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Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、MR. BIGの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、伝説のアメリカのハードロック・バンド Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
ガンズ・アンド・ローゼズは、1985年に、L.A.ガンズのトレイシー・ガンズと、ハリウッド・ローズのメンバーであったイジー・ストラドリンとアクセル・ローズを中心に結成されました。
ガンズ・アンド・ローゼズのバンド名は、各メンバーが所属していたバンド(L.A.ガンズとハリウッド・ローズ)を組み合わせて名付けられました。
ガンズ・アンド・ローゼズは、メンバー交代が激しく、トレイシー・ガンズをはじめとするL.A.ガンズの3人の元メンバーが相次いで脱退し、
新たに、スラッシュや、ダフ・マッケイガン、スティーヴン・アドラーが加入します。
1987年に、アルバム「アペタイト・フォー・ディストラクション」でデビューし、このアルバムが、大ブレイクして、一気に人気に火がつきました。
その後、何枚かアルバムを発表しますが、アクセル・ローズが問題児ということもあり、バンド・メンバーは、ガンズ・アンド・ローゼから離れていき、
最終的に、アクセル・ローズしかいなくなってしまいます。
2008年に久々の新作「チャイニーズ・デモクラシー」を発表するも、評判は良くなく、それ以降、新作を発表せず、現在に至っています。
そんなガンズ・アンド・ローゼズの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ガンズ・アンド・ローゼズのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ガンズ・アンド・ローゼズのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ガンズ・アンド・ローゼズ アルバムランキング
The Spaghetti Incident?
評価: 2.8
1993年発売の4作目のアルバムで、パンクとグラムロックのカヴァーアルバムです。
ザ・ダムド、ニューヨーク・ドールズ、ザ・ストゥージズ、T・レックスなどのカヴァー曲で構成されています。
その中で、オープニング・ナンバーの「Since I Don’t Have You」は、ドゥーワップグループのザ・スカイライナーズのカヴァー曲で、
この曲は、オールディーズのポップな曲であるため、このアルバムの中では、浮きまくっています。
それ以外の曲は、ストレートのハードな演奏で、ひねりはありませんが、ガンズ・アンド・ローゼズのカッコ良さは出ています。
ただ、カヴァー曲集ということもあり、ガンズ・アンド・ローゼズのアルバムの中では、一番売れなかったアルバムとなりました。
そのため、本作は、ガンズ・アンド・ローゼズのマニア向けのアルバムです。
このアルバムあたりからバンド・メンバーの軋轢がで始め、ギタリストのスラッシュ、ベーシストのダフ・マッケイガン、ドラマーのマット・ソーラムは、本作を最後に、バンドを脱退します。
Chinese Democracy
評価: 3.2
2008年発売の5作目のアルバムで、前作「The Spaghetti Incident?」から15年ぶり、
「Use Your Illusion I、II」に至っては、実に17年ぶりに発表されたアルバムです。
1994年から本作の制作にとりかかっていましたが、アクセル・ローズの完璧主義や、バンド・メンバーの相次ぐ脱退により、最終的に、本作は2008年まで発表されることはありませんでした。
今までのガンズ・アンド・ローゼズのサウンドとは異なり、インダストリアルの要素を取り入れているため、世間的にはひどく評判の悪いアルバムとなりました。
しかし、重厚な哀愁のある「Better」や、極上のバラード曲「Street of Dreams」、「Civil War」に通じる壮大な「Madagascar」を聞けば、
本作が、世間的に言われているような悪いアルバムではないことが分かるかと思います。
スラッシュや、ダフ・マッケイガン、ディジー・リードといったメンバーが参加していないため、
ガンズ・アンド・ローゼズではなく、アクセル・ローズのソロ・アルバムとして発表していれば、
ここまで悪評が立たずに済んでいたのにと思うと、とてももったいないアルバムです。
Use Your Illusion II
評価: 4.0
1991年発売の3枚目のアルバムで、2枚同時発売されたアルバムのパート2になります。
本作は、パート1の「Use Your Illusion I」と共通点が多いですが、
メディアを批判した「Get in the Ring」や、暴力を扱った「Civil War」といった政治的な要素を含む曲が収録されています。
