Incognito(インコグニート) 全アルバム ランキング|おすすめアルバム

第7位
Transatlantic Rpm

多数のボーカリストが参加しているせいか、曲ごとに、ボーカリストのカラーが表れているわね。
kat
大御所では、チャカ・カーンが参加しているね。このアルバムは、30周年記念アルバムであるため、多数のボーカリストを参加させたのだろうね。

評価: 3.5

2010年発売の13作目の30周年記念アルバムで、相変わらず、インコグニートらしい質の高いアルバムに仕上がっています。

初期の2枚のアルバムは、まだ、安定感がありませんでしたが、それ以降、クオリティの高いアルバムを発表し続けていることに、驚きを感じます。

本作は、豪華ゲスト(チャカ・カーンやリオン・ウェアなど)に加え、インコグニート御用達のメイザ・リークやジョイ・ローズも参加しています。

そのため、各曲、ボーカルが入れ替わり立ち替わり変わるため、あまり統一感はありませんが、各ボーカルの良さを味わうことができます。

収録曲の中で珍しいところでは、Hip-Hopが入っている「Everything That We Are」や、ボズ・スキャッグスのカバー曲(「Lowdown」)があります。

全体的に、洗練されたアシッド・ジャズのアルバムです。

第7位
Tales From The Beach

アルバム名通り、爽やかな夏を感じるアルバムね。夏のドライブや、海岸近くのレストランのBGMに似合いそうね。
kat
どこを切ってもインコグニートらしいアルバムだね。今回のアルバムは、ブラスやピアノが目立つ曲が多いね。

評価: 3.5

2008年発売の12作目のアルバムで、ブラスが効いていて、インコグニートらしいサウンドのアルバムです。

アルバム名から夏を意識して作られたのだと思いますが、その通り、涼しげな夏を感じるアルバムです。

女性ボーカルに、過去のインコグニートのアルバムにも参加していたジョイ・ローズやイマーニ・サリームが、

男性ボーカルに、トニー・モレルが参加し、質の高いボーカルを聞かせてくれています。

ジャミロクワイや、アース・ウィンド・アンド・ファイアーを彷彿させるような曲も収録されています。

リラックスして安心して聞けるアルバムです。

第7位
Adventures in Black Sunshine

バラード曲が多く、落ち着いた曲が多いアルバムね。ソウルフルな男性ボーカルが入っていることも、落ち着いた印象を与えているわね。
kat
このアルバムあたりから、良い意味で、質の高いマンネリ化が始まっているね。

評価: 3.5

2004年発売の10作目のアルバムで、「No Time Like The Future」以来のメイザ・リークが戻ってきてくれたため、1990年代のアシッド・ジャズ感が出ているアルバムです。

その他にも、英国のR&B、ジャズ・シンガーのトニー・モレルや、イマーニ・サリームがボーカルで参加しています。

トニー・モレルが歌う「Close My Eyes」や「The Things Called Love」が、ソウルフルで、インコグニートに新たな魅力を加わえています。

ボーカル曲は、ソウル、ボサノバ、バラード、ダンサンブルとバラエティ豊かですが、インストゥルメンタルの曲は、いつも通りのジャズ・ファンクしている曲が収録されています。

第4位
Beneath The Surface

ノリの良い曲が減り、大人の洗練された都会的なアルバムね。夜のドライブに似合いそうね。
kat
派手さのないくぐもった男性ボーカルが、大人の雰囲気を出しているね。ニューヨークのような都会的なジャズ要素の強いアルバムだね。

評価: 3.6

1999年発売の6作目のアルバムで、ジャズ要素が強く、ニューヨークの夜に似合いそうな大人のアルバムです。

女性ボーカルに、「Positivity」以来のメイザ・リークに加え、新たに、この都会的なアルバムに似合う男性ボーカリスト クリストファー・バリンが加わっています。

前作「100゚ And Rising」の収録曲「I hear name」や「Everyday」のようなノリの良い曲は、収録されておらず(強いて言えば「Out Of The Storm」ぐらい)で、ジャジーなバラード曲が多く収録されています。

そのためか、「Out Of The Storm」しかシングルカットされませんでしたが、静かな夜に、しんみりとしたい気分の時に聴くには、最適なアルバムです。


Into You

前作「Tomorrow’s New Dream」と同様、ノリの良い明るい曲が多いわね。
kat
新ヴォーカリストのナタリー・ダンカンの歌う「Keep Me In The Dark」のオープニングから、良質のアシッド・ジャズであること分かるね。

評価: 3.65

2023年発売の18作目のアルバムで、前作「Tomorrow’s New Dream」から4年ぶりに発売された現時点で、最新のアルバムです。

アシッド・ジャズ満載のノリの良い明るく心地よい楽曲が多くを占めています。

近年のインコグニートのアルバムの中では、かなりの良作で、インコグニートの良さが最大限に発揮されています。

新ヴォーカリストのナタリー・ダンカンが歌うオープニング・ナンバー「Keep Me In The Dark」から、ノリの良いアシッド・ジャズを展開し、本作が、傑作アルバムであることが分かります。

ナタリー・ダンカン以外にも、前作から続投のチェリVや、トニー・モムレルもボーカルに参加しており、ボーカリストも充実しています。


Surreal

いつものインコグニートのサウンドだけど、音がマイルドになり、円熟味を帯びてきたわね。
kat
派手さは減ったけど、落ち着いたマイルドな音になって、全曲統一感があるアルバムだね。

