細野晴臣 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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細野晴臣 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

細野晴臣さんは、日本の音楽界を代表するミュージシャンで、1969年にエイプリル・フールのベーシストとしてメジャー・デビューしました。

1970年代には、はっぴいえんどやキャラメル・ママといったバンド活動に加え、ソロ活動も行っていましたが、1978年にYMOを結成し、世界的に有名なミュージシャンとなりました。

YMO散開後は、ゲーム・ミュージックやアンビエント・ミュージックなど、さまざまな音楽にチャレンジしていきました。

最近では、「NO SMOKING」「SAYONARA AMERICA」といった映画が公開されたり、1stアルバム「HOSONO HOUSE」のリメイク版「HOCHONO HOUSE」を発売したりと、今でも活発に活動を行っています。

今回は、そんな細野晴臣さんの全ソロ・アルバムのランキングをしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

細野晴臣さんのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

細野晴臣さんのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価アルバム

以下が、今回の評価アルバムです。

発売年アルバム名
1973年HOSONO HOUSE
1975年トロピカル・ダンディー
1976年泰安洋行
1978年はらいそ
1978年COCHIN MOON コチンの月
1982年フィルハーモニー
1984年S・F・X
1985年コインシデンタル・ミュージック
1985年マーキュリック・ダンス
1985年エンドレス・トーキング
1989年オムニ・サイト・シーイング
1993年メディスン・コンピレーション
1995年ナーガ
2007年FLYING SAUCER 1947
2011年HoSoNoVa
2013年Heavenly Music
2017年Vu Jà Dé

