴァ(男性)、アンジェラ・ゴソウ(女性)、アリッサ・ホワイト=グラズ(女性)と入れ替わっていますので、
それぞれの時代のボーカルの違いを味わうことができます。
特に、アンジェラ・ゴソウとアリッサ・ホワイト=グラズの女性デスボイスは、他のバンドではほとんど聞くことができませんので、貴重なボーカルとなります。
それぞれの時代のアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【ヨハン・リーヴァ時代のアルバム】
- Black Earth(1996年):初心者向け
- Stigmata(1998年):上級者向け
- Burning Bridges(1999年):初心者向け
【アンジェラ・ゴソウ時代のアルバム】
- Wages of Sin(2001年):初心者向け
- Anthems of Rebellion(2003年):上級者向け
- Doomsday Machine(2005年):中級者向け
- Rise of the Tyrant(2007年):初心者向け
- Khaos Legions(2011年):上級者向け
【アリッサ・ホワイト=グラズ時代のアルバム】
- War Eternal(2014年):中級者向け
- Will to Power(2017年):初心者向け
- Deceivers(2022年):中級者向け
まとめ
最後に、アーチ・エネミーのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | Burning Bridges | 4.4 |
2位 | Black Earth | 4.2 |
3位 | Rise of the Tyrant | 4.0 |
4位 | Will to Power | 3.9 |
5位 | Doomsday Machine | 3.8 |
6位 | Wages of Sin | 3.7 |
7位 | Deceivers | 3.6 |
8位 | War Eternal | 3.5 |
9位 | Stigmata | 3.2 |
10位 | Anthems of Rebellion | 3.0 |
11位 | Khaos Legions | 2.8 |
ヨハン・リーヴァ時代のアルバムを、1位、2位にランキングしてみました。
ただ、アーチ・エネミーのアルバムは、どのアルバムも質が高いため、人によって、ランキングは変わってくるかと思っています。
ヨハン・リーヴァ時代の初期のアルバムは、演奏もボーカルも凶暴で、メロディックデスメタルの名に相応しいアルバムです。
アンジェラ・ゴソウと、アリッサ・ホワイト=グラズ時代のアルバムは、ヨハン・リーヴァ時代から進化していき、洗練された作品に変化してきています。
そのため、1stアルバムから順番に、全アルバムを聞いてみることで、アーチ・エネミーの進化を感じ取ることができますので、
上記のランキングを参考に、多くのアーチ・エネミーのアルバムを聴いてもらいたいと思っています。
次回は、アーチ・エネミーと同様、スウェーデン出身のメロディックデスメタル・バンド イン・フレイムスの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。