評価: 3.7

2012年発売の13作目のアルバムで、今までのインコグニートのサウンドとは微妙に異なり、統一感があり、聞きやすいアルバムです。

全体的にノリの良いミドル・テンポの曲が多いですが、マイルドであるため、それほど派手さはありません。

ボーカルには、「ヴォイス・オブ・インコグニート」ことメイザ・リークが2曲参加している他は、モー・ブランディス、ナタリー・ウィリアムズに刷新されています。

おすすめ曲は、ノリの良いヤーナのカヴァー曲「Ain’t It Time」や、ポップな「Goodbye to Yesterday」です。

円熟味の増したアルバムです。


100゚ And Rising

ジャミロクワイやブラン・ニュー・ヘヴィーズなど、アシッド・ジャズが最盛期の時代に発売されたアルバムね。
kat
このアルバムは、アシッド・ジャズ全盛期の勢いを感じ、インコグニートの1つの頂点のアルバムだね。

評価: 3.8

1995年発売の5作目のスタジオ・アルバムで、アシッド・ジャズが流行っていた真っ只中に発売されたアルバムです。

他のアシッド・ジャズ バンドに負けない素晴らしいアルバムです。

ボーカルが、前作までのメイザ・リークから、パメラ・アンダーソン、ジョイ・マルコム、バリー・スチュワートの3名に変更されています。

本作のおすすめ曲は、シングル・カットされたノリの良い「I hear name」と「Everyday」です。

「Everyday」は、私の愛聴番組 J-Wave「Tokio Hot 100」で2週間1位になりました。

インストゥルメンタルの曲では、ヒュージョンしている「After the fall」が良曲です。

その他のおすすめアルバム

    Remixed

  • インコグニートのベスト・アルバムですが、全曲ハウス系のディスコ調アレンジがされています。ちょっと古臭さはありますが、インコグニートのノリの良い曲が好きな人におすすめです。
  • 「I Hear Your Name」「Always There」「Everyday」「Don’t you worry ‘bout a things」などは、元々ノリの良い曲ですが、更にハウス・ミックスすることでカッコ良さに磨きがかかっています。
    Bees + Things + Flowers

  • 過去のインコグニートのセルフ・カヴァー曲、その他のアーティストのカヴァー曲、新曲で構成されているアルバムです。
  • 上で紹介しました「Remixed」とは異なり、全曲アコースティックのアレンジがされています。「Everyday」や「Always There」も、アコースティックにアレンジされているため、ノリの良いインコグニートを求めている人には、期待はずれかもしれません。人を選ぶアルバムです。
    Tokyo live 1996

  • 1996年12月14日東京 恵比寿ガーデンホールでのコンサートのライブ音源で、ブルーイの日本語によるMCも含まれています。アルバム「Beneath The Surface」から多く選曲されています。
  • ボーカルは、メイザ・リーク、クリストファー・バリン、イマーニと、この時代のベストなボーカリストが出演しています。「Everyday」「Don’t you worry ‘bout a things」「Always There」などのヒット曲が、収録されています。
    Live In London The 30th Anniversary Concert

  • 2009年8月のロンドン公演のライブ録音で、アルバム名から分かる通り、インコグニート30周年記念のライブ・アルバムです。2時間超と、かなりボリュームがあり、インコグニートのライブを堪能できます。
  • メイザ・リーク、イマーニ、ジョセリン・ブラウン、トニー・モムレル、ヴァネッサ・へインズなど、歴代インコグニートのボーカリストが参加しています。新旧の楽曲を織り交ぜベスト・アルバム的な選曲がされています。
    Live In London 35th Anniversary Show

  • 30周年記念ライブ・アルバムに続き、35周年記念ライブ・アルバムです。アルバム「Amplified Soul」の楽曲を中心とした選曲がされています。
  • 30周年記念ライブ・アルバムと重複している曲は少ないため、30周年記念ライブ・アルバムと一緒に聞くことをおすすめします。インコグニートのライブ・アルバムの中では、一番音質が良いライブ・アルバムです。スティーヴィー・ワンダーのカヴァー曲「As」や、ボズ・スキャッグスのカヴァー曲「Lowdown」がおすすめ曲です。


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まとめ

最後に、インコグニートのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位100゚ And Rising 3.8
2位Surreal 3.7
3位Into You 3.65
4位Beneath The Surface 3.6
7位Adventures in Black Sunshine 3.5
7位Tales From The Beach 3.5
7位Transatlantic Rpm 3.5
8位Who Needs Love 3.4
9位Tomorrow’s New Dream 3.3
10位Tribes, Vibes + Scribes 3.2
11位Positivity 3.1
12位No Time Like The Future 3.0
13位Eleven 2.9
14位Amplified Soul 2.8
15位In Seach Of Better Days 2.7
16位Life, Stranger Than Fiction 2.6
17位Inside Life 2.5
18位Jazz Funk 2.4

初期の2枚のアルバム以外は、質の高いアルバムばかりでしたので、ランキング付けするのに苦労しました。

ほとんど差のないアルバムは、同じ点数を付けましたので、3枚のアルバムが、同7位となりました。

インコグニートのアルバムは、ほとんどサウンドが変わらない(強いて言うなら、ボーカルがアルバムごとに変わるぐらいな)ため、どのアルバムから聞いてもハズレはありません。

気負いせずに気軽に聞けることが特徴で、ドライブやBGMとして聞くのに最適ですので、この記事を参考に、インコグニートの多くのアルバムを聞いてみることを、おすすめします。

次回から、アシッド・ジャズを離れ、テクノ系バンドのランキングをしていきたいと思います。

まずは、Underworld(アンダーワールド)全アルバム ランキングを行います。

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