 サウンド・トラックのアルバムは対象外にしています。

アルバム ランキング

順位アルバム名発売年評価点
17位COCHIN MOON コチンの月1978年評価: 2.2

【コメント】

1978年に発売された5作目のアルバムで、横尾忠則と一緒にインド旅行をした経験をもとに制作された作品です。

前衛的で実験色が強いため、理解するのが非常に難しい作品となっています。

インドの伝統音楽をテクノで表現しているようですが、あまりインド音楽の要素は感じられず、繰り返されるシンセサイザーの音はトランス音楽のようにも聞こえます。

本作には、YMOファミリーの松武秀樹や坂本龍一が参加しており、時代を先取りした革新的な作品に仕上がっています。

ちなみに、インド旅行中、細野晴臣はひどい下痢に苦しみ、横尾忠則が発した「出るものは、全部出しちゃえば良い」という言葉が、サンプリングとして使用されています。

順位アルバム名発売年評価点
16位エンドレス・トーキング1985年評価: 2.3

【コメント】

1985年に発売された細野晴臣による「観光音楽」シリーズ第4弾にあたるアルバムです。

本作は、イタリア・ジェノヴァで開催された日本文化を紹介する「ジャパン・アヴァンギャルド・オブ・ザ・フューチャー展」のために制作されました。

当時の細野晴臣は多忙を極め、時間的な制約があったため、わずか1日で即興的に作られた作品です。

13体の異なるオブジェに「エンドレス・カセット」が設置され、電源を切るまで音楽が流れ続けたことから、このアルバム名が付けられています。

全体的に無機質な電子音が繰り返され、アヴァンギャルドな作品に仕上がっています。

順位アルバム名発売年評価点
15位マーキュリック・ダンス1985年評価: 2.4

【コメント】

1985年に発売された細野晴臣による「観光音楽」シリーズ第2弾にあたるアルバムです。

本作は、地・水・火・風・空の陰陽五行をモチーフに制作されています。

前半が長野、後半が東京で録音されているため、両者で作風が異なっています。

前半はブライアン・イーノを彷彿とさせる、音数の少ない典型的なアンビエント音楽ですが、後半は音数が多くなり、テクノの要素が加わったアンビエント作品となっています。

単なるアンビエント音楽にとどまらないところに、細野晴臣らしさが表れています。

順位アルバム名発売年評価点
14位ナーガ1995年評価: 2.5

【コメント】

ドキュメンタリー番組などのテレビ番組で使用されていた楽曲を集めた、1995年発売のアルバムです。

1980年代中頃から傾倒していたアンビエント・ミュージックの細野晴臣にとって最後のアルバムとなります。

インド、ネパール、アンコールワットなどを扱ったドキュメンタリー番組で使用されていたこともあり、全体的にオリエンタルな雰囲気を感じさせます。

細野晴臣の他のアンビエント作品と比較すると、より聴きやすいアルバムとなっています。

順位アルバム名発売年評価点
13位泰安洋行1976年評価: 2.6

【コメント】

1976年に発売されたサード・アルバムで、「トロピカル三部作」の2作目にあたるアルバムです。

前作「トロピカル・ダンディー」はカリブ海の雰囲気を感じさせる曲が多く収録されていましたが、

本作は香港、沖縄、東京など、アジアの空気を感じさせる曲が多いのが特徴で、中華街に似合いそうなアルバムとなっています。

この時代に、これほど刺激的な音楽を生み出していたこと自体が驚きですが、こうした系統の音楽は好みが分かれるため、人を選ぶアルバムです。

本作には、大滝詠一、山下達郎、大貫妙子、矢野顕子など、豪華なミュージシャンが参加しています。

順位アルバム名発売年評価点
12位オムニ・サイト・シーイング1989年評価: 2.7

【コメント】

「トロピカル・ダンディー」「泰安洋行」「はらいそ」のトロピカル三部作以来、久々にワールド・ミュージックに傾倒した1989年発売のアルバムです。

北海道民謡「ESASHI」から始まり、バリ音楽、アラビア音楽、ラテン音楽などを経由し、

最後は「銀河鉄道の夜」に収録された「ブリオシン海岸」で、本條秀太郎のこぶしの効いたバック・コーラスを添えた日本音楽へと帰着します。

このように世界中の音楽を味わえるバラエティー豊かなアルバムとなっています。

順位アルバム名発売年評価点
11位はらいそ1978年評価: 2.8

【コメント】

1978年発売のソロ4作目のアルバムで、「トロピカル三部作」の最後を飾る作品です。

前作「泰安洋行」の延長線上にありますが、シンセサイザーの使用が増えたことで演奏がより洗練され、落ち着いた印象を受けます。

また、新たにガムランを取り入れたり、ハワイのヒット曲をカヴァーしたりと、新しい試みも行われています。

なお、「ファム・ファタール」には坂本龍一、高橋幸宏が参加しており、YMO結成の足掛かりとなった曲です。

そのためか、本作は「ハリー細野 & イエロー・マジック・バンド」という名義で発売されています。

順位アルバム名発売年評価点
10位メディスン・コンピレーション1993年評価: 2.9

【コメント】

前作「オムニ・サイト・シーイング」はワールド・ミュージックに傾倒したアルバムでしたが、本作では再びアンビエント・サウンドに戻りました。

アンビエントの中にもテクノ、三味線、ファンク、現代音楽といった要素が散りばめられており、挑戦的な作品に仕上がっています。

本作は1993年に発売され、ちょうどその年はYMOが再結成された年でもあり、YMOのアルバム「Technodon」の骨格を作り上げたような細野晴臣の独自性がよく表れています。

ちなみに、Track 2「Honey Moon」は、トロピカル三部作「トロピカル・ダンディー」に収録されていた楽曲で、ここでは癒し系の静かなアレンジが施されています。