また、パート1よりも、落ち着いたドラマチックな曲が多くなっており、
特に、静かな始まりから徐々に盛り上がっていく「Civil War」と、曲展開が素晴らしい「Estranged」は、ガンズ・アンド・ローゼズの曲の中でも、特にドラマチックな曲です。
一方で、「My World」のような???の曲も収録されているのは面白いところです。
パート1と同様、カヴァー曲が1曲収録されており、本作では、ボブ・ディランの「Knockin’ on Heaven’s Door」をカヴァーしています。
売上は、若干、パート1よりも、本作の方が良く、全米チャート1位、全英チャートで1位を記録しました。
Use Your Illusion I
評価: 4.1
1991年発売の2枚目のアルバムで、2枚同時発売されたアルバムのパート1になります。
ドラムが、スティーヴン・アドラーからマット・ソーラムに変更され、キーボードにディジー・リードが初めて参加しています。
そのためか、前作「Appetite for Destruction」から音楽性の変化が見られます。
その変化として、ブルース、ヘビーメタル、パンク、ロックンロール、カントリーなどの要素を取り入れていることや、
ボーカルが、アクセル・ローズだけでなく、他のメンバーが歌っていることなどがあります。
また、壮大な曲(「「November Rain」では9分、「Coma」では10分以上)や、カヴァー曲(ウィングスの「Live and Let Die」)を取り入れていることもあります。
本作は、前作「Appetite for Destruction」よりも荒削りな演奏が魅力的で、ガンズ・アンド・ローゼズのワイルドさが出ていることが特徴的です。
本作は全米チャート2位を記録し、パート2と合わせて、1つのアーティストによる2枚のアルバムが米国チャートで1位と2位に入ったのは初めてのことでした。
Appetite for Destruction
評価: 4.8
1987年発売のガンズ・アンド・ローゼズの記念すべきデビュー・アルバムです。
とても新人バンドとは思えないほどの完成度を誇り、オアシスやザ・ストーン・ローゼズのデビュー・アルバムに匹敵するぐらいの衝撃的なデビュー・アルバムです。
発売当初は、注目を集めることはほとんどありませんでしたが、「Welcome to the Jungle」が、MVで放映されると一気に人気が出て、
最終的に本作は、全米チャート1位を記録し、全世界で3000万枚以上を売り上げるモンスター・アルバムとなりました。
レッド・ツェッペリンのロバート・プラントを彷彿させるアクセル・ローズの強烈なボーカルが聞ける「Welcome to the Jungle」を始めとして、
「It’s So Easy」、「Sweet Child o’ Mine」、「Paradise City」、「Nightrain」の5曲がシングル・カットされ、どれもヒットを記録しました。
このアルバムがあったからこそ、ガンズ・アンド・ローゼズは、今後、どんなことをやっても許される存在となっていきました。
ハードロック界だけでなく、1980年代を代表する名盤です。
その他のアルバム
- 「Appetite for Destruction」発売後、次のアルバムの発売の予定が立たなかったために、場繋ぎ的に1988年発売されたミニ・アルバムです。
- 最初の4曲は、1986年にプロモーションとして発売された「Live?!★@ Like a Suicide」に収録された曲で、スタジオのデモ音源に歓声を付けた疑似ライブ構成となっています。
- 後半の4曲は、新録音された曲で、全曲アコースティックの演奏がされています。アコースティックの曲でも、ガンズらしさが出ており、特に、「Patience」はしんみりとしたバラード曲で、名曲です。
GN’Rライズ
- 1999年発売のガンズ・アンド・ローゼズ初の公式ライブ・アルバムです。録音日と場所は明らかにされていませんが、1991年から1993年にかけて行われた「Use Your Illusionツアー」のものだと考えられています。
- 「Appetite for Destruction」と「Use Your Illusion」からの選曲が中心ですが、「G N’ R Lies」からの選曲や、ブラック・サバスのカヴァー曲も収録されています。
- 荒々しいスラッシュのギターと、アクセル・ローズのシャウト・ボーカルは、圧巻です。流石、ガンズ・アンド・ローゼズと思えるライブ・アルバムです。
Live ERA ’87-’93
おすすめのベスト・アルバム
- 2004年発売のガンズ・アンド・ローゼズ初のベスト・アルバムです。「Appetite for Destruction」から「The Spaghetti Incident?」までのアルバムから選曲されています。
- 映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のサウンドトラックに収録されているローリング・ストーンズのカヴァー曲「悪魔を憐れむ歌」も収録されています。