順位アルバム名発売年評価点
9位コインシデンタル・ミュージック1985年評価: 3.0

【コメント】

1982年〜1985年に制作されたCM音楽などを集めた、1985年発売のアルバムです。

寄せ集め的な内容で音楽に統一感はありませんが、多種多様な小粒な楽曲が詰まっています。

コンタック600のCMで使用された「ピエトロ・ジェルミ」はエリック・サティ風、

日本生命ロングランのCMで使用された「ノルマンディア」は坂本龍一風、

資生堂「リバイタル」のCMで使用された「サヨコスカッティ」は、タンゴを加えたオリエンタル風など、

当時の細野晴臣の音楽的特徴がよく表れています。

このあと、インストゥルメンタルのアンビエント音楽アルバムが3枚続き、本作を含めた4枚のアルバムを、細野晴臣は「観光音楽」と呼んでいます。

順位アルバム名発売年評価点
8位フィルハーモニー1982年評価: 3.2

【コメント】

1982年発売の6作目のアルバムで、YMO活動期にリリースされた唯一のソロ・アルバムです。

YMOの「BGM」や「テクノデリック」の後に発表されたこともあり、ポップ要素の少ない、内省的で絵画的な作品に仕上がっています。

細野晴臣のプライベートスタジオ「LDKスタジオ」で録音されたことから、細野晴臣のパーソナルな要素が色濃く反映されたアルバムとなりました。

全体的に暗めの楽曲が多く、「ホタル」や「お誕生会」のようなホラー要素を持った曲も収録されています。

本作の中では「スポーツマン」が最も有名な楽曲で、2000年代のYMOのライブでも演奏されていました。

順位アルバム名発売年評価点
7位FLYING SAUCER 19472007年評価: 3.3

【コメント】

2007年に発売された細野晴臣が歌ものに復帰した最初のアルバムです。

1970年代のトロピカル三部作とは異なり、古き良きアメリカ音楽の雰囲気が感じられます。

1980年代中頃からアンビエント色の強い作品が続いていたため、このままアンビエント路線を継続すると思われていた中での歌ものへの復帰は、意外性がありました。

アルバム名の「FLYING SAUCER 1947」は、1947年にアメリカでUFOが墜落したとされるロズウェル事件へのオマージュですが、

本作にミステリアスな要素はほとんどなく、ほのぼのとした楽曲が多く、リラックスして聴けるアルバムとなっています。

順位アルバム名発売年評価点
6位Heavenly Music2013年評価: 3.4

【コメント】

全曲カヴァー曲で構成された、2013年発売のアルバムです。(「ラムはお好き? part 2」のみ、細野晴臣によるオリジナル曲のセルフカヴァーです。)

カーペンターズ、ザ・バンド、クラフトワークといった有名アーティストから、フレディ・スラックやアーヴィング・バーリンといった古いのアーティストまで、幅広くカヴァーされています。

いずれの楽曲もアメリカン・ミュージックに根ざしており、古き良きアメリカの空気を感じさせます。

細野晴臣の脱力系ボーカルに加え、アン・サリー、吉田美奈子、サリュによる女性コーラスが、良い味を醸し出しています。

順位アルバム名発売年評価点
5位HoSoNoVa2015年評価: 3.5

【コメント】

「HOSONO HOUSE」以来となる、全曲細野晴臣のボーカル入りのアルバムで、2011年に発売されました。

アルバム名からはボサノバ作品のようにも思えますが、実際にはボサノバ要素は少なく、どちらかと言えばフランスやイタリアの雰囲気を感じさせるカフェ・ミュージックのような内容です。

細野晴臣のオリジナル曲に加え、サイレント映画(「ラモナ」やチャップリンの「モダンタイムス」)などのカヴァー曲も収録されています。

日曜日ののんびりとした午後にぴったりのアルバムです。

順位アルバム名発売年評価点
4位トロピカル・ダンディー1975年評価: 3.6

【コメント】

1975年発売のセカンド・アルバムで、ジャケットはプロコル・ハルムのアルバム「A Salty Dog」のパロディになっています。

本作は、そのジャケットからもわかるように、エキゾチックな南国をイメージして制作されています。

リゾート地に訪れたかのような、ゆったりとした雰囲気が味わえる癒しのアルバムです。

なお、オープニング・ナンバー「CHATTANOOGA CHOO CHOO」は、ハリー・ウォーレン作曲による楽曲で、ジャズ・ビッグバンドのスタンダード・ナンバーとして知られています。

本作と、次作「泰安洋行」、次々作「はらいそ」は、「トロピカル三部作」と呼ばれています。

順位アルバム名発売年評価点
3位Vu Jà Dé2017年評価: 3.7

【コメント】

アルバム名(デジャヴの造語)からもわかる通り、昔なんとなく聴いたことがあるようなノスタルジーを感じさせる、2017年発売の2枚組アルバムです。

Disc1は1940〜60年代の楽曲を集めたカヴァー曲集、Disc2は細野晴臣が過去に他のアーティストなどに提供した楽曲を、自身のボーカルで再録音した内容になっています。