- 本作は、全英チャート1位、全米チャート3位を記録する大ヒットとなり、米ビルボード200においては、700週以上ランクインし、今でもランクインし続けています。
Greatest Hits
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ガンズ・アンド・ローゼズのメンバー
ガンズ・アンド・ローゼズは、1984年に、L.A.ガンズのメンバー トレイシー・ガンズ、ロブ・ガードナー、オーレ・ビーチ、
ハリウッド・ローズのメンバー、イジー・ストラドリンとアクセル・ローズらによって結成されました。
その後、多くのメンバーが脱退し、最終的に、アクセル・ローズだけが、残ることになりました。
以下に、ガンズ・アンド・ローゼズの主要メンバーを紹介します。
- アクセル・ローズ(ボーカル担当):
ガンズ・アンド・ローゼズの中心人物であり、圧倒的なボーカルの持ち主で、高音域から低音域まで幅広い声域を持っています。
若い頃は、情熱的で複雑な性格であったことから問題児扱いされ、音楽よりもスキャンダラスの方で、多く注目されていた時期がありました。
また、かなりの遅刻魔であることも知られており、開演時間に数時間遅れて登場することや、開演直前になってキャンセルしたこともありました。
ガンズ・アンド・ローゼズ以外では、AC/DCのブライアン・ジョンソンに代わって、AC/DCのツアーのリードシンガーを務めたこともありました。
- スラッシュ(ギター担当):
長いスパイラルヘアーで、シルクハットとサングラスが印象的で、ガンズ・アンド・ローゼズには、1985年に参加し、1996年にアクセル・ローズとの不和が原因で脱退しました。
スラッシュのギターは、ブルースに影響を受けたメロディックなプレイが特徴的です。
ガンズ・アンド・ローゼズ以外では、「スラッシュズ・スネイクピット」「ヴェルヴェット・リヴォルヴァー」のバンド活動や、さまざまなミュージシャンとコラボレーションを行ったりと、多方にわたり活動しています。
2016年には、ガンズ・アンド・ローゼズに、19年ぶりの正式復帰を果たしました。
- イジー・ストラドリン(ギター担当):
ガンズ・アンド・ローゼズのオリジナル・メンバーでしたが、1991年にバンドのメンバー間の不和やドラッグ問題によって、バンドを脱退しました。
スラッシュの影に隠れてしまい目立つ存在ではありませんでしたが、ガンズ・アンド・ローゼズでは、多くの名曲を残しました。
ガンズ・アンド・ローゼズ脱退後は、「Izzy Stradlin and the Ju Ju Hounds」を結成したり、ソロ活動で活躍しました。
現在は、メディアに出ることはほどんどなく、注目を浴びる生活を避けています。
- ダフ・マッケイガン(ベース担当):
ガンズ・アンド・ローゼズには、スラッシュとともに、1995年に参加し、1998年に脱退しました。
ダフ・マッケイガンのベーススタイルは、パンクロックから強い影響を受けています。
ガンズ・アンド・ローゼズ以外にも多くのバンドに参加しており、特に、スラッシュやマット・ソーラムらとともに結成した「ヴェルヴェット・リヴォルヴァー」は、大ヒットを記録しました。
2016年には、スラッシュと共にガンズ・アンド・ローゼズに、19年ぶりの正式復帰を果たしました。
- スティーヴン・アドラー(ドラム担当):
スラッシュの幼馴染で、ガンズ・アンド・ローゼズには、1985年に参加し、1990年にドラッグ問題によって、バンドを解雇されました。
ガンズ・アンド・ローゼズ脱退後は、「アドラーズ・アペタイト」や「アドラー」というバンドを結成し、音楽活動を続けました。
薬物依存との長い戦いを続けてきており、リハビリ番組「セレブリティ・リハブ」や「ソーバー・ハウス」に出演したこともありました。
まとめ
最後に、ガンズ・アンド・ローゼズのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | Appetite for Destruction | 4.8 |
2位 | Use Your Illusion I | 4.1 |
3位 | Use Your Illusion II | 4.0 |
4位 | Chinese Democracy | 3.2 |
5位 | The Spaghetti Incident? | 2.8 |
ガンズ・アンド・ローゼズのアルバムは少ないですが、どのアルバムもクォリティーの高いアルバムばかりです。
ガンズ・アンド・ローゼズは、解散した訳ではなく、今でも活動を続けています。
しかし、「Chinese Democracy」以降、新作は発表されず、「Chinese Democracy」から、15年以上が経過しました。
「Chinese Democracy」も、前作から、17年が経過して発表されましたので、これからも気長に、ガンズ・アンド・ローゼズの新作が発表されることを待っていたいと思います。
次回は、スウェーデン出身のメロディック・デスメタル・バンド アーチ・エネミーの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。