新曲「洲崎パラダイス」が収録されているのも嬉しいポイントです。

「FLYING SAUCER 1947」から始まった細野晴臣の歌もののアルバムの集大成ともいえる作品です。

順位アルバム名発売年評価点
2位S・F・X1984年評価: 3.8

【コメント】

1984年発売の7作目のアルバムで、YMO解散直後に制作されたこともあり、細野晴臣のアルバムの中で最もテクノ要素が強い作品です。

オープニングナンバーの「BODY SNATCHERS」では、サンプリングを駆使し、ヒップホップの要素も取り入れるなど斬新な音楽を展開しています。

アルバムタイトルにもなっている「SFX」は、映画「2001年宇宙の旅」や「ブレード・ランナー」などに触発されて作られた曲で、収録曲はいずれも何らかの形でSF映画と関わりを持っています。

若き細野晴臣の尖った一面が感じられるアルバムです。

順位アルバム名発売年評価点
1位HOSONO HOUSE1973年評価: 4.0

【コメント】

はっぴいえんど解散後に発売された細野晴臣の記念すべきファースト・ソロ・アルバムで、1970年代の名盤です。

はっぴいえんど時代、細野晴臣はほとんど作詞をしていませんでしたが、本作のほとんどの収録曲で細野晴臣自身が作詞を担当しています。

カントリー・ロックに都会的な要素を加えたサウンドで、シングルカットされた「恋は桃色」は、その都会的な要素がよく表れており、

はっぴいえんどの「風をあつめて」や「夏なんです」に通じる、細野晴臣の名曲のひとつです。


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その他のアルバム

    GOOD SPORT

  • 本作は1995年に福岡県福岡市で開催された第18回夏季ユニバーシアードのために制作されたアルバムです。
  • 細野晴臣がほとんどの曲を作曲していますが、「ファンファーレ」のみコシミハルとの共作です。スポーツの祭典のために作られたとは思えないほど明るい曲は少なく、全体的にシンセサイザーを中心とした暗めの楽曲が多いことが特徴です。
  • 現在は廃盤となっており、Amazon MusicやApple Musicなどのサブスクリプションサービスでのみ聴くことができます
    パラダイスビュー

  • 1985年発売の細野晴臣「観光音楽」シリーズ第3弾にあたるアルバムで、ファンタジー映画「パラダイスビュー」のサウンドトラックです。細野晴臣もこの映画に出演しています。
  • 沖縄を舞台とした作品であるため、沖縄を感じさせる曲が多いものの、全体的には難解なシンセサイザー音楽で、前衛音楽の要素が強い作品となっています。
    あめりか / Hosono Haruomi Live in US 2019

  • 細野晴臣のソロ初のライブ・アルバムで、2019年に行われたアメリカツアーのうち、LA公演のライブを収録しています。
  • 最近のアルバム「HOCHONO HOUSE」や「Vu Jà Dé」「Heavenly Music」からの選曲はもちろん、「泰安洋行」などの古いアルバムからの曲も取り上げられています。
  • 細野晴臣らしい淡々としたライブが進行しますが、ラストナンバーのYMOの曲「Absolute Ego Dance」で盛り上がりを見せて締めくくられます。
    HOCHONO HOUSE

  • 細野晴臣の50周年を記念したアルバムで、細野晴臣のファーストアルバム「HOSONO HOUSE」を新たに録音した作品です。
  • 単なる「HOSONO HOUSE」の焼き直しではなく、曲順の変更やプログラミングによる音作り、新曲のような続編曲(「僕は一寸(夏編)」)など、「HOSONO HOUSE」を知っている人も楽しめる内容となっています。


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まとめ

細野晴臣さんの全ソロ・アルバムを紹介・評価し、ランキングを行いました。

細野晴臣さんはYMOでの活動が最も有名かと思いますが、YMOにおける細野晴臣さんの楽曲は、坂本龍一さんや高橋幸宏さんの曲と比べると地味な印象を受けることがあります。

しかし、聴けば聴くほど味わい深さが増す曲が多く、ソロ・アルバムも同様に、じわじわと味わい深くなる作品が多いことを、今回改めて認識しました。

坂本龍一さんと高橋幸宏さんは2023年に死去しましたが、細野晴臣さんにはまだまだ長生きして、現役を続けてほしいと願っています。

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